2015/12/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にネスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリトさんが現れました。
ネス > (マグメールがティルヒアに勝ち、数日が経った富裕地区。この1週間は戦勝の祝杯で街や国はお祭り騒ぎだろうか。魔王とその妹も、お祭りやキラキラとした行事が大好きなため、今日は富裕地区へ訪れている。街のキラキラとした光、そして賑わう街の人々。普通に考えれば、餌には困らないそんな日なのだが、今日はそんな気分になれそうもない)

リト、久しぶりの休日だし、好きなものたくさん買ってあげるからね?

(相変わらず妹馬鹿のシスコン魔王はリトの手を引きゆっくりと街を歩く。朝になる前に帰らないと面倒だななんて思いつつ、今日はいつも持ち歩いている傘を持っていない)

アクセサリーや、洋服なども買っておこうかしら。

(商店街のように連なるたくさんの出店。食べ物は勿論、異文化のアクセサリーや高級な洋服など、お金に困っていない吸血鬼はあっちこっちと目移りが止まらない)

リト > 戦勝に合わせて開催される様々な催し、祝祭。
その賑わいに姉と手を繋ぎつつ、瞳を輝かせてそこ彼処に視線を走らせている。
その様は、普通に見ればごく平凡な人間の娘だろう。

「……好きなもの?やった!」

嬉しそうに、シスコンで自分には甘い姉を見て表情を緩ませる。
そも、富裕地区にも早々訪れることは無いのだ。いつもは城で惰眠を貪っているか、メイドや給仕と遊んでいるくらいで外出もしない。
だからこそ、この光景は物珍しくもあり、新鮮でもあって。

「じゃ、ネス姉とお揃いのアクセサリーとか、洋服とか……欲しいなー」

なんて臆面も無く強請る。

ネス > ふふっ、今日は魔王や吸血鬼ってことは忘れて人間のお祭りを楽しもうね?

(ぎゅーっと後ろから妹を抱き締め、愛おしそうに唇を頬へ押し付ける。柔らかい頬へ自身の柔らかい唇が押し付けられ、傍から見れば恋人のようにも見えるだろうか)

リトにとっては新鮮な光景よね。もっと城から出ればいいのに。

(身体を触れ合うというスキンシップを行いながら、煌びやかな街を歩き進む。まあ、元々インドアな一族なのだ。ネスは一族の中でもかなりアウトドア派で、外出も頻繁にしている。あまり外出するなとカレリアにも言われてはいるが)

お揃いの?いいわよ。それじゃあ、ちょっと高いもの買う?

(臆面なく強請る妹に頬を緩ませ、またしても甘やかす言葉を紡ぐ。こんな育て方をしているから執事やメイドたちが骨になるのだろうか)

リト > 「うん……たっぷり楽しもうね!」

抱きしめられれば、嬉しそうに表情が大きく綻んだ。
頬に押し当てられる柔らかな唇の感触に擽ったげな声を零しつつ、煌びやかに飾り付けられた街中を散策する。

「んー…出たくっても、眠いからぁ。ネス姉はよく出てるんだっけー?」

仕事ということもあろうが、プライベートでも外出しているであろう姉を見上げる。
だからしばしば城の中で顔を合わせるのは専属のメイド――カレリアだ。

「高いものでも、普通のでもー。ふふ、どんなのにしよっか?」

甘やかされればその分嬉しそうに笑い、甘える。
最近は手を出すことを控えているとはいえ、時折殺してしまいそうになる癖はまだ抜け切れていないのだ。

ネス > んー...、あのドレスとかどうかしら?

(値段を見てみると、普通の生活をしている人間では手を出すことの出来ない代物だろうか。肩が露出している少しラフなもので、色は赤と橙色。今着ているものとはまた違ったドレスに瞳を向けながら愛する妹へ尋ねる)

私は、週に5日くらいは外に出てるわ。アナタは、ちゃんと夜に寝ないからでしょう?

(ギュッと妹の小さな手を握り締め、歩く。今日は久しぶりに一緒に眠れたらいいな。そんなこと思いながらリトの頭をなでていく)

これなら、お揃いでいいんじゃないかしら。

(ドレスを手に取り、橙色の方を彼女へ手渡す。サイズはぴったし。肩が露出して、少し色っぽく見えるだろう。迷うことなくゴルドを支払い洋服を購入した。かなり高い買い物なのだが、二人にとってみれば大した額ではなかった)

リト > 「……あ、いいね!ネス姉って、あまりあぁいうドレス着たことないでしょ?」

ラフなドレスは、自分はともかく姉にはあまりなじみの無いものだろうか。
尋ねられれば一も二もなく了承する。人目見るなり気に入ったようでもあって。

「……んー。だって、夜はみんな城にいるしー。寝るの勿体無いじゃん」

結局はもっと遊びたいから…という思いだった。
姉と一緒に寝る分には何も構わない。お揃いのドレスを購入し、笑う。
高い買い物なんて今は気にするでもない。

ネス > そうね。あまり肌を出すものを着ると、太陽の光にやられたりもするし、他人に肌を見せるほど安くないわ。

(ふんわりと果実の香りが漂う、淡い髪の毛を耳に掛け、再び街を歩き始める。群がる人の波も今は穏やかな表情で見つめていられる)

私だって眠ってる時もあるのよ?あまり夜ふかししちゃ駄目よ。

(時には姉らしいことも言ってみせるが、夜の魔王としては説得力がない。やがて、煌びやかな街から少し離れた場所に宿を見つけた。妹の方へ顔を向け)

せっかくだし、お泊まりしていく?

(このまま城へ戻ってもいいのだが、せっかくなのだ。富裕地区に泊まって帰るのも一興だろう)

リト > 「ふぅん?わたしは嫌いじゃないけどなー、こういうドレス」

実際、ベアトップのように肩を露出させているものが自分のドレスには多い。
太陽の光の下にあまり顔を出さないせいがあるのかもしれず。

「……はーい。……今度から気をつけるー…」

歩いていればやがて、煌びやかな町並みとは異なり静寂に包まれつつある宿。
お泊りという言葉にぱっ、と顔を輝かせて――

「うん!……どうせだし、さっき買ったドレス着てみようよ!」