2018/04/09 のログ
セレナ > 勧められるままに、青年の隣の席へと腰を下ろし。

「いえ、こういう静かな雰囲気のお店も好きですよ。
 こう貸し切りじみて、人気が無さ過ぎるのは寂しい感じがしますけど。
 でも、貴方が出されるメニューが良いと言うのなら、そちらも期待できそうですね」

あまり、接客には積極的ではない様子の店主の態度。
利益を気にせず趣味で店をやっているのか、接客以外の部分で自信があるのか。青年の言葉に、後者の方でしょうかなどと意識の片隅で考えつつ、このような店も悪くは無いですよと、微笑みとともに応え。

「ちゃんとしたお話、ですか?
 あの時は、ちょっとした事故処理みたいなもので終わりましたしね。まさか、あれから連絡があるとは思ってもみませんでしたが」

被害らしい被害も無く、日常の中のちょっとしたトラブルとして放っておけば記憶の中に埋没して消えてしまう様な出来事。
それが、こうして呼び出されて落ち着いた店の中でふたりきりのような状態になる展開に繋がるとはと思ってもみなかったですと、この展開を楽しんでるのか。面白がっているのか、口元は楽し気に綻び穏やかな表情をみせ。

ルシアン > 店内は一昔前の風情。古い、というより歴史がある、という趣で。
古びてはいるが清潔感もあり、ランプで照らされた店内も落ち着いた雰囲気。

再び奥から出てきた店主が「酒にするか、それとも違うものが良いか?」と尋ねてきた。
青年は「軽い酒を頼む」と伝え、少女にもどうするか聞いてみる。お茶や酒など、頼めばまた持ってきてくれるはずで。

「ん、良かった。……まあ、やっぱりそういう覚えられ方、するだろうね…。
 あの時のは、忘れてほしいって言っても難しいか。本当に恥ずかしいんだけどさ」

出会った時の事は、思い返すだけで赤面してしまいそうになる。困ったように苦笑いしつつ。
普段の生活の中での一コマ。普段なら、すれ違ってそれでおしまいという話ではあるのだけど。

「…気を悪くしたらごめん。君たちみたいな人達は、流れる水とかが苦手だと聞いてたんだ。
 吸血鬼にもいろんな子が居るんだな、って。…まさかプールで出会いがあるなんて、思ってなかったけど」

くすくすっと笑って見ながら。――種族は、以前に会った時に察していた。
自身の出自から、なんとなく「匂い」で察する事が出来たりする、訳で。
声は少しだけ潜め気味。この手の話を嫌う人もいるのだとは、承知した上で言葉を紡ぐ。

「だから何というか、少し興味がわいたというか…どんな子なのかな、って。
 …どうにもおっかない印象もあるんだけど、セレナはそういう雰囲気じゃないような気がしたから…ね」

セレナ > 何がいいかと問われて、青年にあわせて軽めのお酒をと。できれば、甘口の物をとリクエストして。

「そういうもなにも、あの時の事はそのままですね。
 対応の丁寧さは、ちょっと記憶に残りますが……恥ずかしがるような事でも」

ちょっとした、不注意による衝突事故。その程度で、濡らされた事も水着姿だったのだから問題とするような事でもなく。
そんなに恥ずかしがるような出来事では無かったように記憶していますけど――と、何を恥ずかしがっているのかと不思議そうに首を傾げる。
むしろ、恥ずかしがって忘れてほしいとか言われた方が、印象を深めて記憶に残ってしまいそう。

「あぁ、気づいていたのですか。
 流水を弱みとする方もいますが、わたしは特に問題としませんね。吸血鬼と一括りにしても、意外と多様ですよ?」

特に隠蔽に気をつけていたのかと言われるとそうでもなし。
見た目からして気づける要素はとくには無かったつもりだが、それでも気づかれたのなら青年が察しが良いという事だろうと認識し。
こちらの正体に気づいていながら、敵意も見えない穏やかな態度に吸血鬼だからと敵対するでもなく、友好的な相手として対応する事にしつつも、念のため程度に心の片隅に警戒を残し。

「種族的に、人を襲う事も多々ありますし。警戒されるのも仕方ないですけど、積極的に人を狩ってまわってるような事はしていませんから」

人を積極的に襲うような事はしてませんから、安心してくださいとばかりに穏やかな表情で微笑みかける。
興味が湧いたと言うが、その程度で話がしたいと呼び出すのだから、青年にとっては珍しい手合いだったのかなと思い。
正体を知って、なおこのふたりきりのような状態を選ぶとか。どういう相手なのかと、青年への興味と関心を抱く。

ルシアン > 注文を受け、仏頂面のまま引っ込んでいく店主。数分の後、皿とボトルを持ってまた出てきて。
二人の前にグラスを置き、薄桃色の液体を注いでいく。花のような香りのする果実酒らしい。
皿にも焼き菓子とチーズなんかが添えられていて。高い代物ではないが、酒に合うはず。

