2017/09/04 のログ
オデット > 「いいえ、何だかぶしつけなことを申したみたいで…。
 そんな、…そんなことないのです――――神父さまに仰られてはいたたまれません」

酒も肉も、そしておそらくは女も断っているのだろう彼に眩しいなどと言われては
謙虚な気持ちからではなく、心の底から気後れしてしまうのを覚えた。
己は信心深い心もなく、それどころか身を売っていた時期もあり現在も
借金に縛られているという理由があるとはいえ、数多の男に抱かれる日々だ。
そんな穢れた身には相応しくない言葉だと思った。

軽く食事を済ませた神父が厨房に興味を示せば、思いもよらぬことに瞬時躊躇いを見せるが すぐに微笑み返し頷く。

「承知致しました。こちらへどうぞ。
 ………私は使用人の立場ですから、お気になさらずとも…」

案内しようとした矢先、差し出される腕に困ったような表情を浮かべる。
腕を組んで消えゆく男女は数多くあれど、ここに呼ばれるような彼と給仕の己という組み合わせでは釣り合わない。
しかし1度差し出してもらった腕を無下に断ることは さらに失礼かと、
そっと彼の腕に指先が触れ、応じるように緩く腕を絡めた。
着物の袖と彼の法衣が重なり、擦れ合う音がする。
その刹那、ほのかに灯った熱が身体の芯へと届いた。

「――――… …あ…失礼致しました。
 階段を下りまして、少し歩きますけれど…」

違和感に不自然な間を作り、エスコートを受けながら歩き始める。
騒がしい広間を出て、間もなく。厨房へ辿り着くには通らねばならない廊下は、寝所となっている部屋が連なる。
しぃんと静かな廊下を歩いていると かすかに、各部屋から女性の喘ぎ啼く声が聞こえるのだ。
己が悪いわけでもないのに恐縮してしまい、女は神父の腕に絡めた手に込める力を、きゅっと強くした。

コーデル > 「いえ、その心を失わずにいてくだされば、正しき道も開かれましょう。
そうですか、かえって恐縮させてしまい、申し訳ありません。心の隅に留め置きください」

どこか気後れするように、謙遜する女性の言葉の裏には、何か翳が落とされているようだった。
本当は実態も知っている宿に努めることからも経験がないことはあり得ない女性の過去が起因していそうにも思える。
清廉な聖職者を偽る者と、その裡を恥じる者とで、どちらが良いものかと考える思考はすぐに千々と消える。
女性の持つ疵は指摘せずに、丁寧な謝意を見せて、食事を済ませていった。

「感謝します。私にとっては誰もが、神の寵愛を受けるべき者なのです、これくらいはさせていただきたい」

腕を出しだされて、困惑する表情の女性には、もうひと押しとばかりに笑みを湛えて付していく。
貴族の立場にありながら、平等に扱おうとする信仰心を装っていて。
女性の性格も手伝って、大過なく自らの腕に細腕を絡める女性への催淫は成る。
弱い力ではあるが、その身に刻む熱は中々冷めることはないだろう。

「いえ、少し朱が差しているように見受けられますが、もしやお疲れなのでしょうか。
……おや、いかがされました?」

催淫されたことで覚える違和感に説明がつかなかった様子の女性に、気遣うように声をかけながら、案内されるままに階段を下りていく。
そして出た寝室の廊下で、周囲から漏れ聞こえてくる艶声も、二人の他にいない空間には思いの他響いてくる。
エスコートされる女性が、恐らく周囲からの声に緊張して絡めた腕の力を増すと、その場で立ち止まって問いかける。
足を止めたことで、一層静かになる廊下には部屋で交わって喘ぐ女性の声だけがしばらく満ちることになって。
自分が足を止めれば、案内のために足を止めざるを得ないだろう女性へと、少しずつ催淫の力を強めてみようとしていき。

