2017/10/16 のログ
エレイ > 彼女の方もいくらか作っていたらしき態度と表情が、見覚えのあるものになれば
ほう、とか声を漏らしつつ。

「匂いか、なるほどなー……ン、俺様はちょいとした秘密の用事で富裕地区(こっち)に用があってな」

この格好はその一環なのだよ、などとドヤ顔で言いながら自分の格好を今一度見下ろし。
外していたシルクハットだけをぽす、と軽くかぶり直して。

「まあ残念なことに今夜は成果が出なかったのでそろそろ帰ろうかと思っていたのだが……
フフ、そっちももしメシ探しが芳しくないようだったら、また俺様がたっぷり
おごってやろうか?」

上質な衣服に包まれた豊満な肢体を眺めて愉しげに目を細めつつ。
彼女の瞳に視線を向け直すと、そう提案しながら彼女の唇を人差し指でつつ、となぞって。

アラミル > 男の眼から見てもそれは見事な変わり身だろう
誰か優秀な執事かメイドに躾けられたようなお嬢様然とした態度
ただ今はそれも崩れ、既知に向ける表情で

「匂いと、姿が一緒じゃなかったから、わからなかった…。ふーん…秘密なら、仕方ない」

余り何を考えているかわからない表情で。こく、と頷く
シルクハットだけをかぶった相手を上目遣いで見つめる形になりつつ

「…飢えてるわけじゃないけど
……お腹は空いてるし、…美味しいから。
おごってくれるなら、もらう。」

丁度いい、とばかりに女も目を細めて。何が美味しいかは言うまでもなく
唇に指をあてられると、舌の先端を唇から出してつん、と触れるか触れないかの加減で指に舌を当てるだろう

エレイ > 「ワハハハ……俺は俺でそっちをひと目見た時ちょっとビックリしちゃったがな。
見知った顔がやたら澄ました表情(カオ)してるもんだからよ」

眉下げてケタケタと笑いながらそんな事を言う。
最初になにやら噴いていたのはそういうことらしい。

「ンフフ、そーこなくっちゃなッ。
──では相応しい場所までエスコート致しましょう、お嬢様?」

指先に触れる舌の僅かな感触に笑みを深め、自分の口元にその指先を運んでちろりと舐ってみせ。
それからモノクルもはめ直し、くいっとシルクハットのつばを下げると、
無駄にしゃんとした紳士然とした佇まいで、芝居がかったセリフとともに片手を差し出して彼女を誘う。
彼女がその手を取れば、やがて二人の姿はゆっくりと公園から去っていくだろう。

アラミル > 「…?、ヘンだった、かな
教えてもらった通りに、やったんだけど」

自分の演技が悪かったのか、と勘違いして
本性を知る相手からすれば確かに、吹き出すのも当然だろう


「その笑い方、その服装っぽく、ないような
……、しっかりと、お願いします…紳士のたしなみですもの…ね?」

相手の笑いにつられ、微笑みを浮かべつつ
舌をゆっくりと口へと収めた後、また雰囲気が澄んだものに変わって
まるでどこかの舞踏会で誘われた令嬢のように、しずしずと手を取る
そうして立ち上がり…貴族の姿がちらほらとみえる公園を、後にするだろうか

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/酒場」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 富裕地区にある酒場のカウンターで一人酒を飲んでいた。

昨夜受けた傷は応急処置をしたことと、元が再生能力に長けた体であったこともあり動ける程度には回復。
ただし、何か刺激を与える度にズキズキと鈍い痛みを発するようになっていた。

「あいつ…、今度会った時はどうしてやろうか。」
世のお父さん方もこのような思いをしているのだろうかと思いつつ、白のシャンパンとハムやピクルスなどを楽しんでいた。

時折、胸や腹が片手で抑え顔は険しい表情を作り出す。 

ウィルバー > 一人酒を楽しんだ後、勘定をしてから店を後に。
傷はまだ癒えそうにない。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/酒場」からウィルバーさんが去りました。