2017/01/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある娼館」にサロメさんが現れました。
サロメ >  
「(───香が強いな)」

特殊な薬剤による香を炊いているのか、僅かに鼻をくすぐるような香りが漂う

…件の延焼から外れた娼館の一部、
そこへとある貴族の足を掴みに視察に訪れたはいいものの

表にはそれらしい人間の姿は見えない
店に来てるとしてもおそらくは地下、一見では踏み込めないエリアなのだろう

サロメ > 「裏に通してくれないか」

騎士と一目でわかる風貌
その出で立ちでそう言葉をかければ店の男は忙しいのでと席を外す

警戒させるという意味では悪手ではあるものの、
かといって娼館の客を装っても断られることは目に見えている
……そういう格好に慣れてもいないし

「(──さて、どうするか)」

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある娼館」にホウセンさんが現れました。
ホウセン > 夜半を過ぎて王都に戻ってきた妖仙は、好色な彼の行動原理に基づいて一晩の憩いを求めて夜の町へ繰り出した。
間口が広く、節操なし故に、女の好みも一日一日移ろいゆくのが常で、今日はどうやら毛色の良い女を欲する気分らしく、平民地区でも貧民地区でもなく、富裕地区の娼館へと出張っていた。
そんな折だ。おおよそこの場に似つかわしくない風体の女が思案顔をしているらしいと認めると、つい興味本位で声をかけてみたくなる。

「のう、其処の娘よ。斯様な遊興の場で、何を難しい顔をしておるのじゃ。儂でよければ相談に乗ってやるのも吝かではないぞ?」

声の主は、齢十歳頃の小童。異国仕立ての着衣に袖を通した、この辺りの出身ではないと一目で分かる風体。
然し、着ている物は上等で、それなりに羽振りが良いと知れる要素が其処彼処に。
年齢の件さえ除けば、値の張るこの店の客人としての格を有しているし、その年齢も――支払う額でどうとでもなるものだ。

サロメ >  
はたと少年の声に気づいたような顔で振り返り、その姿を見て怪訝な表情を見せる
なぜこのような店に少年が?ということと、その異国風の風体に

「──私はこの店に客として来てるわけじゃない。
 それよりも、だ。
 ……随分幼く見えるが、君はこの店の客なのか」

じっとその顔へ鋭い視線を飛ばす
補導、という心つもりこそないものの、
そぐわない場所にいる人物というのは何かしら隠していることが多い

ホウセン > 女の騎士然としたある意味場所柄を弁えぬ格好に、職務なり何なりののっぴきならぬ事情でここを訪れていると察するのは容易い。
鋭利な視線に晒されても、面の皮の厚い妖仙は怯えた素振りも見せず、カラカラと笑い声を上げる。

「呵々!愉快な事を問う娘じゃのぅ。この時間に、客としてではなく何として此処を訪れるというのじゃ。
 嗚呼、儂の面構えが男娼向き故に、此処で働いておると勘違いした等と言うてくれるなよ?それはそれで不本意じゃ。」

問い掛けには婉曲な肯定。右側へ軽く小首を傾げ、己の唇に指を添える仕草は、当人が否定した男娼としてなら良く映えたことだろう。

「暖簾を潜らず、さりとて去るでもなく…となれば、この店に入りたくても入れぬといったところかのぅ?
 なれば、儂の同伴…という事にしてやっても良いぞ。」

この店の客の連れ添いなら、店員も無碍に追い払うことも出来まい。
場にそぐわぬ格好も、”そういうプレイの為の装い”と抗弁すれば、強引だが一応の体裁は整おう。
如何すると、傾げた首を、今度は左側に傾ける。

サロメ >  
「そうじゃない」

憮然とした態度で言い放つのは、少年の巫山戯たような態度に対してか

君はこの店に入るような年齢ではないだろう、と言いたいところだったが…

「君の同伴だと…?
 すまないが私が足を掴みたい人間は恐らくVIPでな。
 普通に店の中を見るだけでは済みそうにない」

地下か、一般の客が踏み込めないエリアだ
そうなれば、出直しも考えなければならないのだが‥

ホウセン > 妖仙が助け舟を出すのは、大きく分けて二つの理由があるから。
一つは、商売人として王国の武官に達への浸透を目論んでおり、騎士以外の何者でもなさそうな女に恩を売っておこうという打算。
もう一つは、何事かトラブルの一つでも起きた方が楽しめそうだからという直感。

