2015/11/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」にカレンさんが現れました。
カレン > (最近、というほど特別でもないが、治安の悪い地域というのはある。
 戦場にあまり駆り出されない騎士はそこを見まわることも仕事のうちである。
 というわけで夜の路地裏を見まわっている。
 物乞いがここまで来ていれば貧民地区へと追い返し。
 良からぬことをしようという輩は切り捨てる。
 ともあれこんなことをしていてもイタチごっこで、
 すぐに治安が良くなるということはないのであるが)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」にアーヴァイン・ルグゼンブルグさんが現れました。
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (富裕層の多い区画へとやってきた彼の目的は、満ち足りた者達の動向だ。路地裏に座り込んだ物乞いに尋ねたのは、奴隷の売買に関する情報。そこに大きな動きがあれば…彼にとっては良くないことが起きる前兆となる)……それで、最近はどうだ?(そういうと、物乞いはこんな事を告げる。いい奴隷がいない、この間一匹頼んだがまだ来ないとボヤいていただの、この間買った奴隷がそろそろ壊れるから捨て時だの、確たるものはないが、嫌な兆候だ)そうか、気をつけろよ(僅かばかりの恵みを物乞いに渡すとほぼ同時、女騎士の足音が聞こえれば、そちらへと視線を向ける)
カレン > そこで何をしている。

(物乞いに何かを渡すような仕草をしている冒険者風の男。
 もっと明るければ、あるいは名前がわかればその正体もわかるだろうが。
 今は不審人物でしかない)

この地区はあまりお前たちのような人間を好んでいないのでな。
すまないが出て行くか、身分を証明する何かがあれば聞こう。

(長剣の柄に手をかけながら言葉を発する)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > ただの雑談だが何か? (言葉通りの答えを返せば、後手に物乞いに指示を出す。さっさと行けと、自分はともかく狙いをこっちにされては、いい情報網が壊されてしまう。彼の背後から脱兎の如く逃げ出す物乞い、そして追いかけられないようにと道の真ん中に立つ) …相変わらず騎士団も軍も、上から目線か。 (呆れたように悪態を呟き、ため息を零す) 貧民地区に Collar less という娼婦宿があるのは知っているか? 俺はそこの店主だ、アーヴァインという(変な宿という噂が流れているのは知っているので、宿のなと名前を答え、様子を見ることに)
カレン > 雑談なら昼間の庭園で紅茶を飲みながらにするのだな。

(コツコツと靴音を立てながら近づいていく。
 物乞いを追いかけるような真似はしない)

当たり前だ。
場所を考えろ。
アーヴァイン…Collar lessならば聞いたことがある。
ミレー族を奴隷としてだったか…売春婦としてだったか…
使っているようだな。

(長剣の柄から手を離す。
 断っておくがカレンは貴族であり騎士であるが、これでも貧民や奴隷への理解は深い方である。
 もっとも、他の騎士や貴族に比べればだが)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > そんな優雅なのは性に合わない(近づいてくる彼女へ真面目な返事をするも、近づいてくればその姿を見やるだけで動く様子はない)どっちでもいいが、そんなところだ。(剣から手が離れるのが見えれば、安堵の息を零す。暗くなってきた周囲を照らそうと掌に青白い魔力を灯し、ゆっくりとその手を横へ薙ぐ。こぼれ落ちた魔力の粒は粉雪のように辺りを舞い、光源となって漂う)
カレン > ならば、ここではなるべく見つからないように雑談することだな。

(魔力の灯りが灯れば、ふっと微笑んでいるのが見えるかもしれない)

当たりか。
その店主がこの地区で何をしている。
生憎今の私は客ではないのでな、立場上聞かねばならない。

(肩をすくめる。
 つまり場所さえ違えば、酒を飲みに行くことも、
 あるいは男娼がいれば買うこともあるかもしれないという意味なのだが、
 伝わるとは思っていない)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > そうだが…美女に気をかけてもらえるなら悪くはないかもな?(明かりに映しだされた彼女の微笑みを見やれば、冗談ぽく口説き言葉のような台詞を宣う)そうだな…(流石に奴隷狩りの妨害だなんて事をいうわけにもいかない。当り障りのない情報を、表情を変えること無く整理し)ここらの人間は奴隷を買い換える際、前の奴隷を捨てるだろう? 使い古された生きた奴隷が最近捨てたれていないかとね。(そして、すっと下水道へと通じる鉄格子の戸を指差す)前はあそこから捨てられていた、残念ながら…息を引き取っていたが。
カレン > 口が達者なのは商売柄か?

