2018/05/29 のログ
■テオドール > 衛兵視点。
メイドと貴族らしき人物に挟まれるような形で少女が緊張した様子で歩いているのが見えた。
何か事情がありそうだがそれをどうこうするのは衛兵の仕事ではない。
住民の安全の為、治安を守るのが勤めだ。
徐々に近づいてくる少女が、中々の美少女で更に近づいてくると服が殆ど透けて紐のような下着が見えるまでになると流石に衛兵も僅かな動揺を見せた。
何のつもりか、一瞬身構えるものの少女は普通に、普通というには大分緊張していたが、とにかく話しかけてきた。
『い、いえ!何も異常はありませんっ!』
思わず踵を揃え、背筋を伸ばしハキハキと答える衛兵。
少なからず邪な考えを抱いていて、その雑念を追い払うべく殊更勤勉に振る舞おうとしているのであった。
とはいえ、不審者がどうこうでいえば今眼の前にいる少女も不審者といえよう。
だが即刻捕らえる程の事ではないし、近くにいる貴族らしき人物も気になる。
余計なことをして不興を買いたくないという日和見を発揮してしまうのは、いくら善良な衛兵だとしても仕方のない事だろう。
そして、透けた服の美少女をつい視線で追ってしまうのも健康な男としては仕方のない事であった。
視点は変わって再びテオドールに。
「やあおかえり。
何か言われたりしなかったかい?」
威勢のいい衛兵の返事は聞こえたものの、他に何を話していたのかこの距離からでは普通は聞こえない。
見たところ何もされなかったようではあるが。
まあ最初という事であまり問題が起きそうにない相手を狙ったという面もある。
そういう相手でもミリエスがどんな反応をしたのかが見たいだけだ。
■ミリエス > じろじろと体を見られながらも自分の職務を全うしようとしている衛兵。
むしろ中途半端に考えが分かってしまうと此方は余計恥ずかしい。
下着と言っても縦筋が食い込んで形が見えてしまうし、何しろ面積も薄い。足の付け根から大事な場所ギリギリまで丸見えになっている。
その状況を思い出してしまえば顔を真っ赤に染めて…
「あ、あの、分かりました、ありがとうございました…それでは…」
もはや恥じらいを隠すことも出来ず小走り主人の下に戻っていく。
振り返れば丸出しのお尻は見えてしまうだろうが仕方が無い。
恥ずかしさで変に体が暑くなる感覚を覚えながら漸く主人の下に戻る。
「い、いえ…その、特に異常は無いそうです」
それだけしかいえなかったが、情報としては妥当だろう。
結局それ以上の情報は無い。元々ただからかうために命令されたと言うことは考えるに容易だったが…それは口にしてはいけない気がしたので必死にこらえていた。
■テオドール > 最初はこんなものであろう。
再びミナカタの先導で街を進む一行。
段々と富裕地区の端が見えてくる。
ここから先は今までより治安は何段階も落ちると思っていいだろう。
テオドールが後ろに控えているのでそう迂闊に何かしてくる輩はいないだろうが、隙きを見せればどうなるか。
「平民地区に入ったね。
結構歩いたからそろそろ疲れたんじゃないかな?」
自分でやらせておいて気遣うような言葉をかけるテオドール。
だが実際徒歩で平民地区まで来るとそれなりの距離。
体力のない少女ならそろそろ休憩が必要かもしれないが、大丈夫そうならまだ先に進むとする。
ちなみに、こうして話しながら歩いているだけでもミリエスは相当興味を引いているようですれ違う人間も僅かに足を止めてしげしげと見ていたりする。
■ミリエス > 屋敷や館、宮廷のようなものが立ち並ぶ景色はもはや無い。
平民地区に入ったのだろう、しかしそれは同時に目的地に近づいたともいえる。
「はぁ、ぅ…いえ、まだ疲れはそれほどでは…」
相変わらずそわそわしてしまっているが、体の疲れはまだ何とかなっている。と言うよりはそれ以上に一刻も早く用件を済ませたかったのもあり多少無理をしてでもと言う気持ちも有った。
緊張と羞恥心に疲れも合わさりすこし息を切らした声で返す。
平民地区でも結局通りすがりには体が見えている事が分かってしまい…ある意味富裕地区より露骨に視線が飛んできて痛かった。
「あの、早く先にすすみましょう…?」
と、そんな本音を零しながら必死についていく少女。
あとどれぐらい歩けばいいのかも分からなかった。
■テオドール > 大丈夫そうなら良かった。
何しろここまでは慣らし運転のようなもの。
本番はむしろここからだ。
「まあそう焦らないで。
折角おめかししてきたんだから、もっと皆に見てもらおうじゃないか」
しれっとそんな事を言うと、ミリエスを伴って適当な露天に。
メイドを連れている以上メイドにこういった事をやらせるのが普通なのだが、念の為人数を絞ってきたため今は二人共撮影で手が離せない。
自分で買い物をするのも嫌いな訳ではないので、そのままテオドールが買い物をする事に。
そして何かの肉の串焼きを二つ買うと、一つをミリエスに手渡した。
その間、露天の主は当然透ける服のミリエスに釘付けである。
テオドールが一緒でなければ何やかんやとちょっかいをかけられていた事だろうが、今は不躾に、じろじろとその肌を見るに留めていた。
「ふむ、こういう食事も、たまには良いものだね。
安っぽいがまずくはない」
そのまま歩きながら一口かじってみる。
味は塩味がきつくチープであるものの、十分油の乗った肉は貴族階級の舌からしてもそう不満は感じない。
ちなみに平民基準では十分美味しいと言われる部類である。
■ミリエス > 「そんな、待って!これはおめかしとは言いませ――」
これが最大限、それ以上の抵抗や言葉は出ない。
結局主人の計らいで露天を回ることに。傍から見たらこの様子はどう移るのだろうか。主人の遊びなのか、お仕置きなのか…少なくとも仲良くデート、と言う封には見えてないだろう。
そんな状況でも串焼きをひとつ受けとれば、はむりとほお張る。
この間も周囲の視線からは逃れられず、体が熱い。
「確かに…美味しいです」
正直味なんて感じられなかったが、口調を合わせる。
実際、不味くて食べられない物ならこんな状態でも不快感になろうだろう事から考えて少なくともすんなり喉を通る物だったのは分かる。