「……座ってる所にぶつかったのが出会いとか、漫画でもあるまいし。
 まあ、気にしてないならそれはそれでいいんだけど」

せっかくならもっとマシな方法でもなかった物か、なんて頭を抱えたりもする。
それでも、相手が気にしてないならそれはそれ。ドツボに嵌っているなんてところまで気も回らない。

「ふうん……人づての話やら書物やらとは、やっぱり違うものなんだねぇ。
 あ、セレナの場合は銀なんかは大丈夫なのかな。銀製品とか、食器とか…触ると火傷する、なんてのもよく聞く話だけど」

眼をぱちぱちさせて少女の言葉に聞き入って。人を狩る、なんて言葉が出たときには少しだけ表情が硬くなるけど。
それでも、好奇心なんかが勝っているのか。 出されたグラスの液体を一口飲みながら、割と真面目な表情で聞き直したり。

「…なんだろうね。吸血鬼、って言うと一般的にもっとこう…そこのマスターみたいな感じの印象でさ。
 セレナみたいな、まるでどこかのお嬢様みたいな子も居るんだなあって」
 
「…何か言ったか?」などと店の奥から帰ってくる返事はスルーしながら楽しげに笑ってみる。
素性を隠すことも無く、丁寧に答えてくれる、育ちの良さそうな女の子の姿。可愛らしくも気品も感じられるような様子と、恐ろしい吸血鬼のイメージはまるで結びつかなくて。
それでも、この子はそういう子なのだろう。それで納得してしまっているわけで。

セレナ > 「漫画的な出会いと言われれば、その通りですけど。
 印象付けるために、狙ってやったというのであれば成功ですよ」

だからこそ、こうして呼び出しにも応じているわけですしと答えながらも頭を抱えて苦悩する様子が面白いのかくすくすと笑いを忍ばせ。
出てきた果実酒を頂きますと、グラスを手に取り唇を湿らすように軽く味見をし。

「いえ、わたしは平気ですが。下級の吸血鬼ともなれば、弱点とするのもわりといると思いますよ。
 弱点らしい弱点を残していない私のようなのが、珍しいだけかと思います。銀製品とかでも、平気で触れますね」

さすがに、聖別された銀製品ともなれば何の影響もなしともいかないがただの銀製品程度には何の問題も無い。
この問いかけは、こちらの弱点を探っているのだろうかなどと青年の真意を探るようにその顔を見つめながらとりあえずの答えを返し。

「……その、お恥ずかしながら世間知らずかもとは思いますので。そういう意味では、お嬢様的かもはしれません。
 粗暴だったり、趣味で人狩りをするような吸血鬼がいる事も知ってますが、そこまで血に渇いてもいませんし。
 積極的に人を襲うような事はしていませんが、わたしのようなのが一般的な吸血鬼とは思わない方がいいかと」

お嬢様みたいという言葉が、世間からズレているという事なら当たりかもしれませんと気恥ずかしげな様子を見せつつ、自分のような吸血鬼が一般的ではないという自覚はある様子で。
自分を基準に吸血鬼を見ない方がいいと、忠告の言葉を送り。

ルシアン > 「んー…成功なら、まあ良かったってするべきなのかな。ああいや、別に本当に狙った訳では無いんだけど」

とにかく、お近づきになる切っ掛けとしては良かったんだろう。
脛当たりがえらく痛かったのは置いておくとして。
笑い話にしてくれる少女に感謝してみたりもするわけで。

「やっぱりそうなんだねー…基本的にはダメ、なのか。
 …いや、うちにも銀の食器やら燭台はあるからさ。…って、ああ…そっか」

ふむふむ、と興味深そうに聞いてみる。
ふと少女が向ける視線が少し変わったのを察して。聞いた内容が、少し不穏な物だったかと今更ながらに気付く。

「…実はね。僕が今世話になってる孤児院があるんだけど…そこに近々、新しい子が来ることになっててさ。
 その子が吸血鬼の血筋だか何だからしくて。だけど孤児院の人も、もちろん僕も知り合いにその手の事を知ってる人が居ない。
 そこで、折角だから聞いてみよう…なんて思ったんだよね」

もう一口、グラスの中身を飲みつつ。少し真面目な顔になりながら。
敵意や害意は無いけれど、そもそも知らない相手にどう接すれば分からないだけで。
だったら当人に聞いてみよう、などと安直な考えであったのだけど、流石に恥ずかしさを感じる。

「気を悪くさせたなら謝る。…なんだろ、話してみたらセレナが良い人だと思ったから…つい色々と聞きたくなってさ。
 …ちょっと世間知らずっぽいなって言うのは何となくわかったけどね?僕が悪人だったらどうするの?とは思ったけど」

