2017/07/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 歓楽街」にリリシアさんが現れました。
■リリシア > (――おかしい。おかしい、おかしい、おかしい・・・! 手を顎に寄せ真剣な表情で考え込むようにして歩くエルフが夜の富裕地区に見られた。
少女が必死に考え、否定するのは数日前の出来事・・・かの「肇国節の大祝宴」 ・・・それにかこつけ王城へ着飾って足を運んだ日のことだ。平民であろうともその日は平気で王城を歩くことができた。折角だから、と普段見て回ることのできない王城をお酒と食事、時々踊りを楽しみながらあちこち見て回ったのだが・・・その日のお祭りの後半、今になっても理解できないことが起きた。
恐らくあれは乱交パーティー、とでも言うのだろう。 それを催している部屋に迷い込み、とある男性に首輪を渡され、雌犬になれ そして、この宴に参加せよ、と。・・・そう伝えられそれを喜んで受け入れてしまったのだ。アルコールが入っていたとはいえど、普段であれば絶対に受け入れなかったであろうその宣誓。けれど、エルフはしっかりと覚えている。それを受け入れたのは自分で・・・結局、最後には楽しかったし、気持ちよかったのだ。 今でも思い出すとどくん、どくんと心臓は高鳴るし身体もどこか熱くなる。)
わたし・・・そんな趣味なんてないはず、なのに。
(けれど、身体の奥は叫ぶのだ。 ――でも、楽しかったでしょう? と。 違う、違う、と否定しつつも頭にこびりついた記憶は剥がれることなく、気分転換に夜風にあたりに散歩に出ても結果は変わらず。 目的を決めることなくふらふらと歩いた先・・・怪しげな地域にまで足を踏み入れたのは、本人の自覚はないかもしれないが、またあの時のような淫欲の宴を求めている、証であろうか。)
■リリシア > ・・・考えても仕方ない、か。好きなことでもして忘れるのが正解、なのかもしれないわね。
(いくら考えても最早過ぎたこと。あれをなかったことには出来ないし、あれを受け入れた理由も最早思い出せない。であれば、時間が解決してくれるのを望む一方だろう。
そして、思考の海から現実に戻り、ふと周囲を見渡してみれば)
・・・どこかしら、ここ。
(気がつけば知らない地域にまで足を運んでいた。祭りの賑やかな音につられて、富裕地区まで来たのは覚えているのだが、そこからどういう風に歩いてここまでたどり着いたのか全く覚えていない。色々考え事しながらてきとうに歩いていたのが原因だろうか。
しかし、まぁ・・・たまにはこういうあてのない散歩も悪くないだろう。祭りの開催中、とあってか遅くまで空いている店も多いようだし、何やら派手な光を発している店も多い。富裕地区、とあって洒落た店も多そうだ。 ・・・富裕地区、とだけあって恐らく代金は高そうだが・・・もし良さそうなお店、酒場、食事処・・・etcなんかがあったら入ってみるのも一興だろう。
富裕地区の中でも特にアングラな店が多い歓楽街のある通り。その洒落た外観からは想像しにくいだろうが、その立ち並ぶほとんどはラブホテルにSMを始めとする特殊なプレイをするのに特化したバーやホテル。それに加え自身の奴隷の調教具合を披露するステージのあるクラブ、怪しい玩具を販売する大人のお店。それにVIP制のある娼館、など中を覗けば表に出せる店を探す方が難しい店が立ち並ぶ通りである。けれど外観だけは洒落た店がほとんどである。 その内情を知る者、もしくは店の正体を知っている者が通りかかれば、きょろきょろとそれぞれの店を見て回るエルフはおのぼりな好きモノ、のように見えるだろうか。)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 歓楽街」にカルニーツォさんが現れました。
■カルニーツォ > さて、これで配達は終了でしたかね?
(高級娼館の裏口からでると、指折り数えながら依頼された配達内容を確認する。祭の影響か、普段の数倍の依頼が舞い込んでおり、日が沈んでからは休み間もない。
当然、依頼されているのは各種媚薬や淫具の類。いろいろな趣向を楽しみたいと様々な薬が飛ぶように売れていく。今出てきた店もその一つ。普段から付き合いはあるものの、ここまで頻繁に呼び出されているのは珍しい)
まぁ、おかげで懐の方も温かくなったのはありがたいですけどねぇ...
(ポンポンと確かめるように胸を叩いて懐の皮袋の感触を確かめる。中に入っているのは大量の金貨。さすがに治安の良い富裕地区とは言え、少々周囲を警戒したくなろうかと言うくらいの分量。あまり金に執着する方ではないが、最近は色々新しい薬や淫具の開発の開発に物入りで臭ニュが増えるのはありがたい)
フム。たまには新しい道具の実験を兼ねて少し遊んでいきましょうかね?
(周囲の店を物色しながら歩いていると、前方にうろうろと辺りを見回す挙動不審な女の姿。見る限りあまりこの辺りになれていないエルフの娘の様子。それをみてムクムクと将来のイタズラ心が沸いてくる)
せっかくですし、商売女よりも素人の方が正しい結果を得られそうですしね...
