2016/08/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地」にアダンさんが現れました。
■アダン > 王都の富裕地区。文字通り、貴族層を中心とした住民が住まう地区である。
特に平民の出入りなどが禁じられているわけではないものの、やはり往来する多くの人間は富裕の民である。
貴族、王族、それらの高貴な身分の者達が往来する。その中にアダンもいた。
ここはアダンの屋敷の近くである。アダンは屋敷から出て、周囲を適当に歩いていた。
貴族故に時折顔見知りにあえば小さく礼をし、軽く話をする。そんなことを繰り返していく。
中には奴隷などを引き連れている貴族たちもいたが、特に珍しくもないことだ。
アダンが今日富裕地区を見て回っているのは、自らの欲望を満たす対象を探すため。
あるいは、何かしらの陰謀などの種を探してのことだった。
すれ違う人々を眺め、店などを軽く覗いていく。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地」にシェリルさんが現れました。
■シェリル > 空いた時間の暇潰しに街中へと足を伸ばして、ひとりのんびりした足取りの散歩でぶらつく。
何かしら、自分が楽しめるネタが転がっていたり、自分の利益に繋がるネタに出会えたりしたら幸いと、ぶらつきながら視線をあちらこちらへと流してはいたものの、さすがにそうそう面白そうなネタに出会えるわけでもないらしく、何事もなく時間は過ぎていき。
感じるつまらなささに、城で暇潰しをした方がよいかと思いかけたところに、道行く先に悪い噂だけはたっぷりと耳にしている人物の顔を見つけて足を止める。
「…………悪人よね。噂通りなら」
訊いた噂をいくつか思い返し。中傷の類として話半分としても、善良とは言い難いだろうとひとり頷き。
ここは、ひとつコネづくりと噂の真相確認をしてみようかとそちらの足取りをアダンの方へと定めて歩み寄って行き。
「こんにちは。街の見回りですか?」
挨拶をするように、声をかける。
■アダン > 一応アダンは街の警備隊の一つを率いるという職務を持っている。
貴族にしてはどこかふさわしくないようなものであるが、これも全て自らの欲望や陰謀を巡らすためのもの。
何かしらの言いがかりをつけるには、かなり具合がいい職である。
故に、アダンが見回りをしているのならば、当然その職務の一環だと思うものは少なくないはずだ。
今回は特に部下を表立って連れてはいないが、アダンの視線にはそういった職務のときのものを感じられるかもしれない。
「……これはこれは、姫殿下にあらせられましてはご機嫌麗しゅう」
そうしたところに、不意にアダンは声をかけられた。黒いワンピースを纏った容姿端麗な少女だ。
アダンはそれを見ると、恭しく一礼した。直接面識があるわけではなかったが、相手は確かに姫である。
アダンは一礼しつつも、相手の身体を検分するように視線を向ける。アダンは穏やかな笑みを浮かべ、彼女と相対する。
「ええ、一応は……最も、平民地区のように衛兵などを連れて皆様の身辺を騒がせることもどうかと思いましたので、こうして今は一人で見回りをしているところでござます。
近頃は報告があまりありませんが、しばらく前は王城での魔族出現の報などが相次いでおりましたので」
実際には相手への敬意など微塵もないが、ぺらぺらと丁寧な口調で言葉を紡ぐ。
魔族の話を持ちかけるのは、相手の反応を伺うためというのが大きい。現段階で、目の前の姫が魔族である、などという疑念を抱いているわけではない。
実際に魔王などという存在を王城で二度ほど確認しているアダンである。可能性が僅かにでもあるのならば、備えは用意している。
アダンの噂は様々だ。賄賂に始まり、平民や貴族、そして王女でさえも策略にはめ、陵辱、調教しているなどというものまである。
それでも追求を受けないのは、カルネテル王家に親しいのと、彼のフェリサ家が王家の血を引いているということもあると言われている。
■シェリル > 声をかけてみれば、しっかりとこちらを姫と認識した態度で返事を返してくる。
直接の面識がないにもかかわらずという事は、相手の観察力か情報力が優れているという事だろうと、相手の評価に『有能』の一言を添えて改め。目を細めて、観察するようなまなざしをちらりと向けてから、柔らかな笑みを浮かべ。
「いえいえ。アダン様におかれましても、職務に励んでいるようでご苦労様です」
身体を検分するように向けられる視線に、悪い噂の好色の部分は本当っぽいわねと笑みに艶が混じり。
偉そうに腕を組んで見せれば、豊かな胸元が寄せられて強調され。
「あら、王城ですら魔族出現の話があるのなら、身を守るためにも護衛はいた方がいいと思いますが?」
内心がどうあれ、表向きの態度が丁寧であれば、こちらもまた丁寧な態度を保って言葉を返すが、魔族出現の方が相次いでいると言われればぴくりと眉が動いて内面の動揺がちらりと顔を覗かせ。
手を出すなと言わないけど、出すならうまくやればいいのにと内心で溜息をつき。
「王城も魔族の脅威からは安全ではないという事ですか。詳しいお話を伺っても?」
