2015/10/26 のログ
■ティネ > 「ううー……もどすかと思った」
ほっと一息。
解放されて、へろへろと少年の足元の地面へと降り立つ。
ふうふうと荒く呼吸を整えていたが、険しい視線を受けて竦んだような様子を見せた。
しかし続く言葉を受けてぷくーと頬をふくらませる。
「ペットじゃないですー。ボクの主人もボクだけですー。
なんなの、って訊かれたら話は長くなるけど……
短く言うなら放浪中の……妖精です。
キミはヒマそーだしおしゃべりに付き合ってくれそうだから、近づいてみました」
ふわりと浮き上がって、膝の上の冷たい鎖に着地する。
そしてさっきのようにぐいぐい引っ張ってみる。
少年を縛り付ける鎖はこの妖精もどきにとってはあまりに重かった。
なんとか外せないかと考えているようにも見えるし、単に遊んでいるようにも見える。
■イア > (弱々しく地に降りる様子に、一瞬悪いなと思いはしたが口に出すことなく。
すぐにむくれた顔をした小さな少女に、く、と喉を鳴らす。)
おー、そーかよ。
ふぅん……妖精ねぇ。俺、初めて見たわ。
ヒマそー、って失礼なヤツだな。
(自称妖精の動向を、特に見るともなく見ていれば、膝の上の鎖と戯れ始め。
持ち上げることすらできない非力さに、呆れたように肩を竦めて。)
お前、暢気なヤツだな。物好きにとっつかまって売り飛ばされちまうぜ?
人間でさえそうなんだから、こんなちびっこくて弱っちいお前じゃ余計に。
(言いながら、鎖に向かっている少女の尻のあたりをつつこうと指を伸ばしてからかうように。)
■ティネ > 尻に触れられてひゃう、と声を上げる。
二度三度とつつけば鎖の上にこてんと倒れた。
涙目になって立ち上がる。鼻を打ったらしい。
あまりにもどんくさい。非力な上にさほど機敏ですらないようだった。
「小さい言うなー! これでも村の女の子では背が高いほうだったんだぞー。大人なんだぞー。
のんきもよく言われるけどさー……
すでにペットになってるキミとは違ってボクはまだそうじゃないし
つまりボクのほうがえらくない? 崇めてもいいよ?」
小さな胸を張ってそうのたまってみせる。
ほうっておくと勝手に調子に乗り始めるタイプらしい。
ぴゅう、と二人のいる路上に冷たい夜風が訪れる。
ひゃあ寒い寒い、と少年の身体のどこかにひっついた。風よけである。
これからの季節、どんどん夜は厳しくなっていくだろう。
■イア > (尻をつつけば高い声が鳴いて。楽しげに数度繰り返すうちに、こてんと転げてしまった。
あまりのどんくささに少年の笑みが薄れ、いっそ心配そうな顔になる。)
お前が大人とか……妖精って絶滅の危機とかなんじゃねーの?
……だから、俺はペットじゃねーって言ってんだろ。バーカ。
(偉そうに張った小さな胸に、またしても悪戯な指を伸ばしながら。
笑って返し、吹き抜けた夜風にふる、と身を震わせた。
寄ってきた小さな小さな身体を、何となしに片手で覆うようにして。
じゃらり、と鎖を鳴らして立ち上がる。
幸いにして鎖の端は強く固定されていた訳ではない。)
さっみーな。お前も俺も、さすがに雨風凌げない路上で寝たら死ねるぜ。
行く宛てあるのか?
(少年自身には残念ながら奴隷商の邸ぐらいしか宛てはなかったが、尋ねる。
もしあるのなら、行きずりの縁だ。運んでやってもいい、などと思って。)
■ティネ > 「実際ひょっとしたら絶滅危惧種かもね――
あっ、うにゃっ……もう」
胸に伸びる指に媚声とも悲鳴ともつかない反応を見せてうつむく。
完全な意味での『同族』はある一人を除き出会ったことがない。
デュラハンをカウントしていいなら別だが。
「んー、これから探そうと思ってた。
いつもは適当に厩とか床下とか借りてるんだけどー、
あそこ臭くってさーたまんないよ。
キミが人肌で温めてくれない? なんてねー」
ぎゅっぎゅーと身体を押し付けながら、冗談混じりにそんな提案をする。
■イア > (絶滅危惧種だなんて軽く言う妖精に、ほんの少しの間目を丸くしていた。
けれど、小さな胸に仕掛けた悪戯へ可愛らしい反応が返ってくれば唇は笑みの形に。)
へぇ、そっか。俺の寝床も厩だから、わかる。それでもよければ招待するぜ?
