2017/09/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > 馬と共に散歩した帰り道。
富裕地区から少し離れた場所にある草原。
貴族たちが馬を走らせたり、鍛錬をしたり、たまに決闘をしていたりするそんな場所。

少女が足を止めたのはコスモスや小さな花が咲き乱れる一角。
厚底の靴は、馬の背に預け。
草原へと降り立つ。

「まぁ とっても綺麗。」

シルクの靴下越しに感じる地面の柔らかさをくすぐったく感じながら鼻を踏まぬようにゆっくりと歩き踏み入っていく。
少女は下にタオルを敷き、ゆっくりと一息。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 富裕地区から少し離れた草原は、それはそれは『良い』場所だ。
デートによし。決闘や訓練によし。……他にも、色々とよし。
そんな噂を聞き、散歩がてらそこへと赴くことにした少女。

「……わぁお」

びゅう。少しだけ強めの風が頬を撫でる。どこかのんびりとした時間を感じる草原は、確かになかなか良い場所であった。
何より、街の喧騒から離れられるし、風景もなかなか趣があった。

「……? 馬……?」

草原の一角、花が咲く場所の近くに、馬の影を見つけた少女。
なんで馬が、と思い近づけば、背中に靴が乗っている。
どうやら先客がいるようだ、と思いながら。少女はゆっくりと歩いていく。

「……あら。これはまた、絵になる風景。
 どうも、お嬢さん。アナタもお散歩?」

花咲く一角に踏み入るか、という距離になったとき。馬の影で見えなかった相手が見えた。
白いドレスに身を包んだ少女。そのドレスが、安物で無いことはすぐに判った。
どこぞの貴族のご令嬢かな。そんな事を考えつつ声をかける。
貴族はあまり好きではないが、良い貴族もいると最近学んだ。
相手が良い人なら、まぁ散歩がてらの会話を楽しむのもいいだろう、などと思いながら。少女は笑顔を浮かべる。

チューベローズ > 少女は草原。秋の花が咲き乱れる一角に腰を下ろし、何やら手をちまちまと動かしているのか肩はゆっくりと動いている。

ふわりと流れる風が少女の長い髪をさらさらと流す様に流れていた。

此方に近づく人物に気づいたのか一度顔をそちらに向けるも、特に脅威を感じなかったのか、また草を食むことを続ける。

そして少女も顔を上げた時に馬の向こう側から現れた少女に声を掛けられる。
「はい。 こんにちは。 えぇ、お散歩をしていましたの。
途中で綺麗な所を見つけて道草をしております。
貴女も?」
あどけない笑みを浮かべ少女は相手の言葉にゆっくりと頷き言葉を返す。
言葉を交わす少女の膝の上。
白いレースのスカートの上には作りかけの秋の花で作った花飾り。

セイン=ディバン > 何でも、世の中には季節ごとに咲く花の変化やらに色々と感じ入る人種もいるらしい。
産まれてこの方、豊かな生活だとか幸せな日常だとかに疎い少女にはよく理解できない感覚だが。
それでも、草原の花が美しいということくらいは判った。

馬は少女が近づいても嘶きもせず。そして、目の前の人物もまた。
逃げるでも、警戒するでもなかった。

「はい、こんにちは。
 なるほど、道草、ね。
 えぇ、私も散歩よ。この草原はなかなか安らげるって聞いたから。……あら、お上手ね」

笑顔を返してくれる相手に、貴族特有の嫌味ったらしさが無いことに少女は気を良くし、さらに近づきながら声をかける。
話し方。その声色。やはり育ちの良さが感じ取れる相手だが。
スカートの上には花飾りがあり。まだ作成途中ではあろうが、見事な物であった。
少し。故郷の村を思い出してしんみりしそうになるが。少女は目の前の相手からやや離れた位置に座り込む。相手は女性だし、と。
足をだいぶ崩して座ったまま、にこりと笑い。

「私はセイン=ディバン。しがない冒険者。
 アナタのお名前は? 麗しいお嬢様」

少女が呪いにかかる前。男であったときのように。
相手を口説くように自己紹介。手を出すかどうかは別だが。自己紹介は大事だ。

チューベローズ > 相手は知らないだろうが、元々長く生きていること、さらに自分の体の特性から危機感という言葉が遠い少女であった。

そして返される挨拶と、続く言葉にはコロコロと楽しそうに口元を隠しながら笑い。

「ふふ。ありがとうございます。」
話ながら近づく相手を見上げる少女。
ドレスから延びる首も細く、白魚のような指先は、花飾りを作るのを一度やめ、自身の足の上に。
そしてそれを褒められればニコニコと嬉しそうに笑みを浮かべもう少しで慣性といった花飾りを作り終えるべくお話をしながら少女の手はゆっくりと動き形を作っていく。

