2015/10/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にダグラスさんが現れました。
ダグラス > 貴族からの表にできない依頼を終え、こそこそと人目を避けるように屋敷の裏口から出てきて、表通りを避けるように細い小道を歩いていれば座り込む人影が見え。
近づいてみれば明らかにどこかの奴隷であろう風体の少年であることに気が付き。

「おい坊主、こんなところで何やってんだ」

少年を見下ろすように言いながらその様子を窺いながら意識がなければ捨て置こうと考えつつ。

イア > (呆と喉を晒すようにして空を見上げていたところに、頭上から降ってきた声。
 ゆる、と顔を向ければ白銀の髪とそれを引き立てるような黒皮の鎧姿の男が自身を見下ろしていて。)

んー、ちょっと休憩、してたとこ。

(返事はしばし考えてみてもそんな言葉しか出てこなかった。
 少年は体勢を変えないまま、唇だけで笑みを作って見せると、起こしてもらおうとでもするように右手を伸ばし。)

腹、減ってんだよね。おっさん、俺のこと買ってくんない?

(蓮っ葉な調子で嘯いた。)

ダグラス > 「ふん……なるほどな」

相手の言葉に納得言ったかのように鼻をならせば相手の身体を品定めするように見回して。

「いいだろう、いくらだ?言っておくが俺は忙しい、奴隷如きに丁寧にはしてやらんぞ」

相手の手を掴み立ち上がらせるとそのまま相手の背中を壁に押し付けるようにして、顔を近付けながらいう。
幸いここは路地の中であるし声をあまり出さなければ時間的にも人目に付くことはないだろう。

イア > (品定めする視線には慣れたもので、挑発するように喉を鳴らして笑った。
 けれど、買うと答えた男に、数度瞬いた。意外だったからだ。
 女ウケしそうな引き締まった体躯の男が、自分のような男娼を買うとは思わなかった。)

……は、壊れなきゃ何してもいーよ。

(そう言って少年が告げたのはミレー族の娼婦と変わらない程の安値。
 ギリギリ最低限の食事にはありつけるだろう額だ。
 手を掴まれて立ち上がると背後には壁、目の前には自身よりもはるかに大柄な男に挟まれて、身動き叶わなくなる。)

んじゃ、脱ぐのは下だけでいい?

(忙しい、との言葉から手早く済ませたいのだろうと提案しつつ。
 近づいてくる男の首に片手を伸ばし、引き寄せて口づけようとする。)

ダグラス > 料金に関して承諾し、相手が何をしてもよいと答えると楽しげに口元をゆがめて。
少年が口付をして来れば相手の咥内に舌を入れて相手の舌と自身のそれを絡めるようにして味わい。
十分に味わえば銀糸を引きながら唇を離し。

「あぁ、脱いだら壁に手をついて尻をこっちに向けろ」

まるで道具を扱うかのように言い放ちながら自身は腰の鎧を外しズボンを下ろすとすでに臨戦態勢に入り、力強く怒張する男根を晒して。

イア > (唇同士を触れ合わせ、ぬるりと押し入ってくる舌に応えて絡め合い。
 混じり合い、湧き出す唾液を、んく、と時折飲み込んで。それでも口の端から僅かに溢れ。
 やがて銀糸を引いて唇が離れれば、熱を持ち始めた吐息が零れる。
 言われるまま、ハーフパンツと下着とを一息に下げて片足を抜く。
 外気に晒された少年の肉棒は、やや固くなり始めたくらいの様子だ。
 それから壁の方を向き、男に見えないところで表情が険しく曇り。
 しかし大人しく尻を突き出す。少年らしい丸くはないが柔い尻。)

……ん。どうぞ……使って、ください。

(それは本心ではない、商売用の言葉。
 果たしてちらりと見えた男の肉棒は、少年の体躯には大きく思えたが。
 あとは男の好きにされるしかないのだと、痛みを覚悟して息を深く吐き出した。)

ダグラス > 「んじゃ、使わせてもらうわ」

男にとって、奴隷の孔を使うなど男だろうが女だろうが性処理に使う以上の価値はなく、差し出された尻孔を見れば唇を濡らすように舌なめずりをして。
少年の孔にしては明らかに大きい自身の男根を入り口にあてがえば、まったくほぐしたり濡らしたりはしていないのであろう少年の体内に一気に根本まで貫いて。

「っはぁ、あったけ、女にはない子の感触もたまらんな……」

一息相手の体内の体温を感じた後に少年の事を考慮せずにそのまま腰を動かして相手の体内を掻き乱し。

「悪くないぞ坊主……ん?お前バルデスのところの商品か?そりゃついてないな」

商売柄、奴隷商人にはある程度詳しいのか少年の首で揺れる首輪を見て、憐れむように首を振り。

イア > (全く準備なしに後孔を刺し貫かれた瞬間。
 覚悟していても尚、喉の奥から、きつく結んだ唇から声が漏れた。)

んぐっ、ぅぅ……っ

(幸いと言うべきか押し開かれることに慣れた尻孔は、裂けることなく肉棒を根元まで飲み込む。
 ぴりぴりとひりつく痛みが和らぐ間もなく抽挿が始まれば、されるまま腸壁は狭さによる締めつけと内部の柔い蠕動で男を刺激する。
 少年は生理的に浮かぶ涙をぱらぱらと地に落としながら、がくがくと揺さぶられ。)

……し、って? ぁ、あっ。

(悲鳴も喘ぎも漏らすまいとしていたが、奴隷商の名に反応返し。
 開いてしまった唇から、痛みと悪寒のような快感に小さな喘ぎが。)

ダグラス > 「あぁ、大して商才もねぇ癖に、奴隷なら儲かるとか夢見てるアホさ」

少年の体内の律動を感じながら、体内より前立腺を圧迫しながら遠慮容赦なしにまるで性玩具を扱うかのように腰を動かしながら相手の反応に返し。
強く怒張するカリ首は相手の中をえぐらんばかりにゴリゴリと刺激して。

「お前の中なかなか気持ちいいし、また今度会ったら買ってやるよ……ほら、中に出すぞ!」

ぐっと腰を押し付け、深くまで亀頭を到達させると相手の体内に大量の精液を放ち。

イア > (男の奴隷商への評価は、まさしくその通りだった。
 確かにそうだ、とでも返事をして笑ってやりたかったが、そんな余裕はない。)