オデット > 身に宿し、燻り始めている劣情を悟られるわけにはいかず、一刻も早く
この廊下を過ぎたかったのだが、立ち止まることを強いられて男の顔を見上げた。
たしかに頬の高いところが火照り始め、穏やかな瞳が潤みを帯びていることだろう。
“何か”に耐えるため、その表情をわずかに歪めて。

「いえ…何…、も…―――っ…」

誤魔化そうと唇を震わせた途端、どこかの部屋で女性が果てを味わったのだろう。
獣の咆哮のようでいて、そう形容するには甘過ぎる声が反響し、通り過ぎていった。
身の内から苛めてくる熱に困惑しながらも、この嬌声が気にならないのだろうかと
神父に向けた視線が その表情を窺う。
その時、下腹部が疼く感覚が強まり、女は甘く悩ましげな息を吐くと
ふら、と目眩でも起こしたかのように かぶりを振った。
自然と絡んでいた腕への力が弱まり、それが解ければ壁に寄りかかるだろうし、
逆に支えられれば彼へと身を寄せて どうにか立つことを保つことになるのだろう。
いずれにしても、言葉でどう繕おうと誤魔化しようのない“体調の悪さ”を露呈することになる。

「申し訳…ございません…―――少し…お手洗いか…どこか、へ…」

1人になりたかった。
下着の奥が潤み始めており、1人になったうえでそこに触れ、自慰に耽ってしまいたいというのが本音であった。
その場所として、己が招待客だったなら手近な一室を選んだだろう。しかし立場上それは許されない。
トイレでなくとも構わないのだ。1人になり、この熱を一時的にでも和らげられるならどこでも。

コーデル > 立ち止まったことで、離れたいであろう場所にとどまったまま、知らず知らず淫魔の催淫を女性は受けることになっていく。
火照っていく身体が、その兆候を示していくことに気づきながらも、まだ自分は物好きな聖職者の仮面をかぶったままで。

「何も、というには無理があります、大丈夫ですか?」

火照る身体を持て余しながらも、必死に繕おうとする女性の声を遮るように、達する女性の甘い残響が廊下に響く。
本来の信仰からすれば、この廊下に響く交わりは好ましいものであり、決して表情を笑みのまま崩すことはない。
むしろ、その身に帯びる熱に揺さぶられる女性の様子もまた好ましければ、女性のようにこの場を忌避する感情もなかった。
そして少し眉をひそめて白々しく心配そうな視線を送る目が、ちょうど向けられた女性の視線と絡み合うだろう。
催淫されて、いよいよ身体の変調が隠し切れなくなった女性の腕から力が抜けていく。
そうして離れそうになる身体を抱き止めて、身を寄せる女性の体つきを触れて感じることになって。

「根を詰めすぎたのでしょうか、体調を崩しているようです。
…私は招待客です、誰を連れて部屋を使うのも私の勝手でしょう。
身体も熱くなっていますね……しかし風邪というのも少し違いますか」

自らにもたれかかる女性の発情ぶりに、催淫の力はもう十分と止めて、申し出に対しては頭を振る。
廊下から見える扉すべてが寝所として使われているようであり、抱き止めた女性を連れ立って寝室へと入っていく。
そこは露骨に目を引くベッド以外にも、貴族たちが過ごすに足るだけの調度品が設えてあって。
女性に身体を貸しながら、そのベッドの上に横たえさせていこうとする。
そして体調を診ようとするようにちゃっかりと自分もベッドの上に腰を掛けて、女性の髪を掻きあげながら首筋に触れていく。

オデット > 1人になりたいという願望も虚しく、女は男の体温を布越しに感じながら部屋へと消えてゆく。
傍目には体調不良に映る己を彼が放っておけないことなど、分かりきっていたが、
平気なふりをして一旦離れることができるような余裕はもう残っていなかった。

