2016/11/26 のログ
■リュヴィート > 「……個性豊なお屋敷は良いけどさ、ぐるっと囲んでる壁が同じでヘタすりゃ貧民地区よりも迷宮だし、迷子になるよねホンッと……。」
さて、解し終えた頬から両手を離して、頬と同じくらいは温まった指先で防寒用のフードローブの襟元をギュッと寄せて掴んで、秋よりもよっぽど冬に近い寒さの夜風が入り込んでこないように防御の姿勢をとりながら、少し歩く速度を小走りにして少しでも身体全体に熱をまわそうと考えた。
タタタタタっと軽い足取りなのは懐が先程のアレで聊か温かいのもあるだろう、気がつけば頬は緩みっぱなしで、思考も寒さ半分、お小遣いの使い道半分だ。
純粋な夢魔だって時には考えられない程に弾む心。
これで美人さんと遭遇できれば言う事なしだが、高望みはすまい。
夜風に吹かれベレー帽からはみ出した仄かに青みかかった自慢の白髪がこすれあい「シャラシャラ」小さな音が鳴り響き、軽快な小走りの音に混じって、少しばかり悪め立ちするだろうか?
「……お給料も入った後だしな、懐温かいと余裕も出るよな、いいよな!人間っていいよな!」
ククククッっと白い吐息を吐き出し紡ぐ言葉の終りに思わず両目を細め、頬を完全に緩ませて小さな声に出して嗤う。
これでも夢魔、ヒトの夢に入り込み淫夢を見せつけ精気を吸い上げて糧にする種族……そのはずだ。
■リュヴィート > 精気だって夢魔にしか判らない「味」がある。
吸い上げる対象の性格や気質にも因るが様々な「味」が存在し、その中でも取り分け高貴な者が滴らせる欲望の味が大好きだった。
しかし、それはもう数年前のこと、今ではその味も然る事ながら肉が食べたい、エールが呑みたい……と言う方が優先であり、精気は二の次。
一度吸えば違うのだろうが、暫く口にしていない精気の味を思い出せもしないまま、今宵は肉とお酒に有りつこう。
今の姿のままでは酒場には入れないし、さて今夜は誰の姿で如何様にしようか?とそれはもう楽しそうに悩みながら、寒さに弱い少年は帰路へつく。
一人は寒く、立ち止まるも寒い……
だが仕事は仕事、またこの辺りを歩く事になるだろう、と周囲をキョロキョロ見渡しながら、少年は去っていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリュヴィートさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルゥさんが現れました。
■ルゥ > 隊舎に仕方なく寝泊りをしてるけど、早く外での住まいを決めたくなってた
招かれたとはいえ、条件で自由にさせてもらってるからこそ
王城も騎士団も規律が自分には、あわない…
拒否反応が出そう、表情はげんなりしたまま
今夜の散歩は裕福地区。
平民地区よりも少し豪華で、整ってて、綺麗な町並みを歩きながら地図を開き
土地を把握していくのも兼ねて歩き回っていく
■ルゥ > 豪華で綺麗な町並みだけど
自分にはあわないかな…とここでの部屋探しはしないつもり
時々、王都騎士団だろうか、そんな装いの者とすれ違うときには敬礼をされたりするけど
ちょっと恐縮してしまう、軽く会釈くらいで返し
特徴だろうか、赤目のエルフ耳…面識がないはずなのに挨拶される理由はそこにあると気づいたけど
隠しようもなく
地図をポケットに仕舞って、大きな目印になる建物や大通りを頭の中にいれて