2017/05/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
■リン > 「はあ……」
路地の日陰で、体育座りになって座り込むリン。
普通の格好だが、その背丈はいつもの半分程度しかない。知らないものが見ればぎょっとするだろう。
富裕地区のお嬢様とちょっと仲良くなったところまではよかったが、
《アクリス》の呪いがうっかり発現してしまったところ怯えて逃げられてしまったのだ。
初めての話ではないが地味に傷心であった。
こうやって丸まっていくと精神まで小さくなっていきそうだ。
■チェシャ=ベルベット > そうやって小さく丸まっているリンの身体にさらに影が差し掛かる。
見れば仁王立ちでなぜか目の前に立っているチェシャの姿。
ツンとした表情でリンを見下ろしている。
「こんな所で何やっているんだよ、ちんくしゃ」
相も変わらず口汚い罵りでリンに話しかけると、その首根っこを掴んで
自分の視線と高さを合わせるように釣り上げる。
リンの一本釣りである。
■リン > 幼児並の大きさのリンは簡単に持ち上げられる。
いつも通りの理不尽な当たりの強さに思わず涙目になってしまう。
泣き面に蜂とはこのことか、とリンは思った。
「は、離せよー。何してたって勝手じゃない。
いつからきみはぼくのご主人様になったの?」
足をぷらぷらさせながら口答えする。この体勢は息苦しい。
■チェシャ=ベルベット > もがくリンを片手で持ち上げ、冷え冷えとした目で見る。
だが何を思ったか、突然彼を小脇に抱え、反対側にアクリスのバイオリンケースを持ち上げると
そのままずんずんとあるき出し始めている。
見る人が見れば幼児誘拐にも見えかねない。
「ちょっと付き合え」
そう言って連れてこられたのは女性客に人気のオシャレーなパーラーであった。
二名分の席を取ると、片方の席にリンを降ろし、脇にケースを置き
向かい側の席に座って無造作にメニューを差し出した。
「奢ってやるから好きなもの頼め」
そう言って最初と変わらぬ無愛想な表情で睨むようにリンを見た。
■リン > 「え?」
要件も告げずに自分を連れ去ろうとするチェシャ。
かなり気味が悪いが、ここで暴れたり騒いだりしても逆効果だというのは
よく学習しているので借りてきた猫に擬態することに努めた。
そうしてやってきたのは、人生に疲れた時に行こうかなと思っていたパーラー。
「は?」
不本意と言わんばかりの圧のある表情で、奢ると宣言された。
どういうことなんだ。食べさせられた後に何があるというんだ。
睨みつけられると、妙な汗がだらだらと落ちる。
恐怖が極まったためかさらに一回りは小さくなってしまった。
「せめて最期に実家の妹に一目会いたかったな……
えっと、じゃあこれ」
フルーツが山盛り乗っているパフェを指差す。
これが最期の晩餐というなら贅沢なものを頼むとしよう。
■チェシャ=ベルベット > 店員を呼びつけて、リンの選んだパフェを注文する。
チェシャはと言えばアイスミルクを頼んだ。
しばらくして店員が注文の品を持ってくればさっさと食べろと言わんばかりに
無言の動作でリンにパフェを勧める。
「お前、妹なんかいたのかよ。初耳。
まぁいいから食べろ。別にあとで金払えとか言わないから」
ちびちびとミルクを飲みながら何かもじもじとした様子を見せる。
萎縮するリンとは対象的にこちらは徐々に何か赤面し始め
何か言葉が出かかっているのに出ないような様子を見せる。
だが、やがて意を決したように小さな声でリンに告げた。
「えっと、……この間は、勝手な因縁付けて勝手に出ていったりしてごめん……
それ言いたかっただけだから……」
そっぽを向いたままもじもじとそれだけを口にして黙りこくる。
■リン > パフェが届いたのはいいが、小さくなってしまったゆえに
椅子の上に立ってがんばればなんとか食べられそうかといったところだ。
さてどうしたものか。
「まあ言わなかったからね。ひょっとしたら弟だったかも」
とぼけたことを言って、さあどんな無茶振りを今日はするつもりなんだと
アイスミルクを啜るチェシャを警戒を顕に観察する。
しかし予想に反してもじもじと恥ずかしそうな素振りを見せたかと思ったら
想像してもいなかった言葉が彼の口から飛び出した。
一瞬何を言われているのか理解できず唖然としていたが、
やがて笑いをこらえきれないと言った様子で肩を揺らす。
「へぇ~~、ふぅ~~ん。
さてはティエンファに、ちゃんと謝れって言いつけられたね?
