2015/11/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
魔王レヴィアタン > 富を豊かに有する人々が愉しむ所、裏通り。
船を下り、一人でその場所をうろつく女海賊は声かけてきた酔っ払いを軽くあしらい、一帯を観察するように歩いていた。

蔓延る欲求、色欲。口端には笑み。
如何な者達が利用しているか、それを知れただけでも収穫かもしれない。
船は暫し部下に預けておいても問題なかろうと楽観。いつものことだ。

「……つっても、アタシが愉しむとなるとちょっとねぇ」

好みが居ない。今日ばかりは不作かと、辺り一帯見渡した。

魔王レヴィアタン > 「しょうがないな……船戻って適当に」

部下で性欲を発散することもある。女だらけなのはそういう理由もあった。
真っ直ぐ伸びた真紅をかき上げながら一息。
それを目につけて誰ともわからぬ男が寄ってきた。
暇なら付き合わないか、と。笑み混じりにそれを交す。

「悪ぃね、アタシあんたみたいなのは興味ないんだ」

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に魔王ベルフェゴールさんが現れました。
魔王ベルフェゴール > (ずるり、空間が裏返るように、何やら布のようなものが何もない空間から現れる。正確には何もないではなく、女性に声をかけて、断られてあしらわれている男性のすぐ背後。そこにはクマのぬいぐるみがぬるりと空間を割って現れる)
魔王レヴィアタン > あしらわれた男は一瞬呆然とした後、顔を真っ赤にして怒り出した。
面倒だ――なんて思っていた矢先。

「―――――…」

その背後に見える布と、空間より現れたぬいぐるみ。
男を放って其方に意識が向く。
口元に浮かべていた笑みが尚更深くなる。

魔王ベルフェゴール > 『……ん……しょっと…』

(そして、熊のぬいぐるみの背中のファスナーからスポッと顔を出したのは翡翠の髪を持つ、眠そうな目をした少女であった)

『あれ?…人が居るところに出ちゃった…』

(クマのぬいぐるみの背中から頭だけ出して、こちらを見るレヴィアタンと怒っている男性の後ろ頭をぼんやりと見て)

魔王レヴィアタン > すっかり意識はベルフェゴールに向いてしまったようで。
男はこれより背景の一部と化した。押し退けて近づく。

「相変わらず眠そうだねぇ。ちゃんと起きてんのかい?」

しゃがみこむ。目線を合わせて問いを投げた。
後ろで男がどう喚こうが気にも留めずに。勝手にどこか行ってくれるだろうと。

魔王ベルフェゴール > 『……………ま、いいか……』

(ずるりと這い出るように外に全身を出せば地面に降り立つでもなくふわふわ浮いたまま)


『………?………………』

(ジィッと声をかけて来た女の人を見て、何度か首をかしげる)


『みっちゃん?………』

(結構な間を空けて、誰か違う人を思い出したらしい。間違えている)

魔王レヴィアタン > ふわふわ浮いたままの少女を見て男は怖くなったらしい。
後ずさりしながら一息、二息にその場を逃げ出した。

「―――はは。残念ながら勘違いだぁ」

からっと笑えば、褐色の手を伸ばす。
避けられなければぽんぽん、とその頭を撫でに行く。

「船に乗っけてみりゃ思い出してくれるかねぇ」

自分から言う心算はあまり無いらしい。ニヤニヤと。

魔王ベルフェゴール > 『……ん~、じゃあ…初めまして…』

(頭を撫でられてからぺこりとお辞儀をした。
思い出すのをすぐに怠けた)

『船……肌の色…おっぱい……』

(けれど次の言葉で少し何か引っかかったらしく人差し指を頬に当てて目をつむって考える。レスポンスは基本的に遅い)

魔王レヴィアタン > 「はいはい。初めまして」

挨拶されればし返す。挨拶は大事だ、初めてではなくとも。

「……おっぱいが要素として来るかね。その調子…」
「そうだな。レヴィ。レヴィア。……思い出せるかい」

通称といおうか、通り名を述べた。まかり通っているのは此方だが。
期待に満ちた眼差しが向く。

魔王ベルフェゴール > 『………あ……ビーたんか…久しぶり』

(思い出した、嫉妬の魔王だという事を。けれど、長い過去をさかのぼってもそのあだ名で呼んだことは一度も無い。おひさ~と手を上げて挨拶)


『……ん……』

(そして思い出せば両手を広げて抱っこをねだる)

魔王レヴィアタン > 「そうそう、ビーたんだ。久しぶりかね」

記憶の中でもそのあだ名は覚えがなかった。それはさておいて、ひらっと手を振り返す。改めての挨拶。

「……はいはい」

強請られた抱っこ。此方からも両手を伸ばし、その身を抱き上げる。
何分細腕だが、これくらいはわけもない。

「…そういや、ベルは何しに来たのさ?こんなトコに」

魔王ベルフェゴール > 『ひさしぶり~…』

(抱っこされると、レヴィアタンの首に両腕を回してギュッとハグをしようか。抱っこされるの好き)


『なんだったっけ?…えっと……ティルヒアもう駄目そうでしょ?……飽きたから一旦、帰ってきたんだけど…転送場所がズレた』

(ティルヒア軍を勝たせよう作戦。途中で色々面倒くさくなって結局あまり何もしていない)

魔王レヴィアタン > ハグをされれば抱っこしながらも、近くなる距離。
よしよし、とあやすようにその背を撫でた。

「……あぁ、なるほど。ティルヒアもまぁ頑張ってたんだがねぇ」
「ま、楽しめたから良しとしようじゃないか」

己は王国軍に賭けた側だから、割と気楽ではあった。
つまりは何もしてない。他の魔王がどうかは知らないものの。

魔王ベルフェゴール > 『……おもてなしが面倒くさい……』

(すごい本音を隠さず述べる。何をするか決まっているわけじゃないが今からアスタルテじゃないけど憂鬱だった)

『レビーは?…』

(あだ名が変わった。少し顔を離して、レヴィアタンの首にぶら下がる感じで問う)