どういう情報が流れているのかぐらいは確認しておかないとと、相手の把握している情報が訊きたいなと小さく首を傾げて訊ねてみせる。
■アダン > 「もったいないお言葉、恐悦にございます」
労いの言葉に頭を再び下げる。実際には王族への忠誠も敬意も存在しない男なのだが、それを表に出してしまうほど愚かではない。
そして、様々な陰謀を巡らせるために、情報はアダンが何より重要視するところだ。
直接表舞台に立つことは少ないものの、今仕えている主のために、罠に嵌めて追い落としてきた貴族や王族は結構な数に登る。
そんなことを成し遂げるためには、相手の弱みなどを掴むことが重要だ。
しかし、今目の前にいるシェリル王女については未だ掴めていることは少なかった。
腐敗などが横行する王城においても、清廉であると知られていた。この機会に、少し相手のことを知ることも出来そうであると、アダンは心中で笑みを浮かべる。
相手が腕を組めば、その豊満な胸が更に強調される。そこに視線を少しだけ向ける。当然、相手を陵辱まで導ければそれが最もアダンに取っては最良だ。
「ご心配痛み入ります。仰るとおりですが、常に護衛などを侍らせておれば、問題もございます。
情報を集める際にも相手に圧力や警戒を与えてしまうこともあるでしょう。
魔族などという理不尽な力を持った輩を燻り出すには、多少の危険は仕方がありません。この身は王国の弥栄に捧げておりますれば」
思ってもいないことをぺらぺらと述べていると、相手の表情に僅かな変化が見られた。
魔族出現について話しているときのことである。僅かながら、眉が動いた。アダンはそれを目ざとくみつけた。
とは言え、それだけで何かがわかるわけではない。しかし、相手は何かを含んでいるのではないかと思うには十分だった。
「私が出会った魔族は、王族として王城内に潜んでおりました。
御身に危険が及ばぬように警備を固めてはおりますが、どうかご自愛ください。今日はお付や護衛などもおられないようですので」
この事については事実である。実際に魔王を名乗る魔族に遭遇し、なんと陵辱まで果たしていた。
相手が油断していたということであろう。アダンも運良く命は永らえている。
相手が話に乗ってきたのをみると、アダンは頷く。
目の前の王女も王族に扮した魔族なのだが、アダンが今それを知ることはできない。たまたまその話が共通しただけである。
「ええ、勿論構いません。ですが、今や何が起こるかわからない情勢下。立ち話も誰が聞いておるかわかりません。
少し歩くといたしましょうか。もしよろしければ、私の屋敷でお話を聞いていただいても構いません」
そういって、王女をエスコートするように歩き出した。
■シェリル > 「忠実に勤務に励んでいる者へは、当然の言葉ですから」
頭を下げる姿を眺めながら、噂の半分でも本当なら随分な悪党だろうに。忠臣の仮面をかぶるのが上手い事ね――と、向ける視線の温度が下がるが、すぐに取り繕い。
噂が噂でとどまっている。それの意味するやり手具合は、学ぶべきところがあると考えつつ、強調した胸元に視線が寄ったのを感じれば、色仕掛けの類は有効そうだと心の中にメモをし。
「ただの人の身で、その頑張りは称賛に値しますね」
話に聞く限りでは、人並み外れたところは無く常人の域にあるとおぼしき相手。
能力頼りの力押しが早いと、そちらに傾きがちの自分よりはそういう方面では確かに有能だろうと、情報集めも人のためより自分のためだろうと思いつつも、本気の称賛を交えた笑みを向け。
「王族に紛れていた、と。それは、かなり中枢部まで侵入されているというわけですね」
危険を告げる言葉に憂いの表情を浮かべつつも、同じような事をしているご同輩がやはりいたかの思い。
わかってます、気をつけますと忠告の言葉に頷きながらも、少しばかりの危機感も募り。
「わかりました。それでは、貴方のお屋敷でお話を伺いましょう」
先導する相手に付き従い、歩き出す。
■アダン > 「ええ、それではご案内致します。粗末な屋敷故、十分なおもてなしも出来ないかもしれませんが、その不敬はどうかお許しを」
連れ立って歩き出しながら、話を始める。
隣の王女もまた、魔族であるという可能性は捨てきれない。であるならば、このように話を簡単に向けるのは本来危険なはずである。
だが、アダンはそれを気にした様子はない。もしくは、敢えてそうしているのかとも思われるだろう。
何せ、アダンにとっては王国は忠義を尽くすための場所ではない。魔族もアダン当人に取っては別に敵というわけでもないのだ。
ただ利用し、己の欲を満たすための道具としてしか見ていない。
王族の身であるならば、本来このような事は臣下に任しておくのが普通であるはずだ。勿論、真に国を憂えている王族などはその限りではないだろう。
彼女が、魔族の出現という事態に、保身のためかその他の理由のためか、強い興味を惹かれているのは明らかだった。
「ええ、本来ならば国がひっくり返ってしまいそうなほどの重大な案件です。
ですが、未だ国家の転覆には至っておりません。私の推測ですが、魔族は王都で力を十分に発揮できぬ理由があるのでしょう。
……失礼ながら王女殿下。殿下は何かしらの魔術などをお習いで?