ほんとかわいいなあきみってやつは! 思わずちょっと勃っちゃったよ」
気恥ずかしそうな相手の様子に、口元が緩むのが抑えきれない。
お高いパフェなんか目じゃないごちそうだ。
ひょいと席を飛び移って、チェシャの膝に乗ろうとする。
「いいよ別に全然気にしてないし。
それよりパフェ食べさせてくれない? この大きさじゃテーブルの上を見るのが精一杯でさ。
あ、仲直りセックスとかもうした? 仲良くなったきっかけとか詳しく訊かせて欲しいなー」
調子に乗ってあれこれまくしたてる。
■チェシャ=ベルベット > 何故か笑い出すリンの様子にそれまで赤面していた表情が憮然とした様子になる。
「なんでそこで笑い出すんだよ、あと可愛いって何がだ!
……言いつけられたのはそのとおりだけど、
でもこれで謝ったからな!後は僕はもう知らない!」
むすっとした表情でこちらの膝の上に乗ってくるリンを見下ろす。
なんで僕が……と言いながら、まぁ身長はどうしようもないことなので
渋々スプーンを手に取るとリンのためにパフェをすくって目の前に持ってきてやる。
「仲直り……したよ。たくさんした……。ティエ、優しかった……。
きっかけは……うーん、酒場で知り合って用心棒してたところがかっこよかったから……?」
ティエンファのことを話すときだけ表情が若干緩む。
リンの前では決して見せない雌猫の表情を浮かべながら何故かするすると素直に話し出す。
■リン > 「えー可愛いって言われるのいやかい?
ティエンファだってそういうきみの可愛さを見抜いたに違いないよ。
さすがのぼくも、今のはうっかり恋に落ちるところだったよ」
まあ、向こうとしては自分に惚れられても嬉しくはないだろうが。
素直にスプーンでパフェを運んでくれるので遠慮なくパクつく。
美少年の膝の上で甘いものを食べさせてもらう、これ以上の至福はそう見つけられない。
「やっぱしたんだー。ってことはぼくはダシにされちゃったってわけだ。
まったく面白くないなぁ、はっはっは。
チェシャはああいう逞しい男の子が好きなんだね、なるほどなぁ、ぼくとは正反対だ」
面白くないと言いながらも随分と上機嫌な様子。
身体をチェシャに預けて、肘で脇腹を小突く。
無防備に緩んだ表情をもっと見上げていたい。
場所も場所だし、男同士だというのにガールズトークをしている気分だ。
■チェシャ=ベルベット > 「可愛いって言われるのは好きな相手だけがいい……。
大体恋に落ちるってなんだよ、お前はそういう浮いた話し無いの?