「少し…休めば… 申し訳ありません…」

火照った身体を沈めたベッドは、非常に柔らかく弾力があり、上等であった。
注がれ続けた催淫の効果が一旦途切れたこともあり、女は ふ、と安堵を孕ませた息を吐く。
ただ熱は上がらないだけで、冷めるまでに時間がかかり、まだまだ平常とは言い難い。
男の手が触れる首筋はしっとりと汗ばみ、纏めている髪が少し乱れて張り付いている。
触れた瞬間に かすかにピクと全身を強張らせたのは、
異性の手が肌に触れたというだけで炙られている肉欲が刺激されたせいだ。
彼が聖職者でなければ。そう考えてしまった己に気付く。
聖職者でなければ、このまま自ら脱いで素肌を露わとするのも厭わない今の己に。

「……ご案内の…途中でしたのに… ――――ん…」

熱に浮かされ、ややぼんやりとした視線を彼に送ったまま申し訳なさそうに呟く。
その最中、彼の指先が触れた場所が淡く性感をくすぐり、甘く呻いた。

コーデル > 青年は部屋にかけられているプレートを使用していることを示す向きに変えて、しなだれかかる女性と共に部屋に入る。
もはや平然とする振りをするだけの余力もない女性を、生贄めいてベッドの上に横たえさせて。

「いえ、あれだけの催しです、運営すれば疲れも溜まることでしょう。
大丈夫です、この部屋なら、しばらく居ることができるでしょう」

上質なベッドのシーツに身体を沈め、少し落ち着きを取り戻したように呼気を漏らす女性へ、気遣う言葉をかける。
首筋を撫でる手は、そのまま擽るように緩やかに動きながら、頬へと上がっていく。
それなりに長く続いた催淫は効果を示しており、何より一人になりたがった女性の申し出で、鎮めたいほどに昂っている確信を得ていた。
長い黒髪が張りつく汗ばむ肌をすでに高められている欲求を刺激するようにもう片方の手は身体を支えるように腰回りに触れる。
しかし、あくまで性感を強く感じる場所は避け、焦らすように地肌を触れて煽るにとどめる。

「構いませんよ。これだけ苦しそうに、昂っているのです……僭越ながら、鎮めるお手伝いをいたしましょう」

熱に浮かされた様子で、謝意と共に呟く女性に、笑みを浮かべたまま、丁寧な口調のまま、しかし明らかにこれまでとは違う物言いを示す。
そして散々避けていた自分の掌が、不意に腰から撫で上げるように上へと伸びていく。
そのまま、着物の上からでもそれを押し上げて形を保つ豊満な乳房を撫でるように掬い上げて揺さぶろうとするだろう。
触れた途端、それが下着に包まれていないとわかれば、布地を隔てた乳房の先端にも指で刺激を加えようとしていき。

オデット > 触れられる頬はすっかり逆上せている。
介抱してくれる彼の手は己の身体を支えてはくれるが もどかしく、
時折唇を引き結んだり、眉根を顰めたりと内に潜む熱と格闘している様が見てとれるだろう。
呼吸をしているのか、かすかに喘いでいるのか、よく分からぬ呼気ばかりがこぼれる。

「は…、ん…―――っは… …え、…?」

己が昂っていたことに気付いていたのかと、女は羞恥と驚きに言葉を失った。
介抱の手が突如愛撫となり、胸に触れられると乳房はふるんと弾み、肉と母乳の詰まった重みを伝える。
ずっと劣情に煽られていた身体には その淡い刺激すら極上で、女の喉がヒク、と引き攣れ。

「んっ…―――――!
 あふ…っ…! ん、…んぅ…―――っ…い、いけません…
 私の身体は穢れて…おりますのに…、…っあ、ぁ…」

布地ごと圧され、刺激される乳首が襦袢に擦れて肌が粟立つように ざわめく。
もともと催淫で火照っていた肉体は反応が顕著で、着物の内側で乳首はふっくらと膨らみ、硬さを増していった。
さすればますます先端の場所が分かってしまうのだろう。
彼を己の穢れた身体に触れさせてはならないと思うのにどうしようもならず、すでに
濡れた形跡のある秘所が疼くのを抑えようと太股を擦り合わせれば、着物の裾がわずかにずれて膝が覗き。