「ふむ?何ぞ、一筋縄ではいかぬ事情のようじゃな。
 確かに、この店には上客用の地下部屋が設えられておるが…」

と、店にその上客に数えられなければ、存在すら知らされぬ筈の事実を舌に載せる。
もしも女が興味を示すようならば、少し間を置いてから言葉を紡ぐだろう。

「この時間じゃ。客の大半は泊りを決め込み、店の者の気も緩んでおるじゃろう。
 中と外の出入りは気を回そうが、中と中では笊もいい所じゃろうて。
 儂が手伝うのは引き込みだけ。後はお主自身の裁量で家捜しでもするが良い。」

女にとってそう分の悪い提案でもない。
ならば妖仙の利は何処にあるかというのは、未だ唇の内側に押し留める。

サロメ >  
「随分店に詳しいんだな。
 身の丈を気にしていたが…見た目通りの年齢ではなさそうだ」

言い終わると小さく息を吐いて、周囲を見渡す

「…かといって、魔族というわけでもないらしい…。
 私に肩入れする理由も不透明なら君自身がまず正体不明だ。
 その提案をすぐに受け入れることはできないな」

認めどおり、意思は…というよりは頭は固そうなのであった

ホウセン > 真面目じゃのう、と少しばかり呆れたように薄い肩を竦める。
とはいえ、正論を聞いてもおいそれと引き下がるような素直さは、何処かに投げ捨てて久しい妖仙。
小さく口角を吊り上げる。

「それこそ金銭の力なれば、何も不思議はなかろう。っと、これはしたり。儂はホウセンという商家でのぅ。
 取引先の拡充をせんと武官への売込みをかける前に、少しでも心象を良くしておこうという腹積もりじゃ。
 …全く。お主の他人に甘える事を知らぬ性情のせいで、さりげなく恩を売る目算がご破算じゃ。」

腹の内を全部詳らかに告げることはしないものの、事実の一端は開陳する。
困った、困ったと呟きながら、もしも聞く事に意識を引き寄せる事に成功したなら、機敏な動きで女の後ろに回りこみ、ドンっと店の入り口に向けて押し出そうと。
真面目で慎重。なれば、状況の中に放り込んだら如何なるだろうかと興味を抑えられず、強硬手段を試みる。
追い討ちに、

「頼もう!」

と、店の奥に声をかけて。
果たして、その声に呼ばれた店員が見るのは、押し込みをかわされて蹈鞴を踏んだ小柄な妖仙一人だけの姿か、妖仙と女の二人連れだったか――

サロメ >  
「商人か、それも異国の者に見える。
 生憎ながら私達の師団は横行の偉い様とは仲が悪くて金に年中苦労している。
 大した客になってやれる気はしないな」

魔族でなし、人間でなし
そこへの答えは得られなかった、信には値しないか

「他をあたるんだな」

そう踵を返そうとした時

「───ッ!?」

そのまま押されて店の中へ!
つらつらと言葉を並べておきながらこんな強引な手に出てくるとは…
こうなっては、少年の言うとおりにするしかないではないか
実入りがあることを祈ろう

ともあれ…

「心象は一気に悪くなったと言っておくぞ…」

文句の一つくらいはぽつりと漏らしておいた

ホウセン > 苦言と恨み言が心地良いと感じる辺り、この妖仙の性根は捻くれているに違いない。
蛙のツラに何とやらという風情で軽く往なし、店の奥からやって来る店員を待つ。
現れた男は、先刻女から逃げる為に奥へ引っ込んだ店員で、如何にもばつが悪そうに、騎士と商人の取り合わせを出迎える。