くっ、う、ぅ……っ。

(上がりそうになる声を噛み殺して、玩具扱いに耐える。
 ずりゅ、ごりゅ、と直腸を抉る肉槍の、反り返ったカリが与える刺激は、少しずつでも少年に快楽を齎し。
 前立腺を圧迫されてしまえば自身の肉棒が触れてもいないのに猛り、びくんと跳ねるのも仕方なかった。
 容赦ない動きが、一際深まり、体内の奥深くまで至った所で。
 男の精が大量に注がれ、そのリズムに合わせてびくんびくん、と身体を震わせ。)

あぐっ、う、うぅぅーっ

(吐精の熱と勢いを身体の中に感じれば、噛み殺しきれない悲鳴を漏らし。
 やがて男が全て吐き出して少年から男根を抜けば、つぅ、と糸を引くように一筋白濁が零れ。)

……はっ、はぁ……ご利用、ありがと、ござい、ます……

ダグラス > 「ふぅ……久しぶりに出してすっきりしたぜ」

男にとって少年の押し殺したような悲鳴すら心地よく聞こえ、男根を抜けば少年の服で汚れた男根をぬぐい、ズボンと鎧を身に着けて。

「ほら、約束の金だ……またどこかで使ってやるよ」

革袋から金の入った小さい袋を取り出すとそれを相手の足元に投げ捨てて、後の処理は自分でしろと言わんばかりに軽く少年の髪をくしゃりとなでた後、路地の中に歩いて行き。

イア > (どぷ、と腹の中で音がしそうな程の量を受け止めて、身体が重かった。
 自身の服で男根を拭われても抵抗はせず、着衣を整える音を聞いて。
 そうして、ちゃり、と軽めの音を立てて袋が足元へ投げられれば、安堵したように息を吐き。
 髪を撫でられる感触に、ぱちりと一度瞬き、思わず振り向いた。)

え、あ。……毎度あり。

(また、などあるか知れないが。路地へと去っていく広い背中を見送った。
 一人残されると、のろのろと下着とハーフパンツとを引き摺りあげて、後始末のことを考える。
 さて、ここからならバルデスの邸へ戻るのが近かろうと。
 思いながら袋を拾い、無造作にポケットへ突っ込んだ。
 身を売って稼いだこの金で、少年は今日を生きていける。
 殴られた腹は、もう痛まなかった。
 そうして少年もまたゆっくり、ゆっくりとした歩調で、そこを立ち去った。)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からイアさんが去りました。
ご案内:「光の届かない地下室」にヘルガさんが現れました。
ご案内:「光の届かない地下室」にフィーナさんが現れました。
ヘルガ > 地下階といえど陰湿な趣を感じさせないのは貴い身分のものも訪れるからだろう。
不潔な空気もない砦のような地下室。
重厚な石造りの空間の中央を鉄格子が横切り、囚えた者と囚われた者とを分けていた。
甲高い音を立ててその境界線を超えて牢内に踏み入ったのはフィーナを囚えた剣士、その人。

「お目覚めかな。寝心地が悪かったろう」

扉を閉めることはなかったが、それは壁に吊るされた手錠に暗殺者の両手が戒められているからだ。
気を失うまで犯されたフィーナの処遇は着ているものをすべて剥ぎ取られ、ボロ布のような囚人服に召し変えられたこと。
治療され、体もしっかり清めれていた…中まで。「身体検査」の副産物だろう。
武器もチョーカーもなく、身体強化の刻印が施された右腕には
その効力を封じる布が治療用の包帯のようにきつく巻かれていた。

「そう長くここに拘留するつもりもない。何曲かうたってもらえれば解放してあげる、とさ」

微笑み、首を傾いで見下ろした。陵辱者にフィーナはどのような対応をするのか。

フィーナ > 鉄の檻に入れられた牙の折れた獣であるフィーナは、
麻衣の囚人服に着せ替えられて、意識と、脚の支えを失い天井から吊り降ろされていた。
牢獄と言うにはは清潔感の在る閉所は、しかし最低限の身分である証拠として、一切の光が届かない最底の世界だった。


「ーーー………。」

反響する声に起こされ、紅い瞳が醒める。
頼りなく彷徨った視線が、見覚えのある人影を捉えてその彩度を濃くしていく。
穢された気配のない褐色の肌。散々陵辱された後だというのに、一切の負担が身体に残っていなかった。
ぼやけた頭と、窮屈に締めつけられた腕を除けば、だが。
唯一身体の軸を支えた腕を引っ張りあげられても尚、苦痛に顔を歪めないのは痛みによる耐性があればこそ。

「……偉く変わった趣味を持ってるみたいだね。貴女の飼い主」

眉根を寄せて、陵辱者を弱々しく睨みあげる姿は、頑丈な鎖で結ばれた牙を抜かれた浅ましい猛犬そのものだった。
まるで陵辱の夜、相手に媚びていた雌の形跡はそこからは感じられない程に意識は取り戻されていた。

ヘルガ > 「もっと手酷い扱いが好みだったかな……フィーナ?」

その睥睨をどこ吹く風を肩を竦め、こちらはあの時のように甘く暗殺者の名を呼ばわる。
挑発の色も濃いそれだったが、腰には相変わらずあの剣を佩いており、
いつでも殺せるし、惑わせる事を憚らない。今はそれをせず、彼女の前に立ち、細顎に手を這わせる。

「むしろ温情に感謝をするといい…なにせ此処の主は、大事な愛娘を暗殺者に奪われてしまったのだそうだから」

眼を細め、悲劇を語って聞かせるように首を横に振ってそう囁く。
そして視線は、布に覆われたフィーナの腹部へと落ちて、そしてまたその顔を見つめた。

「きみにとっては武勇伝の一つなのだろうがね。…依頼主の仔細を話せば、少なくともこれから先のことは保障する、と」

今から始まるのが尋問だと、その言葉が雄弁に語る。

フィーナ > 「ッ……! そういう、風に……呼ぶ、な…ッ」

身体は洗浄されきっていたとしても、その熱が冷めるにはまだ時間は浅く、おとがいに触れた自身とは対照的な色合いを拒むように顔を引いた。
囁く甘い響きと、触れられてぞわりとした気配にまだ狂いを残しているのを自覚してしまう。