いえ、勿論王族の方であるならば、それは本来近衛が果たす役割。ですが、このような状況のため、多少は魔術の心得などを得ていたほうがよいかと思うのです。
私はこの件を重く見ておりますので、魔族の洗い出しを具申しようと思っております。
このようなことを言えば不敬で斬首もありうるかもしれませんが……王族に魔族が紛れていたことは事実。
魔族には魔族の証が身体にあるとも言われます。それを確認させていただくということも、今後は必要になるかと」
ある程度の話は歩きながらしつつ、一行はアダンの屋敷に辿り着いた。
屋敷はアダンの言葉とは裏腹に豪奢なものだ。貴族の中でも有数のものであろう。
そして、その屋敷の中には様々な仕掛けが施されている。
対魔族用の仕掛け、術式の類だ。高度に隠匿されているため、普通の存在では気づけない。
普通の人間、普通の魔術師では不可能だ。何せ、アダンが手に入れた古代のアーティファクトを利用したものだ。
魔術にかなり通じたものならば、それに気づくことも可能だろう。
「……どうぞ、姫殿下」
アダンはそんな屋敷の中に入れと、彼女に呼びかける。扉は既に開かれていた。
様々な陵辱や調教が密かに行われた場所だ。淫気に満ちている。
そんな危険もあるが、アダンのことを知るならばかなり好都合の場所でもある。
先程の魔術の使用云々はこの屋敷に招く際の罠でもある。
もし魔術などの素養がないといいつつ、この屋敷に違和感を感じたならば、その人物の虚言は明らかとなる。
■シェリル > 「急な話ですから、そんな事で咎めたりは……」
その程度の事で目くじらを立てる事は無いと、首を振って気にする事はないと示し。
「そうね。王都で大規模な事を起こしたという話は耳にしないから、なにかしら理由があるのでしょうね。
魔術の方は、自分の身を守れる程度には。少なくとも、そこらの有象無象に後れを取る事はないと思うわよ。
だけど……魔族の証?」
人外の魔力を背景に、魔術はむしろ得意分野だが実力を隠すのもかねて控えめに自己申告をし。
魔族の証がどこかにあるという話に、そんな事はあっただろうかと眉をひそめて疑問に首を捻り。相手の顔をちらりと眺めて、確認と称して裸に剥いて色々と楽しむための方便なのか、それとも本当にそんな情報を手に入れたという事なのか。どちらでもありそうで困ると、判断に悩み。
会話を交わしつつ、足を踏み入れた屋敷は当主の権勢を示すような豪奢な物。
やはり、このような屋敷を維持できているという時点で相応の力がある。手駒にできれば、一番いいのだがと観察するように視線を巡らし。
詳細まではわからないが魔術の気配を感じなくもないが、これほどの屋敷であれば警備用にその手の備えがあるのは当然かと頭の片隅にとどめ。
「ありがとう。なかなか、いい屋敷ね」
開かれた扉の奥から感じる淫気に、ぞわりと肌がざわつく。
満ちる淫気に、悪い噂は半分どころでなく本当だったのだろうと察しつつ何事にも気づいてないという風情を装い、アダンの言葉に頷いて、扉の奥に足を踏み入れる。
■アダン > 「成る程、それは何よりでございます。遺憾ながら、最早ご自身はご自身でお守りいただくというような、そのような時代になってきつつありますので。
ええ……魔族の証です。魔族の全体像については未だわからないことばかりですから、全ての魔族にそれがあるのかどうかはわかりません。
ですが、報告によれば、魔族の証である印などを持つものもいるとか。下腹部などにそれは多いとも言われます。
まあ、隠されでもしていればどうしようもありませんが……カマをかけるには調度良いかと」
それが有るかどうかは別にして、そういった検査をすることによって、何かしらの反応を示すであろうということだ。
下腹部の印はありていに言えば淫紋である。それを確認しようというのだから、名言はしないものの、相手を剥いて確認するということだ。
アダンは魔族の実情全てなどは到底知らない。魔族の証などは魔族からすれば一笑に付される可能性もある。
だが、こういった俗説を生み出すには意味がある。それを利用して色々とできるということだ。淫紋を刻んでおけば、相手を魔族やその手先としてしまうこともできるだろう。
彼女が屋敷の敷居をまたげば、アダンは意味ありげな笑みを浮かべた。
「ようこそ、我がフェリサ邸へ、姫殿下」
屋敷へと招き入れれば、扉を閉める。主であるアダンの許可がなければ開かぬといわんばかりに。
屋敷の中も豪奢なものである。王族と匹敵するような調度などが並べられ、幾つもの廊下が伸びる。
その時である。屋敷の中の、対魔族のための仕掛けが、彼女の魔力を感知した。
満ちた淫気は対策のないものの身体を発情に導くもの。感度を高めていくためのもの。ただ、人間にはさほど効かないものだ。古代の遺跡から発掘された対魔族の術が施されている。
入ってきた魔族の娘を、肉便器にでもしてやろうという強い情念が感じられるかもしれない。
それと同時に、彼女を更なる仕掛けが襲う。
不可視ではあるが、魔族に対して発動する罠だ。彼女の尻めがけて、手で叩いたかのような刺激が向かう。
さらには、幾つもの結び目がついた縄が不意に床下から現れ、それが彼女の股に食い込もうとする。魔族であるならば見えるだろう。その縄はアダンにつづいている。つまり、アダンが進む方向にそれは伸びていくのだ。