コーデル > 笑みを湛えたまま、ベッドの上に横たわらせた時の姿勢から、女性へと身体を移動させていく。
女性を押し倒すように、上から覆いかぶさる姿勢に移行すれば、内から溢れる熱に喘ぐ女性を見下ろしていき。

「トイレで一人で慰めでもしたら、誰に聞きつけられるかわかりませんよ。
この部屋ならば、邪魔も入らず、鎮めるために乱れることを疑問に思う者もいません」

そもそも自分が仕立て上げた昂る身体を指摘されて、恥じらって言葉を失う女性に、独りで慰めようとした意図も指摘して。
介抱するフリをしていた手つきも、乳房を揺すってそこに詰まる重みを味わうように手のひらを押し付けていく。
これまで焦らされた末の刺激を、貪欲に受け取って感じる様子に、これまでの作り笑顔とは違う欲を見せた笑みを零す。
ベッドの上で昂る女性に煽られて、自分もまた昂っていくことを自覚し、ズボンの下で熱が高まる。

「快楽に身を委ねることは、穢れではありませんよ。美味な食事をし、快く眠る、それと同じこと…。
ここを、触れたかったのでしょう、存分に満たされてください」

穢れている、とまた口にする女性に、生臭な説法を説いてみせる。
しかし、それもすぐに熱を帯びていく男を煽る身体へ快楽を与えるための愛撫へとすげ変わっていく。
着物の布地を持ち上げる胸の突起を何度も撫でる掌で押し倒しながら、胸に指を沈み込ませ。
男の掌でも文字通り手に余るサイズの柔らかさと重さを持つ胸を揉みしだいていく。
そして空いた手は、露わになって濡れている太腿を撫で上げながら脚を開かせていき、その奥まで指を進めていく。
そして下着をずらして直に触れて、慰めたがっていた秘所へ指を突き入れて内部まで愛撫しようとする。

オデット > 「あっ、あ…私…―――…そんな…」

見る見る顔が赤くなってゆく。
全て見透かされていたことに逃げ出したいほどの羞恥を感じるものの、肉体は素直に彼を欲しており期待に満ちていた。
真上にある彼の貌。それがどことなく先程までの印象を変えるような魔の魅力を持っている。
彼に、肉欲に、呑み込まれていく不思議な感覚は、恍惚と。

「こんなに浅ましい欲が…穢れではないと…?
 あぁっ、あ、あっ……! それ、なら…――――…っあ…」

それなら、許されるのだろうか。このまま悦楽の坩堝に踏み入っていくことを。
着物の内側で尖った乳首が くに、くにと弄られ、乳房の肉を圧迫されて。
じんわりと母乳が滲むのを感じた。己の身体の中にあったそれは体温と同じ程度の熱を持つ。
濡れた感触がじっとりと、広がっていくと同時に揉まれて乱れた胸元の隙間より、甘い匂いが漂う。
そして同時に秘所を露わとされれば、薄青のショーツは蜜を吸っており割れ目に張り付いていたことだろう。
既に性器の桜色の粘膜自体が蜜を纏い、ヌラヌラと艶めかしく濡れ光っているそこに ずぶ、と指が入った途端。
女の声は甘さを増し、室内に静かに響くことに。

「……あっ、んっ、ふぁっ……! あっ…あ…!
 私…もう…―――…っん、っふぁ…っあぁ…!」

濡れそぼった膣内は十分すぎるほどのぬめりがあり、指を抵抗なく飲み込んでゆく。
そして膣肉で甘噛みし、切なげに震えて締め上げた。
ずっと触れて解消したかった場所。そこへの刺激が嬉しくて。
女は早くも軽い絶頂を迎えてしまう。
男の下で成熟した肉体は、ふるふると甘く震えて果てを示し。

コーデル > 「誰もが淫蕩に耽る宴です、恥じることではありません」

見透かされていたことに、強い羞恥を覚える女性に壁の向こうから僅かに聴こえる声と音とを示していく。
女性へと向ける笑みは、どこか獲物を見定めるようなもので、清廉な神官のそれではなくなっていた。
どこか人離れした雰囲気を纏いながら、薄暗い部屋の闇で、窓から差し込まれる月にに照らされる影は、どこかおどろおどろしく見えるだろう。