そうして…似つかわしくない食べ歩きをしながら露天を進んでいた。
■テオドール > 飲食に限らず、色々な露天を見てまわる。
その都度店主たちは好奇の視線をミリエスにぶつけるが、その種類は様々だ。
男は大抵は助平心丸出しだが、女性の場合は見ていて恥ずかしがったり嫌悪感を示したりと反応の幅が広い。
そんなこんなでいくつか冷やかしをしながらゆっくりと進んでいく一行。
「しかし、凄い人混みだ。
少し他の道も見てみようか」
露天を眺めて暫く大通りに沿って歩いてきたが、一旦横道に逸れる。
こちらは人がいない訳ではないがやはり人通りは一気に少なくなった。
店等もほとんど見当たらず、民家が大半である。
居住区という事だろう。
人気の少ないのは殆どが仕事で出払っているからか。
何にせよ、人目が減ってミリエスには有り難い事なのかもしれないがただそれだけで終わらせるつもりはない。
■ミリエス > 買い物が終わる気配は無い。
幾度と無く好奇の目で見られたり…冷たい目で見られたり。
男の人は露骨に…女の人も中にはちらちら笑っていたり。
年頃の子は恥ずかしがっていたり…正直見られている此方の方が恥ずかしいのでその反応が一番辛かった。
それでも何も言われないのは本当に最低限衣類があるからだろう。
ほぼ裸で歩いている時よりは露骨な反応もされず、体も最低限隠れている。それに比べればマシな状況と考えて自分をごまかしていた。
「え? あ、はい、ありがとうございます」
呆気に取られた、このまま大通りを歩かされると思っていた所に思わぬ提案。
横道にそれてしまえば民家はあるものの人通りは少なくなり…少しほっとしていた。
出来ればこのまま目的地までついてほしい…なんて甘い考えもまだ脳裏によぎっていた。
■テオドール > 大通りと比べると随分人は減った。
だが時折すれ違う人がいれば、やはり何も言わずともじろじろと視線がミリエスに突き刺さる。
そんな中、なるべく人が少ない方へと向かっていく一行。
そうしていくと、一旦周りから人の姿は見えなくなり一行の四人だけとなる。
気配が全くしない訳ではないので、通路や建物の死角には普通に人がいるのだろうが。
「この辺りならよさそうだね。
それじゃあミリエス、ここで裾をたくし上げるんだ。
可愛らしいパンツがよく見えるようにね」
笑顔でそんな命令を下す。
通行人こそいないが、当然テオドールとメイド二人はじっと見ている。
■ミリエス > 民家や空き地が立ち並ぶ通りを歩き続ける。
すれ違う人の視線は相変わらず痛いが、それでも大通りよりは幾分余裕が出来た。
そして…更に人通りが少ない方へ進む、これはこれで目的地が遠のいているのではないかと少し不安になっていた矢先次の支持が飛んでくる。
「――えっ? ここで、ですか…?」
流石に驚いた、人の気配は今の所しない…気がするがどこにいてもおかしくは無い。そんな状況でたくし上げるのは戸惑いを隠せなかった。
「うぅ、そんな…此処で…」
そんな言葉を混ぜつつも、ワンピースのスカート部分を両手で摘んで…ゆっくりと持ち上げる。
するり…ハイソックスで覆われた膝から…白い太腿。
足の付け根…更に持ち上げれば小さい布がはっきり映し出される。
その布の中央にはぴっちりと割れ目の形が映し出されいる。
「あふ、ぅ…これ、で、良いですか?」
感覚が麻痺していたが…そもそも主人とメイド2人が見ているだけでもこの格好は恥ずかしいという事改めて気付かされる。
そのまま目を閉じて何も見ない様にしながらも真っ赤な顔を俯けて許しが出るまで震える体で堪えている。
本人にその意思は無くともその少女の姿は加虐心を刺激するには十分だったかもしれない。
■テオドール > 「偉いね、そんなに恥ずかしがってるのにちゃんと出来てる」
恥ずかしがりながらもミリエスがワンピースの裾をたくしあげている。
腿まではハイソックスで隠れているが、股間は小さなショーツでギリギリ隠れているだけというアンバランスさ。
容姿も相まって中々そそる光景である。
だがここで手を緩める事無く、新たな命令。
「それじゃあそのままあっちの曲がり角まで進んでみよう。
曲がり角についたら下ろしてもいいから、行っておいで。
ただし、走らずゆっくり歩くようにね?」
距離にしてここら20メートル程度か。
単純な移動距離なら別段長くもない。
ゆっくりと歩いたところで大した時間ではないだろう。
そして今回メイドの先導はない。
二人共テオドールの側に控えて、各々に持たされた道具で撮影しながらミリエスを見守っている。
そしてメイド二人の様子はといえば、ユリアンは平素通り、堂々としている。
対して黒髪のミナカタは少し様子が違う。
少し顔が赤く、そわそわとしてしているようにも見える。
とはいえその異常もそれほど目立つものではない。
隣にいる主人、テオドールにはばれているが通りすがりの誰かが見ても気にも留めない程度の変化だ。
■ミリエス > 「はぁ、はぁ…だって、ちゃんとやらないと…」
小声の言葉、さすがに疲れと緊張で息が上がっていた。
下手に裾を下ろせば余計に恥ずかしい目に逢うと思い腰付近…お臍が見えてしまうほど上げてしまった。
お腹から下は丸出しのまま震えた手で許しを待っている少女、しかし…その命令は残酷なもので。
「このまま? 待って、そんな…もし人が来たら!」
抵抗しても主人は聞く耳を持たない、最初から分かっていたのだがやっぱりこうなってしまうとまた瞳が潤む。
「…それでは、行って参ります」
覚悟、と言うよりは半ば諦めもあった。
こうなってしまえば人が来ないのを祈るしかないと自分に言い聞かせゆっくりと歩き出す。
1歩…また1歩と歩みを進めれば、お腹やお尻、普段当たらない場所を風が撫でて来る。
目を瞑って誤魔化す事も出来ず、周囲をそわそわ見渡しながら曲がり角に近づいていた。
…が、その時曲がり角の先から物音が聞こえ反射的に手を下ろしてしまった。
一人で行動し、強制されていない時の意志は簡単に折れてしまうもので。慌てて裾を持ち上げなおそうとしたが、その姿は主人にもメイドにもはっきり見られてしまっただろうか。
■テオドール > 丸出しのお尻をこちらに見せながら、ゆっくりと進んでいくミリエス。
