2016/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリ・ハッシュヴァインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリリ・ハッシュヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリ・インさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリリ・インさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリさんが現れました。
■リリ > 王都の商店街にて、
買い物用の大きなカゴを両手に持ちお店で使うためのパンの材料を買い出しをしている最中。
鼻歌交じりに緩んだ笑顔、
品物を見定めながら店を通り抜けていく。)
うーん、明日はどんなパンを作ろうかなぁ…。
(中々アイデアが思い浮かばないのか、
暫くして足取りは止まり双眸をキョロキョロ。
困った様に眉尻を下げ口元に右手指先を添える。)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリさんが現れました。
■リリ > 誰かにちょっとアンケートっぽく聞いてみようかな?
とか、自分にそんな度胸も無いのに通り過ぎていく人に視線を向ける。
「あの…あ、えっと、いえ、なんでも無いです。
すいません…」
勇気を出して声を掛けてみたものの、
お店での接客とは違い緊張してしまい上手く言葉にできずに謝ってしまう始末。
普段はあまり積極的には慣れないらしい…
「ふぅ…。」
未だにドキドキしてる心臓。
こんなにも緊張してしまうと思ってなかったのか、
安心した息をついて落ち着かせた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリリさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 富裕地区、その通りを少女は歩く。
考えてみればこの辺りの地区、地味に裏路地をうろついていた時の方が多かった気がする。
さて、他の地区と違いどういった感じだろうか?そんな事を考えながら、歩みを進める。
なるほど、人通りが無い場所を歩いている訳でない為か、好奇の視線がよく向けられている。
こういったところは、どの地区も共通しているだろう。
相変わらず目標は無い、何かあればラッキー程度で来ているだけだ。
■タマモ > 他の地区のように、小ぢんまりとした店とかは余り無い。
代わりに、気軽に中に入るのを躊躇われるような、そんな立派な入り口をした店が多い。
こう…頭の中では、無駄に着飾ったボンボン共が無駄に高い物を買い漁る光景が浮かんでいる。
また、ある店ではやはり無駄に着飾ったボンボン共が小難しい食べ方をしている光景とか…そんな感じだ。
…そんなにボンボンが嫌いか?と問われそうな内容だ。
うん、どう見ても偏見である。
という訳で、無駄にご立派な店はスルーをして、普通の店に絞って適当に探す事にした。
■タマモ > 普通っぽい店、まぁ、そうはいっても他の地区と比べればやはり少々差があるか。
見た目はこういった場所を普通に通っていそうなものではあるが、むしろ逆というのがこの少女である。
やれやれ、どうしたものか…手持ちぶたさに唐傘をぽんっと出し、左手に添えてかける。
くるりくるりと回しながら、歩き続けているも…いい加減に歩き疲れてくるか。
途中、小さな広場を見付ければ、そこに設置されたベンチへと腰をかけて一休憩する事にした。
■タマモ > のんびりとベンチに腰かけたまま、その広場をぐるっと見渡してみる。
…うん、本当にただの広場である、小さなお子様が遊ぶような遊具が無い。
いくつかのベンチが並び、小さな舞台みたいになっている段差がある、あるのはそれくらいだろうか?
…うん、誰かしら連れ歩いてきて何かやる分には楽しめそうだが、こうして一人のんびり眺めてるだけではこれといった面白味も無い。
ベンチの背凭れにぐてーっと凭れかかり、ぼーっと空でも眺めていようか。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > いつの間にかいるのが 気配が薄めの黒毛もふ猫。
それがタマモの足元を尻尾でもふったり 足元にすり寄ったりしている。
だが、鳴きもしない無言の寄り付きようを繰り返したりしている。
…気付かれるまで。
姿は何故か猫だが、気配そのものは彼女の使い魔なので判断は容易。
でも 何故 人の姿ではなく動物の姿になっているかは不明だ。
■タマモ > 「………うん?」
ぴくん、と耳が揺れた。別に音が聞こえた訳ではない、足元に触れる感触に気付いたその反応を代わりに耳がしただけである。
はて、なんだろう?とぐいっと体を起こすようにし、視線をそちらへと向けた。
…うん、猫だ、黒猫。
狐である自分に猫が懐くというのもなかなかに不思議…というか、いや、ちょっとまて。
『………して、何をしておるのじゃ?』
かけた言葉が念話なのは、相手が何者かに気付いたのと、さすがに猫に話しかける危ない人物と思われるのを避けたかったから。
見た目で十分目立つのに、これ以上目立つ要因なんて要らない。
■アッシェ > カリカリカリ…
遂にはベンチの足で爪とぎをし始めたもふい黒猫。彼女の足には間違っても爪とぎはしていない。
…そんな事をしたら即お仕置きされてしまうからである。どんなお仕置きだと?思い出したくもない。
…気付かれたのでもふい黒猫はお座りの状態になり、尻尾をぴこんと振ってみた。
念話だった、まぁ 見た目黒猫に喋りかけるのは 此処においては目立つだろうから良い判断であったー
『散歩。 久方振りの式 です。 …普段から呼んでくれませぬので 私から 来ました?』
前にあったの 何時だったっけ?思い出せない。
■タマモ > 視線を向けた黒猫は、爪とぎの最中だった。
惜しい、ベンチでなくこちらにやればお仕置きが出来たのに。
…当然冗談だ、足で爪を砥がれるなんて想像しただけでも痛過ぎる。
お座りとなった黒猫に視線を向けたまま、その返答に首を傾げた。
『ふむ、確かに久方振りじゃな?