「ええ、交わりを望まず、身に欲を溜めこむことこそが真の穢れなのです。
それなら…それならどうしたいのです?おっと、これは…」

穢れではないならば、それならば、そう言いかけた女性の言葉尻を捕まえようとしたところで、掌に触れる温かく湿った感触に気づく。
鼻腔を擽る仄かに甘い匂いと、重たげに感じた乳房などからそれを察すると、開かれた胸元をより広げて、その豊満な乳房をまろび出させていく。
すでに愛液によって濡れているショーツをずらして、同じく光らんばかりの濡れようの秘所の割れ目へ、指を突き込み。
そして、粘膜を掻きださんばかりの強い愛撫を加えるだろう。

「ふ、もうイッたようですが、貴方は指では満足し得ないでしょう?
それでは、貴方の穢れを祓ってあげましょう……ふっ…!」

ズボンと下着を下ろして、露わになったペニスはすっかり屹立するように硬くなっていた。
寝そべる女性の両脚を改めて開かせていけば、濡れている割れ目に亀頭を擦りつけて挿入せずに腰が密着して。
そうして焼けた鉄杭のようなペニスを下腹部に押し当てて、それが如何に深く女性を貫き、抉るかを無言のままに教え。
再び腰を引き、今度は秘所の割れ目へと亀頭を押し付けて浅く咥えこませていけば、準備は整う。
露わになる豊満な乳房へ指を沈み込ませて鷲掴みにしながら、腰を突き出してぬかるんだ粘膜を拡張するように挿入していこうと。

オデット > 亡き夫に操を立て、慎ましく生きてゆきたいと考えていた女の頭に男の言葉が染み渡っていく。
己が捕らえられたのは穢れなき聖職者ではない。そう悟るも、全て遅いのだろう。
抑えようとしても本心が紅い唇より、こぼれ出てしまうのだ。

「全て…忘れて…快楽に身を任せてしまいたい…」

彼に白状したのか、それとも自身に言い聞かせたのか。
そんな呟きを残す女の露わとされた乳房は、尖り肥大化した乳首が痛々しいほどに
充血しており、そこから乳白色の液体がとろりと滴った状態。
彼の眼前で、また新たな母乳が ぷく、と丸く珠のようにあふれてきていた。
胸も下腹部も晒し、本音も口にした女の欲望は次第に膨れ上がっていく。
ぬめる割れ目に亀頭が擦り付けられ、陰唇の肉が柔らかく歪む。

「んぅ…! っは、ぁ―――……コーデルさま…
 あ、あぁっ! んひっ……、あぁっ、―――…っ、…!!」

指とは比べ物にならない剛直が、膣口を拡張したかと思えばズブズブと蜜のこぼれる音がして、胎内を蹂躙されてゆく。
膣内が彼の肉棒に引きずられ、押し込まれる感触を味わえば、鷲掴みにされた乳房が
乳腺を刺激され、滲む程度だった母乳が ぴゅうっと噴出した。
掌では収まり切らない乳肉が彼の指の間からはみ出る。
身を震わせて、牡と繋がることのできる快感に耽っていると亀頭はこつり、と子宮口に押し当るだろう。
ヒク…ヒク、と膣肉は未だ不規則な痙攣を起こしており、肉竿を包んで吸い付き。

コーデル > 悦楽を欲しがるように立ち戻ってしまった女性の唇が、抑えきれない言葉を紡いでいくのを、今か今かと見つめている。
やがて白状するような言葉を聞き届ければ、笑みはより邪まに深められていく。