一歩一歩進んでいき、もうすぐ曲がり角へ、という時にあろうことか手をおろしてしまっていた。
人が来るかも知れないという恐怖に耐えきれなかったのだろう。
だが何であれ、残念ながら命令違反である。
途中から裾を上げたところでそれは揺るぎない。
ミリエスの後を追い、傍らに立つテオドール。
「残念だよミリエス。
これは不本意ながらペナルティが必要だね」
大仰に嘆くような仕草をしてみせるが、事態を楽しんでいるという気配を隠す気はない。
一旦スカートも下ろさせ、ミリエスとメイドを伴って再び大通りへと出ていく。
そしてまた適当なジュース露天に目をつけると、今度はミリエスに小銭入れを差し出し。
「今度はミリエスにおつかいを頼むよ。
あそこの露天から四人分の飲み物を買ってくるんだ。
ただし、ワンピースはここで脱いで置いていってもらうからね」
日中の大通り、当然人は多い。
透けているような服とはいえ、それを大勢に見られながら脱衣するというのはどんな気分であろうか。
メイド二人も、撮影道具を構えてミリエスを見つめている。
■ミリエス > 「――あっ」
と思わず声が出た、しかしそれはもう遅かった。
命令違反をしてしまった、少し堪えれば良かったと後悔の念に苛まれるが…やはりバレてしまっていた。
「ごめんなさい、次はちゃんとやりますから…」
なんて通用しなかった。
主人はの表情はどこと無く楽しげで、それが自分自身に取って良い事ではないのは明白。それでも命令を聞けなかった手前これ以上の口答えも出来なかった。
そのまま大通りに後戻り、あの時ちゃんとやっていればまた変わったのだろうが…周囲の視線がまた辛くなってきた。
しかし、命令はそれだけではなく…
「な、こ、ここで!? だって人がこんなに…」
命令無視の代償は思った以上に重く付いたようで、これを従わなければもうどうなるか分からない。石を返してもらえなくなってしまう事も考えてしまう。そうなれば選択肢は一つしかなく…
「あ、うぐっ、ひ、ぅ…あの、見ないで…お願いだから…」
小声でむせび泣くような声、しかしそのワンピースをゆっくりと脱いでいく。
日光が直接肌に触れ、ピリピリと熱い。流石にこの行為に周囲は驚きや侮蔑、好奇の意思を隠せないようで皆が立ち止まる。
「あ、いやぁ…見ないで、こんなの…」
ワンピースを脱いでしまえばつるりとした小ぶりで可愛らしいお尻も丸出し。
胸はスカーフで隠れてるもののそれは下着もなく、下半身にいたっては下着ではあるものの、形が見えてしまう程狭く、食い込んでしまっている。
『ねぇ、何あれ?』『見ちゃ駄目よ』
なんて前も聞いた言葉に
『あの年で何してるの?』『まだ若いじゃないの…』『可哀想に…やらされてるのかしら』
なんて軽蔑と同情が混ざる女の人の声。
可哀想でも助けがあるわけでもなくただ見てるだけ。
結局自分一人恥ずかしい格好に顔が先ほどに比べても耳の先まで赤くなり…お金を貰う。
「ご、ごめんなさい、見ないでください…どいて…ください」
そのまま小走りで売店まで走る。
しかし小走りをすればスカーフに結びつけた糸や下着がズレてしまいそうになり何度も直す。
お尻を隠そうとしても紐が気になり結局ぷりぷりと丸出しで走っているのが分かってしまうと更に声が聞こえたり…主人やメイドさんにもその姿ははっきり分かってしまうだろう。
…漸く露天につけば、飲み物を買おうと必死に小銭を出している姿まで見えるだろうか。
■テオドール > 脱ぎ捨てられたワンピースをミナカタが回収する。
その間撮影も続けているが、少し顔が赤い。
ミリエスの痴態を見て興奮しているのだろう。
公衆の面前で半裸になり、視線に晒されながら露天へと駆けていくがずれてしまうのが気になるのか足は遅い。
無駄に時間をかけてようやく露天に到着してもまた手間取っているのがここからでも分かる。
その露天の店主は20歳前後とおぼしき女性で、テオドール評だと地味ながらまずまず整った顔立ち。
ただし、その評定は嫌悪と侮蔑に彩られている。
半裸でやってきたミリエスを、追い払いはしないものの露骨に苛立った目で見ていた。
買うなら買うで早くして、と口には出さないものの態度に出ている。
■ミリエス > 「ごめんなさい、こんな格好で…その、それじゃあ、これ…」
何故自分が謝らないといけないのか、そんな事を考え出したら悔しさと劣等感で抑えられなくなりそうで必死に終らせる事だけに集中していた。
やはりそれでも同姓に露骨に軽蔑されるのは惨めで…しかも自分だけが体を見られている。完全に立場が下になっているのは恥かしいだけじゃなく悔しさもあった。
じっとしていられずお金を出してるときも自然にもじもじと内股に動かしていれば腰が揺れ…お尻が小さく震えているのも見て取れる。
買い物が終わるまで睨み付けられながら…必死で飲み物を受け取り。
「ごめんなさい、ありがとう、ございました…」
もう一度謝罪とお礼。
そのまま再び小走りで主人の元に帰れば飲み物を主人とメイドに私、自らのものは地面に一度置く。
「あ、これで…良いですよね? これ以上、何も無いですよね…?」
解けそうな上下の紐を再び整えながら…訴えにも見える疑問を投げかけた。
■テオドール > 往復でたっぷりと肌を晒しながら、ミリエスが戻ってくる。
ちゃんとお使いは出来たらしい。
しかし服はまだ預かったまま。
少しでも大事なところを隠そうと、必死で紐を整えているのは滑稽でもあり微笑ましくもある。
「ご苦労さま。
お使いはちゃんと出来たみたいだね。
それじゃあ休憩できそうな場所を探そうか」
メイド二人の分の飲み物はテオドールが預かり、ミリエスもその格好のまま歩き出す一行。
露天や飲食店が並ぶ通りを抜けていく。
ミリエスは少し遠ざけ、今はテオドールが皆を先導している。
ミリエスのために気を使ってペースを落とすような事もなく、自分の歩幅で進んでいく。
道中、ミリエスへの反応は更に露骨になっていっていた。
侮蔑や嘲笑、時には小さな悲鳴すらも聞こえる。
下品そうな男が声をかけてくる事もあった。
それらをテオドール達は助け舟を出す事もなく、メイド二人はその様子をそれぞれ撮影し主人は休憩場所を探して歩いている。
「うーん、あそこなんかがいいんじゃないかな?