まあ、そういう事はしないつもりである。勿論魅力的な少女だし、少し危なっかしいなと思わないでもないのだけども。

セレナ > 「狙って、ああいう出会いを演出していたのなら相当のナンパの腕前と褒めるところでしょうか」

狙ってやったのでないにしろ、こうしてわたしを呼び出して実質ふたりきりの状態にまで持ち込んでいるのだから、機会を逃さず活用している立派なナンパ師と見るべきなのでしょうかとちょっと悩み。
がつがつした下心が見えているような下品な相手でもないですし、そうであっても少しぐらいつきあって相手するのも――などと迷走しかけた思考を正そうとし。
貞操的な意味でも、ちょっと警戒心を持つべき状況ではありますねと現状を再認識しつつも、本気で警戒する必要があるような悪い相手にも見えないですけど、本物ならそう装うのも得意ではと結局のところぐるぐると同じところを思考が巡り。

「こんなところの、こんなお店に誘うくらいですからいい所の方なのではと思ってましたが、やはりそうなのですね」

貴金属の銀の食器やら燭台がある家。こういう店の事を知り、人を誘える程度の余裕。
それらから考えるに、その日暮らしの冒険者とか労働者とかではなく。生活に余裕のあるそれなりに裕福な人間なのだろうと、青年の事を推察し。

「吸血鬼の血を引く孤児ですか。どの程度の濃さかは知りませんが、濃すぎれば自分を抑える事ができるのが人の街で暮らす第一歩ですね。
 それができなければ、いずれは人に仇なす者として追われることになるでしょうし。
 薄ければ、特に問題となる事もないとは思いますが。ちょっとした相談程度であれば……伺いましょう」

あまり、吸血鬼について人に聞いて回りでもすれば不審がられもしますねと考えて。
ちぴちびとグラスの中身を味わいつつ、世間話程度に軽くであれば話にも応じるのもやぶさかでなしとし。

「黙って出てきたわけではないですし、ここでわたしに何事かあれば相応の結果になるだけかと思いますよ?」

相手が呼び出したのだから、悪意があれば相応の準備がされた罠ではあろうとは思う。
実質、初見の相手からの呼び出しに無防備に応じるわけでもなく保険くらいはかけてますと応じつつ、これでもそれなりに強いつもりなのに、心配されるほどに頼りなさそうに見えるのかと少し気落ちし。

ルシアン > 「そう言うのは本職に会った時に言ってやって欲しい…僕は生憎、そういうのとは縁がないんだ」

小さくため息を一つ。まあ、そう思われても仕方ないなーと半ばあきらめ顔。
下心はまるでない――とまで言うつもりもないけれど。
これでも年頃の男である。魅力的な女性が居れば、お近づきになりたいくらいは普通の欲求。
どうせなら、きちんと相手を知ってから。なんて古い考え持ちなので、なおさらである。

「一応そこそこはね。不自由はしてない。けど良い所って言うのも違うかな…
 僕自身は余所者だし、お金も山なんかで狩りをしたりして稼いでるだけ。最近は良い獲物が幾らか獲れてて懐が温かいってだけさ」

軽く肩をすくめて。大物で質が良ければ毛皮も肉も高値で売れる獣は多い。
狩人としては冬眠から目覚めた獣のいる時期は稼ぎ時でもあるわけで。

「孤児院には余所者の僕みたいなのを置いてもらってる恩があるから。
 吸血鬼の事について、君みたいな人に話を聞いてもらえたのは凄く助かる。
 面白い所でね。色んな種族のみなしご達が毎日ワイワイやってる賑やかな所なんだ。新しい子も馴染んでくれると良いんだけど」

デリケートな話。やはり詳しく聞くのはその当人にするのが一番。
相談に乗ってもらえることは素直に嬉しい事であって。

「ん、それはそうだろうさ。此処の店はこんなだけど信頼はできるし荒事なんかも無いから大丈夫。
 …呼び出した女の子が危ない目に合うとか、男としての沽券に係わるしね」

知らぬこととはいえ、少女にどれほどの力があろうと、其処は特に問題ではないらしい。
やっぱりこの辺りでも古い考えと思われるだろうか。

さて、そんなこんなでのんびりと時間は過ぎて。
色んな相談事やたわいのない話、お酒とおつまみを楽しみながら夜は更けていくのだろう…。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からルシアンさんが去りました。
セレナ > 「山で狩り、ですか」

具体的に何をしている人間なのか、いまいち把握しづらいが。荒事を生業としているような、暴力的気配は薄く感じられ。
少しばかり、不思議そうに首を捻り。

「なるほど、他にも訳ありの事か引き取っていそうですね。
 あまり抱え込み過ぎて、問題の重みに潰れたりしない事を願います」

普通の孤児院でなく、いろんな種族の子が集まっているとなると。普通の孤児院以上に苦労と問題があるでしょうにと、背負う重みを察して、少しばかり同情めいた目線を向け。
普通の女の子を気遣うように、自分に男として気遣われているのにどことなく楽し気に目元を緩め。
機嫌も良さげに、言葉を交わして時を過ごし――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からセレナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシチューさんが現れました。
シチュー > ご主人様からある貴族へのお届け物の役を任されて、無事にそれを済ませたところだった。
あとは乗合馬車に乗って、自分のお屋敷に戻るだけ。