相手からの挨拶、麗しいお嬢様と言われれば少女は小さく、くすくすと笑みを零した。

「セイン様はお口がお上手ですわ。
私はチューベローズと申します 以後お見知りおきを。
冒険者の方ですの?
私とそんなに変わらないようにも見えますのに、すごいですわ。
あと、お傍にお邪魔してもよろしいかしら…?」

少女はそう言葉を返して再び穏やかな笑みを相手に向け話しかけるうちに、
冒険者という言葉と、相手の狐耳と、ふさふさの尻尾に興味を抱いたのか目を輝かせ相手を見つめている。
おねだりしたら撫でさせてくれるだろうか?
モフモフしたものは大好きな少女、恥ずかしそうにわずかに小さくなる声、頬を赤く染め照れながらそんな言葉を相手に向けた。

セイン=ディバン > 内心、少女は思う。ちょっとこの子、警戒心とか無さ過ぎない? と。
普通、いきなり見ず知らずの人間に声をかけられれば、少しは身構えるだろうに。
そう思いつつも、相手の笑顔に心を奪われ、そんな疑問は消えていく。

「アハハ。私はそういう……『何かを作る』って出来ないから。
 正直に羨ましいわ」

花飾り。昔、村の女の子が作っていたな。そんな事を思う。
軽く頭を振る。頭痛。捨て去った過去などどうでもいい。
目の前には、美しい令嬢様。首。白い。てか肌が白い。
振る舞いも気品に溢れている。違う世界の人物なのだろうなぁ、と。
羨むでも妬むでもなく。そんなボンヤリとした感想。

「チューベローズちゃん、ね。オッケ、覚えた。
 別に口が上手いわけじゃないわよ~? 正直者なだけ。
 ん、まぁ、ね。確かに年齢は大体おんなじくらいだろうけど……。
 実は、私秘密があるのよ。ちょっと、ね。……ん? あ、あぁ。それは全然構わないけど……」

相手の名前をしっかりと記憶し、軽薄な言葉を重ねていく。
相手の笑顔はとても柔らかい。なんというか、世間の穢れとか知らなさそうだった。
なぜか、眼を輝かせながら近づきたいと言ってくる相手に面食らうが。
照れるその様子があまりにも可愛らしく、ついつい快諾してしまう。
ある意味、少女自身も警戒が薄れている証拠。

チューベローズ > ある意味おつむのねじは錆びてどこかに落としているかもしれない。

「あら。 慣れれば簡単ですわ? 
縄を編んだり、罠を作ったりよりかは簡単ですわよ。」

少女はコロコロと笑みを零しながら、言葉を返し。
何やら過去を振り払う様に首を振る相手、少女は不思議そうに見つめる。

「ふふ。ありがとうございます。
秘密?
ふふ。とっても素敵な言葉ですわね…。」

秘密という甘美な言葉。少女はわずかに首をかしげながらつい聞き返してしまう。
相手が快諾すれば、少女はゆっくりと立ち上がり、相手の隣へ腰を下ろす。
少女が歩く度にふわふわと揺れる膨らんだスカートの裾。そして、銀色の長い髪の毛。

そして、いつの間にやら完成させていた花飾り、相手の首にかけようと腕を伸ばす。

「さ、セイン様。お近づきのしるしに、プレゼントしますわ。」

相手が逃げたりしなければ、相手の首に掛けられるであろう花飾り。
相手の尾行を擽るのは花の香りと、少女の体から香る甘い匂いであろう。

セイン=ディバン > 相手の様子には、確かに多少の違和感は感じる。
だが、その違和感の正体。その根幹まではまだ判らない。

「へぇ……。って言ってもねぇ。
 私にはそういう乙女乙女してるのは似合わないと思うなぁ」

本当に可愛らしく笑いながら言う相手の言葉に、困惑したように言い返す少女。
その言葉に、少し眉が動く。罠。随分と物騒な単語だ。
目の前の可憐な令嬢には似合わない言葉でもある。