「アタシは……依頼をこなした。それだけだよ……。恨みも、なにもないさ。誇らしいとさえ、思わない」

特別な感情は湧き上がらない。人間としての罪悪感が残っていれば、そんな言葉は口にもしないだろう。
そういう生き方をしてきたフィーナにとって、当たり前のことでしかなかったのだ。
唯一似ていた赤い瞳の視線が外れれば、意識的にその視線の行く先に導かれる。
陵辱され、それに媚びた時間が蘇り、ぞわりと本能が疼き、奥歯を締めて抑えこむ。

「随分と……寛大な処遇だね。愛娘を殺されたのに、生かすだなんて」

貴族を、そしてそれに買われる相手を嘲笑うかのように口角を歪める。
そうでもして虚勢を張らなければ、自身がまた狂ってしまうのではないかという予感を誤魔化すために。

ヘルガ > 「言い返せば、その寛大さにあやかるには素直になってもらわなければいけない……ということさ」

かねてよりの痴態が演技でなかったことを再三確認すれば、懐から取り出すのはチョーカー。
ちょうどいま晒されている褐色の喉に巻かれていたものだ。
それを指にかけ、くるりと回す。伸ばしても絶対に届かぬ距離で。

「きみなら殺す、とでも言いたげだが……ふふ、まぁどちらも私には関係のないことさ」
「生かして囚えたことで金は十分。口を割らせればもうすこしだけ色をつけてもらえるらしい……」

指を伸ばす。布越しに浮かび上がるなだらかな胸の丘陵に触れる。
ほんのすこしの柔らかさを撫でてなぞりながら、
突起部を探り当てると、そこをくすぐるように触れた。愛玩動物にするように。

「その、依頼した者のこと。言うつもりはないのかな?…助かりたくないのかなという意味だけれど」

フィーナ > 「……そ,れ……ッ! 返せ、それは…アタシのだ…ッ!」

自分には似合わぬ飾りだと思う。けれどそれは唯一自身に愛情を向けてくれた相手からの贈り物。
それを弄ばれて激昂した勢いを見せ、じゃらりと鎖を鳴らし食って掛かる。
腕の自由を失い、脚も満足に地につけられない状況で文字通り噛み付こうとするけれど、当然届く気配はない。

「随分と立派な騎士道だな…殺さない、というだけで…」

あの夜に口にした時と同じ、やはり同じ穴の狢と嘲笑う。
人が生きることにおいて、大切なのは物を言わさぬ金だ。それならばどんな非道な行いであろうと、手を染める。
境遇さえ同じなら、誰であれそうなるものだ、とフィーナには身に沁みついていた。
中には、勿論欲望のままにそれを犯すものもいる。陵辱の夜に淫れた自身と変わらぬように。

「ン……ぅ。ふ……そんな形跡を残すほど、依頼主も、愚かではないさ」
「お前だって……大層なことを言いつつ……欲情、しているだけなんじゃないのか?」

愛玩を扱う手つきにフィーナの様子に色が混じる。誑かす剣がなくとも、この僅かな間に2度も理性を崩された身体は最早正気ではなかった。
なだらかな膨らみを軽く擽られてしまっただけでも、甘い声を堪え、薄い上着一枚に隔たれたしこりは、速やかな反応を見せる。
もう少し力を込めれば、それはすぐに相手の指にも硬い感触として、伝わる筈で。

ヘルガ > 「だめだ。きみには必要ないだろう?…それに」
「もう騎士道なんて私にはないよ、きみも身を以て知っただろう……ふむ?」

たとえば目の前の女が騎士であったのなら、その謗りに心を軋ませたかもしれない。
だが暗殺者の言葉に、もはや揺らぐことはなく、虚しさを笑みの形に誤魔化すばかりだ。
果たして聞き出すべきことが雲中に消えたような物言いに、眉根を顰めて。

「きみに殺されたという娘……カリーナというらしい、美しい銀の髪の…子供。聞き覚えは……?」

尋問がてら。今は布の充てられた頬に、布越しに唇を押し付ける。
胸板の軟みを掌を押し付けてむにりと捏ねながら、先端の硬みを指で掌で擽る。
肌が密着する。甘い吐息を吹きかける。頬に、首筋に

「ふふ。 そうだね……また抱きたいかな、きみのことを」
「こんな風情のない場所ではなく、時間もなにもかも忘れてね……?」

ぢゅ、と音を立てて唇の間近を吸えば、酷薄な色の瞳が覗きこむ。
片手が壁から下がる鎖を手繰り、フィーナの片足を曲げさせた。
腿と脛をまるごと鎖で縛り上げ、大きく脚を掲げさせたまま固定させる。
秘されたものを隠せずに晒すことになる。煌々と輝く灯りは、夜の路地よりはっきりとそこを映すだろう。

フィーナ > 「……ッ」

この女も外れた道を生きている。傷つく誇りは既に胸には抱いていない。
あるとするならば、それは女としての幸せだと、フィーナは知った。
陵辱が一層の激しさを増したのも、そのことを口にして訴えていた。
その境遇に情こそ生まないものの、惨めだなと紅い瞳が見上げる。
反抗的で憐れむようなな色を持って。

「ンぅ……く,ふ……ッ。名前、位は…知ってるさ。アタシが刻んだ、から……ァッ」

頬を擽る口づけに、捏ね回すように布越からに伝わる掌の感触に戦慄く。
発育した生娘の様な軟みこそ薄いけれど、女性としての形はそこにあった。
堪えてしまう声は、多くを語らない尋問の答えよりも真実を喘ぎ、熱が篭った吐息に、褐色の頬が色づいた。

「ッ……。 人のこと…言えない、じゃないか」
「アタシにあれだけの…こと、ン、いって…おいて」

唇同士が触れ合わないのが、煩らわしい。真実味のある言葉には聞こえないが、
心を揺さぶる甘い声音だった。一度は彼女に屈服した身体は過剰な反応を示し、
片足を持ち上げた姿勢は、大きく脚を開かせた。
囚人服の下には下着を一切纏っておらず、夜の路地よりも穢れの薄い鮮やかな色を艶めかせ、褐色の割れ目が湿っていることを如実に伝えた。

「ねぇ、名前……名前、は」

そういえば、名前を知らないと、色づく紅が彼女を見上げる。

ヘルガ > 明らかに表情が色を失ったのも一瞬だった。
暴力に訴えるか、なにをするか、悩んで、そして笑みを深まった。
良いことを思いついたという内心は、見上げる紅瞳には果たして透けて見えただろうか?