今はまだ不可視故にワンピースなどが捲りあがることもないが、刺激が向かうはずだ。冗談のような仕掛けではあるが、その唐突性は相手を動揺を誘うものだ。
こうして先ず相手の様子を見るのである。躱すか、受けるか。
■シェリル > 「ええ、王城にまで魔族が出現するというのなら身を守る術を身に着けるは必須ね。
下腹部に持つ者が多い魔族の証……ね。報告を聞いたという事は、それなりに実例があるという事なのでしょうね。
調べられていると分かっていれば、隠すのが普通でしょうけど」
下腹部に多い、それらしいモノ。そう言われれてすぐに思い浮かぶのは淫紋。そうなると、魔族の証というよりは、魔族の物の証だろう。自分が手を出した相手に淫紋を刻むのは、珍しくもない。
わかっていて口実にしていそうな相手だが、どこまで正しく認識しているかはともかく、間違った認識をしているのであればそれは幸い。そう思い込んいるなら、それを助長すればいいと内心でほくそ笑み。
間違った判別方法が広まるのであれば、それはいい事だと。
「見た目からして、凄い屋敷ね」
足を踏み入れてみれば、その豪華さは相当な物。財力と権勢を示すようなその内装と調度品に素直な称賛を送り。
すぐに、身体に走る違和感に気づく。
屋敷に満ちる淫気の影響か、躰の芯から熱が疼いて肌が火照り、感度を増していく感覚。発情していく感覚に、ここの淫気が何か違うのかと戸惑いに足を止め。
「……っ!」
不意打ちで襲ってきた、お尻を叩かれる感覚にびくりと腰を跳ねさせ。反射的にお尻を手で庇う。
唇から零れそうになった驚きの声を噛み殺して、何事かと驚きに身を竦めているうちに床から現れた縄が股間に喰い込んでくる。
ワンピースが捲れこんでいないところから、何か魔法的な仕掛けだという事は理解できても動揺に視線は乱れ。縄とアダンとを見比べるようにしてしまい。
噂からして何事かはあるかもしれないとは思っていたが、まさか入って即座にとはとの油断があったと深呼吸をひとつして動揺をおさめにかかる。
内容からして、調教などに使われていそうなコレは何なのか。意図されたものなのか、自動的なトラップの類に引っかかってしまったのか。当人の様子からそれを読み取ろうと、目元も険しく観察の視線を送り。
■アダン > アダンとしても、魔族の印などという俗説をさほど信じているわけではない。
恐らく、そういったものもいるだろうが、あくまで所有印としての紋もあるだろう。一概に言えるものではない。
アダンとしては、その俗説が残るほうが都合が良かった。そういった俗説は、誰かを追い詰めるには効果的だ。
事実、先日アダンは、魔族に淫紋を刻まれたと思しき少女を見つけ、尋問と称して公開陵辱刑を少女に科して、肉便器扱いにした。
アダンとしては、そのようなことができれば良いのである。この国はいずれ滅ぶという思いを抱いているからこそ、利敵行為にもなりかねないことを平然とやってのける。
「ええ、実例はあります。先日私はその紋を持つ娘を見つけましてね。
尋問の結果、魔族の手先であることがわかったため、公開の刑に処した後、この屋敷にて更なる尋問を加えました。
魔族の手先であるということを彼女は自白いたしましたよ。
それが全てとはいえませんが、一例として考えることはできるでしょう。
自ら卑猥な姿をとり、男をたぶらかすような娘でした。我が国をそういう面から突き崩そうとしておるのでしょうかな」
アダンが淫紋のある娘を公開陵辱したのは事実だが、相手が魔族と手先だとわかった、自白したなどということは完全な嘘である。
魔族の実情を知るものからすれば、アダンは王国のために働いているのではなく、完全に己の欲望のために動いている男なのだとわかるだろう。
「おや、いかがされましたか、王女殿下」
不意に彼女を襲った幾つかの仕掛け。
思わず尻を手でかばい、声を押し殺す様子をアダンは見る。
アダンはただ薄い笑いでそれを見るばかりだ。
意図して発動させたのか、自動的なものなのか、アダンは仕掛けはすれどもその発動は感知できないのか。
表情だけからでは読み取るのは難しいかもしれない。何せ、相手にそのような仕掛けをしても、さも当然のように、そんな仕掛けはないかのように応対しているのだ。
険しい視線にも、どこ吹く風といった様子だ。一瞬、相手のワンピースの股間部分に視線を寄せた。
「何かご無礼をいたしたのならば謝罪いたします。……では、参りましょう。お茶でもお出しいたしますので」
そのまま前に向き直り、相手を客間に案内しようと歩き出す。
アダンが進めば縄も動き出し、ずりずりと彼女の秘所を縄と結び目が勢い良くこすり始める。
さらに、先に進めとばかりに、また尻への衝撃が彼女を襲おうとする。
屋敷に奥になるほど淫気は強くなる。アダンはそれに影響された様子はなく、魔族などに作用するものだ。
そのような仕掛けをアダンはできるため、やろうと思えば王城にそれを仕掛けることも可能だ。だが、それは行っていない。
■シェリル > 「貴方自身が、その魔族の証の実例を見たというわけね。
どういう尋問をしたのかはあえて訊かないとして、男をたぶらかすような卑猥な格好で――という事は、色仕掛けでも仕掛けてきたのかしらね」