もちろん暖房代は貰うけどな。
(少女が冗談めかして上げた提案に、あっさりと頷く。
暖房代、と言いながら妖精を包むように広げた手の先で、小さな身体を撫でながら。
少年の声音は僅かばかり艶めいて意地悪く。)
■ティネ > 「わー奇遇ー。
え、本当? いいの? じゃあ一晩お借りします。
二人ならきっと厩でも楽しいよー」
きゃっきゃっと笑顔を花咲かせて、広げられた手の中におさまる。
撫でる指の動きにあわせて、くにくにと柔らかく蠢く。
「……ちっちゃいボクなんかが出せる暖房代でよかったら、ごしゅじんさま」
指に抱きついて、控えめな調子でそう告げた。
■イア > (二人なら楽しい、などと無邪気に笑う様子に肩を竦めて。
手の中におさまってしまう、少し力を込めれば壊れてしまいそうに小さな少女が可愛らしい。
いかな妖精であろうとも、その性は女らしく柔らかな感触で。)
俺が悪人だったら売っぱらわれてるとこだぜ?
……無防備すぎ。遠慮なく貰うけど。
(控えめに告げられた言葉は甘く、ぞくりと少年の征服欲を刺激する。
指に抱きつく、本当に小さなその身体を見下ろして、薄く微笑み。
少年は空いた片手で鎖の端を持ち、塒へと歩き出す。)
そういえば、ずっとお前じゃ不便だな。名前ねーの?
(ちゃりちゃり、と規則的な金属音の合間に問いかけて。)
■ティネ > 「じんせーはギャンブルの連続だよ。
ボクはこういうふうにしか生きられないから。
もしキミが悪人だったら見る目がなかった、おしまい、それだけ」
簡単に気と身体を許してしまう、あまりの危機感の低さは何度も指摘されていて、
しかし直しようがない性質だった。
先天的なものか後天的なものかはわからない。
「それに、キミが悪人だってかまわないよ」
名前を尋ねられて、ティネと申しますご主人様、と答える。
少年の歩く揺れと金属音を子守唄にまどろむ、あらゆる悪意に抵抗できない姿を晒しながら。
■イア > (少年の指摘に対する返答に、目を見張った。
危なっかしい。けれど、いっそ潔い生き様に感嘆を覚える。
かまわない、そんなまっすぐな言葉、この数年来聞いていなかったから。)
……壊さないよう、大事にするよ。
(せめてこの一晩は。
名乗りを聞いて、確かめるように何度か音にして繰り返し。
まどろみを妨げぬように歩み。奴隷商の邸へとたどり着く。
門番に一瞥されるだけで庭を進み、厩へと滑り込む。
その隅には藁束と古びた毛布が一枚。それが少年の塒だった。)
ようこそ、ティネ。……こんなとこに女連れ込んだの初めてだよ。
(に、と冗談ぽく笑いかけて、藁束の上の毛布にぼすりと身を沈め、彼女を自分の胸と手のひらの間に閉じ込めてしまおうか。)
■ティネ > 「ボクもこんなところにお呼ばれしたのはじめてー。
わー、食べられちゃーう」
少年以外に人の気配のしないことを確認してひょこ、と顔を出してはしゃぐ。
ここに来られたのが嬉しくてしょうがない、そんな表情。
「んん、あったかい……」
胸に閉じ込められれば、えへへとくすぐったそうに笑う。
胸の上をぺたぺたと触り、喜びと感謝を表してくちづけを一つ降らせる。
■イア > (はしゃぐ妖精の言葉に知らず、頬が緩む。
閉じ込めた胸の中で、小さな手のひらが自身に触れて、ごく微かだけれど、手とは違う柔らかな感触にくすぐったくて身動ぎする。)
ん……はは、くすぐってぇ。
コレ、脱いじゃえよ。裸の方があったかいだろ?