『これはこれは、ホウセン様。其方のご婦人はホウセン様のお連れで?』

「うむ。故あって、儂が出遅れてしまってのぅ。
 こういう場には慣れておらぬ娘故、何ぞ頓珍漢な振る舞いをしたかも知れぬが大目に見れくれれば幸いじゃ。」

顔パスで受付が澄んでしまうらしい程度には、上客として扱われているという証左。
視覚に意識を集中させて、常人には見えてはならぬものまで視る。

「して、今宵は地下の部屋を使うつもりじゃ。一つ二つは空いておろう?嗚呼、ミレイユを付けるのも忘れぬように。」

妖仙が名を挙げたのは、丁度客を取っている最中と探った娼婦の名だ。
特段の思い入れがある訳でも、この潜入に必要な駒であるという事もない。
今宵、妖仙の元に馳せ参じることが出来るか、確認を要する娼婦であれば誰でも良いのだ。
少し時間が欲しいと詫びる店員に鷹揚な頷きを返す。

「ほれ、お主もぶすっと仏頂面を決め込むでない。多少なりとも、そういう風情の欠片でも演じぬか。」

傍目には睦言を交わすように、妖仙が背伸びをして女の耳元で囁く。
思いの外たっぷりとした尻肉を撫でると叩くの中間の勢いで触れるのは、行きがけの駄賃といったところ。

サロメ >  
成程、金銭の力か、この少年は店のお得意様というやつらしい
話の流れを耳に入れると、地下には個別の部屋があるようだ

「(──そうなると、難しいことになるな)」

仕様中の部屋に飛び込む、というのはいくらなんでも不味い
正義の名の下に行ってもいいが、真面目にこれで喰っている人間には傍迷惑この上ない行為である

口元に手をあてて考え込んでいると、仏頂面だのと言われる。ごもっともである
しかし娼婦のように媚びへつらうというのも辛いものである
色んな意味で

「却下だ。その辺りは君がうまく繕え」

強引に押し込まれたのだからこれぐらいは言ってやろうと思いつつ、
尻を撫でる手を即座にむぎゅっとつねる

ホウセン > 受付といっても、娼館の内部である。外で女が感じ取っていた香の匂いは強い。
それが如何なる素性の物かは、薬学に通じる妖仙ならば解明できるし、そうでなくともこういう場であることから察せよう。
所謂、媚香に類する香料だ。効果の程は、如何にか合法――違法のレッテルを貼られる半歩手前だが――に収まっている。
抓られ、しかし悲鳴を上げるでなく、その場でみっともないステップを幾度か。
情けない声を消化するための代償行為らしい。

「――っ、ふぅ。…儂が繕うとなると、お主に対して聊か以上に不名誉な色眼鏡の掛かった視線が向けられる事になると思うのじゃが。」

それでも良いのか、と問うのは、半分嫌がらせに近しい。
そして、問うた癖に、女の返事が如何様なものであっても、受付の男にでっち上げのストーリーをぶちかます。

「これ、そう珍奇な者を見るような目を向けるでない。
 この娘はこう見えても、小児性愛を拗らせておるようでのぅ。
 それがあまりにも憚られるが故、斯様なツンツンした振る舞いをしておるだけじゃ。
 故に――」

尻から一旦戦術的後退を決め込んだ右手を、更に下方から這うように密やかにスカートの内側に潜入させる。
衆目のあるところで斯様な振る舞いをするのは常識外故に、真面目な女には不意打ちに気味になろう。
而して、五指を大きく広げて右の尻肉を鷲掴みにし、あまつさえ外見にそぐわぬ滑らかな指使いでこね回そうとする。
店員に対して、”こうしてやれば悦ぶじゃろう?”と二の句を継げたかは、分かったものではないけれど。

サロメ >  
手を額に当てて顔を伏せた
繕えとはいったものの、言うに事欠いて小児性愛とは

違うぞ、という言葉を飲み込みつつ、平静を保つ

「っ…───!」

スカートにするりと潜り込む小さな手、
随分と手慣れたような感じだが、まぁこういう店通いならばと納得する

平静を保つ、保つ
過去の経緯からこういった手札には随分とタフになれた
せずに済むならしないほうが良い経験だったとも思うが、そこはそれだ

店員に 早く奥へ通せ と視線を送りつつ、そういう設定ならとツンツンした表情を維持する

ホウセン > 騎士相手に、怖いもの知らずにも程がある。
腐敗の横行するこの王国では、罪状の取り締まりは取り締まる側の心象に因る所が大きいというのに。
”気にくわないから捕縛する”がまかり通る中、此処から出た後で、如何な仕返しが待ち受けていても文句は言えない情勢下なのに。