(再び微笑む)

なるほど、「廃品回収」といったところか。
…そうか、商売道具にならなくて残念だったな。

(青白い明かりに照らされる表情は、奴隷をモノ扱いする貴族のそれとは違って見えるだろう)

名乗り忘れていたな、私はカレン・クラフト。
騎士団の一員だ。

(それほど有名ではない下級貴族なのでおそらく相手は知らないだろう)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > そういうわけではないんだが… (そんな言葉出てくるのも素のもので、違うと頭を振る) それよりも、間に合わなかったことが悔しかったよ。 カレンか、先程は悪態をついて悪かった。君は…他の貴族や騎士達とは違うようだから(他の輩なら、何でそんなことをすると嘲笑うだろう。否定のない彼女へ、苦笑いで答えて) 客として来てくれる時に会えれば、もう少しにこやかな出会いだったかもな。
カレン > 間に合わなかったのか、それとも「処分」してから捨てたのか。
あまり聞いていて気持ちのいい話ではないな。

(苦虫を噛み潰したような表情をしていることだろう)

謝る必要はない。
誰にだって立場があるように、思想や信条がある。
時にはぶつかることもあるさ。

(小さく溜息をつく)

出会ってしまったものは仕方ない。
ここで路頭に迷っている元奴隷を見つけたら、一度君に連絡を入れよう。
これは双方にとって得なのではないかな?
奴隷が女だったらの話だが…

(にやりと笑ってみせる)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (全くだと、過去の話に頷き返す) 君は…そうやって割り切れる分、ここに馴染めているのかもしれないな。 (自分はそこまで心に仕切りを付けられなかった。溜息をつく彼女へ、うっすらと笑って見せて) 本当か? それは助かる…! (それなら直ぐに対応できると、物静かな表情が喜びに満ちた笑みに変わるのだが、続く言葉に目を丸くして)…男だった場合は、どうするんだ?(敢えて性別を分けた理由、そして互いに得というフレーズ、そこを確かめんと問いかける)
カレン > 馴染めているも何も、ここで生まれ育ったからな。
良くも悪くも、嫌っていてばかりでは毎日を楽しめない。

(いうものの、表情はあまり明るく見えないだろう)

契約成立だな。
男だった場合?

(考えていなかった。
 というより、相手が女専門の女衒だと思っていたからで)

…貧民地区に追いやるか、切り捨てるか…
あるいは、気に入ったら私が買い取るか、だろうな。
こう見えても貴族の娘なんだ。

(何気なく口にするその口調は全く貴族らしくないだろう。
 育ちの良さのようなものはあるかもしれない)

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > そうか……でも、楽しむのも大切だからな(陰りの掛かった表情に苦笑いのまま頷いた。男だった場合、その言葉にも頷いて答える) そういうことか、それならこっちで宿以外の(と言いかけて、買い取るという言葉にぴしっと止まる) …カレンみたいな貴族が多ければいいんだがな (育ちがいい割に、下を見下すことのない彼女の物腰に、柔らかに微笑む)
カレン > 楽しまなければやってられないのさ。

(苦笑を浮かべる)

宿以外の? 働き口があるならもちろん紹介しよう。
…そうでもないぞ。
私のような気まぐれが多かったら、身分制度自体が崩壊してしまう。
するとどうなると思う?
国が滅ぶのさ…多分ね。

(ある程度の教育は受けている。
 こういった形の国が崩壊する原因、様々勉強したが、
 貴族が奴隷に取って代わられた国もあると聞く)

だから…気まぐれなのは少数でいいのさ。

アーヴァイン・ルグゼンブルグ > あぁ、宿に使う食材を作る畑や、傭兵業の間接的な仕事とかがある。昔、建築工兵をしていたからな、ハテグの野営地やたなール砦の修繕なんかをしたりする(裏方の仕事なら戦わずして済むということだろう。そんな働き口について語り) なるほど…だが(いっそ壊れてしまえばいいと思うところもあった。一瞬だけ暗い表情が浮かぶも軽く頭を振り) 俺みたいなのも、そうかもしれないな (笑みを見せると、辺りの暗さがより深まっていたのに気づき) そろそろ宿に戻らないとな…またな(笑みのまま軽く手を振ると、背を向け路地裏を進む、その先は貧民地区へ繋がるルートだ)
カレン > なるほど、そういう話なら男奴隷も君に紹介しよう。

(話に不自然なところはない。
 娼館経営と言っても女だけでは成り立たないのだろう)

気まぐれな者同士じゃないとこんな契約はかわさないだろう。
ああ、何かあったら連絡しよう。
店に顔を出すかもしれない。
くれぐれも気をつけて。

(軽く手を振って見送り、踵を返すと、見回りに戻っていくのであった)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」からカレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」からアーヴァイン・ルグゼンブルグさんが去りました。