「そう。 ……だれの差し金で? 言ってくれれば、解放されるのに、強情な」

間近の吐息が頬を撫でる。ぐにり、と柔らかさに掌が沈むのを確かめながら。
小さい故か過敏なのか、凝りを擦る指先は薄布越しでも確かに硬さを伝え、
つねりあげるように痛烈な刺激を与える。

「――はは。覚えてるんだね?記憶が飛んでいるものかと思った」
「ということは最中に自分がなにを言っていたのか、も覚えているわけだ……」

溢れる嘲弄の笑み。淫らにねだって見せた媚態を、客観的に評してやる。
指は雌裂に触れ、軽く擦った。そして上部の突起を可愛がるように指先で捏ねる。
ふと問われた言葉に顔を上げると、意外そうに。そして笑む。

「私の、名前?どうして?殺すからかい…?」
「教えてあげてもいいけど、きみがなにも教えてくれないからな…」

もったいぶるように視線を逸らす。そして指は浅いところを撫でるばかりで、
雌の奥底に侵入をしない。胸にも、そうしてたまにきつい刺激を与えるばかり。

フィーナ > 「……だから、いった、だろ…アタシは…なに、も……ッ」

事実依頼人が誰かというのはフィーナの知る由のものではない。
暗殺というのは直接依頼されるというのは珍しいケースだ。その事実を訴えかけたとして、現状が変わることはないだろう。
必死さこそないものの事実を告げる紅い瞳が見上げた先にあるのは、企んだ色。
此方の内心を染めてしまいそうな愉悦と随喜に近い昂ぶった瞳。

「ぁ……ン、ぅ……ふ、ぁ、く…ンぅッ♥」

喘ぎに孕んだ色使いはより鮮明なものになる。
薄衣越しでも伝わる柔らかさは物足りなさこそあれど、捏ねれば確かな少女の悲鳴。
狭い部屋の中に反響し、抓り上げられた先端は、張り詰めた硬さとなって指に伝わった。

「ァ、は……あれだけの、こと…され、た…んだ」
「ーー……そ、れは……ちが、アタシじゃ……な、ァッ♥ ふ…んぅッ!」

蜜を密かに溢れさせ、彼女の指先を染めていく。女性としての機能をなしている突起は指先を沈めても、僅かに充血し尖りを見せるだけ。
雌として啼く悲鳴は、彼女の劣等感を刺激する女の幸せのもの。
虚ろ気に希薄する瞳の色は甘く媚びたものへと差し替わった。
焦らす指使いに耐え切れず、フィーナは頑なに閉ざしていた言葉を告げる。

「平民地区…ワグナール商会…。そこ、に……ン、ぅ…ッ、そういう…依頼を、とりしき…ッ、ァ…ってる……奴が、居る。アストラル……と、名乗って、る…ッ」

依頼主と暗殺者の仲介役。今迄自身に多くの依頼を渡してきた男の名前。
フィーナはその温情さえ忘れたかのように、必死で口にした。そこから辿れば、依頼主の正体も突き止められると。
ただ、頑なに焦らされた物を欲し、教えたと訴える瞳の色には雌の色が浮かびだした。
恩赦のある人を、裏切ってさえも、自らの欲情を求めたのだ。
『ここではない場所で、愛してくれる』と捉えた、彼女の囁いた言葉に心を揺らされて。

ヘルガ > 「ワグナール……。確か、ここの家と懇意な……」

浅瀬を指で探りながらの愛撫のなか、胸に触れていた掌が剥がれる。
フィーナの温もりの残る掌は、懐から羊皮紙を取り出し、器用に指先にインクを滑らせた。
それを床に落とすと、いつの間にか忍び寄っていた鼠が受け取り、格子を抜けて階段を駆け上がっていく。

「……やれば出来るじゃないか、フィーナ。ふふ、いい子だ」
「私はヘルガ。少しの間だけ、きみの飼い主になる者だよ」

その掌が小さい暗殺者の頭を愛でるようにかき撫で、指先は少し深い部分に埋没した。
しかし、其処で激しい行為に移るわけでもなく。甘ったるく囁いたばかりで、
期待させていた刺激はなく、むしろ体が離れてしまう。

「とはいえ確認が取れるまで、きみをここから出すわけにはいかない」
「……それまで、そうだな……」

勿体ぶったように視線を彷徨わせた後、壁の機構を弄り、鎖に余裕が生まれる。
フィーナは膝から床に屈する形になる。伸びた鎖は、両腕を高く掲げる形で固定した。
その眼前に突きつけられたのは、昨晩、さんざんフィーナを犯したそれ。
未だ柔らかい段階でさえ威容を思わせるものを、その唇に押し当てて……
保険がわりにか、腰に佩いた剣も抜いて、銀のきらめきを首筋に押し付けた。
見下ろす笑みは得意気に。

「これは知っているのかな…?フィーナ、は…?」

フィーナ > 「ヘル……ガ……。アタシの、飼い主……ふ、ぁッ♥」

指先のような細さでも、切ない空洞を埋められただけで、甘えた声。
甘ったるい囁きを繰り返して、自身の精神と身体に刻み込まれる所有者の証。
求めた甘さからすぐに開放されれば、見上げる紅色の瞳は淋しげな子供のような有様で。

「ァ、は……ッ」

無理のあった姿勢を直されて、両膝を屈服したように跪き、腕の拘束を受けたまま、顔を上げる。
熱を帯び、女性の出で立ちとしてはあまりにも異質な存在。自分の知る形よりも幾分か小さいけれど、そんなはずはなかった。
彼女の肉の剣は、フィーナの隅まで埋めてくれたのだから。これが大きくなることを、知っている。
生殺与奪権を魅了する剣に奪われても尚、そこには死への恐怖も覚悟も見受けられない。
ただ愛おしげに弛緩した表情だった。

「知ってる……ヘルガのおちんぽ……。あたしのご主人のもの」

何時しか彼女が覚えた言葉。まだ日は浅いはずなのに、遠い過去のようにも感じる。
それだけ、フィーナはヘルガに対する感情を抑えられずに居た。
鮮やかな色の先端に唇を這わせ、未だ軟な白い胴回りの味を確かめる赤い舌先でくすぐって煌々と輝きを灯していこう。
それを阻まれれば、その身勝手な奉仕は簡単に阻めるだろうが。