公開処刑したあげくに尋問。
魔族であるかどうかの真偽は、おそらく重要では無かったのだろう。この男の手にかかった娘がどんな目に遭ったかは、噂を信じるならば想像にたやすく。衆目の面前で凌辱されただけでなく、屋敷に持ち帰られて尋問という名の凌辱が続く光景が脳裏に思い浮かび、その卑猥で悲惨な光景にじわりと媚肉に蜜汁が滲むのを自覚する。
自身の躰の発情具合を自覚しながら、冷静さを装った顔で相手の言葉に頷いてハニートラップに気をつけないと、と対策が必要性と危険性に同意してみせ。
「……いえ。なんでも」
相手の顔に浮かぶ薄い笑いからは、内面が読み取れず。
何事もなかったのように相手が振る舞うならば、それに応じる事にして、軽く首を振って何事もなかったかのような態度を取り繕う。
先を行くアダンの後をついていこうとすれば、縄と結び目が股間を擦りたててくる。縄が擦りたててくるだけで摩擦熱のように、秘所が熱を帯び。結び目が擦りたててくるときは、縄より喰い込み抉る刺激に、腰が跳ねそうになり。声を押し殺すだけで必死になってしまう。与えられる刺激に耐えようとして、遅くなる歩みを叱責するように尻を叩かれれば、耐え切れずに衝撃から逃げるように腰が跳ねて、尻が揺れ。
強くなる淫気と相まって、ワンピースの下でショーツはぐっしょりと内部からの淫蜜に濡れて股間にはりつき。お尻は叩かれた痕が白い肌に赤く残る。
表面上は何事も無い様に取り繕うとはしてはいるものの、潤む目元に乱れる吐息。酔ったように色づく肌に、時折隠し切れずに漏れる押し殺した甘い声。
少し観察すれば、取り繕いきれていないのが見て取れる。
与えられる刺激に耐えながら、屋敷に入って一歩目からこんなモノが仕掛けてあるのだから悪い噂は半分どころか全部本当でも驚かないわと、意識をそらすように真面目な内容を考えようと思考を巡らせる。
■アダン > 「まあそのようなところです」
実際には相手が色仕掛けなどしてきたわけではなく、こちらが勝手に言いがかりをつけたに過ぎない。
とことんまでゲスで、性根は腐りきっている。それでいて、嘘を吐くことにも自らを正当化することにも何の躊躇もない。
アダンはそういう男だった。
「皆の前で魔族の証を公開させ、卑猥である証左を示させました。
とはいえ、斬首するほどのことでもありませんでした故、奉仕刑ということで、街の男性に手伝ってもらい、しっかりと躾けておきました。
その後は、皆の前で脚を開かせ、尻を叩き、屋敷についてからは三日ほど……おっと、失礼いたしました。
尋問内容はお聞きにならないのでしたね、申し訳ございません。王女殿下には刺激が強いお話であったかと。
魔族の手のものと判断すれば、私はかなり徹底的にやるべきだと考えていますので。
もし王族にもまだそのような輩がいれば、徹底的に尋問してやらねばなりません。そうは思われませんか、王女殿下。
普段、人間を見下しているようなものほど、そういったことをされることを彼奴らは望んでいるのですよ。堕落した種族ですのでね」
相手が尋問の内容は聞かないと言っているにも関わらず、わざわざその内容を想像させるような言葉を口にし、失言だったと謝ってみせる。
話としてもかなり露骨ではあったが、アダンはそれをあまりに自然に述べてしまう。
「そうですか、お風邪などお引きになっていなければよろしいのですが。
少しお顔が赤く、息も荒い様子。さて、詳しいお話に入る前に少し休息と行きましょうか。
ちょうどこちらが客間です。どうぞおかけください」
彼女はアダンに話を合わせることにしたらしい。
それを知ってか知らずか、アダンは何事もないかのように話を進める。ただし、相手の隠しきれていない反応をそれとなく指摘していく。
ワンピースの奥から響く水音は敢えて指摘しないが、それは既にかなり響き始めている。縄はここぞとばかりに動きを早め、尻を叩く衝撃も強さを増す。
下着を更に濡らそうとしていく。まるで、後でアダンにしっかりと確認させるためといわんばかりに。
二人が来たのは客間だ。広めの部屋に、長机と椅子が置かれている。机は全面ガラス張りで、座ったとしても足の様子などは普通に見える。
アダンは彼女に席を勧める。そうすると、不可視の縄の高さが急激にあがり、それから降りるためにはしっかり脚を上げなければ降りてない状態になっていく。
不可視の縄のため、手で抑えても高さを下げることはできない。
アダンは彼女を見つつ、茶の用意をさせる。
彼女が座るべき椅子にも何か仕掛けがあるに違いないだろう。
■シェリル > 「そっ……そこまで、詳しく言わなくても……。
いえ、その……王族にまで紛れ込んでいるとなれば、脅威度は高いでしょうから。そのように、徹底的に尋問するのもやむおえない……わね。
基本スペックが人間より高いから、人間を見下しているのは当然だとは思うけど」
詳細に述べられては、脳内の想像図がより具体的になってしまう。街中で衆目にさらされるだけでなく、街の男たちによって躾けられる哀れな少女の姿。恥ずかしい場所を曝け出し、尻を叩かれる恥辱。それだけで終わらず、さらに三日ほども続く尋問という名の淫虐。無意識のうちに、嬲られる少女を自分に置き換えて想像し。その想像によって、ずくりと熱を持った泥のようにどろりと子宮が疼く。