「あ~。なんか、チューベローズちゃん、ホント品があるわねぇ。
 ……そ、秘密。というか、事情? っていうか。
 素敵で楽しい秘密じゃないわよ? まぁ要するに……。
 元は三十過ぎのオッサンなんだけど、呪いでフタナリ少女になっちゃいました、ってやつ」

首を傾げるその様子。それすらも品格を感じる。優雅な動きで近づく相手に、苦笑しつつ事情を話す少女。
そう。フタナリ。そして元は男。それを聞いたら、相手はどんな表情をするだろうか。

そう考えていれば腕を伸ばされ。少女は面食らったような表情になるものの。

「……あ、ありがと。うわぁ、何か照れるわね……。
 ……ん……良い香り。この季節の花って、こんなに香るものだったっけ。
 それに……チューベローズちゃんも良い香りね。高級な香水か何かでも使ってるの?」

首にかけられる花飾り。少なくとも、見た目は少女だから。
なにか、物語のように。少女と少女の秘め事、なんて感じで照れてしまう。
しかし、少女はそのまま相手の手を優しく掴み、いよいよ口説きに入る。
顔を近づけ、相手の香りを嗅ぐ仕草。自身の正体。元男とは明かした。
相手が抵抗するか否か。抵抗するなら多少ムリヤリ、というのもいい。
抵抗しないなら、それはそれで楽しめる、と。少女は計算をする。

チューベローズ > 「ふふ、殿方も女性も意外性? というものに弱いとも聞きますわ?」

等と少女はコロコロと楽し気に言葉を紡ぐ。
罠という言葉に一瞬ピクリとする相手。
少女は特に気に留めていない様子で。

「ふふ。そうですか?」
そして続く相手の秘密の告白。
「あらあら。まぁまぁそうでしたの。では、よかったですわ。 もし三十過ぎのおじさまでしたら怖くて逃げていたかもしれませんから。
あぁでも、三十過ぎの冒険者のお姉様というのも魅力的ですわね」
過去は過去。少女にとっては今ある目の前の事実のみを楽しむ。

そして、相手の首にかける花飾り。
面食らう相手の表情も面白くコロコロと笑みを零す。

相手が捕えた華奢で細い手。
柔らかな肉の感触を相手に返すだろう。

「ふふ。傍で嗅げば匂いもありますわ。
香水? 使っていませんわ?」

少女は自身の匂いを嗅ごうと顔を近づけてくる相手の頬を撫で、狐耳に唇を寄せ静かに甘く囁く。

「ふふ、もっと嗅いでみますか?」

そう囁くと少女は自身能な味へと相手の頭を抱える様にそっと抱きしめてみよう。
少女は様々な思惑をも飲みこみ甘く溶かす毒か…。
そして、少女の行動は相手の計算の内であろうか…。

相手が逃れなければ、少女の項甘く深い香り、鼻腔を擽るそれは催淫の力を持つ甘い毒。相手の中に溶け込んでいくだろう。

セイン=ディバン > 「あら、良く知ってるわねー。
 まぁ確かに? そういうのに弱いってタイプは多いみたいよ?」

意外性。つまりギャップ。そしてギャップとは、自身の一面をさらけ出すことにより見える物。
そういった、違う一面を見せてくれる、というのに弱い人間は多い。
男女問わず、である。

「うん。私なんかとは育ちが違うっていうの?
 ……ふふ、それはこちらもよかった、かな。逃げられたら悲しいもの。
 ん~。この小柄な身体も、仕事で便利な時もあるんだけどね。
 歳相応になってもらってもいいような」

驚いたような様子も、ほんの僅かにしかなく。むしろシレッと受け入れられた。
なんとも、懐が広いというか、頓着しないというか。
だが、騒がれたりしないのは少女としても助かる話だ。

花飾りをかけてもらう、など初経験で。
触れた相手の手は、本当に硝子の細工のようで。
いよいよ、草原の中ということもあり、秘密の行為じみてきた現状に、少女の頬が紅くなる。

「んふ。良い匂いは、ついつい、ね?
 ……へぇ? 香水とかつかってないのに、この香り?
 育ちが良いと体臭も変わるのかしらねー。
 って、わぁ!?」

少し不敵に笑いつつ、距離を詰めていれば。香水など使っていないと言われる。
そんなバカな。確かに甘い香りがしているのに? そう思うが早いか否か。
狐耳に吐息と声が飛び込み。ふるる、と身体を震わせると同時に、抱きしめられた。
いきなりの大胆な行為に、驚く少女だったが、当然抵抗などはしない。むしろ、ラッキー、くらいに思っているだろう。