それじゃあ次のお使いだよ。
あそこで四人分、休憩の部屋を借りておいで」
そうして恥辱の行進を強要しながら、宿や酒場の多い区画に出たようだ。
そこでテオドールが指さしているのは休憩所、連れ込み宿とも呼ばれる施設である。
本当にただ休憩する事も可能だが、実際の用途は偏っているだろう。
再びミリエスにお金を渡し、少し離れたところでテオドール達は待っていた。
ミリエスが部屋を借りて、中に入ったら少し遅れてついていくという手はずである。
■ミリエス > 「休憩…? その、目的地はまだ…?」
服はさり気無く預かられ、それに関して何かを言っても無駄だろう。
せめて目的地に…と思ったがとことんまで辱めるのか、休憩するための場所を探す始末。
それでも付いていくしかない…主人の言う通りに付いていけば今度は少し早かった。
「待ってください、これ…解けちゃいそうなんです」
しかしあまり早く歩けない理由を伝えれば、更に引き離すようになっていく。
「あ、ぁ…待って…」
その滑稽であり可愛らしくも、可哀想にも見える姿。
周囲の悲鳴はさらに大きく…嘲笑に混ざって同情と侮蔑。
いろんな感情が飛び交う中を一人歩いていた。
元々ブラジャーの用途をしていないスカーフのに取り付けた紐はすでに緩んでおり…下着の方もわざとなのかたまたまなのか。結び目が緩み始めていたのをただ抑えることしか出来ない。
そうなればお尻は常に丸出しで…品の無い男性の声。
『お譲ちゃん可愛いお尻してるねー』『もういっそ服脱いじまえよ』
なんて言いたい放題言われてしまう。
そんな中でも触られることは無かったのが救いか…漸く主人に追いつけば。
「また…私一人…?」
どうやら今回使いっ走りはすべて自分に押し付けられるようで…もう頷くしかなかった。
「行って、参ります…」
再び小走り、いつ解けるか分からない紐を押さえ宿に向かっていった。
■テオドール > 連れ込み宿の中、カウンターに顔が半ば隠れた受付が座っている。
施設の用途が用途だけにお互いあまり顔が見えない方が気軽に使えていいだろうという構造だ。
とはいえ最低限言葉は交わさないといけないし、受付からミリエスの体はしっかりと見えてしまっている。
痴女かご主人様の命令か、場所が場所だけに色んな客がいるがこの少女は果たして……。
詮索するつもりではないがつい色々と想像してしまうのは仕方のない事だろう。
「……時間と、人数は?」
そこそこ歳の行った男の声だが、顔は殆ど見えずぼそぼそ喋りなので詳しくは分析は出来ない。
一応料金表がカウンターの横に置いてあり、それによると時間は30分刻みで延長をする場合は少し割高になる。
他には予定より早くチェックアウトしても払い戻しなどはないと、料金に関する注意書きがいくつか書いてある。
とはいえ、今は料金はあまり関係がない。
ミリエスに預けられた財布はたっぷりと余裕がある。
今彼女にとっての問題は、休憩時間の方であろう。
テオドールは具体的な時間は指定していなかったから、判断は彼女に委ねられている。
彼女が早く目的地に到着し、この行進を終わらせたいというのであれば最短に。
人目をさけて休憩を望むのなら長めに時間をとってもいい。
もちろん他の意図を持って選択しても構わないのだ。
■ミリエス > 「人数は4人で…時間は、その…」
悩んでいた、時間を指定されていないのは試されているのか。
それとも好きにして良いのか…仮に長い時間を選んだとしても主人の財力なら平気で適当な時間で出発なんてことも考えられる。
もちろんそれを考えても意味は無い…なら。
「これで」
1時間分のお金を出した、長くもなく短くも無い、ある意味らしいと言う時間だった。
ジロジロ視線は痛いが、やはりこういうお店の店主。たまにこういう怪しい客がいるのか詮索することも無く言葉を交わしてくれたのはある意味救いでもあった。
こうして時間も指定して…落ち着く時間と、衣服を直す時間諸々を最低限だけとることにしたのだった。
「お待たせしました…とりあえず1時間で取らせていただきました。」
恥らうよりは、室内で落ち着ける方が大きかったのか、
相変わらず滑稽な走りだが少し落ち着いた表情で主人に報告していく。
■テオドール > 律儀に報告に戻ってくるミリエスを苦笑気味に出迎える。
「ご苦労さま。
でも先に入って待ち合わせておいても良かったのに」
こういう店は逢引にも使われる都合上、受付に頼めば待ち合わせも出来るはずだ。
一緒に入ると都合が悪いという人物も中にはいる。
「まあ僕としては何も問題はないけれど。
それじゃあ、行こうか」
半裸のミリエスと二人のメイドを引き連れ、連れ込み宿の扉をくぐる。
露骨に注目する者は少ないが、建物の都合上ここに一緒に入っていった人物がどんな想像をされるのかは、それこそ簡単に想像出来るだろう。
この一団の入店を見ていた者たちは、具体的な内容の差異はあれどその殆どが他の3人にミリエスが辱められる痴態を想像していたに違いない。
その事にミリエスが思い至るか否か、テオドールとしてはどちらでも構わない。
なにはともあれ四人で部屋に案内される。
造りは見たところ簡素だが、四人用だからかそれなりに広い。
ベッドは大きなものが一つあるだけだがこの全員で寝転がっても十分な余裕がある。
「さて、まずは休憩といこうか。
特にユリアン、重たい機材を担いでいて疲れたろう?
