2017/07/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にチェチリアさんが現れました。
チェチリア > 祝い事なんかどうでもいいけど…

元貴族令嬢だった淫乱修道女チェチリアは実家に頼み込まれ王城に行くところだった。よくあのお堅い修道院長が許したものだ…それもチェチリアの実家からの支援金や寄付金が莫大なものだからだが。

「まあ、たまには華やかなドレスもいいわね…そもそも私があんな粗末な修道服を着せられるなんて、それこそ侮辱だわ」

実家が何故厄介者の娘を王城に行かせるか…もちろん、王城でそれなりの地位の男に近づかせ更に家柄を盛り立てようとする理由に他ならない。彼女自身は今の王城には様々な身分の者が多くいるから「楽しむ」ことに事欠かないだろうというのが本音で…

祝い事とあって富裕地区の人通りもかなりのものだ。すれ違う貴族の男どもに嫣然とした笑みを投げかけてやりながら、彼女は王城へと急いだ―