ヘルガ > 信用や誇りというものを投げ捨て、素直に快楽に浸ろうとする姿は箍が外れたようにも見える。
そのように仕込まれたのかどうあれ、フィーナの浅ましい舌使いを止めることもない。
嘲り笑う声は止まらず、思わず口元を掌で隠しながら。

「かわいいフィーナ……そんなにこれが欲しかったの?」

ぬろりと赤い舌先が亀頭を滑り、唾液の艶を伸ばすだけで、
その濡れ艶は灯りを反射して淫らに光る。
たとえ軽い舌使いだけであっても、刺激に反応して血を巡らせる肉棒は、起き上がり、角度を持ちはじめ、その円周を長さを、フィーナの記憶に沿う形に変えていく。
ほとんど彼女のなかに入り込んでいたばかりのものを、改めて明るい場所で眼前に晒した。

「仲間を売って誇りも捨ててまで選んだのがこれだ、なんて……やっぱりきみは雌犬だ」

うっとりと唇で奉仕する姿にしかし興奮を煽られて、頭をそっと撫でてやる。
そのまま後頭部を引き寄せ、竿の胴回りと可憐な唇を深く合わせ、擦り付ける。
欲情にすっかりと膨れ上がり、生々しく脈動する、顔をすぎるほどのその肌身、血管の膨らみも
ハーモニカでも吹かせるように、満遍なく擦り付けさせてやる。

「もっと頑張ってごらん?…確認が済むまでに気持ちよくしてくれないと、ご褒美はあげないよ?」

声の甘さに反して見下しきった笑顔で、氷の暗殺者が溶けゆく様を長めやる。

フィーナ > どうせ邪道に堕ちた道を歩んでいるフィーナにとって、基より信用や誇りというものは矮小なものだったのかもしれない。
しかし必ずしも取捨選択をしなかったというわけではなかった。
ただ自分の意志で、ヘルガに満たされたいと選んだ様は、淫らな雌犬。

「ンぅ……ちゅ、ふ…♥ ヘルガ、の……だって、アタシのこと……抱きたいって」

愛してくれるって言うから。そう言いたげに紅い瞳が上目を遣う。
短い間で、教わったとおりに膨れていく亀頭の外周を、太い胴回りの粘膜を軽い舌使いが賢明に奉仕する。
改めて目の当たりにしたそれは、奉仕したことの在る相手のものと違い、浅黒くなく、綺麗な色をしていた。
ただそれに似つかわしくない頭を焦がす青臭い雄の匂いに、跪いた褐色が震える。

「ヘルガの……だか、ら…♥ アタシ、んぅ……ッ」
「……ぁ、これ…ッ♥ この、ぴくぴくして生きてる感じ……好きだ……んっ♥」

亜麻色の髪は洗浄されたためか、柔らかく、安堵を覚える愛撫に恍惚に瞳を細め、悦を口にする。
ぐい、と引き寄せられれば一層。歪な形と華奢な唇が深くふれあい、細い鼻先が興奮する男根を擦り、直接匂いを求める。
満遍なくその匂いをマーキングされ、静脈の形や浮き出た精管の歪さを瞳と肌で刻み込んでいく。

「え、や……だ。 もっと、へるがのおちんぽに、する…から。だか、ら…」

甘いささやきに不安げな声。

「んゥっ♥ ぢゅ、ふ…んっ、っれ、ぅ……♥…ゃめ、ない…れ…んぅ♥」

躊躇せずに薄い弾力をその太い竿へ押し付け、熱の波乱だと息を吹きかけて、むらりとした舌をまんべんなく這わせる。
重たい陰嚢もそこにはないから。そのまま、反り上がった雁首の返しまで舌を移動させ、舐め上げ、掃除をするような奉仕。

「ぁ、は……む、ぅ♥ ン、ぢゅ……ふ、んぅ、ン、んぅ……♥」

可憐な唇を目いっぱいに開き、収まりきらない太さを無理やりにでも咥え込む。
ねとりとした温かい腔内。その中へ欲情する男根を導いて、薄い頬肉で先端を擦り、満遍なく舌を押し付ける。
雄の形が頬を膨らませ、如実に屈服している真実をヘルガにも与えるだろう。

ヘルガ > 「んぅ…♥ ふふ、そう、その調子……」

凶悪にいきり立つ肉棒に、激しい浅ましさでしゃぶりつく唇と舌に、
ぶるりと肉体を快感に震わせた。頭を引き寄せた掌に力が籠り、柔らかな銀髪を掴んで満たす。
ぬめついた舌が這うたび叩くように大きく跳ねるものは、
唇の戒めを受けてびくびくと暴れ、なおもその胴回りを太らせた。

「慣れはないけど、なかなか丁寧じゃないか…剣を手入れするようなものか、…ん?」

その髪の毛を掴んだまま、腰を押し込む。ぐ、ぷ、と口腔内を目一杯に満たす亀頭と肉竿。
狭まる粘膜を膣のように使うよう、ゆらゆらと腰を前後させ、
唾液を多く分泌させ、楽しむ。喉に絡む先走りをどろどろと滲ませ、
あわや吐き出そうというところで、階下に降りる足音が響いた。

「……あぁ、ここまでみたいだね、フィーナ」

降りてきたのはこの館の侍女か、あまりの光景にぎょっと眼を丸くした後顔を赤くして背中を向けた。
フィーナの報告によって何事か成ったことを告げられると、すげなく唇から肉棒を引き抜く。

「彼女の鎖を解いてあげてもらえるかな?大丈夫、もう普通の娘と変わらないよ」

一歩を引いて。その侍女は、こわごわと…あるいはそわそわと
戒めの鎖を解いた。フィーナには相変わらず剣が突きつけられていた。
唾液にてらりと濡れ、角度を保って脈動する肉棒も同様に。

フィーナ > 「ンむ……ん、ぅ…ふ、ぅ……ッ♥」

甘い声が聞こえて様子を窺う紅い瞳。こうすれば、ヘルガはアタシにご褒美をくれると信じた息遣いで亀頭に温もりを与えていく。
半ば無理矢理咥えさせられる形になろうとも、亜麻色を揺らして必死の奉仕を続けていく。
その様相たるやもはや生娘となんら変わらない有様。

