2017/03/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシャロンさんが現れました。
シャロン > 王都マグメールの富裕地区、その中でも、貴族御用達の武器屋前に少女の姿はあった。
注文していたのは銀製の短剣を数本と、愛用している突剣の研ぎ直し。定期点検というやつだ。
騎士だった頃から贔屓にしていた店に立ち寄り、金貨の袋を差し出し、品を受け取ったのが先ほど。
折角王都を訪れたのだから、帰る前にぶらつこうと大通りへと繰り出して。

無駄遣いしないように、と予め出しておいた金貨2枚を携えて、久々の余暇を楽しむつもりだった。
途中、カフェで持ち帰り用のカップに入れた紅茶を一杯とパンを買い、買い食いしながらの散歩道。
はむ、とかじったパンの中には、甘くておいしいクリームがたっぷり。それ故、少女は上機嫌だった。

「ん、あまあま、ですね。たまたまですが、当たりを引きました」

また今度、買いに来ようと心に決めて、店の場所と名前を憶えて。少女の足取りは軽やかだった。

シャロン > 程よく遊んで、程よく歩けば、やがて夕刻、荷馬車の時間。
少女もその片隅を間借りして、ごとごとと帰っていくのである。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からシャロンさんが去りました。