おいで」
ドリンクは一旦テーブルに置き、メイドの片割れを呼びつけると着衣のままベッドにもつれこむ。
抱きしめて胸に頭を埋めさせ、顔を上げれば頬や唇に軽く口づけていく。
ミナカタはそんな主従の様子を横目で見ながら、椅子に座りドリンクに口をつけていた。
■ミリエス > 流石に一人で入る勇気も無かった、と言うのが本音でもあった。
こんな状態でも主人がいるかどうかで全然話が変わってしまう。
だからこそ、恥を忍んで報告したのだった。
「はい、お願いします…」
出来るだけほかの事は考えない、休憩を目的として入っている以外の何ものでも無いと…言い聞かせていた。
といってもこの格好ではどれだけの人が誤解をしたかは分からなかった。
改めてお部屋に入れば、休憩室には大きなベットにテーブル。
4人で休憩するには十分なサイズだった。
飲み物を置いてしまえば…ちょんと座る。
これだけでも大分違う、ある意味1時間は正解だったかもしれない。体力と精神力を落ち着けるには十分な時間で…衣類も治せる、なんて考えていたが…そんな少女を尻目に主人はメイドの片割れと艶事…とまでは行かないがスキンシップにしては過激すぎる行為をしていた。
「あ、ぅ…あんな事何時もしてるんですか…」
なんて独り言か、そばで座っているメイドにかろうじて聞こえるような声をぼそぼそ。
自分が恥かしい目に逢うのも嫌だが…あれを傍で見るのもちょっと堪えてしまう程初心だった。
■テオドール > 『ま、まあ、暇があればね』
今まで直接ミリエスと会話する事は避けていたミナカタが、ミリエスに答える。
一応休憩中だし、主人も相方もあんな感じではいくらか気も抜けるというもの。
そして答えた声は、ハイティーン辺りの女性にしては少々低めで中性的。
『裸で出歩けるのに、あんまり慣れてないみたいだね、ああいうの』
少し距離をつめて今度はミナカタからミリエスに話しかける。
主人たちは相変わらずスキンシップ中で、時折敏感なところを突かれるのかユリアンが甘い声を上げたりしている。
そんな主人たちの様子を見ながら、ミナカタも少し顔が赤い。
ミリエスの痴態と二人の様子に少しあてられているようだ。
■ミリエス > 「はぁ…」
ため息をひとつ。先ほどまでに比べ冷静になってれば、目の前の少女とも少し会話できるようになっていた。
初めて声を聞ければ、完全に一人ぼっちのような辛さからは多少開放された。
「わ、私だって本当はこんな格好嫌、だけど…少なくとも石が帰ってくるまで言うことを聞かないと…いけないから。」
痛い所を突かれるが、それも素直に答えていく。
この少女も…多少は慣れているだろうが本質的には変わらないかもしれない、なんて想像をしていた。
「でも、これ以上は無いよね…? もうご主人様だって、これ以上意地悪なんて…」
不意に不安になり本音が漏れてしまえば、それと同時にきゅっと下着とスカーフを抑えるような本能的な動作をして会話をしていた。
■テオドール > 『そこまでする程大事なものなの?
あの石って……』
一応説明は聞いていたが、いまいちピンときていないミナカタ。
ミナカタから見たところミリエスの感性は一般的な少女といって差し支えない程度で、むしろ羞恥心は高そうにも見える。
まあそれが好きとか興奮する、という輩も少なからずいるが。
だがミリエスがそうでもないのなら、裸のような格好で引き回されるのは相当な苦行なのではないだろうか。
答えの出ない疑問を抱きながら、ベッドの上で絡み合う二人は声がしなくなっていた。
というのも、スキンシップというより既にディープキスになっている。
ベッドの上で情熱的にお互いの舌を求め、テオドールが満足したところでようやく口を離した。
「折角の休憩だし、ミナカタも楽しもう。
いつもの、好きなヤツ、やってあげるよ?」
そう言うとテオドールはベッドの上でスーツを脱ぎ、シャツの胸をはだける。
ブラに包まれた柔らかそうな胸がぷるんとまろび出て、更にそのブラも外してしまう。
すると形の良い乳房があらわれた。
それを見て、頬を赤く染めながら誘われていくミナカタ。
ベッドに腰掛ける主人に抱きとめられると、抱きつきながら乳首をちゅっちゅとしゃぶりだす。
その頭を優しくなでていくテオドール。
「ふふふ、ミナカタも頑張ってくれたからね、ご褒美だよ。
君は赤ちゃんになって甘えるのが好きだったよね?」
ユリアンは既に承知だが、ミリエスの前で自分の趣味を暴露されてしまうミナカタ。
とはいえ既にこんな状態では暴露されるまでもなく察してしまうだろうが。
■ミリエス > 「そうね、少なくとも。あの石が戻ってくるまでは、多分私はご主人様の言いなり…かな」
少し砕けた口調、しかし言ってることはおかしい。
唐突に来た少女がそんな大事な石を預けた上に、返してもらうまで好きでもない事やらされてる…と、そんな風に見えてしまうだろう。
全く支離滅裂であるのは、話をしている本人でさえ分かっていた。
異常な状況で少し体が熱くなったりはしていたが、恥かしいから興奮してしまう。
とまではならない様で…返ってそれが辛かった。
いっそ堕ちてしまえば楽なのだけど…理性がそれを食い止める。
これも…石に封印された性格のせいなのかも知れないが、
直接体を刺激したりしない限り羞恥心を興奮が上回る事は無いかもしれない。
そんな事思っていればもう一人の少女が呼ばれる。
そして…
「あ、ぁ…」
目の前で脱いでいく主人。
そして…ぷるんと、女性の体、胸しっかり見えてしまえば思わず目をそらす。
しかしそれも束の間…その主人の胸をしゃぶりながら顔を真っ赤にしている少女。先ほどまで会話していた少女だった。
「あ、わ…あ、あ…」
声が出ない、と言うのはこの事であろう。