「少なくとも、そっ首を叩き落されはせぬ。
 この者が子供好きでなければ、手打ちにされても文句は言えぬ所なのにじゃ。」

店員は、とくとくと語る上客に賛同して良いものか、刺すような視線を送る女に迎合するべきか判断が付かない様子。
救いの手は店の奥から受付へと戻ってきた丁稚。年嵩の店員に何事かを耳打ちする。

『ホウセン様。相すみません、ミレイユの用意には今しばらく時間が掛かるようでして。
 他の娘であれば、直ぐにお供できる者を見繕わせていただきますが…』

それは、妖仙にとっても、女にとっても都合の悪い話ではあるまい。
直ぐに店の娼婦が付いてしまったのでは、行動の自由なんてありはしないのと同義だ。

「ならぬ。今宵はあの娘という気分じゃ。
 どうしても時が要るというのなら、先に部屋で待たせてもらおうぞ。
 …お主も此処で待ち惚けというのは、身に毒じゃろう?」

押し問答の風情を醸し出しながら、払い除けられていなかった手指を下着の縁から潜り込ませ、下に、下に。
不埒過ぎる指先は、股布の裏側に到達し、秘裂を緩々と撫で擦る。
設定に忠実ならば忠実なだけ、その取り澄ました表情を崩したくなるのが牡の悲しい性というヤツだ。
細い人差し指と中指で肉芽を穿り返し、二本の指で側面を挟み、クリュクリュと指の間で捏ね繰り回す。

サロメ >  
「っ、ぅ… ぉ、ぉぃ…」

そこまでやらなくてもいいだろう、と小声で呟く
言いながらもそこは女としての肉体の性、ホウセンの指先にはぬるりとした感触が伝わる

「あ、ああそうだな。中で待たせてもらうとしよう…」

少々上擦った声が出そうになったが、堪えた
地下にさえ入ってしまえばこちらのものである

それまでの我慢と割り切ればよい

ホウセン > 店員が頭で算盤を弾く時間は、そう長いものではない。
部屋代と指名料が発生することは確定しているのだから。
娼婦がこの商人に”仕事”に従事できる時間が減ったとしても、その分の時間は前の客から搾り取れるのだ。
別の娼婦を宛がった方が儲けられるが、そうでなくとも損はない。

『ようございましょ。他ならぬホウセン様のご要望とあれば。
 それに、そのご婦人に集中する時間があった方が宜しいでしょうし。』

声色が平板ではなくなったことを聞きとがめ、チラリと好奇心を湛えた店員の視線が過ぎる。

「うむ、皆まで言わずとも察してくれたようじゃな。
 なれば…”案内”せい。」

忍耐の”忍”の字で、様々な不条理に耐える女に、その単語は酷か。
店員は頷きを返し、受付の引き出しから鍵の束を取り出して、客人たちを先導する。
奥へ。店の奥へ。エントランスから右手に折れて、廊下を進む。
歩き出しても妖仙は女の半歩後ろの位置に陣取り、ぬめりの増加と同期して奔放に動く指で秘所を弄る。
小器用に陰核の包皮を剥き取り、キュッと捻り上げても啼かずにいられるかと、半ば我慢比べの様相だ。

サロメ >  
「(う、く……も、もういいだろう、それは───ッ)」

唇をきゅっと噛み締めて、されることに耐える
ここでその手を引っ掴んで捻り上げても不自然、
否定の言葉を向けることも不自然、
かといって娼婦のように淫らを演じるのは───

結局耐えるしか選択肢が見つからない
頬は僅かに色づき少しずつ呼吸は荒く、太ももに伝うものも感じる

支えになっているのは、此処に来ているのが公務だという義務感である

ホウセン > 左右に娼婦の仕事部屋が並ぶ廊下の突き当たりから、一つ前の扉。
一見は、他の扉と代わり映えしない其れに鍵を差し込んで解錠する。
光沢を宿した木製の扉が開かれると、その先には闇。
店員が合言葉を紡ぎ、魔法仕掛けと思しき青い灯りが点れば、階下に続く幅の広い螺旋階段が姿を現す。