「ふー……!ちゃんとお届け物ができてよかった!
ええと……次の馬車は……。
少し待たなきゃいけないみたいだね」

身分の高い貴族へ、主から預かった荷物を1人で渡しに行く事に緊張しっぱなしだった。ほっと安堵の様子で、富裕地区らしく広々として、立派な屋根も磨き込まれた大理石の長椅子も備えられた停留所へやってくる。
壁に記された時刻表と、そばにある時計とを見比べて。
自分が乗るべき馬車を確認すれば椅子に収まり。

どこか馬車に乗る用事があるのだろう、ちらほらと見える人の姿。
その中でひとり、尻尾を揺らしつつ馬車の到着を待っている。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にフトコロ・ニーレルさんが現れました。
フトコロ・ニーレル > 「ははぁん。これが富裕地区の乗合馬車乗り場ってやつですか」

金髪三つ編みと大きな背負いカバンを揺らしながらひょっこらひょっこら停留所にやってくる少女。
衣服で身体能力を強化しているとはいえさすがに疲れて椅子に座る。
そこで尻尾を見つけて目で追って、その持ち主を確認する。
メイド服に奴隷の首輪。
誰かの奴隷らしい。しかも清潔感があるというかいいものを着ているので結構いいところの奴隷さん?
と期待半分、興味半分で近づいていく。

シチュー > 乗り場の高い天井を見上げながら、伸びた尻尾で空中に文字を描いて遊んでいると。
人目を引く艷やかな金髪を三つ編みにした少女の姿が現れる。
彼女の視線が自分の首元に注がれているのを見れば、居住まいを正して。膝を揃えたら、近づいてくる彼女へとニコニコ。
挨拶代わりの笑顔を向ける。

「こんにちは、お姉さん。
僕は、ご主人様のお屋敷に戻るところだけど……。
お姉さんは今からどこへ?」

話題を口にしながら、彼女にも長椅子の座り心地を勧めるように。そっと相手が座るスペース分だけ、脇に動いてみせ。

フトコロ・ニーレル > きちんと笑顔で応答してくれるのを見て更に期待が高まる。
この子はとてもいいところのメイドさんなのだろう。
メイドさんにつられてこちらは営業スマイルで応答する。

「こんにちは、メイドさん。私はちょっと営業周りって感じです
何か必要なものはないですか?とか困っていませんか?とか……
あ、でも今はちょっと面白そうな事を見つけたのでその援助にっと
簡単に言うと飛び込みでお金持っていそうな人の所に行こうかなって思っていました」

小難しい事を長々と語ってしまいそうになったので自重して口を紡ぐ。

隣を開けてもらえたので背負いカバンを地面に置いて、座り込む。
そして改めて自己紹介をする。

「私の名前はフトコロ。フトコロ・ニーレルです。よろしくお願いします」

シチュー > メイド長から表情については躾けられているけれど、
彼女のきれいな笑顔を見るとぽぅ……と半ば見とれてしまった。
そんな自分にやや頬を赤らめて恥ずかしがったあと、小さく照れ笑い。

「お姉さんの笑顔、すてきだね……!
営業周りってことは……商人さんなんだね!
おっきなカバンの中になんでも入ってそう。
ええと……。じゃあ……。媚薬って、あったりするの……?」

普段は直接取り引きをしない職業の人と交流を持てそうで、ぱあっと顔色輝かせて。地面に置かれたカバンを眺め。
半ば戯れのようにそんな品物を口にして。伺うよな視線を少女へと。

「フトコロさんだね!えっと……、フトコロって呼んでもいい?
せっかくだから、親しく呼びたくて。
僕はシチュー。見ての通り、メイド奴隷だよ。よろしく!」

自己紹介してもらえると嬉しそうに。
うきうき尻尾を揺らして顔いっぱいの笑顔で名前を交換したがり。

フトコロ・ニーレル > 頬を赤らめている女の子を見てかわいいなぁと素直に思う。
自分もわりと赤面症な部分があるので少しだけ親近感だ。

「えっへっへ。ありがとうございます。
冒険者も兼ねていますが、おおむねあっていますよ。
えぇ、何でも入ってますよ。媚薬ももちろん入ってますけど……
誰かに使いたいんですか?」

カバンに手を入れて、小さな小瓶やら塗り薬やらを取り出して見せる。
どっちも試供品というかお試し用として封を開けているものだ。

「えぇ、呼び捨て大歓迎ですよ。
じゃあ、私もシチューって呼ばせてもらいますね」

つられて笑顔になりながら、もうちょっとお話してからこの子のお世話になっているところに連れて行ってもらうのも手かなと思い始める。

シチュー > 「わあ!冒険もするんだ!
きっと強いんだろうなあ……!
――え!え!ほんとにあるの!
見たい、見せて!見せて!……えへへ……。
僕のご主人様に使ってみたいんだー。
僕のこと、いつも可愛がってくれるんだけど……。もっと……、その、かまってほしくて……」