長い間調教されたわけでもない、突然放り込まれた少女がいきなりこの光景を目にしたら…悲鳴も上がらない。
その少女が赤ん坊のように甘える姿を直視することも出来ず…俯いて顔を真っ赤にしていた。
■テオドール > ミリエスに見られているのは分かっているが、夢中で主人の胸をしゃぶるミナカタ。
頭を撫でられながら、柔らかさに包まれて乳首をしゃぶっていると頭がぼうっとしてきて何も考えられなくなってしまう。
今はただ、存分に甘えたい。
それだけになってしまう。
『ねぇ~、テオさまぁ、私もアレ、やってほしいなぁ♪』
ベッドに身を起こしたユリアンが媚びた声と仕草でテオドールによりかかる。
テオドールはその頭を軽くなでて。
「んっ……、それなら、ミナカタも一緒にしてあげようか」
胸をしゃぶり、甘えているミナカタを一旦引き剥がす。
あまりやりすぎると本格的に幼児退行を起こして使い物にならなくなるので、可愛そうだが今はここまで。
まだ屋敷の中でならいいのだが、この後もまだ仕事は控えているのだ。
名残惜しそうにしながらもハマりすぎるとまずい事は理性で理解しているのか、主人から一旦離れるミナカタ。
テオドールも着衣を整える。
『ああ、うん……。
でも、ミリエスの前だけど、大丈夫かな……』
これからの事に期待をしながらも、ちらりと気遣うようにミリエス見やるミナカタ。
流石にウブそうな彼女には刺激が強すぎる気がする。
だが主人と相方は気にせず、というよりもわざと見せつける気でいて。
「ほら、二人とも準備して」
『はーい♪』
『わ、分かりました』
ベッドに腰掛けるテオドール。
そしてその横にそれぞれメイド二人が立ち、スカートの中のショーツを脱ぐと今度はスカートを二人揃ってたくし上げた。
その股間にはどちらも、健康な男子の男性器がぶら下がっているのであった。
当然、ミリエスにもそれは丸見え。
テオドールはそれを躊躇なく手に持つと、肉棒や陰嚢を軽く愛撫している。
「ふふふ、驚いたかい?
メイドだからって勘違いしていたかもしれないけど、二人とも男の子だよ」
二人の男性器を愛撫しながら、イタズラっぽくミリエス微笑むテオドール。
■ミリエス > 目の前で起きてる光景は…理解できなかった。
と言っても二人から見ても此方の行動が理解できないだろう。ある意味お相子様かも知れない。
今更軽蔑なんて事も無いが、少し頭を整理するための時間がほしかった。
そんな状況を目の当たりにしながら…どんどん進んでいく3人のやりとり。
一人の少女はベットの上で甘い声をあげ…もう片方の少女は胸にしゃぶりつき本当の幼児の用に振舞っていた。
そうして、一通りの前戯と言うべきか、激しすぎるスキンシップが一段楽するまでには最早自分の事ではないからと、切り替えようとしていた。
――しかし
一斉にショーツを脱ぎ…スカートを捲くった二人。
その姿を見た少女は折角取り戻した落ち着きがまた吹っ飛んでしまった。
「――#>$%>!!?」
さっきは声が出ない状態ならば今度は自分でも信じられないトーンで謎の言語が思わず飛び出てしまう。
恐らく今日一番であろう衝撃を受け、二つの男性器から思わず目を逸らす。これはいくら自分じゃなくてもやはり直視することは出来なかった。
「ままま、え? あのこれ、そのあ…ぅ?お、男、だったんですか?」
今までメイドだからと言う理由で女性だと思い込んでいた。
だからこそ声のトーンも、重い荷物を持たされていても全く疑いもしなかったのだが…言われてみれば。である
「あの、ああ、う、わ、分かりましたから、だだ、大丈夫ですから! あぅ…ぅー…」
椅子を後ろに向けて見ない様にしながら会話をする。
今まで女性だと思って人達に着付けをして貰ったり、間近で全裸姿を見られていたり…そんな所まで考えが巡ったりすれば最早どう反応すれば良いかも分からず、最後には色んな感情の篭ったうなり声を上げていた。
■テオドール > 「いいから、こっちを向きなよ。
一人ぐらいギャラリーがいた方が二人も興奮するだろうしね」
顔を背けるミリエスに対し、こちらを向くように命令を下す。
メイド二人の男根はここまでの愛撫で既に勃起状態。
年齢や体格から見て、どちらも標準的な範囲から大きく逸脱はしていない、つまり普通サイズだ。
それをそれぞれの手で掴むテオドール。
そして顔を寄せると、同時に口の中に含んだ。
主人によるメイドへのフェラチオという倒錯的なプレイ。
それも二人同時にだ。
口の中で二人の肉棒をこすり合わせながら、じゅぷじゅぷと音を立ててしゃぶっている。
殊更音を立てるのはわざとで、ミリエスに聞かせる目的もあった。
「んっんっんっふっんっ……」
くぐもった声を漏らすテオドール。
その声と、肉棒をしゃぶる水音が部屋の中に響く。
主人にしゃぶられているメイド二人は、それぞれ恍惚の表情をしていた。
■ミリエス > 「あぁ、ぅ…ぁ…」
唸り声のようなものを上げながらも、主人の命令は絶対。
そのまま顔を向ける。
メイド二人の一物が目に入ればまた目を覆いたくなる。
このリアクションは…どう見ても演技にはもう見えないだろう。
この交じり合いは男女…と言うべきなのか。
主人は主人で女の人の胸はしているが…体つきは男性でありもはや色々信じられない状態だった。
そして…2本の肉の棒がそれぞれはさむ様に口に入れば…やらしい音が聞こえる。
今は自分の格好以上に…目の前の3人のプレイを見せられる事がどうすることも出来ない感情を生んでいた。
その行為を見せられる事の恥しさもあれば…男の人に自分の着衣や色んな事を頼んでしまった悔しさ。
しかしそんな感情よりも衝撃ばかりが最初に出てきてしまい、ただただ呻き声を上げ目を泳がせながら見ているしかなかった。
■テオドール > それぞれの大きさはそれほどではなくても、同時に含めば圧迫されて顔を歪める。