『足元にご注意下さいませ。特に、其方のお客様は…』

店員の親切心は、それだけ女の挙動が危なっかしく見える事の裏返し。
気にするでないと、ヒラリと手を振って店員に前進するように促す。

「くくっ、堪えるのぅ。善哉善哉、それでこそ迫真の”演技”となろう。
 此処まですれば、誰もお主を訝しむまいぞ。」

口を開けば如何なるのか。
制止が飛び出すのか、罵詈雑言が噴出すのか、それとも。
真珠めいた陰核を指の腹で転がしながら、親指を前の穴ではなく後の窄まりに添える。
圧をかけながらジンワリと円を描いて揉み解し、股間に伝う潤滑油を掬い取ってから――ヌプリと押し入る。
一点だけの刺激だったのが二点に増える。
しかも、他人の前で尻穴を穿られるという辱めである。
階段を一段下りる事に、窄まりを出入りする異物。

サロメ >  
もう、とうに案内役にも気づかれているではないか
そう思うと羞恥心から頬の紅潮が強くなる

このままではいけない
なんとかしてその行為を咎めようと口を開いた瞬間───

「ひゃう!?♡」

予想していない刺激に悲鳴が漏れた
しかも積み重なった分、色めいた悲鳴が

慌ててその口を手で覆う
視線は少年へ、抗議の目線として睨みつけながら

「っ、~~~っ♡」

いい加減にしろ!!と声を荒げたいが口を開けない

一段、また一段
降りるごとに自身の不浄の穴をほじくり返される
単なる性感だけでなく、屈辱感や羞恥、いろんなものが織り交ざる

ホウセン > その地下室とやらは、余程隠匿性に重点を置いているようで、一階層分降っても階段に終わりが見えない。
石造りの空間に足音が殷々と響き、其処に聊か乱れた息遣いと、密やかな水音が混じり…嬌声が加わる。
あからさまな甘い声に、何事かと先導役が戸惑う気配が滲むのを目敏く見咎めた妖仙が、答えを投げ返してやる。

「ふむ、特に奇異なことはありゃせんぞ。
 精々、この娘がケツ穴を穿られて感じ入っておるだけじゃ。」

如何にも生真面目な分、羞恥も劣情に繋がる性質かと踏んで、殊更ストレートな表現を用いて言葉にする。
案内人の頭の中では、子供にアブノーマルな方の穴を弄り回されて快楽を覚えるスキモノという図式が形成され、それは好奇を孕んだ盗み見の視線が裏付ける。
人差し指と中指は陰核を離れ、今度は牝穴に居を移す。
外見年齢相応の細い指は、愛液の手伝いもあってさして抵抗なく胎内に収まる筈で、穴の具合を確かめるように方々を撫で擦るのに忙しい。

「お主も…斯様に頭の天辺から爪先まで完全装備の娘が、子供相手に如何に啼くか興味があると見ゆる。
 チップ代わりじゃ。
 マンコとケツマンコを交互に穿られる所を聞かせてやろう。」

階段を一歩下りる事に、牝穴を穿たれ、次の一歩で後退に乗じて牝穴を掻き毟られつつ、尻穴を穿たれる。
一歩、また一歩。二つの穴が異物に犯される。
もしも辱めに歩調が鈍ろうものならば、指は二つの穴を隔てる肉の壁を摘むようにし、細腕を緊張させて細やかなバイブレートを送り込もう。
前後交互に与えられていた責めが変調し、軌を同じくした刺激で両方の穴を蕩かそうと嬲るのだ。