冒険者の響きに瞳が丸められ、きらきらと星がまたたく。
彼女の細い、女の子らしい手足が荒ぶる冒険を乗り切ってきたと思えば尊敬の眼差しで相手を見上げて。
まさかほんとに扱っているとは思っておらず、声裏が上擦った。
取り出された小さな小瓶を見ると、うずうずと両手を動かし。
出しながら、気恥ずかしそうに頬を赤くして笑うのだった。
多忙な主を振り向かせたいと。

「わーい!
いいよー!フトコロ!仲良くしてね!
……あ、あの……。これって、お金、いるよね……?
僕、今もちあわせがなくて……。
試すことだけって、できるの……?」

媚薬と名のつくものは揃って高価だと知っているから。
今懐にあるのは、乗合馬車の割符だけ。
ケモミミ下げつつそう言って。

フトコロ・ニーレル > 「えぇ、冒険もするんです!楽しいですよー
おぉ、すごい食いつきかと思えばなるほど、ご主人様に使ってみたいですか……
かわいいですねー!もう」

恋する乙女のような、構ってほしい子供のようで思わず手を伸ばして撫でてしまいそうになる。
小瓶と塗り薬、もとい軟膏。どうせお試し用で残りも少なかったし、そのご主人様を紹介してもらえるかもしれない。
何よりちょっとシチューの事を応援したくなったので使い方のレクチャーを始める。

「いえ、これは残り少ないお試し用。お金はとらないですよ。
あとどちらも3回分ぐらいあるので、使い方も教えてあげますよ」

小瓶の方は飲み薬、飲んだ人が性欲促進と感度の上昇、理性が少しなくなる。
軟膏の方は塗り薬、自分に塗り込んでおくと、自分の汗と反応して周りの人があなたに発情する。一種の惚れ薬でもある

と簡単に説明する。

「こっちだけでも塗ってみますか?」

悪戯っぽく笑いながら軟膏のふたを開けてみる。

シチュー > 「あは……。
今の話はないしょだよ、フトコロ?
僕とフトコロだけの秘密にしてね。お願いね」

ますます頬の赤色を丸く広げながら、照れくさそうにうつむいて。レンガに耳あり鏡に目ありとか言うから、ご主人様に自分の秘めたお願いが人の口づてに伝わってしまわないようにと人差し指を唇にあてて片目を瞑った。
お屋敷の外で、同性と話をする機会があまりなくてはしゃいでいる様子。

「わ!わ!いいの!いいのー!?
ありがと……、フトコロは、とってもいい人!
えっと……、ふむふむ……」

残り少なくとも、立派な商品の一部。
それにお金はとらないとレクチャーを振る舞う彼女の手を、柔くきゅっと親しげに握ろうとしながら笑顔を花開かせ。
続くレクチャーに真剣そな目つきになる。

「うん!……それじゃあ、塗ってみるね……。
えへ……。こういうの、ドキドキする……。
どう……、かな……?」

小瓶をいったん置いてもらって。
悪戯まじりに開いてもらった軟膏へそっと指先を伸ばし。
どこへ塗ろうかと迷いつつ、自分のほっぺたに塗りひろげた。

そして説明通りの効能があるのだろうかと、不安ながらもウキウキ。そんな様子で彼女のほうを上目遣い。

フトコロ・ニーレル > 「もちろん、商売人は口がかたいんですよ」

赤くなっているシチュー。
自分にもこういう初恋のがあったのだろうかと思いを馳せながらやはり恋する女の子は綺麗なのだなとシチューをちょっぴりまぶしく思う。
純粋な子はある意味自分とは対極にいる気がするのだ。

「いい人なんてそんな……あははは」

特にこうやって恩を売っておけばご主人様に取り入りやすくなるかなーとか考えた結果の親切を心の底から喜んでもらっている時とか特に対極にいると感じてしまう。
シチューの手を握り返しながら、あくまで笑顔で。
シチューが喜んでくれたことを喜ぶことにした。

「汗がないとすぐに効果は出ないですよ。汗かきなほうですか?それならすぐに効果が出てくると思いますよ」

ほっぺに塗ったのを可愛く思う。
はて、何か忘れているような気がする。この後乗合馬車に乗るのだっけ。
周りの人を見る。これが全員乗ったとして……
中は熱くならないだろうか?
ほんの少しだが嫌な予感がしたが気のせいだということにした。

シチュー > 彼女の思う事はさておき、気さくな笑顔で自分の手を握ってくれる相手。
嬉しくて、きゅっ、きゅぅぅ。何度も絡めた指先をにぎにぎ。
そんな風に喜色を表して説明を聞き入る。

頬にくるくるとぬりつけたあと、残りを鼻先にちょんちょんとくっつけて指を拭い。

「汗かあ……。動いたら、すぐに身体はあったかくなるよ。
……よいしょ!んしょ!
うーん……。すぐには熱くならないかなあ」

相手の話を聞けば、唐突に立ち上がり。
その場でぴょんぴょん小ジャンプを始めるが。
自分の意思で汗をかこうとするのは意外と難しい。困ったように眉根を下げていて。

「……あ!乗合馬車が来たみたい。
ねえ、フトコロも僕のお屋敷に来る?
帰ってからしばらく休憩時間だから、お茶ぐらい出せるかも。
もしかしたら、ご主人様とも顔合わせできるかも?」