僕には劣るけど顔だって悪くないし……」
リンだって見る人によっては相当の美少年なのだから
惚れた腫れたの話が出てきてもおかしくはないようなきがする。
とは言っても呪いのお陰でそういう間柄になっても中々難しいのかもしれないが。
「逞しいっていうか、だってティエ、素直で真っ直ぐじゃん。
僕には無いものを持っているっていうかかっこいいっていうか……
え、お前の好きなのは正反対なの? じゃあ良かった。ティエ取られないな」
惚気をふんだんに零しながら、肘で脇腹を小突かれるとなんとなくこそばゆい気分になる。
それに縮んだリンにせっせとパフェを運ぶのも悪い気分ではない。
幼児に餌付けしているような気分が出て、これが母性か……などと思ってしまう。
だんだんとそれまで尖った雰囲気が丸くなっていくのを感じる。
自分でも気づくほどに。
■リン > 「贅沢言うな。可愛いやつが可愛いって言われるのは税金みたいなもんだ。
ぼくぅ? 無いわけじゃないけどさぁ、こんな妙な呪いに見舞われてる男と
お付き合いが長続きするとは思えないね。
人形趣味の貴族に飼われるほうがむしろ気楽だよ」
甲斐性がないというのは自他共に認める通りである。
一応付き合っている相手というのはいるが、どうせそのうち向こうから愛想を尽かしてくれるだろう。
それにしても好きな相手ができるとこうもおとなしくなるのだろうか。
安心するべきなのかもしれないが、何か寂しい気持ちもある。調教されすぎたのか。
「そうだよね、短気でひねくれてて育ちが悪くて淫乱で暴力的なチェシャには眩しいだろうね。
ああそうじゃなくて、ぼく自身とティエンファが、ってこと。ぼくもティエンファのことは好きだよ。
あ、パフェばっかりじゃなくてお茶もちょうだい」
パフェは果物の酸味とクリームの甘さがマリアージュを奏でていていくらでも食べられそうだが
小さくなったせいでちょっと物理的限界があるし、
なんだか食べさせるのが楽しくなってきたらしいチェシャのスプーンのペースが落ちなくてちょっと焦る。
■チェシャ=ベルベット > 「余計なやつにも可愛いって言われるのは単に腹立つだけだけど。
ふぅん、結構淡白なのな……。まぁ呪いのせいじゃ仕方ないけど」
あっさりした反応のリンにつまらないものを感じて言葉をつぐむ。
お茶をくれとせがむリンに紅茶を注文して飲ませてやる。
こいつごきげんだなというか、甲斐甲斐しく世話されるのが実は好きだったりするのだろうかとも思わなくもない。
「余計な言葉が多すぎる!もう一回いじめてやろうかチビ?!
そりゃあお前とティエじゃあ月とスッポンだし比べるべくもないというか。
ティエのことが好きってどれくらい?友人として好き?それとももっと?」
最後の言葉は心配そうな表情を見せる。
もしも寝たいとかそういうことだったら、近いうちにリンと対決しなければならなくなってしまうだろう。
パフェを食べ進める速度が遅くなったところで、チェシャもちょっとだけつまみ食いさせてもらう。
美味い、パフェは至高の食べ物である。
「っていうかまだ大きさ元に戻らないの?大体どれくらいたてば戻るわけ?」
ゆさゆさと膝の上の相手を揺さぶって尋ねてみる。
■リン > 「地味に結構長い付き合いなんだし、
そろそろ余計なやつから悪友ぐらいには
格上げしてくれてもバチは当たらないと思うけどー」
紅茶を運んでもらってふう、と一息。
カチンと来た様子のチェシャにひいいと身をすくめる。
「なんかきみにチビって言われすぎて実家にいるような安心感すらしてきた。
ふふ、どれぐらい好きなんだろうね?
まさかと思うけど、本気でチビ小人に彼が取られちゃうかもなんて思ってる?」
ニヤニヤと笑う。
不安げな様子を隠さないこのミレーを見ると、ついついからかいたくなってしまうのだ。
スプーンを自分の口に運ぶチェシャを見て、あっ間接キスだといらんことを言う。
「さあね~、縮むのはすぐなんだけど戻るのは結構ばらつきがあって……
きみの膝の上が快適だから、しばらくは戻らないかも?
なに? 戻って欲しい?」
などとなめたことを言って、チェシャの身体に甘えるように擦り寄る。
■チェシャ=ベルベット > 「誰が悪友だ誰が!