人間の姫としての立場上、相手の言葉に反対する要素はなく。脳内に渦巻く卑猥な妄想を振り払うように、小さく首を振ってやり過ぎだとは思うけどと躊躇いがちな同意の言葉を述べ。さらりと、人間は劣っているじゃないのと付け加える。
そういう目に遭うのを望んでいると言われては、そんなはずが無いでしょうにという思いを、やり過ぎをとがめるふりをした睨む目線に乗せる。
そうしながらも、自身の想像に昂ぶった鼓動を抑えるように胸元を手で押さえ。豊かな膨らみがそれによって、柔らかさを見せつけるように形を変える。
「ご心配なく。その……少しばかり、体調がよろしくないだけで……」
さすがに、自身の変調は気づかれていると、こちらを気遣う言葉に悟らざるを得ず。羞恥に頬を染めつつも、わかってて言ってるでしょうにと向ける目線に睨むように力がこもってしまう。
早くなる縄の動きに、強くなるお尻へのスパンキング。隠そうとしても、耐え切れずに刺激にあわせてぶるりと震えてしまう身体。
濡れたショーツは淫蜜を吸いきれず、内部から滲み溢れた淫蜜は太腿まで濡らし。縄目の動きにあわせて、床へと滴を落としてしまい。発情した牝の淫臭を、屋敷の空気に漂わせていく。
「んくっ……ぁ……」
ようやく客間につき、席を勧められたかと思えば縄の高さが上がり。股間に喰い込むその刺激にひくんと、背筋を震わせて喘ぎを漏らしてしまい。羞恥に襲われながらも、普通に座れないかと一度は試してから、できないと悟ってから諦めの表情に羞恥の色を混ぜた貌で脚を高く上げて縄を降り、勧められた席へと腰を下ろす。
脚をあげた際に捲れたワンピースの裾から垣間見見えるのは、べったりと濡れた股間とそこに張りつく、黒い扇情的なデザインのショーツ。
ここまでくれば、異常がある事は気づいているはずだろうに何事もないという芝居を続けるのか。どういう話を持ち出してくるのか、酷い目に遭わされているという怒りもあるが、どんな事を仕掛けてくるのかという興味と期待もあって、不機嫌そうな表情をしながらも、席に腰を下ろして、話を聞く姿勢に。
■アダン > 「そうでしょうな。私なぞはただの人間。魔族にかかればすぐに殺されてしまうことでしょう。
彼らが我々を見下すのも当然でしょうな。…そういった手合が相手なのです。
既に王都に魔族が存在するという現実がある以上、仰るとおり手段など選んではおれません。
彼奴らは邪性の権化。少しでも魔族の可能性があるというのならば、強硬な手段も止むを得ないのですよ。
彼らにそういった願望があり、躾けることができたのなら、こちらの味方としても使えるとは思うのですがね」
やり過ぎだという視線に、薄い笑みで返す。相手の頭の中の様子を見ている、と言わんばかりに。
「こちら」というのはこの王国ということではない。アダンの味方、ということだ。
アダンは権力闘争で生き残ることを希求していると同時に、この国が腐っていることも自覚している。
魔族をどんな形であれ協力させることができれば、どちらに転んでもアダンは生き残る公算が高くなる。
「左様ですか。ならば今日はこちらで休んで行かれてはいかがでしょうか。……何やら甘い匂いが致しますな」
と、そんな悪魔じみた誘いすら平然と言う。本気かどうかは判断しづらいだろう。
そして、相手の様子をしっかりと眺めていく。あくまで平然と、何もないように装ってはいる。
しかし、彼女の卑猥な様を眺めているのは間違いない。
相手が魔族かそれに類するものであることは、この仕掛けを受けていることから判断はできる。
ただ、相手がそれを受け続けているということにアダンは注目していた。ある意味これは賭けだった。魔族の訪問者などそうそうあるはずもない。
アダンの事を更に知るために敢えて受け続けているのか、それとも逃げられないのか、あるいは自ら望んでいるのか――
避難するような視線を受け流し、それどころか彼女の様子を更に眺めていく。
愛液はすでに下着に吸収されなくなっており、太腿からたれて、縄で弾かれて床に垂れていく。赤い絨毯ではそれがより目立つようになっていた。
勿論、それもアダンはしっかりとみていた。わざわざ少し移動してまで。
甘い匂いなどと、白々しいことを述べる。
縄の高さが上がった故に、彼女は脚を大きく上げざるを得ず、その際にひどく濡れた秘所と、それに張り付いた黒い下着があらわになる。
扇情的な下着は愛液を吸ってぴったりと秘所に張り付き、ひどく卑猥な様子をアダンに見せつけた。
「……どうぞ。茶葉を切らしていてミルクだけになってしまいましたが」
椅子に掛けた彼女に、薄く笑いながら、彼女の前に置かれていたティーカップを勧める。
それと同時に、椅子の仕掛けが動き出した。これまた冗談のようなものだが、羞恥を徹底的に与えるものだ。
不可視の縄のようなものが椅子に現れ、彼女の太腿に巻き付いて、足を大きく広げさせようとしていく。同時に、ワンピースも少しまくり挙げられることとなる。
抵抗しようとすればまたあのスパンキングが飛んでくることとなる。
自動的な動きであり、アダンが操作しているというよりは、今の状況に応じて動く術式のようである。
足を無理やり広げさせ、濡れた秘所や下着をアダンに見せつけようとするのである。