そうこうしているうちに、釣り鐘が鳴って馬車の到着を知らせ。
周囲の人は続々と、6人乗り程度のその馬車へと乗り込んでいく。
今しがた友達となった彼女と、屋敷方面へ向かおうと誘ってみて。

フトコロ・ニーレル > 積極的でかわいいというか、幼いのだなぁ。かわいいなぁと表情が勝手にほころんでいく。
こちらもにぎにぎぎゅーぎゅーと握り返す。

そして、動く彼女を見て思わずスカートが翻るところなどを目で追ってしまう。
薬の効果が少し出てきているのか、シチューのそういうしぐさにどきりとしてしまった。

「そ、そうですね。動けばあったかくなると思いますが、無理しないようにしましょう。
あ、そういっていただけるならシチューのご主人様のお屋敷によってみましょうかね。
色々お話したいこともありますし。
そして馬車もグッドタイミングですね。早くいきましょう」

渡りに船というもの早く乗りましょうとシチューの手を差し伸べつつ、馬車に乗り込む。
シチューとのおしゃべりは楽しいし、乗っている間はきっと素敵な時間になるだろうと感じていた。
嫌な予感はすっかり忘れていた。

シチュー > ケモミミと尻尾を揺らし、ウサギのように跳ねて汗をかこうと努める。その動作に自然、膝丈程度の衣服の裾が危うげにめくれては白いショーツが覗きそうになる。そんな太腿晒しているうちに鐘が鳴り。

「うん!歓迎するよ!
メイド長も、仲間のメイドも。いい人いっぱいだよー!
行こう!行こう!僕のお屋敷!
おひとりさま、ごあんなーい!」

差し出された手は、冒険者を兼ねて日々行商に勤しんでいるのに白くて細く。しなかやかで柔らかい。
その手の感触に嬉しそうに頬を紅潮させつつ。
引っ張るよな勢いで乗合馬車へ。
自分の屋敷じゃないけれど、そんな風に勢いづく声音で周囲の貴族然とした身なりの人々も苦笑気味。

「ふぅ……。今日ってぽかぽかしてて……。
馬車の中だと……熱いね……フトコロ……」

揺れる馬車内。春の陽気と密接した乗客で少し汗ばむ程度の空間。
襟元はたはたさせながら、相手のほうに笑いかける。
やがてひとつ、ふたつ。停留所に止まっては乗客が降りていく。
今は、自分と相手のふたりきりとなっていて。
ミレーの雌の甘い汗の香りが、隣で座る相手の鼻腔をくすぐりはじめ。
同時に、媚薬の軟膏が効能を示し。彼女の発情を誘おうとする。
相手の視線のすぐ先に、風を送ろうと開いた襟元。
浅い乳房の膨らみが見え隠れしている。

フトコロ・ニーレル > 「いいですねー。ふふ、そうですか、メイドのかたたくさんいるんですね。
シチューの働いているところに行くのが俄然楽しみになってきましたよ」

馬車の中でそんな事を語りながら、乗客が降りていくのを眺める。
結構遠い所なのだなと思いながら鼻につく甘い香り。
薬の事をすっかり忘れていてその香りを思い切り吸い込んでしまう。
目の前にいる小さな女の子に悪戯をしたい。
ちらりとシチューを覗き見ると小さな乳房が見えてしまった。

ごくりと生唾を飲む。もう周りには誰もいない次の駅まではどのぐらいあるのだろう?
いくべきか、いかざるべきか……散々迷った挙句。

「そうですね、暑いです。シチュー、汗かいちゃいましたね……私、その……がまんできそうにないですよこれ」

自分に正直に生きることにした。
見えていた襟元にそっと手を伸ばして、小さな乳房、小さな乳首を堪能しようとする。

先ほどまで年相応の可愛い女の子、妹のように感じていた子に欲情するという背徳感、さらには薬の効果でフトコロのブレーキは壊れていた。

シチュー > 「ふふー!
普段行商人なんて来ないからさ。
仲間のメイドのみんなも、フトコロの商品を買いたいって人居ると思うし。フトコロに注文する人も居ると思うし!
いい友達になれるとおもう!」

車中でそんな風に声音を明るくしながら。
商人である相手にとっても、屋敷へ行けば大口の取引相手と成りうると笑いかけて。
そしてただ単に、新しくできた友達をじぶんちたるお屋敷へ案内するのが嬉しくてたまらないといった様子。

自分の仕える侯爵家の敷地は広大で、そこへ近づく用のある者は今日は居ないらしい。新たに乗客が乗ってくる気配もなく、しばらく到着する様子もない。
うつろう外の風景。
そして、彼女の目線の先に薄桃色の色づく乳首。
それに気づかないまま、うきうきと両脚揺さぶってるメイド奴隷。

「あつくなって、気分も開く感じだよね!
がまん……?フトコロ……?
――あっ……!
あぅ……、はぁぁ……、あ、あぁ……、ん……ぅぅ……。
フトコロ……フトコロ……ぉ……」