余計な呪いでちんちんまで縮むやつは悪友でも何でもない。
ただのちんくしゃだ」
なぜそこで下半身事情が出てくるのかは分からないが
とにかくまだリンを認めるには早すぎるらしい。
気に食わない相手は今もまだ続行中なのだ。
「だって、チビはチビだし……名前なんだっけ?もう思い出せなくなってきた。
……いーや、別に。ティエとお前が仲良くしてたってそれって僕には関係ないし
ティエのこと信じるって言ったから取られるなんてこともない。
大体ティエはお人好しで誰かれ構わず好きになる人だから別に」
もうそこの部分は大人になったと言わんばかりに余裕を見せて口の端を吊り上げる。
間接キスだとからかわれると、ナプキンで丁寧にスプーンを拭いてから
またリンにパフェを運んでやる。
若干癪に障ったようだった。
「なら今すぐ降りろ。僕の用件はもう済んだから
あとはお別れして帰るだけだし。
さっさと大きくなってくれないと逆さに吊って身長無理やり伸ばすぞ」
甘えるように擦り寄るリンの身体を掴むと両腕で上下に揺さぶり
時たま本当に逆さにしようかと足首を持って脅す。
■リン > 「えっ何言ってるのかわからないんだけど……」
バカ正直に解釈すれば性器が大きければいいということなのだろうか。
あまりにもひどすぎてその疑問を口にだすのははばかられた。
からかいが受け流され、不発に終わったと見るや虚をつかれたようにまばたきする。
「え、えー何それ。
余裕ぶっちゃっていいの? 本当に取っちゃうよ……?」
言っている本人のほうが、余裕を失いかけていた。
お子様だと思っていた知り合いが、急に遠い存在になってしまった気がする。
覚えてもらえない名前。拭かれるスプーン。
別に、仲睦まじい関係になんてなりたいわけじゃない。
でも彼にとって、本当に自分は豆粒のような存在感しかないとしたら。
「や、やだっ。元になんて戻らないよっ。
もっとぼくの傍にいてよぉ。い、いじめてくれてもいいから……」
がくがくと揺さぶられて、目尻を涙で濡らしながらそう言う。
もし本当に逆さにして振るなら、もとに戻るどころか余計に縮んでしまうだろう。
■チェシャ=ベルベット > 「僕、好きな人の条件がちんちんがかっこいい人だから」
誤解されがちだが、別に性器がでかければいいというものでもない。
形とか色とかまぁそういったものも加点要素らしい。
実にどうでもいい話だが。
「お前ごときがティエを取れると思わないほうがいいよ。
ティエの博愛精神、やばいもん。でもそういうところが好きだからいい」
余裕を失うリンに今度はこちらから笑いだしてしまう。
縮むと精神も子供のように縮むのだろうか。
それは分からないが何故か自分に執着するリンを見下ろして告げる。
「ヤダも何もない。戻らないなら代金だけ置いて逃げるぞ。
僕はお前のママじゃないんだから。
大体僕、いじめるよりいじめられる方が好き。
お前がちんちん立派に勃たせて僕のこと鳴かせてくれるっていうなら考えなくもないけど……
出来ないでしょ?
