2018/05/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にテオドールさんが現れました。
テオドール > 若いメイドを一人伴ってブティックへとやって来た。
テオドールが服を手に取ると、付き従うメイドと並べて見比べている。
手に取るのは可愛らしい、メイドの年齢からすると少し幼いような少女趣味な服が多い。

「うぅん、どれも可愛くて目移りしてしまうね。
全部買ってしまいたいところだけれど……」

服を選びながら思案するテオドール。
放って置くと服代だけで無限に散財してしまう主人に対して、執事は厳しく月の服代の上限を決めていた。
必要なら主人を諌める事も厭わないところを見込んで契約したとはいえ、時折息苦しく感じるのは根が奔放すぎるという気性のせいだろう。

「仕方ない、順番に着替えてきてくれるかい?」

気に入った服を全て買い取る予算がない以上、何を買うかは厳選しなくては。
服を渡されたメイドははにかむような笑顔を残して更衣室に引っ込んでいく。
本来着替えを手伝う店員もいるのだが、メイドが恥ずかしがるので断っておいた。
メイドの着替えが終わるまで、店内を見て回っている。
服だけではなく下着やアクセサリも扱っているようで、予算の許す範囲でこれらも幾つか買っておこうと手にとってはそれを身に着けて着替えたメイドの姿を想像して思わず口元が緩む。

テオドール > 手に取る下着は服の趣味とは対象的に、露出が際どく大人っぽいデザインと色調。
その中から厳選した結果黒のTバックショーツが選ばれる事となった。
メイドが着替え終わる前に購入を済ませて隠し持っておく。
屋敷に帰ってから渡して驚かせてあげるためだ。
そうこうしている内にメイドが着替えを終えて更衣室から出てくる。
ピンクフリルを過剰なぐらいあしらった簡易ドレス。
メイドの実年齢よりやや幼い印象を与えるデザインのそれを身に着け、恥ずかしそうにしている。

「うん、やっぱりいいねえ。
可愛らしくてよく似合ってるよ」

反面テオドールは嬉しそうに生き生きとしている。
こういう初々しい反応は実にそそる。
もうこれに決めてしまってもいいかとは思ったのだが、折角なので他の候補も幾つか試着してもらう事に。

テオドール > また暫しの時間をかけてからメイドが姿を現す。
今度は先程よりもシンプルなデザインだ。
選んだ中では比較的大人しい丈の長いワンピース。
これから暑くなる事を考えるとぴったりであろう。
この格好で侍らせて、ピクニックにでも行くのも楽しそうだ。
ほんのり透けて体のラインが出そうなところもポイントが高い。
先程の少女趣味も良かったが、やはりどれを選ぶかは実際に見てみない事には決められそうにない。
促されるとまた更衣室へ戻るメイド。