彼女の声にぱちぱち、睫毛を弾ませていると。
繊手の指先が自分の乳房へ伸びてくる。
ふに……。
そこは膨らみかけの甘いホイップの触れ心地。
敏感なそこに触れてもらえると、とたんに。へにゃりとケモミミが垂れ下がって甘い声。浅く早い呼吸繰り返し。
熱っぽく相手を呼べば、瞳を潤ませ。

フトコロ・ニーレル > 大口のお客、ぼろもうけ、そんなことがどうでもよくなるほど欲しいものが目の前にある。新しいお友達のシチューの肢体……
薬の効果は本物だとわかっていたのだが、こんなにも薬を塗った人。シチューが欲しくなるとは思わなかった。

「本当に気分が開放的になりますね。はぁ、はぁ……あらおっぱい触られるの好きなんですか?
実は私も大好きなんですよ」

小さな胸を小さな手で包む様に揉んでいく。小さいが確かな柔らかな感触を楽しむ。乳房の柔らかさを楽しんだ後、少し意地悪な表情になる。
指先でくすぐるように乳輪と胸の間をくーるくるくーるくると刺激していく、どんどん円を小さくして乳輪の中も刺激するのだが、乳首には決して触れない。
しばらく焦らした後、ぱっとやめてしまう。

「ここにどうぞ。ここの方が触りやすいんです。さぁ、さぁ」

ほんの少し血走った眼で自分の太ももを叩く。どうやらここに乗れといいたいようである。

シチュー > 彼女の指先が、自分の未成熟な膨らみを撫でる。
指の動きに手繰られるみたいに、肩がぴくんとすくんで。
そのたびに甘やぐ声が、外から聞こえる馬車の蹄鉄の音に混ざって震えた。
もっと……彼女に触れてほしい。
もっと……フトコロと親しくなりたい。交わりたい。
自分の弱い場所を触れてもらえるたび、そんなふしだらな思いが脳裏に満ちていく。

「はぁぁ……あぁ……、あ!……ぁぁ……。
ふう……ふう……、おっぱい……、弱いの……、
触られるのすき……、……フトコロにさわられたら……気持ちよくなっちゃうぅ……。
あっ……あっ……。
――ううぅ……、う……うぅぅっ……!
んっ……んっ……、せつないようぅ……、さきっぽおあずけ……、せつないの……」

柔らかさがふにふに、浅く弾みまわって。
すっかり目尻がとろんと落ちていた。
乳房のまわりから円が小さくなると、乳首への接触を期待するように身体がすくむのに、そこに触ってくれなくて。
なよなよ腰をゆすってぐずるのだった。

「う……ん……。
フトコロ……、フトコロに……いっぱい……してほしいの……」

肩を小幅に上下させながら、こくんと頷いて。
彼女のしなやかな太腿の上に腰を下ろした。
そのまま、雌の赤い顔つきで彼女を見上げて。甘く囁く。

フトコロ・ニーレル > ぷつっとフトコロの中で何かが切れる音がする。
今までも乙女回路だとか、変態回路だとかがオーバーヒートすることはあったのだが、今度は正体不明の何かが焼き切れたようだ。

「そ、そんなにかわいくおねだりされたら、私たまらないですよ!」

足に重みを感じながら、シチューの乳首を人差し指と親指でしっかりとつまんでこりこりと少し潰す様に刺激してあげる。

「私はこうやって、乳首でオナニーする時こりこりっこりこりぃって少し痛いぐらい刺激するのが大好きなんですよ。お気に召していただけますか?」

更にちょっと引っ張ってから勃起したであろうシチューの乳首と小さな胸を眺めようとする。

「乳首は長く刺激しすぎると感度悪くなっちゃいますからね……たっぷりかわいがってあげますから」

その代りに乳房を手のひらで包む様に揉んでいく。
可愛い表情、香り、反応。すべてをひとつ残さず楽しんでいる。

「いっぱいいっぱいしてあげますよ。次の駅でお客さんが入ってきても……やめてあげません」

意地悪いっぱいにシチューの耳元でささやく。

シチュー > 「僕も……、僕も……っ!
フトコロのお手てでおっぱいたくさんナデナデされたら……、
あ……!あ……!たまらなくなっちゃうの……!
――あぁーっ!あーーーっ!」

彼女の様子にミレーもまた、興奮を覚えていた。
ひっきりなしに肩で呼吸を荒ぶらせながら、ついには淫らな声。
小さなレーズンじみた、小粒の薄桃色が潰されて甘い悲鳴をあげて背筋が震える。

「あっ、ああああ……!
あぅ、あぅ、っ、ん……ううううううう!
こりこりいいいっ!こりこりいいのっ……!
フトコロがしてくれるちくびオナニー、くせになっちゃうのっっっ!」

指の腹で潰される乳首が、むくむくと充血して桜色になる。
感触も固くよがって、引っ張られては気持ちよさそうな鳴き声。
大きな呼吸を繰り返し、つんつんと上向きの乳首が彼女の目の前で上下する。