いや、まぁ…妾は放任主義者なのじゃ、気にしたら負けじゃぞ?
………お主にはお主のやりたい事もあるじゃろうから、なるべく控えておるつもりなのじゃ。
ほれ、妾が好きに呼んで良いとか言われたら、お主、休む間もないぞ?それでも良いのか?』
うん、確かに前に会ったのはいつだろう?遺跡の中だったのは覚えてる。
こうして前に現れた理由を聞けば、口元に手を添えて少し考える仕草。
冗談少々と、本音を少々。そして更に後に続く言葉は冗談とも本気とも取れないものだった。
にんまりと浮かべる笑みが、よりどっちとも取り辛くしているか。
■アッシェ > 猫らしい気まぐれ的な行動をしないと 此方も実は胡散臭い猫として見られてしまうからだ。
首輪をしている時点で、傍からすれば外で飼い主と遭遇して甘えている所、という具合に見られれば御の字だ。
猫に擬態しているとはいえ 実態がサラマンダーなので 脚を爪でやった日には火傷も伴うだろう!
お座り状態でぺたんもふ ぺたんもふ、と尻尾が妙な音を立てて揺れて地面を叩いている。
ぺろぺろと前足を舌で舐めて―何処までも猫の演技をしつつー
『
そうでしたね。 それは勘弁
』
無駄に喋らない そして 短い言葉に真意を隠すような念話。
何処が冗談でどこが本音か読み取れないのか、毛づくろいをして猫の仕草をー。
じっと見上げて 『恐ろしい 笑みが…何でもない』ぷいっと顔を背けるような仕草を。
■タマモ > さて、あんまりじっと見ているだけというのも、さすがにおかしいか。
体を少し屈めるようにすると、ぽふぽふと頭を撫でた。
猫の場合は喉元を擽ると良いと聞いた事があった気がするが…本物の猫の場合である、この黒猫はどうなのだろう?
この黒猫の正体を思い出せば、ふっと気になり、今爪を砥いでいたベンチの足を見てみた。
…いや、さすがに普通に砥いでいるだけだろう、と心の中で呟きつつ。
『ふふんっ、そうじゃろう?
じゃが、そうじゃな、やはりたまには呼んでみるのも良いのじゃろうか?
妾が呼ぶなんて、理由が限られててあれじゃがのぅ』
うん、非常に簡潔で分かり易い内容だった。
表情を戻せば、そんな風に問うてみた。
たまにであるならば、良いのやもしれん、そう考えたから。
…どうしても、最後にオチを付けてしまうのだが、気にしない。
■アッシェ > 猫なので飼い主に頭を撫でられて思わず 『うにゃーん』…恥ずかしい。
啼いてしまったではないか。黒毛で覆われているので顔色なんて分るまい。
猫に擬態何ぞしたので恐らく喉元を擽られれば ゴロゴロは鳴ろう、それ位しないと猫的に浮く。
先程まで砥いでいたベンチの足は…普通に表面に傷がある爪とぎ残骸跡だ。
サラマンダー自体の爪とぎではないただのそれは猫の研ぎだった。
『
伽の相手は 到底務まりませ
あ。』
簡潔にして伝わりやすい最低限の念話だ。
だがそれも唐突に終わりを迎える事になる。
念話が途中で途切れた、精霊界から再び召集されたようで、
猫の姿のままその場から ポンッと音を立てて戻されてしまったと言うー
猫は いなくなってしまった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアッシェさんが去りました。
■タマモ > …うん、鳴いた。見た目的には合っているのだが、妙な感じだ。
笑いそうになるのを堪えているのは見て取れるが、気にしない事にしてください。
なるほど、ベンチはどうやら無事だった。少しだけほっとする。
『ふむ、それは残念じゃ。…まぁ、無理とは言わずやってみるのも良………お?』
会話を続けようとしたところ、不意にその姿が消えた。
その場には、前屈みになった少女が居るだけとなる。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からタマモさんが去りました。