(ちょいちょい、と貫頭衣の裾を引いて促し。閉じ込めていた手を解放する。
そうして、自身も着ていたシャツを手早く脱ぎ捨てると、小さな少女のストリップを眺めようと目を細め。)
■ティネ > 「そーだね。
あ、なんか見られてると恥ずかしいな……
あんまりまじまじと見ないでね……」
少年の見下ろす中、うつむいた様子で衣服の紐を緩め、ぱさり、と落とす。
肌着はつけていなかった。やがて小さな裸体が姿を見せるだろう。
少し扱いを誤ればたやすく折れてしまいそうな、人形の肢体。なだらかなシルエット。
それに反して、見る限り人間としての機能とつくりは全て備えている。
不気味といえば不気味に思えるかもしれない。
よく観察するなら、下腹部に髪と同じ色のうっすらとした茂みを見つけることもできるだろう。
「あんまり、立派な身体じゃないから……」
女性として扱われていることが、ティネに羞恥をもたらす。
■イア > 恥ずかしい? いいじゃん、かわいいよ。
(見るなと言われれば余計に見たくなるもので。
少年は、羽根がある他には人間と全く変わらない小さな肢体を舐めるように見つめる。
闇の中に浮かぶような肌。膨らみとくびれを持つシルエット。
壊れてしまいそうな小ささなのに、確かに女であるその身体に欲情する。)
なんで、キレイだよ。もっと、よく見せて……ティネ
(指先で小さな手をとり、眼前へ、わざとゆっくりと誘う。
闇の中では羞恥に色づく様までは覗えないが、声音の変化は感じ取れて。
く、と笑いが喉から零れる。)
■ティネ > 「キレイ……? ほんとう?」
どこかぼんやりとした蕩けた声。
広げた羽根から鱗粉が舞い、ティネの高揚に同調したかのように淡く輝き、
闇の中、その肢体を照らした。
「う、うん……
もっと、よく、見て」
はしゃいでいた様子からは一転して、期待とかすかな怯え、そして欲情を混ぜた表情に。
両脚の間を、最後のためらいか、手や動きで気持ち隠しながら、
ゆっくりと少年の眼前に近づいていく。
■イア > 本当だよ。
羽根が光って……よく、見える。
(蕩けた声に優しく応えて。
無邪気な様子から、艶めき始めた声音や表情に、ぞく、と腰を震わせる。
少年も興奮している。近づけば熱っぽい吐息がその身にかかるだろう。
誘った指先を離し、小さな足を下から上へとなぞり上げる。)
もっと、ね。なら隠すなよ。ほら……足、広げて見せて。
(言葉は優しげだが、幾分強い調子で促す。
赤みを帯びた金の茂みの、その奥へと視線を注ぎ。)
■ティネ > 「ふぁっ……ん……わかった」
指の動きに身じろぎで応える。
その言葉に、逆らうことなどはせず。
手をどけ、合わせていた両脚を視線の中ゆっくりと広げていく。
茂みと……その下に隠れている、女性の秘密の箇所。
それが眼前に詳らかとなる。
「ほら……ちゃんと、大人だよ」
遠慮のない視線に身をぞくりと震わせる。
身体が湿り気を帯びているのは、熱のこもった吐息を浴びたからだけではない。
つ、と開いた股の間から透明な雫がしたたり落ちた。
「……っはぁ、もういい? 満足した……よね?」
少年の表情を伺う。喘ぎ混じりの口調はしかし、求めているように聴こえる。
■イア > (自身の言葉の通りに、従順に。眼前に晒される秘所。
そこから落ちた一滴の蜜と、少女の口から漏れる喘ぎが、人形趣味など無かった少年の新たな欲を揺さぶる。)
ああ、確かに大人だ。
……満足? 何言ってんだよ、これから……だろ。
(少年は、雄の顔をしていた。その目は好奇心と獣欲が混在して。
片手を少女の羽根ごと包むよう背後に回す。そこから逃れられないように。