お世辞にも美しいとはいえない顔をミリエスに見せつけながら、口の中で激しく二人を責め立てていく。
緩急をコントロールして時には二人同時に、時には交互に喘がせる。
お互いに何度も体を重ねたから出来る芸当だ。
メイド達の快感をコントロールしながら、同時射精へと導いていく。
「んっんっぶじゅっ、じゅるるっ、ぶじゅじゅじゅじゅっ……」
口の中で二人の亀頭は押し付け合わせられ、吸い上げられる。
そして同時に主人の口の中へ射精。
押し付けあった亀頭から、互いの射精の瞬間も感じ取りながら残さず精液を主人の口へ吐き出していく。
メイドの精液を受けながら、すぐには飲み込まないテオドール。
二人分の全てを口に含み、こぼさないようにしながら二人の肉棒を引き抜くとミリエスにも見えるように口に溜まった精液を見せつける。
■ミリエス > 玉や棒を刺激して…2つの竿が棒がピクピクと動いたりゆれたりする度に小さく悲鳴を上げる少女。
しかし、最早そんなのお構いなしに自分から快楽に溺れて行く二人のメイド。
こうして声を聞いていればやはり男の子で…その喘ぎ声が嫌でも耳に入ればなんとも言えない感情。
それでもしっかり見ていなければいけない為にどうする事も出来ず…やがてその剃り立った2本の熱い棒に挟まった顔…そして、左右のメイドは最早耐え切れなかったのか絶頂を迎えていく。
「え、ぁ…ぅぁ…」
更に口の中まで見せられれば。それは白く濁り、粘り気のある液体がはっきり見える。
いくら覚悟していても、年頃の少女。こんなものを見せ付けられれば流石に口を押さえ…嗚咽とまでは行かないもの不快感を覚えてしまう。
「う、え…」
結局、目を見開いたまままともな言葉を発することも無い。
これを延々と見せられたり、まして一緒に混ざれと言われるなら自分だけが恥しい思いをしたほうがまだ楽何じゃないかと思うほどだった。
■テオドール > 散々見せつけた後ようやく精液を飲み込む。
調子に乗っていつものようにしてしまったが、ミリエスには少し刺激が強すぎたかもしれない。
何にせよまだ先はある事だし、実際の休憩も必要だ。
一度射精してメイド二人もすっきりしただろうし見せつけるのはここまで。
「んっ、くっ……。
ふぅ……。
ふふふ、刺激が強すぎて言葉もないってところかな?
でも二人とも、ミリエスの裸を見てむらむらしていたんだからちょっとは君の責任なんだからね?」
とんでもない理論で責任を被せていくが、実際少なからず影響はあっただろう。
まあやらせているのはテオドールなのだが、それというのもやはり得体が知れなすぎるミリエスが悪いという事で。
「まだ時間はあるし、体を休めておこうか。
君たちも楽にしてていいよ、ミリエスと何か話しがあるかもしれないしね」
口の中にこびりついた精液を洗い流すように、ジュースに口をつけるテオドール。
メイド二人も思い思いにくつろぎはじめた。
■ミリエス > 刺激が強すぎた、と言うのも間違いではない。
しかし、もし一緒に混ざれと言われたときの不安もあった。
今はその様子も無いし、二人とも射精も終え何時も通り…というよりかは少し疲れた感じだった。
「だ、だってその、男の人だとは思ってなくて…。私、二人の前で素っ裸にまでなってるのに…」
だからこそ興奮してしまったのだろうが…理解は出来ても納得が出来ないと言う状況にそれ以上言葉を返せない。
「…この着付けも直してもらおうと思ってたのに…」
今にも解けそうな紐を庇う様にしながらぼそっとつぶやいていた。
どの道、長くは持ちそうに無かったが自分で何とかすることにした。
「お話ってもう、私からはそんな…」
大分フランクな口調になってしまうのは…アレを見せられてどう言う人なのかが分かってしまった事もあるだろうか。
そのまま自らも飲み物を口に含み…残った時間は体を休めようと座っていた。
■テオドール > 男だと分かっただけでそうも対応が変わるとは。
一応理解はできるがあまり共感のないテオドール。
「全く、そういう事は気にせず頼んだ方がいいと思うのだけどね」
立ち上がり、自らミリエスの紐に手をかけると改めてしっかりと結び目を直してあげる。
まともな服は寄越さないくせにそういうところには気を遣うのが色々とちぐはぐではある。
「ところで、これから外に出る訳だけど大丈夫かな?
ワンピースはペナルティで没収のままだけれど、条件付きで返してあげてもいいよ?」
テオドールからの誘い。
また悪戯っぽい笑み。
ミリエスにとってはあまり歓迎出来る条件ではないかもしれないが、一応それを提示する。
「条件といっても交換だね。
今胸に巻いているそのスカーフとワンピースの交換。
ただし、ワンピースは許しが出るまでたくし上げて使う事。
まあ好きな方を選ぶといいよ」
許しが出るまでとはいったが、それが確実に出る保証は全くない。
それを踏まえた上でミリエスはどう選ぶだろうか。
■ミリエス > 「気にしないなんて事が出来たらもうしてますっ!」
やはり空気的に少しだけフランクになっていた。
そして…主人に結び目を直して貰えばそろそろ時間になるようで…
「…え?」
しかしワンピースは着た所で透けてしまう。
胸を丸出しにしてしまうぐらいならまだ下着の方がマシだろうか。
しかし…スカーフも下着も結び直して貰ったとはいえまた解けない保証も無い。最悪屋外で脱げてしまう…なんて事もあるかもしれない。
ほぼ確実に胸が見えてしまうワンピースか。
もしくは今は守れているがもし悪い方に想定した事が起きればすっぽんぽんになってしまうかもしれないスカーフか…。
「このままで良いです…」
悪い方に考えないように、少なくとも今は確実に胸も守れるほうにする事にした。
■テオドール > 「その格好で外に出る、という訳だね?