しかし、その実。罠に絡め取られたは少女の方だ。
鼻をくすぐる甘い香りを堪能していれば、突然、鼓動が早くなる。

「……ぇ? なに、これ……」

少女の気付いていない、催淫の香り。それが少女を蝕む、発情の呪いに作用し、一気に身体が火照る。
力なく、相手に寄りかかるようになってしまう少女だが、身体に力は入らない。それどころか、衣服の下、下着を付けていない身体には変化が。
胸の先端は尖り。男性器と女性器は、明らかに興奮直後の状態へと変化していた。

チューベローズ > 「あらあら、貴族の子女だってそのぐらいの通りは弁えておりますわ。」
少女は相手の言葉にそんな言葉を返しながら楽し気に笑い。

「ふふ。育った水によってもどう育つかは変わりますものね…。
えぇ、年相応というのもとても素敵だと思いますわ。
私も興味がありますわ…」

少女はそんな言葉を返しながらどんな感じになるだろうかとついつい妄想してしまう。
冒険者の年上の女性。
大分素敵かもしれない。等と考えながらも、赤くなる相手の頬を見やり。
自分の魔法でどうにかできるかもしれないがどうだろうか…等と考えながら相手次第。
それはそれとして今は目の前の相手に。


「あらあら。そんな声を上げられてどうしました?」

相手から聞こえる悲鳴のような声に少女は相手の耳を吐息で擽りながら囁き。
少女の細い腕が柔らかく抱きしめる相手の頭。
そして、細い指が髪を梳く様に撫でていく。

「ふふ。どうしましたか?」
戸惑う少女の耳、うっとりと見詰めると、耳の先端を口に含むとはむっと甘く啄み。少女の歯でこりっと甘くころがし始める。

自身の腕の中で熱を帯びる相手の体は肌寒くなりつつある季節に心地よく。
力なくもたれかかる相手、片手でよしよしと、子供でもあやすかのように相手の頭を撫で。
もう片方の手は相手の頭から肩、尖る胸の先端、くびれた下腹部へと滑り、固くなる男性器を少女の手が服の上から触れ裏筋を撫でるように滑っていく。

「セイン… とっても窮屈そう… 大丈夫?」

今までは様をつけて呼んでいたが、ここにきて少女は突如相手の名前を甘く静かに囁きかける。
その間も少女の手は相手のズボンの上から何度も何度も男性器を撫で、時に軽く扱く様に責め立てていく。

セイン=ディバン > 「あらそう? それは失礼したわね」

相手の言葉に目を細める少女。
やはり貴族だったらしいが。少なくとも少女が嫌いなタイプの貴族では無いので気にしないことにした。

「ま、そうね。とはいえ、私は今の粗野な自分が好きだけど。
 庭園で愛でられるよりは、外の世界で咲きたいのさ、なんて。
 その、素敵、ってのはやめてほしいかも。
 チューベローズちゃんに言われると、凄い恥ずかしいし……」

自身の今に不満は無い。呪い以外は、だが。
スリルには事欠かない冒険者生活。退屈はしないし、実入りもそこそこ良い。
相手の様子や仕草、言葉には少女は更に、首まで赤くして。
なんとも、身分違いの人間に褒められるのは慣れていないらしい。

「……」

相手の言葉が。上手く咀嚼できない。
抱きしめられる感触もそうだけど。耳がくすぐったいし。
いつの間にか髪を撫でられる感触は心地良いけど、混乱が増していくだけで。

「あ……れ?」

少女自身、困惑している。発情は先日抑えたはずなのだ。
なのになぜ自分が興奮しているかが判らない。

「あひんっ!?
 ちょ、な、にして……。
 あ、あんっ!!」

耳を甘噛みされ、鳴き声が上がってしまう。だけど、身体はぐったりとして動かすのが億劫だ。
必死に声だけで何かを訴えようとするも、身体中を触られるたびにぞくぞくとした快楽が全身を駆け巡り。
胸、下腹部、そしてペニスに触れられれば、明らかな嬌声が漏れてしまう。

「……チューベローズ、アンタ……何した、の……!」

なぜこんなことになっているかは判らない。だが、この目の前の相手が原因のような気がする。
冒険者の勘でそう判断し、敵意を声に込めるが。それも空しいことだ。
なぜなれ、ズボンの上からなぞられる度、男性器はどんどん膨張していってしまうのだから。問題は、いよいよ勃起が本域に突入すれば相手も気付くであろう。
少女のそのペニスの化物じみたサイズに。