っていうかなんで僕に居て欲しいなんて言うのさ」
涙目になって自分にすがりつくリンに困ったように眉根を寄せる。
正直小さい子供をいじめているようで気分が良くないが
どうして自分にいじめてほしいなどというのかがわからない。
いじめならもっと他のやつに頼めばいいのにと思う。
「もしかして、お前僕のこと好きなの?」
■リン > 「あ、そう」
あまりにもあっけらかんと言うものだから、からかう気にもなれない。
それに見た目は重要だ。かっこいい、というのはよくわからないけど。
「うっ、う……」
言い返すことが出来なくてうつむく。なぜこんな駄々をこねたのか自分でも上手く言えない。
自分のことは元から大して好きじゃないが、よけいに惨めで嫌いになりそうだ。
彼のその問いかけを即座に否定も肯定もできず、諦念に満ちた表情で返す。
疲れきった卑屈な半笑い。
「残酷なことを訊くんだね、きみってやつは」
顔が赤くなってるのがわかる。
多分そういった上等な感情ではないと思う。
何しろ自分には甲斐性がないのだ。だからずっと曖昧にしておきたかった。
「……悪かったよ。お互い恥ずかしいところを見せたんだから、あいこだ。
今日のことは忘れておくれ」
■チェシャ=ベルベット > どうやら遠からず近からずといった風に自分の問いかけは当たっていたらしい。
こんなやつを好きになるなんてお前も見る目が無いなぁなどと言ってやれればよかったかもしれないが
相手の萎んだ姿をみればそんな軽口を叩く余裕もなくなってしまった。
「……ふぅん、いいよ。今日のことは忘れる。でもその前に」
膝の上に乗ったリンを抱えて店のトイレにつれていく。
個室へ入って中から鍵を締めて、相手を便座の上に座らせた。
「まぁ、好きかどうかは知らないけど
別に落ち込ませることを言いたかったわけじゃないから
これはお詫びな」
そう言ってリンの下半身の下着とズボンを降ろしていく。
そこにはたぶん縮んでしまった性器があるはずで、
それを見つけると指で摘み、雑に擦って立ち上がらせる。
「とりあえず一発抜いて元気出せ」
屹立しかかったかしないか辺りの所で小さな陰茎にキスをするとそのまま口の中に含んでゆく。
■リン > ひどく気まずい。
これだからこういった人間感情の機微のわからないお子様は、
と心のなかでチェシャに責任転嫁をする。
実際のところ、本当にどうなのかはわからなかった。
愛するものがあるとすれば、それは永遠に停滞したぬるま湯のような関係のことだろう。
恋愛関係に陥るぐらいなら、いじめられたり玩具にされたりするほうがずっと良い。
便所に連れて行かれて、何のつもりか、と言いたげにチェシャを見上げる。
すると服を脱がされて、指で小さな逸物をつままれる。
それだけできゅんとした快楽が身体を貫く。
「あ、チェシャぁ……
ほんと、甘いよねきみってやつは……
調子に乗っちゃうよ、ぼく……っ……」
愛撫され、唇に挟まれて、人形の少年は苦しげに呼吸を繰り返す。
生娘のように目を閉じて、快楽に耐える。
つややかな唇に吸い込まれるように、リンの身体が再びネズミのように小さくなり始める。
■チェシャ=ベルベット > 「調子に乗って元気出るならそれでもいいよ。
今日のことは忘れるって約束だから」
口淫の合間にそう言ってやる。
それが相手の安堵につながるかどうかは分からないが
とりあえずこういう手段でしかチェシャは相手を喜ばせる術がない。
ますます縮んでいくリンをトイレに落とさないように指でつまむ。
もうすでに陰茎は豆粒のように小さくなりはじめ、口でくわえるのも難しくなってきた。
今度はリンの首根っこを掴み、下半身ごと自分の口に入れてやる。
チュルチュルと舌でつま先から膝、太ももと舐めあげて
それから股の間を舌先でくすぐってやる。
足全体を彼の陰茎だと見立てて吸い付き愛撫する。
「んちゅ、……いいから早くイッちゃえよ……ちゅぷ」
徐々にチェシャ自身も興奮してきたのか、頬は赤みを帯び
ズボンの前を押し上げるように膨らみが出来てくる。
■リン > 「あっ、チェシャの口の中っ、すごいっ」
下半身を生暖かい口腔にとらわれて、ぶるると背筋を震わせる。
唾液のぬかるみの中、足裏や太腿、尻がざらつく舌の表面にこすれて気持ちいい。