「ぁ、ん…ぐ…ン、ぅ……ふ、む♥」

舌を叩き軟口蓋を押し上げられ、増長する肉棒は、咥えているだけで顎が外れてしまいそうな有様。
時折硬い歯先が胴回りに過剰な刺激を与え、それを癒やすような粘膜の奉仕を繰り返す。
膨れ上がり、濃厚な先走りが喉に絡み付けば、危険な薬物を吸引したように頭の中が浮足立った感覚を覚える。
もう少しで、もらえる。 そう思っていたのに、それを阻む足音。

「ンぅ、ぅ…ァ、は…っ♥ は、ぁ…は、ぁ…は……ッ♥」
「ヘルガ、まだ…終わって……な……」

誰かに見られていようと、その媚びた表情に支障はない。現れた侍女へ一度嫉妬の篭った恨めしげな視線を向ければ、ただそれを隠すように前髪を垂らして俯かせる。未だ羞恥心が残っているのか。
両腕の鎖を解かれ、石畳の上に這いつくばる様は、やはり忠犬のよう。
逆らう姿は微塵も伺えず、他人の目があっても尚、唾液で艶を灯らせた肉棒に頬を擦りつかせ、躾の行き届いていない賎しい姿で縋り付く。

ヘルガ > 幾らか内情を知る者さえあまりの様相に眼を瞠る。
そんな侍女は睨まれるとびくりと肩を竦ませ、
狂犬に噛まれてなるものかと下知さえ待たずに義務は果たしたとそそくさと階段を上がっていく。
見送ってから、肉棒に頬ずりする頭を両手でそっと支える。

「そうだね……ふふ、さすがにこうなってしまってはそうそう納まるものではないし、でも……」

息は少しずつ荒くなる。単純な欲情の滾りのまま、裏筋の硬さと亀頭の丸みで少女の唇にくちづけを繰り返す。
唾液と先走りでべとべとに濡れた竿を押し付ければ、少女の唇に化粧のような濡れ艶を施す。
引きつった笑みは今にでも、と催すものの、ぐっと喉を呑んでこらえてから、少女の腋に手をいれて立たせた。

「約束だからね、ついておいで」

腰を抱いて支えつつ、フィーナの掌を肉棒に導きながら、格子の外へ歩き出す。
戒めはなくとも虜囚のままのフィーナが連れられたのは、上がって程近い部屋だ。
警吏の為の寝室なのか華美というほどでもないが、ドレッサーに机…
柔らかいベッドにその体を組み伏せると、再び剣を抜いた。

「……じゃあ、ご褒美をあげるからね」

喉元に、鞘を払った剣を突きつけて、下げていく。
ボロ布をしゅぅ、と甲高い音とともに裂いていき、たまに切っ先が触れて、
赤い点を褐色の肌に2、3作り出す、甘い痛みを与えながら、服の前を完全に暴くと、剣を床に放った。

フィーナ > 「ン、ちゅ……ん♥ うん、へるが…っ」

牙を抜かれた猛犬が従順に彼女に付き従う。
口元は淫靡な汁にまみれ、爛れた様相。
今にでも縋りたいヘルガの形へ漸く掌で触れれば、その胴回りは指が回り切らないほど太く、凶悪さを改めてフィーナに知らしめる。
膨れ上がった形が萎んでしまわないよう掌を満遍なく擦り付けて扱き、寄り添いながら従った。

地下の牢とはあまりにもかけ離れた人間のための部屋に案内され、迷うこと無くやわらかなベッドに身体を沈めさせられた。
これだけ柔らかなベッドに身体を預けるのは久しく、淫靡に染まっていなければ今すぐにでも意識を手放してしまいそうなほど。
それより深い情欲の感情。ひらめく銀の切っ先を見つめる紅色は期待に満ちていた。

「ぁ、く……ンぅ…んんッ♥ ァ、は…♥」
「あつ……へる、が、さま…ぁ♥ はやく…ほしっ…♥」

二人を隔てるものがなくなれば、求める嬌声はもっと媚びたものに変わる。
ご主人様を呼ぶときはこうするのだと、教わった。
焼けるほど熱い快楽を身に宿し、それだけで達してしまいそうな身体がのたうち、シーツに皺の波を描く。
曝け出された褐色の肌は綺麗なものの、腹筋を軽く痙攣させ、薄い桃色の先端を尖らす有様で。

「へるがさまの……おちんぽ…っ♥ ふぃーなに…いっぱい…ください…っ♥」

気丈な振る舞いも、希薄な感情も、似つかわしくないメス。情欲のままに主人に満たされることを求め、
自ら閉じた脚を軽く膝立て開いていく。両手を広げる姿は、ヘルガには、抱擁を求める恋人に映るか、それとも屈服した犬に映るか。
どちらにせよ、これから行われる営みに何ら支障はない。

ヘルガ > 野暮な奴隷の衣装をも彼女の下から引き抜いてベッドの下に放れば、
生まれたままの姿になったフィーナは一体何に変わり果てたのか。
両の掌が、さきほど触れた胸の軟みに容赦なく添えられ、
ぐにりと僅かな柔らかさを絞りだすように捏ねながら、
両手に迎えれるまま顔を埋めた。
軽く剣の切っ先で作った傷を、胸の先端を、ちろりと愛でるように舐めてやる。

「ふふっ…やっぱりフィーナは卑しい雌犬だ。愛してあげるといったのに」
「愛といえば交尾としか考えていないんだから、ほらっ…これだろう……?」

唾液のぬめりを先端部に伸ばすように舐めながら顔を上げ、熱い吐息を胸元に零す。
腰を揺らせば、割り込んだ腰が肉棒を、ぐりぐりと割れ目に擦り付けた。
精管の張り出しが秘核を捏ね、裏筋の硬さが摩擦する。ぴたり、肉穴に先端があてがわれる。

「あまり上手ではなかったけど、きちんと舐められたご褒美だ…よっ!」

昨晩十分に開墾した其処に、容赦なく肉棒を押し込んだ。
体重とともに、ぞぶり、と愛蜜の跳ねる音を立て、秘肉の空洞を一息に満たした。
柔らかなベッドは、硬い地面よりもよほど激しい動きを可能とし、
厭らしい音を響かせ体液の飛沫を飛び散らせながら、飢えた肉穴へ幾度も滾った肉の剣を突き立てる。