チューベローズ > 「ふふ。構いませんわ。」
少女も少女で頓着なくそんな言葉を紡ぎ。

「ふふ。こんなかわいらしい姿で粗野というのもある意味意外性ですわね。
そんなに恥ずかしがることもないでしょう?」

まるで本当の少女の様に赤くなる相手、そんな言葉を返しながらくすくすと微笑む。

相手の中をぐるぐると渦巻き混ざりあう困惑と快楽。そして怒り。
その感情を向けられれば少女はどこかうっとりと舌甘い吐息を漏らす。

ぐったりとした体を包む少女の細く華奢な体。
優しく抱きしめながら、腕の中小さく震える相手の頭をやさしく撫でていく。
「何って…?
えぇ私は特に…しいて言うなればセインの頭を撫でたり、苦しそうなペニスをさすっているだけですよ?」

敵意を向けられても少女は頓着しない。
それはある意味相手にとって恐ろしいことかもしれない…
まるで子供のダダや怒りを包み込むかのような柔らかさで相手を抱きしめ、項に顔を埋める相手の頭を優しく撫で続ける。
化け物じみたサイズになり始めるペニス。少女の手は変わらずに撫で扱いていく。だが、決してズボンから出したり、じかに触って扱いたりはしない。

「ふふ。セイン… 大きくなってきたわね…。苦しいでしょう? 脱いでもいいのよ?」

ある意味少女は相手のその苦しそうな表情場や仕草、吐息も楽しんでいて…。
相手を飲み込む甘い甘い毒の沼か…

セイン=ディバン > 貴族としての余裕か。あるいは、それ以外の何かがあるのか。
あくまでも優雅さを崩さない相手。少女は、そこに、僅かに恐怖を感じた。

「今でこそこんな見た目だけどね。中身は狼なのよ、私は。
 ……だって、ねぇ? チューベローズ。アナタは、美しすぎるわ」

あくまでも軽口は止めないまま。少女は考える。
そう。この相手は、どこかが完璧すぎる。貴族の振る舞いとしてどこにも欠けたる物がないのだ。

その微笑と香り、そして感触に包まれたとき。
少女は自分の軽率さを呪った。
よくよく思い返せば。最近出会うのはこういった……。狩る側の人間や超越者ばかりだったのに。

「ウソ、吐けっての……。アンタ、何者……?
 ただの貴族じゃ、ないでしょ……!」

敵意をおもいっきり乗せた言葉を反らされる。その対応に、怒りと同時に畏れが沸きあがってくる。
相手の素性も判らないのに、捕らえられてしまっている現状は、冒険者的には非常に危険な状態と判断できた。
だが、触れられ続けるペニスは、いまや行為を待ち望むようにそそり立ち。更に、見えていないが、女性器もまた、蜜をどろどろと溢れさせている。その現実が、少女を情け無い気持ちにさせた。

「だ、れが……!
 そっちこそ、アタシのが欲しくてたまらないんじゃない?
 だからこんなことしてるんでしょ……。欲しけりゃ、アンタが跪いて脱がせれば……?」

懸命に言葉で抵抗する少女。しかし、一呼吸ごとに身体が熱くなる。
相手には恐らく、ばれてしまうことだろう。少女の瞳には言葉と裏腹に。
直接触れて欲しい。一つになりたい。イヤらしい事をしましょう?
そんな思いが浮かんでしまっていることに。

チューベローズ > 「狼? ふふ。とても怖いわ…。
美しすぎる…はじめて言われましたはそんな事…。」
少女はただ穏やかにそこにいる。
温もりも、匂いも、冒険者が力を籠めれば容易く折れるような細い体も、強く握れば食い込む肉も、全てそこにある。

「さぁ。 私が何者かなんて言う事は、わかりませんわ。
もう、興味もありませんし…。
私は私。貴女は貴女。」

向けられる怒りと畏れ。少女の心を甘く焦がしていく。
少女はただただ甘くそんな言葉を返す。
自己やアイデンティティをも持ち合わせていない少女。
小さなものが欠けていない代わりに少女は大きなものが欠けていた。