「う……う……うぅぅ、ひ……にゃあぁぁ……っ。
あ、あ……。うれしいの……うれしいよう……。かわいがってもらえるの……しあわせ……。
……他のお客さんの前で……なんて……はぁ、はぁ……、そんなの、恥ずか……し……いぃ……。
――あ、……わあぁぁ……っ!?」

彼女の手のなかでもみこまれる乳房が、幸せそうに熱をぬくめていく。
意地悪を囁かれると羞恥心にうつむき加減になって。
――けれど。ちょうど次の駅に停車したそのとき。
白髪をなでつけた貴族が乗り込んできたのだった。
彼はやや驚いたように彼女や、その膝の上の自分を見ていたけれど。どこか面白がるように、そのまま足を組んでこちらへじっと視線を注いでいる。

見られる事を恥ずかしがっていたのに。
ミレー族の身体は火が入ったように熱くなり、耳裏まで赤くなり。発情した甘い雌の匂いが、いっそう芳しく、彼女の小鼻に香っていく。

フトコロ・ニーレル > 「酷い乱れようですよ。運転する人に聞かれちゃってるんじゃないですかね」

少し意地悪がすぎてるかなと思うのだが、シチューの健気に乱れる姿を見ていると意地悪したくなってしまうのだ。
勃起した乳首している乳首を指で転がす快感。
自分の物を転がしている時とは別の何かが満たされていくのを感じる。

「おや、乗り込んできましたね。こんにちは」

富裕地区とはいえ奴隷の証である首輪を付けた子が凌辱されているのは茶飯事だ。騒ぎになる心配はないと踏んでいた。
案の定見ているだけのようなのでこれ幸いと乗り込んできた人にも少し手伝ってもらおう事にしよう。

「ほら、恥ずかしがっていないで自己紹介ですよ?
シチューの綺麗で可愛い笑顔みせて、どこに務めているのか教えてあげたらどうですか?
あ、それとももう知り合いですか?」

自己紹介をしてもしなくても、シチューが口を開く瞬間に、シチューの桜色の乳首の片方を口に含んで、じゅるっちゅるるっじゅるりと態と音をたてながら吸い立て、甘噛みし舐めるだろう。
もう片方の乳首も可愛そうなので、しっかりひっぱったり、爪先でやさしくピンピンとはじいてやる。

シチュー > 「う……!う……!……~~~~ぅぅ……ん……っ!」

この場に人がいなくても、馬の手綱を引いている人が居る。
そのことに気付かされたら、ケモミミが両方上にすくみあがって。必死に唇を閉じて、声を我慢しているくぐもった声。

彼女に意地悪されるたびに、お腹の下のあたりが甘く疼くのを感じてしまうのだった。ぴん、と丸くしこりたかぶらせてしまう乳首。

挨拶をする彼女へ「こんにちは、お嬢さんがた」とにこやかに。着こなしも身なりもいい細身の中年男性が挨拶をした。
彼は咎める事も騒ぐこともなく。2人の情事を手伝う気でいる様子だ。初対面の人であった。

「はぁっ、はあっ、はああっ……!
ん……、う……、う……っ……、はぁ、はぁ、……っ、
は、……は、はじめま……ッ、ひゃああああああっ!?
あぁん……ぁあぁ……っ!
はじめまし……てっ……、僕は……、コンフォート家の……、メイド……奴隷です……っ!
あっあっあっ……、あーーっ!あぁーーーー!」

すっかりはだけて、上半身はほぼ半裸。
乱れた裾の先から白いショーツの横紐をのぞかせながら。
見られながらはしたなく、彼女に身体を愛でてもらえる。
そんなふしだらな行為に興奮して裏返りかける声。
その声音を震わせてはじめた自己紹介も、甘噛される事で嬌声になる。
ぶるぶるっと背筋をくねらせながら、彼女の太腿の間にさらりとした愛液がひとつぶ糸を引いて落ち。
吸い付かれ、はじかれて。
顎を上向きにして全身を強張らせ。

フトコロ・ニーレル > かわいい、恥ずかしがっているシチューかわいい。
興奮気味に口を開かないようにしていたシチューを見ていたが下手するとこの光景だけで濡れてしまいそうだ。

耳の動き、しっぽの動きがテンション、考えてくれることを教えてくれる。その動きひとつひとつが愛おしく感じた。

「あはは、シチュー。キチンとあいさつできてないですよ?
こんな時はあなたの所ではどんなお仕置きされちゃうのか……おしえてくださいよ」

乳首とみられることで軽く絶頂してしまったのかな。それも可愛いですね
なんて思いながらショーツに少しだけ指を這わせ、優しい手つきでクリトリスを探す。
それだけではなく、今度は反対の乳首を吸い、舌でこりゅこりゅと潰し、甘噛みをしていく。
乳首の期待に応えるように甘く刺激し、たまにやめてショーツをこすりに集中、また乳首、今度は胸をもみし抱くとたくさんの愛撫を織り交ぜていく。