サロメ >  
「ひ、あ♡ ま、待て…っ」

ぱた、ぱた、と
石造りの階段に雫の落ちる音が聞こえる

とうとう足を止めてしまった

無理もない、こちらの抵抗が絶無なのをいいことにやりたい邦題だ
前も後ろも、分泌する愛液と腸液で薄い粘液じみた音を発し続けている

「そ、そろそろ、やめに、しないか…?
 それが、それがいい……この、後もあること、だしな…」

疼きと嬌声に上書きされないためかたどたどしく、言葉をかける

ホウセン > きっと女にとっては長く感じられたであろう階段が、漸く終わりを見せる。
先ずは案内の店員が次の段のない床へと降り立ち、其処からの移動は水平方向に。
女の声がかけられたのは、地上の物よりも広い廊下が片鱗を覗かせようとした頃だ。
矢継ぎ早の声に、思案するような素振り。
店員が部屋のチェックに少し離れた隙に内緒話の風情。

「嗚呼。お主がこれ以上体を弄繰り回されては快楽に耐え切れなくて降参じゃと請うなら、考えてやらんこともない。
 その代わり、お主の名と所属を告げるが良い。」

にっと破顔して交換条件をつける。
本来なら無理筋の要求だろうが、この先の捜索に余力を残すという第一義的な目標と引き換えならば、多少は事情も変わろうか。
戸惑うならば、馬に鞭を打つのと同様に、二孔を穿り返して、舌の滑りを良くしてやろう。

『ホウセン様、お部屋の扉は開けておいて差し支えませんか?』

「構わぬ。が、そこで暫し待つが良い。」

声が響く。
目的地は直ぐそこにあり、然し取り繕わなければならぬ相手もまた、直ぐ傍にいるままだ。

サロメ >  
随分と屈辱的な降参条件である
しかしようやくここまで潜り込めたのだ、手早く仕事に移りたいところであった
ほんの少しの間、頭の中を思考がぐるぐるとしていたが…

「──くっ…もう、それでいい。
 …所属と名前だと…?そんなもの、私が嘘を口にすればそれまでの──ひあっ!?」

かくん、と腰が砕けそうになる
しかしそこはなんとか、壁に手をついて堪えた!

「………第七師団副将のサロメ=D=アクアリアだ…これでいいだろう!」

怒るような荒い語気と睨めつける表情
ともあれ、ホウセンの交換条件は飲まれたのだった

ホウセン > ことが此処まで及んでも、反骨精神を失わないのは賞賛に値しよう。
とはいえ、女が虚言を弄する性情をしていないだろうと見透かされる程度には、余裕がないように見受けられる。

「呵々っ!何とも奇縁じゃのう。ほうほう、そうかそうか。
 いやはや、世の中はこれだから面白い。」

笑い声を漏らしながら、ニチャリと湿っぽい音を伴い、二孔から指を引き抜く。
呉服から懐紙を取り出して、汁まみれの指を丁寧に拭い終えると女に一歩先んじて進む。
階段の入り口から見て、三回転と四分の一。
階段を降りきり、地上の構造と照らし合わせると、地下の廊下は建物の中央に向っているようだ。
地上の物よりも間隔を空けて左右に二つずつの扉が見え、それが件の”地下室”だと知れよう。

「待たせたのぅ。
 あの娘が愉悦に耐えられず、歩みが止まってしまってな。
 ほれ、サロメよ。早ぅ来るが良い。」

案内役の店員に冗談口を叩きつつ、女が追いつくのを待つ。
入り口を明け渡すよう身を引けば、部屋の内装が見て取れるようになるだろう。
だだっ広い床面積と、華美なまでの調度。
そして、入り口から対角線上の方面に設えられている――調教スペース。

「惚けておらんで、さっさと入らぬか。
 これでは案内役の者が帰れぬじゃろう?」

トン…っと、軽く女の腰を押した。

サロメ >  
プライドだとか、色々気にする必要のあるものは、在る
されど目の前の少年の風貌をした男がいなければ此処まで来るには難儀しただろう
ならば恥などかき捨てればいい、そう思うことにした
そう思わないとやっていられないというのもあったが

「(…こういった室内の様相は、何処も同じか)」

小さな溜息をついて、一歩───
踏み出そうとした矢先に腰を押されて、バランスを崩しそうになる

押すな!!