細い指が化け物じみた男根を扱き続ける。
そしてもう片方の手は相手のベストのボタンをはずし、武骨な武器を取り出し、手の届かないところに放り投げていく。

「さすが、冒険者だけあって色々なものをお持ちね…」
そして最後に残ったのは一本のクナイ。それを物珍し気に眺める。


「セインは強引なのが好きなの? 
それとも…私にそうするつもりだったのかしら?」

ふとそんな疑問を相手に向けながら、少女は相手を見つめる。鼻先を触れ合わせながら今にも触れてしまいそうな唇。
はたから見ればどこまでも甘い光景であろう。
相手がどう感じるかは別の所だが…。

情欲に潤んだ瞳をのぞき込む濡れて潤んだ銀色の瞳。
相手はその銀色の瞳に何を見るか。
男根を扱く少女の指、軽く手のひらでペニスを締めあげながらリズミカルに扱き、ズボンの上から先端を転がしたりと、絶頂へと導いていく。
ズボンでの中の射精。相手にとって屈辱以外何ものでもないだろう。
相手がどんな犯のをしてくれるのか…。

セイン=ディバン > 「そ、狼。特に、イイ女に目が無い狼さん。
 あらそうなの。だとすれば、アナタの身の回りの男は随分見る目が無いか……不能なのかしら」

穏やかなまま、佇む少女。
感じる体温や、肌の感触は。間違いなく相手が人間だと伝えてくる。
だが……。狼を名乗る少女は、いまや捕食される側、だ。

「ふざけろ……ってのよ……。
 そんな答えで、納得、できるか……!!」

並の人間なら萎縮するであろう怒気をも受け流す相手。
その振る舞いに、苛立ち、恐怖し。そして……。
少女は、強く興味を惹かれた。この相手は、何者なのだろう、と。
もっともっと、相手を知りたい、とすら思った。

「あ、ちょ……。あんっ……。
 って、コラ……!! 一応高い武器なんだから、なくさないでよね……!!」

ベストを脱がされれば、声が漏れてしまうが。
続いて出たのは、どこか的外れな文句であった。

「……人の質問には答えないくせに。アンタは質問するのね。
 ムリヤリは趣味じゃないわ。するのも。されるのも」

息も触れ合う距離。相手の瞳を真正面から見つめ返す。
怒りは次第に薄れ。興味は強くなっていく。

潤む銀の瞳は、宝石の輝きのそれであり。
身分の差を思い知らされると共に……酷く、美しいと思ってしまった。
抵抗できぬまま、少女は絶頂を迎えさせられ……。

「あ、あ、あっ。あっあっあっ……!!
 出る、でるぅ、でちゃう、ってばぁ……!!
 あ、あっ! ~~~~ッッッッ!!」

びくん。全身と、巨根が跳ねる。ズボンの中に、びゅるびゅると音を立てて精液が漏れる。
すぐさまその白濁は溢れ。少女の足を垂れて地面へと。
サイズに見合う、大量すぎるその白濁を吐き出しながら。少女は、熱に浮かされた瞳で相手を見据え。懸命に力を込め、相手の唇を奪った。
それは、まるで求愛のキスのようであり。あるいは、我慢できないという言葉の代わりのようですらあった。

チューベローズ > 「ふふ。可愛い狼さん。」
捕食される側の狼に少女は甘く囁く。
そして、狼というよりは狐に近い耳はむりと甘噛み。

「私の答えで納得するもしないもあなた次第。
私は嘘はついていないわ?」

少女はその問答すら楽しんでいて。
無くさないで、高いという言葉に楽し気に笑みを零した。

「ふふ。答えてくれて、ありがとうセイン。 もっとあなたの事教えて下さる?
そうそう。まずはイッパイ出しましょうね…。
頑張れ頑張れ♪」

怒りが薄くなって来れば、少女はどこか楽しそうに相手を見つめ抵抗できぬまま少女の手の中で体を震わせる相手。耳元で励ますように甘く歌い囁き、扱く力と速度を速めていく。そして、達する相手。

ズボンの裾からこぼれた白濁を指で掬うと手の中でねちゃねちゃと転がし。

「とってもたくさんでたわね… 偉いわセイン。
んっ… ちゅ…」
強引に奪われる唇。少女は応え、相手の唇を甘く啄みながら、背を撫で、頑張った相手を褒める様に撫で包み込んでいく。

「さ、おもらしして汚れちゃったズボンを脱ぎましょうね…。」
まるで相手を幼児の様に扱う少女。
唇を離すと額にキスを落とし、ようやく相手のズボンに手を掛け、足を上げさせ白濁まみれのそれを脱がしていこうと。
相手はこういう扱いになれているのだろうか。
そしてどう思うのであろうか…。