「ふ、いいでしょう。オデット・マニャール、この褥では、貴方は何者でもありません、随喜に鳴く牝の本性を心行くまで愉しみなさい…」

まるで洗礼でも施すような神父めいた口ぶりで、実際は初対面で感じた清廉さの真逆にある物言いを告げる。
慎ましい生を望んでいた未亡人をベッドに連れ込んでしまえば、もはや聖職者を繕う必要もなく。
シーツに横たわる熟れた肢体に、再び牡を受け入れる快楽を植え付けていくだけである。
慰撫されて膨れ上がっていた乳房の先端から、母乳の滴が浮かびあがっていく様に、肥大化した乳首全体を扱いて愛撫して。
乱れた着物が腹部と腕に引っかかるばかりの淫らな恰好を晒す女性を見れば、纏めている髪を解いてシーツの上に広げてしまおうとする。

「おぉっ…!素晴らしいっ、この具合ならば催しの間、退屈することなどあり得ませんね。さぁ、望みの通りにしてさしあげましょう!」

ペニスを突き込んだ途端、愛液に塗れた膣内粘膜の感触に感嘆する。
シーツを愛液で汚しながら、今度は腰を大きくグラインドさせて、挿入とは逆に掻き出すようにペニスが引き抜かれていく。
亀頭から傘のように張り出すエラで粘膜を刺激しながら、抜ける寸前で奥に埋没して強かに子宮口へ亀頭がぶつかる。
やがてそれは腰を振る動きになって、膣内を我が物顔で蹂躙しながら、女性の子宮口を激しくノックしていった。
鷲掴みにされる乳房の先端から、その圧力で射乳していく様子を見て、顔を近づけながら片方に吸い付いていく。
わざとらしく下品な音を立てて咥えた乳首から零れ出てくる母乳を吸い出しては、反対も同じように咥える。
甘露な母乳をそうやって交互に味わって、男に強く訴える肉感的な女性の肢体を抱いて、その膣内の奥まで貪るように交わっていく。

オデット > 淫欲のままに振る舞うことを神にも許された心地でいた。
実際、髪も解かれあられもない姿を晒す女はただの牝であっただろう。
着飾ってはいても内面は肉欲に勝てぬ弱い存在である。
牡と結合できたことに、歓喜し、甲高く声を響かせるほどに。

「あぁぅん……ふぁぁ、んっ! 奥まで…、深、く…―――っ……あぁ、ひぃん!」

膣穴いっぱいにペニスを叩き込まれ、弾力ある子宮口が震えるほどに深く繋がったかと思えば、
ズルズルと膣内の肉ごと引き抜かれるような腰の引きに、女は男という存在を感じ入った。
次第に速まる抽送は子宮口が亀頭に押されきり、窪んでしまうほどに
叩き付けられて、そのたびに達してしまいそうになる。
その証に、彼が力強いストロークを繰り返すにつれて結合部よりあふれ出る愛液の量が増えていた。
ぐしゅ、ぐぢゅっと音が立つほどに泡立った蜜はずらされているショーツを さらに湿らせる。

「あ、あ、ああっ……! あっ、熱い…、全部…っ…! は、あっ……!」

摩擦されて熱を帯びていく膣内も。
吸い立てられてぴゅるぴゅると母乳を噴出させ、男の舌を潤わせる胸も。
理性を蕩かされてゆく頭の中も。
全てが熱を持ち、その熱が快楽となり女の肢体を悩ましくくねらせる。
膣孔に深く突き込まれるたびに母乳と唾液に濡れた乳房が大きく揺れ、髪も振り乱した。
肉棒にねっとりと抱擁する膣同様、女の太股が男の腰へと絡み付き、離れたくないと訴える。
迫る絶頂に背を反らせば乳房を尚更男の顔、口元へと押し付ける格好となろう。