声を出すことこそしなかったものの、抗議の目線を送る
ただでさえ少しだけ腰が浮いたような状態なのに

ホウセン > この部屋は、上客のありとあらゆる注文に応えられるよう作られている。
圧迫感を覚えぬ広々としたベッドの上でまぐわいたいであるとか、湯に浸かりながら奉仕を受けたいであるとか。
勿論、征服欲を満たす為に、女を調教を施したいという希望は最たるものの一つで、壁際には幾つもの拘束具が獲物を待ち侘びる。
抗議の視線に、今暫し斯様なツラをするでないと、己の顔の前で手をヒラヒラ。

「さて、案内ご苦労じゃった。
 後はミレイユの手が空いたらば、此方に寄越すが良い。
 …おっと、忘れておった。」

この潜入劇の邪魔者である案内人を送り返そうとする口上の最中、ふと思い出したように言葉を止める。
自制の時間が引き延ばされる事に、女が再度抗議の視線を向けようものなら、妖仙の黒い瞳が出迎えるだろう。
黒く、黒く、深い瞳が。

「サロメよ、”この者に四肢を縛られておくが良い”。
 その方が、”この部屋から出られぬのが誰にとっても明白じゃろう?”」

女の瞳に視線を射込みながら、”言霊”を紡ぐ。
平素ならば、そんなアリバイ工作をする利益が薄く、仕組みが笊であり、一笑に付されるのが関の山だ。
関の山だが――
俄かに理を超えて説得力を持った妖仙の言葉に抗えるかは、女騎士自身の素養が大きく関わるだろう。

サロメ >  
──そこまでする必要があるのか?

この言葉を口にすることは出来なかった
案内役の店員にそれをさせるメリットは確かに在る
怪しまれずに散策が出来るというのはそれだけで大きなアドバンテージとなって返ってくるからだ

しかし……
目の前のこの少年…ではなかったか
この男にどこまで信をおけばいい?
果たしてこのまま流されてよいものか
その問答すら、今この場ですれば店の人間に不信感を抱かせてしまう

そして、今までの流れから拒否をすることも、不自然なのだ

眉を顰め"謀らばただでは済まさない"という意思を込めた視線を送る

……ひとまずは、提案に乗るらしかった

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある娼館」にサロメさんが現れました。
ホウセン > 女の内側で繰り広げられた葛藤は、妖仙には其処まで斟酌する必要のない事柄だった。
如何な道筋を通ろうとも、己の荒唐無稽な提案に乗るという意識が返されれば支障ないのだ。
少しの間を空けて、否が返されないことを確認してから店員と女を部屋に奥に進むよう促す。

『ホウセン様。私のような物が、”お楽しみ”の一部に手を出しても宜しいのでしょうか?』

珍しい飛び入り仕事に不安そうな声を漏らす店員の背を、笑い声を上げながらパンパンと軽く叩く。

「異な事を言うでない。
 拘束をするならば、少しでも力が強い者が行った方が緩みも撓みもなく、良い塩梅に仕上がるじゃろう?」

そうして誘導したのは、両手両脚を広げて固定されるタイプの磔台の前。
店員は女に小さく目礼をすると、恭しく手を取り、脚を取り、革製のベルトで磔台へと結び付ける。
筋力に秀でた種族をも捕らえる為のそれは、少なくとも単純な筋力では逃れられそうにない。

「さてと、こればかりでは華がないのぅ。
 やはり、幾許かは飾り付けぬと…”儂が遊んでおるように見えぬ”ものなぁ?」

妖仙が淫具の陳列棚を漁り、小振りなグラス程度の大きさのモノと、先細りな球の連なった棒を引っ張り出す。
抗議の視線も声も何処吹く風とスカートをたくし上げて下着を脇に寄せる。
手始めに尻穴へアナルパールを捻じ込み、先刻解したのだからと持ち手近くの丸々と肥えた球までを飲み込ませる。
次いで、グラスのようなものを恥丘に宛がうと、それ自体が吸盤のように作用して張り付き、内側にビッチリと生えた柔毛が陰核を絶え間なくブラッシングする。
何処から如何見ても、性的な調教を施される女の構図が出来上がり、漸く店員に退出の許可を与え…
店員が扉を閉める寸前、悦を謳う牝声が聞こえたとか聞こえなかったとか。
果たして、女騎士が十全の状況で探索に取り込めたかは――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある娼館」からサロメさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある娼館」からホウセンさんが去りました。