机はガラス張りであり、その様子はアダンからもはっきり見えることとなる。
差し出されたティーカップに入っているのはミルクなどではなく、アダンの大量の精液であった。
これを飲んでいかなる様相を呈すのか、この仕打にどんな反応をするのか、その確認のようでもある。
「さて、話の続きですが……王女殿下、貴女はこの国の現状をどのようにお考えでしょう」
そのとき、彼女の尻穴めがけて、不可視のアナルビーズのようなものが入り込もうとしていった。
「私としては、やはり魔族対策が何より重要だと考えております。ですので、先ほどもお話したように、王族への対魔族検査を行えるように具申して頂きたいのです」
勿論本当にそんなことを考えているわけではない。およそ現実的な話ではないからだ
「魔族であるのならば、必ず淫猥な性がありましょう」
それとなく、視線を彼女の股間に移して。
「淫虐の行為を施されて、達するなどを見ればそれは恐らく魔性の者。今すぐにでも躾をしましょうぞ」
■シェリル > 「人間の方が、弱く劣っているからこそ手段を選んでいられないと言うわけね。
少しの可能性だけでどんな強硬手段も可としたら、それこそ冤罪が多発しそうだとは思わないの? 残念ながら、騎士とかが公正とか清廉とかいう話はあまり聞かないわよ。
それに、躾て味方にするなんて……大胆な事を考えてるのね」
こちらの頭の中身を見透かしていると言わんばかりの薄い笑みに、思わず目をそらす。こちらの味方にするといっているが、そのこちらというのは誰の事やらと呆れたように小さく息をつき。
言っている事にどれだけの現実性を見込んでいるのやらと、アダンの顔を見つめる。
耳にしている噂からしてかなりの悪党ではあるが、ろくな証拠も掴ませず捕まっていない事からまったく見込みのない事だとは思ってないのだろうと、感じはするが。
「そう……ね。本当に体調が悪くなったら、お願いするわ。そう? 何の匂いかしらね」
わざわざ、移動までして、こちらをしっかりと眺めている視線を隠そうともしていない。向けられる視線が、見ずともわかるくらいに恥ずかしい状態になっている股間部へと向けられると、視線で触れられ犯されているようで羞恥と興奮の入り混じるぞくぞくとした感覚が背筋を駆け抜け。
恥ずかしい姿を見られて感じるマゾの気配を滲ませながら、視線を感じる部位から火照る肌の熱を逃がすように深く息を吐き。
揶揄するような匂いへの台詞に、ふるりと身を震わせ反応するも心当たりがないという風にとぼける言葉を選び。
「……っ! あ、ありがとう。頂く……わね」
ミルクと称してティーカップに注がれ出されたモノ。勧められたソレを見れば、どろりとした粘性を感じさせるそれは匂いからして精液だろう。
さすがに表情が引きつるのが隠せなかったが、それに何か言おうと思うよりも先に、縄のような物で脚を開かされ、捲り上げられるワンピースの裾。咄嗟に抵抗しようとすれば、抵抗を咎めるように尻を叩かれて、ビクンと背筋を跳ね上げ。抵抗の気配を残しつつも、椅子の仕掛けのままに大股開きの格好で座り。濡れたショーツが、淫唇を隠すどころかぴったりと張りついて、その形を完全に浮き彫りにし、ひくつく動きまで見せる股間が丸見えに。
「この国の、現状……ね。正直に言うと、割とダメ…んっ……じゃない、かし……ひっ、んはぁ…ぁぁぁ…ッ!」
ティーカップを手に取り、こんなモノを飲ませるなんてと涙目で睨みつけながら口をつける。
口の中をどろりと満たす精液の匂いは鼻の奥まで突き抜け。発情した躰は、その匂いにあてられくらくらと意識が揺れる。ごくりと喉を鳴らして精液を飲みながら、腐敗の酷いこの国の現状を知らないのかしらと、真面目に言葉を返そうとしたが、そこを狙ったかのように尻穴めがけて突き刺さってくるアナルビーズ。
反射的に拒絶するように締めつけたが、その抵抗を打ち破ってゴリゴリと腸内を犯していくアナルビーズの刺激に、淫気に発情させられ、散々嬲るように刺激を与えられていた躰にはそれがとどめとなり、耐え切れずに背筋をしならせ嬌声をあげながら達してしまい。手にしたティーカップは手から落ち。零れた精液が胸元を濡らす。
続くアダンの台詞は耳に届いているが、認識するような余裕は快楽の絶頂に染め上げられた意識にはなく。
ビクビクと絶頂の余韻に身を震わせてから、くたりと力が抜けて荒い息をつき。
■アダン > 「何、それくらいやったほうがこの国の為なのですよ。既にこの国は末期状態だと私は考えています。
多少の冤罪などは止むを得ない。それぐらいの血を流さなければ、この国はいずれ魔族のものとなるでしょう。
それが出来ないのであれば、魔族を味方につけておくのもまた、一つの考えだとは思われませんか、何せ……」
冤罪も構わない。それくらいしなければいけない――そんなことを臆面もなく述べる。
一連の彼女の様子を眺めていく。濡れた下着はもう下着の意味をなさず、ぴったりと張り付いて卑猥に動いていく。それをアダンは舐めるように見える。
精液の入ったカップを拒否すること無く口にして、とどめとばかりにアナルビーズに尻穴を貫かれていく。
これまでの徹底的な責めなどによって、ついに彼女は絶頂を迎えた。
嬌声を上げ、はしたなく愛液を噴きながら。