チェシャの見立てたとおり、下肢全体が性器にされたような気分だった。
舌先で陰嚢と竿が転がされると、健気にみなぎらせた先端で舌や口蓋をひっかくだろう。
はみ出した上半身を折り曲げて、上唇や鼻に口づけを繰り返す。
チェシャが喋る時の呼気が過敏な場所を刺激して、頭の中が桃色になっていく。
「ん、うんっ、チェシャの口の中でおもらししちゃうっ」
ぴゅうぴゅうと勢い良く発射して、口蓋や頬肉に細い刺激を与えるだろう。
相手の湿った吐息や熱を帯びる肌に、高揚を感じ取って淫蕩に微笑む。
■チェシャ=ベルベット > 喘ぐリンが、自分の上唇や鼻にキスをしてはそれがかえってくすぐったい。
思わず口の中に相手を取り落としそうになるのを懸命にこらえる。
小さな相手でも快楽の余波はこちらにも来るもので
口蓋や舌先に小さな陰茎が突き立ってくすぐる。
やがて、小さな射精が起こればそれをねっとりと舐め取り舌先に乗った
精液を口の中で味わう。
ぶるりと背筋が青臭い味に震えた。
ついでに出した後のリンの下半身も舐めて綺麗にした。
ぷは、と口からリンを取り出し、衣服で唾液の濡れを拭いてやる。
が、衣服を直してやろうにもまだ縮んだままの相手をどうしてやるべきかわからず
結局ポケットに入れて持ち運ぶことにした。
「はい、お詫び終わり。
安全なところまでは連れて行ってやるけど、そこから先は一人で頑張りな」
手短だが、一発は一発とカウントして残ったリンの衣服を持って個室から出ていく。
パフェの代金を支払い、荷物を持って店を出るとチェシャのいう安全な場所まで歩き去っていった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にヴェロニカさんが現れました。
■ヴェロニカ > 優雅な音楽が、ホールの舞台に上がっている楽団によって奏でられて、礼服を纏った男女がダンスをする中、ホールの端には様々な恰好の者たちが何事か話している。
すでに煽情的な恰好をした娼婦を連れて別室に向かうものもおり、各々が好き勝手にこの夜会に興じているようだ。
そんな中、いつもの通り娼婦と紛う煽情的なドレスに身を包んで、瓜二つのメイドを傍に控えさせながら、ダンスホールの端でグラスを片手に、集まった者たちと談笑をしている。
「ええ、無事に船団が戻りまして…はい、風化もほとんどしていない、いい品が入りましたわ」
話だけ聞けば呑気な貴族の談笑だろうが、目の前に立っている者たちは服装こそタキシードといった礼服を着ているが、その鍛えられた身体や腕はグラスよりも剣を持ち、礼服よりも鎧を纏っている方が自然に見えることだろう。
そんな男を前に泰然とした態度のまま、グラスのワインを軽く口にして、微笑みを絶やさずに取引の話を続けていく。
船団が運び込んだ武器は、いくつかの倉庫に分けて保管している。
それを求める者たちに、それが誰であろうが売るようにしていた。
「ええ、支払いは以前と同じで構いませんわ…ほら、鍵をお渡しして」
商談が成立すると、傍に立つメイドへ合図をする。
傍に控えるメイドが厳重な木箱を空けると、いくつもの鍵が並んでいる。
メイドはそこから一つを取り出すと、目の前の男に渡せば、男はそれを懐に大事そうに仕舞い込んだ。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリトさんが現れました。
■リト > 久々に足を運んだ王都にて、平素に同じく考え無しに足を向けた先は何処かのダンスホール。
内面はとても華やかな場に似つかわしくないものだが、常よりドレスを身につけているお陰で怪しまれることなくすんなり入り込むことが出来た。
優雅な音楽、そして繰り広げられる品の良いダンスには興味を惹かれるものの、それ程でもない。
扇情的な装いをした娼婦達を横目に、ホールの端でのんびり勝手気儘に寛いでいた。
「ふぁ、ぁ………」
欠伸を零す。どこか自身の城にも似ているな、とダンスホールの構造を眺めつつ思う。
そこでふと目をやったホールの端には、やけに目立つ御一行がいた。
扇情的なドレスを纏う少女。その隣に立つ瓜二つの顔をしたメイド。
彼女から何やら受け取っている屈強な男達。ふぅん、と思わずまじまじと見つめてしまう。