2016/01/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (大通りから少しと入った、薄暗い路地。
治安のいい裕福区でも、探せばこのように人目に付かない場所は、幾つかと有るモノで)

ふむ……
(その陰から中央の通りと、手にしたメモを交互に眺める男が一人。
手帳に書かれているのは、主に人物の特徴。
合致する人物をどうこうしてくれという――つまるところ、裏方の仕事である)

アシュトン > (依頼人やその理由は告げられないものの、察するのはそう難しくはない。
悪徳な金持ち相手であれば、復讐なんてのが一番ベタな所だ。
王侯貴族の部類であれば、蹴落とす為、と予想する事が出来る)

ま、そうそう都合よくと見つかりはしないのだがな。
(不愉快に湿りを帯びた壁に背中を預けると、緩く息を吐く。
この手の仕事は往々にして破格だが、同時に危険性も高い。
権力者を相手にする訳だ、言うまでもないだろう。
自分自身としては主な仕事にしている訳ではなく、なんとなしに確認とやってきた訳であるが。
その程度の準備で、上手く遭遇できるなんて事は、そうと無い話だ)

アシュトン > こんなモンだわな、普通に考えてさ。
(本来であれば、行動パターンなども把握したうえでやるべき事だ。
気まぐれで上手くいく訳がないし、上手くいくとも思ってはない。
顔を緩く横に振れば、手帳を閉じ。
大きくと伸びをして骨を鳴らせば、コートの裾を翻して)

何処かで酒でも飲んで帰るかな。
(緩い足取りで、暗がりの更に濃い方向に向かって、歩き去っていく)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアシュトンさんが去りました。