胸元を精液で濡らしつつ、彼女は絶頂に打ち震えていた。
「この国の王女が、肉便器で、魔族であることが判明してしまったのですから――本当に、いやらしいお方だ」
魔族の真偽はどうでもよかった。ただ、彼女を犯すというそれだけのこと。
「では、先日の少女のようにしてあげましょう。貴女が肉便器であること、魔族であることを私は外に出そうとは思いません。
その代わり、私の肉便器として、王城やここで相手をしてくれればいい。時には私の陰謀に加担していただければ、それで結構。
よろしいですかな、淫乱で被虐体質の……肉便姫様!」
アダンは椅子から立ち上がり、彼女の方へと向かうと、絶頂で弛緩した身体を椅子から引き離し、机に突っ伏す形にさせて、尻をこちら側に向けさせる。
魔術で強化した精力と大きさを持つ肉棒を取り出し、下着越しに押し付けた後、直接手で何度も尻を叩き上げていく。
尻を叩いた後、濡れに濡れた下着を引き下ろす。なかなか秘所から下着は離れず、愛液が粘ついた橋をかけていく。
いよいよアダンは、その肉棒を彼女の秘所に押し当てた。
王族であるにもかかわらず、何の遠慮もなく刺し貫いた――
その後、アダンは三日ほど彼女を調教、陵辱していくこととなる。
容赦なく、何度も何度も膣内に射精し続けて――
■シェリル > 「それは、また……随分と、過激な意見ね。
本気で国を救うつもりであるのなら、立派な意見のひとつではあるでしょうけど」
本音と建て前の乖離がかなり大きいだろうにと揶揄を含めた真面目な台詞も、絶頂の余韻に身を震わせながらではどのように受け取られる事やら。
「わたしは……肉便器なんかでは……ひぅんっ!」
肉便器呼ばわりされて、机に組み伏せられる。そんな状況に、抗うように身を捩り、抗議の声をあげても尻を叩かれれば、背筋を震わせてどこか甘い響きの声をあげ。
何の遠慮もなく、犯され凌辱され続けて調教を受ける三日間。
肉便器として扱われ、使われる快楽を心身に刻み込まれていき。
肉便姫としての調教が、解放されるまでにどこまで進んだのかは余人には知られず。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地」からシェリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地」からアダンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアリュースさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアリュースさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアリュースさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアリュースさんが去りました。
ご案内:「富裕地区 ホテル」にアリュースさんが現れました。
■アリュース > 満月が輝く夜。
とある豪商の屋敷にて。
寝室にて、2人の人物が対峙している。
1人は寝巻き姿の男。
類稀なる商才と強欲さでのし上がってきた、有名な大商人だ。
そしてもう1人はその奴隷。
ミレー族狩りで連れてこられた、痩躯の少女だ。
しかし、今の少女は凄まじい力で捻じ切った手枷を片腕にぶら下げ、
全身からミレー族本来の魔力を迸らせながら、
憎悪に満ちた表情で主を睨んでいる。
奴隷には大抵リミッターがかけられているはずだが、
今では封じられる前以上の魔力をその身に宿しているようだ。
「や…やめろ…っっ ああぁあぁあっ!!」
肉が爆ぜる音と、断末魔が夜闇に吸い込まれていった。
その次の日の夜。
…豪商○○氏殺害さる。奴隷の反逆か…
…これで4件目…
富裕地区では、ミレー族を奴隷に持つ者が、奴隷に殺害されるという事件が相次いでいた。
殺害犯はいずれのケースでも逃走し、現在まで見つかってはいない。
衛兵達もピリピリしており、町中でのミレー族狩りなど弾圧をさらに厳しいものにしている。
そんな最中、魔族でありながらも王都に潜伏中のアリュースは、
ホテルのカフェにて、新聞を広げている。
「ううん… たまには善い事もしてみるもんですね」
…奴隷として捕らえられているミレー族がいる屋敷に潜入、
リミッターを外し、力と人に対する憎悪を増幅させ、去る…。
アリュースは「あの方」の命により、ミレー族を「解放」して回っていた。
もちろん、慈善活動ではない。
更なる混乱を引き起こすための布石である。
「…さて、次はどこにしましょうか… にゅふふ ふ」
■アリュース > アリュースは、次のターゲットについて思案してはいたが…それは上辺だけで、実の所、乗り気にはならなかった。
今夜はやけに身体が疼いて仕方がないのだ。
纏っているドレスも、胸元や脚が強調されるデザインの、妖艶なもので、人間には擬態しているものの、この世のものではない魅力を漂わせる。
(ん~… 今日は仕事よりも… 誰かを食べたり、食べられたりしたいですねぇ…♪)
富裕層のホテルなので、男は確実にいるのだが…。
生憎、アリュースは男には興味がなかった。
ご案内:「富裕地区 ホテル」からアリュースさんが去りました。