2016/08/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある貴族の屋敷」にナルラさんが現れました。
ナルラ > マグメール富裕地区、王侯貴族の屋敷が立ち並ぶこの地は定期的にパーティーが行われている。

政治的、社会的、時には仲間に引き込むため、またある時は敵対するものを陥れるため、様々な思惑が交差する社交場が用意されている。

今宵はとある貴族の屋敷、そこに様々な王侯貴族が集められ、互いの交友関係を強く結びつかせようという場である。

ナルラは懇意にしている貴族の頼みもあり、今日はこの場に顔を出している。

王族が顔を出す、それだけでも貴族主催のパーティには箔がつくものである。

ナルラ > 「ええ、そちらもお変りなく……ええ、存じておりますよ」

そのパーティーの中でナルラは何人かの貴族に囲まれながら談笑を行っていた。
腹の中の探りあいを差し障りの無い言葉で探っていく。
表面は穏やかに、だが内面では激しい火花が散らされている。

だが、あくまでも今日は交友のためのパーティーだ、深く踏み込み切り込むのではなく、上手に相手の攻撃をかわしていく、そのような会話を心がけていた。

ナルラ > 社会戦という戦いも一段落すれば、ナルラはそのままテラスの方へ向かっていく。
軽く夜風に当たれば目を細め、辺りを見れば人は殆どおらずナルラはやっと一人になることができた。

「まったく、いつになってもこの空気は語っ苦しくて好かんな」

そう小さくぼやきながら、拝借してきたブランデーグラスに口をつける。
ふと空を見上げれば、曇り空の隙間に星がまばらに見えていた。

「この国の暗雲が去るのはいつのことになるのやら」

ナルラ > 再びナルラは会場へと戻る、まだ夜は始まったばかりだ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある貴族の屋敷」からナルラさんが去りました。