「はふぅぅっ、んっ、あぁぁんっ、っあく…っ!!
 あふっ、んっ、あぁぁっ、―――…イク…っ…んっ、んんっ…イッ…――…!!」

好きに蹂躙されていた膣襞が肉槍に吸い付き、締め上げる動き。
宣言せずとも男には見透かされてしまいそうな、激しい絶頂を味わう瞬間。

コーデル > 「根元まで咥えこみ、こうして締め付ける…母乳を噴き出しもする、これほど淫らな身体を隠していたとは思いませんでしたよ」

もはや淫蕩な姿を隠すことなく、あられもない装いで自分のペニスを受け入れていく女性に興奮を高められ。
次第に、猫を被る聖職者としての姿に固執もしなくなり、この女性に快楽を与えることが主目的になっていく。
膣内は往復するペニスが、その粘膜の感じやすい部分を探りながら愛液を掻き出す淫らな音を部屋に響かせ。
大きく跳ねた身体に揺さぶられる乳房が質量を誇るように弾んでいけば、鷲掴みにして逃がすまいとしながら母乳を啜る。
絶頂が近くなっていく女性の反応には、腰を抱え上げてラストスパートとばかりに激しくなる腰遣いで受け入れている牡を刻み込んでいき。
愛液を掻き出し、激しく腰同士がぶつかる音が部屋に響いていき、ベッドすらも軋む音を鳴らしていく。
もはやずらしただけのショーツは使い物にならないぐらいに濡れてしまったことだろう。

「ふふふっ…イキましたね、さぁ注ぎ込みますよ、奥で受け止めなさい…!」

激しい絶頂に身を震わせる女性の膣内がペニスを強く締め付ければ、それを愉しむように腰を振って自分も達していく。
ぴったりと押し当てられる鈴口から濃厚な精液が何度も脈動して注ぎ込まれていき、奥を熱い白濁が満たしていく。
長い射精の末に、一息ついた自分は、咥えていた女性の乳首から母乳を吸い出していく。
やがて、ゆっくりと引き抜かれていくペニスは、エラで女性の膣内を探り、愛液と混ざり合った精液を掻き出して―――

「このまま抜かずに付き合っていただきますよ…!
さぁ、オデット。何もかも忘れ、牝になる時間です、堕ちていきなさい……」

―――再び根元まで膣内で咥えこませるように腰を押し込んでいった。
快楽に溺れる姿を嗜虐的に見下ろしながら、萎えていないペニスと衰えない腰遣いは健在で女性を責め苛んでいく。
他の寝所から伝え聴こえる喘ぎ声も掻き消すほどに、女性の鳴く嬌声を奏でて、
この後も宴の間、数えきれない程にベッドへ連れ込んだ女性と交わり続けていったのだった。

オデット > 膣内の締め付けに逆らわん勢いで痙攣する膣襞を引き剥がし、
果てる一瞬まで貪られる女体は、悦に浸る震えがいつまでも。

「うあ、…ぁあ、ぁぁ、ぁ…あぁぁっっっ……!!
 っ――――…くださ…い…奥…に、ぃ…――あぁっ、あああぁぁっ……!!!」

男が望むように女もまた、最奥で子種を受け止めることを望み、子宮口を抉らんばかりに
深く繋がった肉棒を柔らかな肉でぴったり包み、収縮することで刺激し、射精へと促そうとした。
そして連続して果てるほどに凄まじい快楽を味わえば、吐き出された精液が子宮壁を撃つ。
熱く、濃く、子宮の中を膨らませるほどの熱量を与えられながら、胸元では母乳を与えていた。
吸われれば吸われるほど分泌される母乳は、どこまでも甘ったるく。
全てを出し尽くし、注いでもらう最後の一瞬まで、男の肉体を己の身体を
埋め続けようとする女の浅ましさは、膣肉の吸着と腰に絡ませた太股の力に表れていた。
その力も精液まみれの膣内を剛直が引いていく時には弱まっていたが。

「ぁぁ……、ぁ……っ っひっあ…ぁぁっ…!!」

度重なる絶頂に弱々しくなっていた唇を、また甘い声が通ってゆく。
ぐちゅぐちゅと膣中で精液が押し戻され、膣壁に塗り込められていく音と共に、また挿入されたからだ。
白濁の涎を垂らす子宮口に、くちゅんと亀頭が口付けすると、女の腰は甘く震える。
――――次の絶頂は、すぐそこに迫っていた。