(ペロリと唇を舐めると、ゆっくりと近づき、少し離れたところから声を掛けてゆっくりと近づいていく。もちろん、顔には満面の営業スマイルを貼り付けて)
お嬢さん、このようなところでどうされましたか?どこかお店をお探しですか?お手伝いできることがあれば、おっしゃっていただけますか?この街に住む者として、せっかくのお祭り、良い想い出を持ち帰っていただきたいですからねぇ
■リリシア > (声をかけられ振り返ればふわり、とその髪と三つ編みを揺らし、長耳を携えた端正な顔を彼に晒す。エルフ、という種族は少々閉鎖的と思われがちではあるが・・・このエルフは別であった。閉鎖的な里から飛び出し、様々な種族、様々な人との交流を目指し――ついでに剣士として大成することを目指し、こうして人の多く集まる国へ降りてきていた。故に、唐突に話しかけてきた青年にも警戒することも、怖気づくこともなく、にこり、と柔和な笑みを浮かべて応対して。)
――こんばんは。 えぇ、ちょっと・・・お祭りの音に誘われてここまで出てきたのだけれど少し迷ってしまって。でも折角だから、少しお店とか見て回ろうと思ったのだけれど・・・どこかおすすめとかある? あんまり、その・・・値段が張らない所が理想なのだけれど・・・。
(少しばかり照れくさそうにしながら、そう彼に返事を。やはり道に迷った、と告白するのは少しばかり恥ずかしい)
■カルニーツォ > ああ、なるほど。森人のお嬢さんも誘われるくらいにこの一月あまりは賑やかですからねぇ。それにこの辺は道が入り組んでいますからね。お城を守るために仕方ないとはいえ、困ったものです。
...フム、お店ですか。なら、丁度良いですね。私もこれから食事に行くところなのですよ。是非、ご馳走させてください。その代わりと言っては何ですが、色々旅の話でもしていただければ。商売柄、色々なことを知っておきたいものでして。
(相手の言葉に頷きながら応えると、スッと娘の横に立ち、背中に軽く手を添えて案内をはじめる)
何か苦手なものとかはありませんか?特になければ、最近東方風の店が出来たというのでそこに行ってみようと思っているのですよ。...あ、自己紹介が遅れましたね。カルニーツォともうします。薬を商っております。どうぞお見知りおきを...
(道すがら、自分の表向きの真っ当な薬の商売の話などをしながら、看板が出ていないものの、ドアの前にこぎれいな衣装を身につけた屈強な男の立つ家の前に着く。
ついたのはいわば連れ込み宿のようなもの。但し、それなりの財産をもち、すでに常連となっているものの(笑)絵画なければ入ることもできない。そんな場所もお得意先の一つ)
こんばんは。一つ席をお願いしたいのだけれども?
(ニコニコと笑いながら、男に話しかけるとチラリと娘の方を見て、軽く頷く。男の方も頷き返すと、ドアを開けて中に通す。中にはいると細い廊下を通って、小部屋の一つに通される。中に入ると奥にも一つドアがあり、室内には豪華なソファとテーブルが置かれている。テーブルの上にはすでに果物とワインが置かれている)
ささ、どうぞお掛けください...
(娘に席を勧めると、案内の者に適当に料理を持ってくるように告げる)
■リリシア > ふふ、森人、といっても既に故郷をあとにして久しいですけどね。
私、貴族ではないので・・・あんまりこちらの方には来ないのでたまに来ると迷ってしまいそうになってしまって。
(事実迷っている訳ではあるのだが。えへ、とやはり照れくさそうに笑いながら彼との会話に相槌を打っていこう。そして、食事に誘われれば)
あら、では問題なければご一緒させて頂いても? 苦手なもの・・・ゲテモノとかでなければ特に問題はありませんから、貴方のおすすめ 教えてくださいな。
ん、名前・・・。名前はリリシア。この通り、冒険者・・・傭兵のようなことをやっているの。
(ちゃきり、と刀を揺らし自身の商売道具を見せつけるように示す。その姿からは自身の能力に対する自身が透けて見えるか。
そして、屈強ながらも小奇麗な格好をした青年の前まで連れてこられればエルフはどこにでもいるような町娘の格好。私、こんな所に通されて良いのかしら・・・。と、少しばかり不安を覚えつつも、彼に案内をされれば、はた、と我に返り、進められた席に座ろうか。
そして、通された小部屋をほぅ、とため息をつきながら見回せば)
綺麗な部屋・・・。
(そうぽつりとつぶやいた後自分の分と彼の分。二人分のワインが置かれていたならば)
まずは乾杯、かしら。この偶然の出会いに、って。
(からん、とワイングラスを揺らして彼との乾杯を求めてみようか。)
■カルニーツォ > ホォ、これは珍しい...いや、失礼しました。浅学な私の知識ではエルフの方々は主に弓矢を好むと招致していたものですから...