まあそれを選ぶというのなら」
本当にギリギリ、辛うじて大事なところだけ隠せている状態で現状維持というのもそう悪い選択ではないかもしれない。
どっちにしろ自分で選んだ格好だという認識をミリエスに与えられればいいのだ。
「さて、それじゃあ時間のようだ。
もう行くとしようか」
皆それなりに体を休める事が出来ただろう。
メイド達も各々の荷物を手に取り退出の準備を済ませた。
ミナカタを先頭にして皆で部屋を出る。
テオドールの隣にはミリエス。
「そんな格好でこんなところを出るところを見られたら、一体どう思われるだろうね?
ふふふ……」
宿を出る直前、耳元でわざわざそんな事を囁く。
そして自分自身は何の躊躇いもなく宿を出て、一行は鍛冶などの生産施設が集中する工業地区の方へと向かっていく事に。
この時間帯だと慌ただしく仕事をしている頃だろうか。
仕事が早く片付いたのなら仕事帰りの者もそろそろいるかもしれない。
そしてその辺りの時間は酒場も本格的に店を開く頃合い。
そうなると、相当な賑わいを見せていることだろう。
■ミリエス > 「はい…」
外に出るのは憂鬱だが…結局2つに1つならしっかり隠れてる方を選んだだけだった。
そうして、体を休めることは出来たが精神的にはかえって疲れてしまったかも知れない。
それでも…ただ歩くだけなら考えることも無い。むしろ思考回路が鈍くなってしまう方が好都合とさえ思っていた。
しかし、そんな矢先主人からの言葉。嫌でも意識してしまう。
「どうって…そんなの、私には分かりません、から…」
そのまま再びお尻も丸出しの恥しい格好で外に出る。
完全に意識しないのは不可能で…周囲の人のざわつく声に。
間近で二人のメイドに見られている事まで加わるとやはり冷静ではいられずもじもじと付いていく事に。
だんだん日も落ちてくれば人が少なくなると思ったが…そんな事も無くまた悲鳴や好奇の声に顔を俯け付いて行っていた。
■テオドール > 既に日は傾き始め、景色が徐々に赤らんでいく。
辺りの酒場はそろそろ本格的に人が入ってくる頃だろう。
賑わいを見せる通りは、仕事帰りを狙った様々な客引きも出始めている。
その中には娼婦も含まれているもので、酒の入った男たちがしばしばミリエスに絡んでくるのはそういった者達と勘違いしているからだろう。
この状況でこんな格好は、実際そう捉えた方が自然である。
絡み方があんまり悪質なものはメイドやテオドールが追い払うが、つきまとって声をかけてくる程度ならあえて見逃している。
「さっきから随分人気だねミリエス。
今の男で声をかけてきたのは何人目だったかな」
しつこく値段交渉をしようとしていた中年の男が諦めて退散していくのを、止めずに眺めていたテオドール。
その姿が消えてから、一応ミリエスに声をかける。
■ミリエス > 『お譲ちゃん、幾ら?』
そんな唐突な言葉や、後ろから『そんな格好で、始める前から誘ってんじゃねぇ』なんて、笑いながら罵倒してきたり…
丸出しのお尻の感想を言うような人も出てくる。
「いえ、違うんです…これは」
必死に自分はそういうのじゃないと言い張るもこんな格好では説得力皆無。
本当に襲われてしまうことは無いにしても…何人にもじろじろ見られたり声を掛けられてたり…その都度首を横に振って目を潤ませて拒否していた。
流石に泣きそうになる少女を見たらそれ以上、人目に付くこの場所で堂々と襲ってくるものもいなかった。
「6人目…ですか…もう、その、そろそろ許してくれませんか…?もう、目的地まで一直線に行ってくれるなら…多少の辱めは受けますから…」
そんな弱気な希望。ただそれは希望だけじゃなく…少しの妥協案。
と言っても、すでに辱めは受けてるし…これ以上恥しい格好は嫌だったけど…もう目的地もすぐそこだろうと思い切り出した言葉だった。
■テオドール > 「目的地にねえ……。
まあそう言うのなら、ここでスカーフとショーツを脱ぐのならそうしてあげようか」
思案する素振りを見せながら、そんな交換条件を出してくる。
自分で辱めは受けると言った以上、このぐらいの条件は飲んでもらっていいだろう。
「確かに、ここからならもうすぐかな。
条件が飲めないというのなら、もう数時間は遠回りする事になるけれど」
既に夕暮れも傾き、日は沈みかけている。
裸になっても遠目からはすぐには分からないかもしれない。
とはいえこの露出ではそれだけで目立つだろうが。
次の選択は果たしてどちらか。
■ミリエス > 予想はしていた、けど…やっぱり素直にはいと言うには厳しすぎる条件だった。
「っ…」
しばらくの思案。完全に日が暮れるまではまだまだ時間がありそう、今下着を脱いでしまえば自らの体は明るみに出るだろう。
しかし…数時間。この時間はあまりにも長い、苦渋の選択と言うべきか…結局
「脱ぎます…脱ぎますから…!」
そのままスカーフの紐を外し…ふるんと胸が丸見えに。その綺麗な桃色の突起が露に。
更にショーツの紐も…涙目のまま解けばはらりと下に落ちる。
こうなってしまえばお尻だけじゃない。少女の可愛らしい秘裂が丸見えになっていく。
銀色の髪を揺らしながら首を振っても体を隠すことも出来ず…ここからは本当に素っ裸と言っても過言ではない格好。
乳首の先や大事な場所に風が触れるたびにビクりと体が震え…
更にこの格好では最早誤魔化せない。
更に周囲の男女の悲鳴や笑い声が聞こえてくる。
今の感情を抑えるので精一杯だった…
「これで、いいです、か…?」
女の子の隠さなければいけない場所が全て露になった少女。
あんな布切れでもあるのと無いのでは天と地の違いなのを思い知ったのは…完全に脱いでしまった後だった。
■テオドール > 【中断】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からミリエスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からテオドールさんが去りました。