幾度果てたか、膣内が摩擦に火照りから目覚めることのできぬ状態になるまで
貪られた女は、さぞかし下品で淫奔な姿を晒したことだろう。
これが己の本性なのだと嫌というほど自覚して、神父の手で堕ちてゆく―――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/貴族の邸宅」からオデットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/貴族の邸宅」からコーデルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール富裕地区/某伯爵邸」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (自宅ではないけれど、勝手知ったる旧知の男の家である。
ひと目につかない逃走経路のひとつやふたつ、幾らでも知っていた。

服を着替えている暇はなかったし、上等なドレスだったので、
せっかくだから着たままもらっていくことにする。
バックパックを背負えば似合わなさに笑ってしまいそうになるが、
とにかく格好よりも今、優先すべきは逃走である。

屋敷の裏手、使用人のための出入り口からこっそり出て、暗い裏庭を駆け抜ける。
途中、見つけた梯子を引き摺りながらの道行きとなれば、スピードは遅くなったけれど―――)

………やっぱり、コレだったよね。

(庭の果て、この屋敷にはぐるりと張り巡らされた、分厚い煉瓦塀がある。
ほう、とひとつ息を吐いて、引き摺ってきた梯子を塀に立てかけた。
相当使いこまれたものなのか、小柄な己が足をかけだたけで、
ぎしっ、と不穏な軋みをあげるのには顔をしかめたけれど、
まずは塀のてっぺんまで、梯子を伝って辿り着く。

猫のように暗がりへうずくまり、外の通りにひと気がないのを確かめてから、
塀の内側から外側へ、梯子をかけ替えよう、と。
ふらふら、ぐらぐら、今にも転げ落ちそうな恐怖と戦いながら、ではあるが)

リュシー > (ご飯とお風呂、それに新しい服。
それらの魅力に抗えずついてきてしまったけれど、そろそろ頃合いかと思う。
己とここの息子が古馴染みであるように、ここの大旦那さまと己の父も、
ずっと昔からの知り合いである。
二人の関係が「おともだち」などという平穏なものかどうか知らないが、
いずれにしても、長居をすれば「お迎え」が来てしまうのは間違いない。

だからこそ、夜の闇に紛れて脱走を図っているわけなのだが、
いかんせん体力やら腕力やら敏捷性やらを求められるうえ、
今の己の状態を事情を知らぬ誰かに見られた場合、
貴族の邸宅へ忍びこもうとする泥棒に見えなくもない、のが困る。)

と、……と、と、ととっ…――――うわ、ッ……!

(ずりずりずり、引っ張りあげた梯子をひっくり返したまでは良かったが、
反対側へ立てかけようとして手が滑った。
ずるる、と期待以上に滑った梯子は音を立てて、石畳の街路へ寝そべってしまう。
塀のうえから呆然とそれを見つめて、嘘だろう、とくちびるだけで呟いたけれど、
残念ながら現実、だった。)

リュシー > (―――――バックパックを投げ落として、そのうえへ飛び下りるか。

ほんの一瞬、そんな考えが頭を過ぎったときだった。
背後から人の声が聞こえた、旧知の男の声だ。
咄嗟にこのまま向こう側へ飛び下りてしまおうかと思ったが、
柔らかくて華奢で脆弱な、この身体のことを思い出してやめた。

塀のうえで立ち往生している己を見つけて、大慌てで駆け戻って行った男が、
使用人の大男を連れて戻ってくる。
父には決してばらさない、という口約束をひとまず信じたのは、
己がこの男の、それはそれは恥ずかしい過去の所業を幾つも知っているからだ。
もちろん、それと同じぐらい、過去の己の悪行も知られているのだが、それはそれ。

大男の手で塀のうえから抱き降ろされ、今宵はあたたかいベッドで眠ることにする。
この屋敷の主に見つかれば、もちろんすぐに逃げ出すことになるだろうけれど――――。)

ご案内:「王都マグメール富裕地区/某伯爵邸」からリュシーさんが去りました。