フィーナ > 交尾以外の愛をフィーナは知らなかった。
将来それ以外の方法を知ることはないかもしれないが、その在り方を全てヘルガに委ねていた。

「ふゃ、ぁ……ッ♥ へるが、へるがさまっ…♥」

胸の形が拉げれば、ぞくりと身体が跳ねる。ベッドを軋ませて、密着した彼女に全てと伝えていく。
血の滲む傷口を尖った先端を愛でられて、歓喜に震える様。愛の分泌液を溢れさせる蜜壺は最早前戯の必要もなく湿っており、
更なる潤いをヘルガの肉棒に纏わせた。
捏ねられた肉芽はこれ以上ないほどに肥大し、雄のそれであるならば、何時体液を分泌してもおかしくはない程に変わりきった有様で。

「おち、んぽ…ッ♥ もっと、上手に…なるから、だか、ァ……ああ゛ッ♥」

彼女の形に開墾された膣内が一気に奥まで満たされ、弓なりに身体を跳ねさせた。
耐性が変われば勿論、受け止めた感触まで違う。
腹部の方を抉っていた精管を含めた裏筋の硬さも、反対の側面を弾いた雁首も逆転し、
その形を覚えようと窮屈な膣内が吸い上げた。
褐色の腹部が奥を抉る度に浮かび上がるのは全てを征服した証。
粗相をしてしまうかのように、肉剣の抽送の度にベッドを濡らし、
ガクガクっ、と抱き心地の良い腰が痙攣した。

「へる、が…ぁ♥ き、す…ッ♥」

飢えているのは肉孔だけでなく、剣を磨いた唇も愛を求め、しきりに強請る。

ヘルガ > 「んんぅっ…♥ ぁはっ、…こんなことに使うために、鍛えたんじゃないだろうに…ほんとうにきついね、きみのナカは…っ!」

ボルチオまでを摩擦する最奥まで穿った肉棒は一処にとどまらずに雌穴を出入りする。
まとわり付く肉襞の抵抗を振りきって、過敏な腹の裏側を雁首の激しい段差で刳り、
引戻ろうとする膣肉を、体重とともに押し込む質量でもっての一突きごとにこじ開ける。
鍛えられた丈夫な体にぶつけられるのは暴力的な情欲。少しずつヘルガの息も上がっていく。

「奥まで咥え込んで、…っ…は、ふっ…♥ すごい媚びて、くる…っ…」
「暗殺者なんかよりも、こっちのほうが転職なんじゃないかい、…この、淫売……ッ!」

目一杯まで脚を拡げさせるように腰を密着させる前後運動は、
その内部のきつさも相俟ってすぐに絶頂に導かれそうだった。
喜色満面の痴態に罵倒を浴びせ、ねだられると乳房から唇を離すと、
掌で裸の喉をぐいと抑えこみ、気道を圧迫する。

「おちんぽだけじゃなく、こっちまでねだるなんて、欲張りなやつ……ほら、じゃあ、キスもしてあげる…ん、ンぅッ…♥」

呼吸を阻害しながらむしゃぶりつく。舌を押し込み、口に含んだ唾液を流し込む。
強かに奥を小突く肉棒は限界を耐えようともせず、唇を犯しながら絶頂し、
ごぽっ、ごぷっ、と濃密な白濁を穂先で口付ける子宮口に届け、卵子さえも蹂躙した。

フィーナ > 「ぁあッ…ん、、ンぐ…ぁ、ぅ…♥ ぁ、は……ッ♥ よろこんで、もらえ…て……ッ!」
「うれし…ぁ、は……ァ、ああ゛ッ♥」

僅かに突起した子宮口は早々に抉じ開けられ、子宮の奥までも満たす暴力的な抽送に頑丈な身体は壊れる気配を見せず、
弾力のある襞とポルチオがヘルガの肉剣を弾きながら扱き、窮屈な吸い付きで刺激する。
呼吸のままならないフィーナは、嗄れるまで喘ぐ声を続け、理性の欠片も残さずに彼女の情愛を受け止めた。

「だ、っァ、て…ッ♥ へるが、さまの…おち、んぽ…ォ、オ♥」
「おおき、くて…ッ♥ あた、し……こわ、れ……ェ゛ッ♥」

自然と腰を浮かし、体重のかかった快楽を一番気持ちよくなる形で受け止める。
温かな襞は、鉄を打ったように熱い肉剣に縋り、あまりの窮屈さに、襞が捲れてピンクの内部が外気に露出した。
狂いそうなほどの快楽に浮かんだ涙は最後の理性か、屈服に酔いしれた雌の劣情か。
白い細指の首輪に締め付けられれば、嗚咽混じりの声が苦しげに、フィーナを喘がせた。

「ン…ンぉ、お゛ッ♥ ぁ゛、あ゛ぁッ…♥ ひッ、く…ぅ……ん、ぁ、む……ッ♥♥」
「ーーーーンんんぅぅッ♥」

酸素を要求する脳内は痺れだし、空っぽになった肺に重たい心臓が血液を送り出す。振り切れてしまいそうなほど、このまま快楽の果てで絶命してしまいそうな勢い。
酸素を求め開いた唇からは浅ましく舌を溢れさせ、それに絡みつくヘルガの舌へ縋り付き絡み出す。
蛇の交尾のように一切加減無く絡みつき、二人の間で呻く声色を大きく響かせ、絶頂した。
強かに打ち付けられたヘルガのおちんぽから迸る子種の放出を助長する窮屈な抱擁。
抉じ開けられた先ではなく、媚びたように吸い付くポルチオへディープキスをされたまま、
奥から落ちることのない濃厚な白濁は、快楽に支配された卵管を通り、卵巣そのものを飲み込んだ。
悪魔の魔力を帯びた精子は、そこから排卵される全ての卵子に纏わりつくためにへばりつき、生み出された卵子をすぐさま飲み込んで、膜を破り受精を強要させられる予感。
その望み通り、排卵した卵子は瞬く間に彼女の遺伝子を埋め込まれ。

孕んでしまう。

ヘルガ > 喉を潰したわけではないものの、狂い泣いて法悦に至るその姿を見て、
確かに目の前の女を汚して壊した実感がぞわぞわと背筋を駆け上がり、満悦げに身震いをする。
抑えきれない微笑から、なにかを堪えるようなくぐもった吐息を零し、自らも絶頂の余韻に耐えた。