(示された刀を見てもとより細い目をさらに細める。娘と話しながらも頭に浮かぶのはどのような薬をどのような順番でどのように取り込ませるかという今後の算段。店に入ってからも、まずは刀を無力化せねばと策を巡らせる)
お気に召していただいたようでなによりです。では、早速...この良き日の良き出会いに..
(互いのグラスにワインを注ぐと、グラスを掲げる。そこに運ばれてきたのは小鉢や小皿に盛られた料理。そのいずれもが花鳥風月を模した細かな細工を施してある。)
さ、どうぞお召し上がりください。こちらの料理は目でも楽しむものだとか...
(皿を一つ一つ指ししめし、以前聞いた蘊蓄を傾けていく。娘の視線を伺いながら、そっとマントの内側のポケットに手を差し入れ、小さな紙包みを取り出す。話をしながら器用に片手で包みを開く。そして料理を並べる際に横に置かれたワインのデキャンターにそっと中の薬を振り入れる。細かな粉末はワインに触れると同時に溶けていく。粉末の正体は軽い催眠薬。強い効果はない代わりに無味無臭で気づかれにくく、相手の思考能力を少しずつ奪っていく)
サァ、ワインもどうぞ。この料理はワインと一緒に味わうことで互いの風味を挽き立て合うのだそうですよ?
(にこやかにそう話しかけると、デキャンターのワインを娘のグラスに注いでいく)
■リリシア > いいえ、私はエルフの中でも変わり者、という自覚はあるから。
他の子はもっぱら弓や魔法が多く、刃物はあくまで接近された時の迎撃手段とか、捕まえた獲物を解体する時に使う、とかそんな子が多かったもの。
でも私は・・・これが、この子が好きなの。
(うっとりとした様子で頬に刀を寄せ話す様子はやはり少々変わり者、といった様子か。その恍惚とした様子からは彼が策略を巡らせているなんて気づく様子もないが・・・)
えぇ。 ――乾杯。
(かちり、とグラスを合わせ小気味の良い音をかち鳴らせばふふ、と楽しそうな笑顔を浮かべるか。
そして、美しい花鳥風月が掘られたお皿を見ればその見事な職人技にまぁ、と感心した様子でそれらを見つめ)
流石富裕地区のお店ですね。こんな綺麗なお皿に乗せて・・・お皿一つにもこんなこだわりがあるなんて素敵。
(言われずともエルフからしてみればその美しい装飾を施されたお皿、というのはあまり見かけることのないものである。いつも食事をするお皿、というのは簡素なもので、ここまで見事な装飾をしてあるものを見るのは初めて。言われずとも夢中になるだろう。
そして、見て楽しむものだ、と言われればその計算されつくされたデザインの食事の盛り方につい目が向くだろう。色とりどりの食事が盛られ、食欲をそそるようにデザインされたその食事は普段食べる量と栄養が取れて、美味ければそれでいい、とでも言うような無骨な貧民地区の食事とはまるで別で・・・洗練されつくされたものを感じるだろう。いつもとはまるで違う、全てが洗練されたその食事に まぁ・・・!まぁ・・・!と目をキラキラと子供のように輝かせる。
そんな風に食事に夢中になっていれば、彼の細工など気づく余地もないだろう。)
ん、ありがとうございます。 頂きますね。
(そして、彼の進めるままにワインを飲めば普段飲むものとはまるで別物の濃厚な味に ん~~~っ! と、幸せそうに目を細め、舌太鼓を打つ。
そして、普段より妙に早くアルコールが周り、ぽやん、としてきたような気もするが・・・それが睡眠薬の影響とは欠片も考えず。ただ、お酒のアルコールが強いのだろうな、程度にしか考えないだろう。)
■カルニーツォ > どうぞ、ご遠慮なく。さて、私もご相伴を...
(娘と一緒になって、料理に舌鼓を打ち、ワインを流し込む。1,000年以上の永きにわたり、自らの身体で薬効を確かめ続けてきた身にはサソリの毒も効かず、アルコールやこの程度の薬などはただの水と変わらない。それでも平気で飲み食いしているのは相手に少しでも疑いをもたせぬ為)
さて、そろそろデザートですかね...せっかくですから香りでも楽しんでいただきましょうかね...最近は香りでも客をもてなそうという店が増えてきたおかげで、こういうのも商売になりましてね...
(店の者が花をかたどった練り菓子と東方から伝わった緑色の茶を運んでくると、そう言いながらトランクから香炉をとりだす。火を付けると薄紫の煙とともに甘い香りが漂ってくる。香りの正体は先ほどよりも強い催眠作用のある薬)
今宵はお疲れでしょう?奥に寝床の用意もありますから、今夜はこの店にお泊まりになられてはいかがですか?ああ、お代のことは気になさらず。私の方で持たせていただきますから...
ほら、そのような服を着ていてはおやすみにもなれますまい、お脱ぎになられてはいかがですか?
(通常ならば平手打ちを食らわされても仕方のない言葉。それでも静かに穏やかな口調で語りかけられれば、催眠効果を及ぼす薬のためにごくごく当たり前の言葉として聞こえてくるであろうか)