「はっ…はぁ、…ぅ、ぁっ…♥ …なぁんだ、フィーナ?きみはまだ、壊れてもいないようだね…♥」

狭い肉鞘の蠢動に吸い上げられるように、収まり切った肉棒はごぷごぷと子袋に子種を届けている。
内部までもを決定的に犯し抜きながら、思い出したように首から手を離し、彼女の呼吸を自由にした。
子宮口に蓋をしたままの肉棒を引き抜きもせず、腕をフィーナの背に滑りこませると、

「こうなってはもう暗殺者ではないな…ほら、自分がなんなのか、言ってごらん…っ」

彼女を抱き上げながらに、ベッドに座り直した。
ぎっちりと筋肉の詰まったフィーナの重みで、奥まっていた肉棒がずぐ…ッ!と子宮を押し込み、未だ入り込もうとさえする。
いわゆる対面座位の姿勢でもって、僅かに高くなったフィーナの顔を見上げながら、軽く唇を吸ってやると。

「私のを良くしてくれるんだろう?媚びて、してみせて?これからもご褒美がほしいなら…ね?」

にぃ、と笑みを三日月に深めた。上に乗せたフィーナに、今度は肉穴での奉仕を強要する。

フィーナ > 「あ、か…は、ぁ…ひゅ、ぅ…ひゅ、ふ……ぁ、は……ッ♥」

唇と掌が離れ、褐色の肌へ付いた黒ずんだ跡は、彼女の首輪の証。
穢され、染まりきったフィーナの瞳は虚ろで、蠢動する肉鞘が重厚な肉棒への断続的な痙攣を繰り返しながら、子種を絞りとっていく。
細い腹部が水風船の様に徐々に膨らんでいく姿は、妊娠を宣告された生娘のようで。
彼女に抱き上げられ、弱々しい力で持ち上がる腕をヘルガに抱きつき、離れたくないと訴える。

「あ、は……あたし、アタシは……ッ♥ ぁ、ひィッ!?♥」

呼吸を整える余裕すら与えてはもらえない。直接脳髄を突かれ、頭の中までかき回されている気分で。
彼女の口づけは、愛情を持ったキスとそっくりで、
ヘルガもあたしのことを愛してくれるとフィーナは確信し、淫靡な素顔を晒した。

「アタシは、ヘルガさまの飼い犬…で、すッ…んぅ♥」

押し付けられた肉棒へ、ぐり、ぐり、と自ら腰を回しもっと深く膣内へとヘルガの形を刻み込む。にちにちっと繋がった二人の中で音を立て腰を浮かせれば、

ばちゅんっ♥

と淫猥な水音と一緒に、子種でいっぱいになった子宮の入り口と亀頭を強かにぶつけあう。

「だ、から…いっぱい…おちんぽ、ごほーし……しますッ♥ へるが、さまぁッ♥」

やり方が分かれば、また腰を浮かせ、陵辱してもらった時のお返しをするように激しく腰を降り出し、
自らの体重を乗せた弾力のある子宮口でごつごちゅっ、と亀頭を押しつぶして。

ヘルガ > 「そぉ……いい子だね、フィーナ…♥ では、これから私の言うことをきちんと、聞くんだよ」

屈従の言葉を吐く笑顔に対して、唇を吸い上げて恋人にしてやるように愛でる。
けれど、さんざん魔族の子種で子宮を蹂躙したように、
フィーナの思考に反して、女は愛など欠片もなくフィーナを抱いていた。
自分の上で激しく踊るその動きに、びくり、と心地よさげに震えながらも、それは肉欲の反応に過ぎず。

「ふ、ぁっ…♥ は、ふ…そう、だ。そうやって、…たくさん、楽しませられるように、なるんだよ…」
「そうすれば、私の役に立てるんだから…それに、フィーナも気持ちよくなれるからね…?」

ぷちゅり。跳ねる音は、激しく交わる雄と雌か、それとも唇か。
自分からも腰を揺らし、更にフィーナの上下運動を促しながらに、体重とともに落ちてくる子宮を迎えた。
こぼれ落ちてくる子種を、そのたびに子宮奥まで押し戻しつつ、
甘ったるい声で、背中をぎゅっと抱きしめてやり、安堵を促すように撫でて、口吻をして。

「はぁ、っ…ぁう、ん…ほらっ…また、たくさん孕ませてあげ、る…ぅうンぅッ…♥♥」

そして幾度目か、ぶちゅりと肉襞を割り開いた肉棒は子宮口と出会うと、容赦なく白い熱を注ぐ。
一度明けた空がまた暮れて白むまで調教は続き、そして「引き渡し」の日がやって来る――。

フィーナ > 交じり合う白と褐色。
激しい喘ぎで啼く唇から赤い舌先を伸ばし、額をこすり合わせ
汗で汗で濡れた亜麻色の前髪と燃えるような金髪でさえ絡み合う。


「へるが、へるが、ァっ…♥ …ォ、ン、ぅ、ぁ、ん、あ、ァ、んんぅッ♥」
「う、ん…いうこと、きくっ♥ いっぱいやくにた、つか、らァ♥」

激しく腰を揺らし、愛蜜と白濁で穢れた臀部とヘルガの腿が淫らな水音を弾かせあう。
両者相容れない思考のもと、ただ求める情欲だけは素直に唇と、雄と雌を絡ませ合う。
肉柱に穿たれた膣内は既にヘルガの形に染まりきり、行き場を失い溢れ出る子種さえも、全て押し戻され
、その激しさと相反する安堵の口吻に酩酊した有様。

「ァ、は…ァ、ああ゛ッ♥ はら、むっ…あかちゃ、へるがさまのあかちゃ、ァ 、あ、ぐ…、ン、ィ゛ ぐ、ぅ、ッ♥ あ、ぁ、ああぁあ、あぁッ♥」

腹部から浮かび上がるほど激しく肉杭に埋められて、子宮口と完全零距離で満たし合えば、再びおぞましい量の放精。
奔流する子種を受け止め、崩れ落ちる表情はヘルガに屈服し、堕ちた雌の姿。
雄の扱い方を身体の隅にまで刻まれて、この幸せに永遠に浸かるものだと
その日が来るまで、フィーナはまだ、しらなかった。

ご案内:「光の届かない地下室」からヘルガさんが去りました。
ご案内:「光の届かない地下室」からフィーナさんが去りました。