そうして、眼前の小さな少女の股へ無遠慮に舌を伸ばした。
ぴちゃ、と濡れた音を響かせて熱くぬめる感触を少女へ与えようと。)
■ティネ > 背に回された手に、表情に怯えの色を濃くする。羽根はぺたんと寝た。
ある種儀式めいたその行為が、さらにティネの昂ぶりをかきたたせる。
「は……あ、ぅっ」
舌の動きに、目を見開き、手の中で身を仰け反らせる。
舌のひだと、ティネのいやらしい箇所のこすれ合う、淫靡な水音。
舌という名の、ぬめる肉の触手が、ティネを嬲るたびに
汗以外の味をそれに伝える。
「したっ……きもち、いいっ……」
息を荒くする。
最初ただされるがままだったティネも、次第に自分から腰を動かし、
責めさいなむ舌へとこすりつけはじめる。
■イア > (手の中に閉じ込めた小さな肢体。それが、ぬめり、ちろちろと蠢く舌の上で揺れる。
少年も、はぁ、と時折吐息を洩らすことで興奮しているのだと伝わるだろうか。
淫猥な水音が耳を犯す。少女の汗と、溢れる蜜の味が味覚を刺激する。)
……は、ティネかわいい……
(囁いて、また舌を這わせる。小さな小さな蜜壷に、舌先を細めて潜り込ませようとしたり。
艶かしく揺れる腰の動きに合わせて、秘所全体を擦り付けたり。
そうしながら、空いた手は自身の股座に伸びる。
ショートパンツを寛げて、下着から熱を持った肉棒を取り出し、握る。
は、は、と短い間隔で熱っぽい吐息が漏れ出す。
間違いなく少女の痴態によるものだ。)
■ティネ > ほんのかすかに舌が違う動きを見せるだけで、ティネの演じる痴態は面白いように変わる。
あえぐ呼吸のペースは早くなり、開いた口からは涎が垂れる。
手の中で嬲られながら、衣擦れの音を遠く聴く。
吐息の熱と囁きが、身体に染み入っていく。自分が溶け出していくような感覚。
自分なんかの身体で興奮してくれるのは、このうえもなく嬉しい。
「もっと、もっとぉ」
自分だけが気持よくなっていることに後ろめたさを覚える余裕もなく、
ティネは身体を折り曲げて舌に体全体に抱きつき、
ぐいぐいと胸や顔面を押し付け何度もキスをし、舌から少年の唾液を啜る。
それが彼女なりのディープキスとでも言うように。
ぷは、と唾液まみれの顔を上げて息継ぎする。
少年の唾液が極上の甘露であったかのような、淫らに蕩けきった表情。
■イア > (近すぎる距離に目を細めながら、それでも少年は少女の踊る様を見る。
間違いなく高まっている少女の欲に当てられて、自身を握る手にも力が篭り。
くち、ぐちゅ、粘液の粘着く音がいやらしく響く。
舌全体に彼女の柔らかな肌を感じ、小さく啄むようなくちづけを受けて。
蕩けた顔を上げたのに合わせて、強くじゅるりと吸いながら舌を引き抜いて。)
っ……は、ぁ……ティネ、いやらしい。
(嬉しそうに言って、小指を彼女のぐちゃぐちゃに濡れ解けた秘所にあてがう。
壊れてしまうだろうか。だが、もっと、とねだる彼女の奥を満たしてやりたかった。)
……ティネ、いれたい。めちゃくちゃに、乱れさせたい。……いい?
(荒い呼吸を整えながら、尋ねる。そうしながら、宛てがった指先を押し付け、蠢かせる。)
■ティネ > 「いやらしいのは、キミのせい、だよ、
んんっ、んっ、は……ぐぅ……」
舌を引きぬかれ、一息ついた矢先にかわりに小指で弄られる。
「許可なんて、取る必要ないよ。
キミのものでいっぱいにして、ぐちゃぐちゃにして……ボクのご主人様」
指にまたがり、切なげに見上げてそう答える。
あてがわれたそこは濡れて蠢き、にちゃ、くちゃ、と淫靡な音を立て
少しずつ広がりながら、指へと絡みつく。驚くべき柔軟性を見せていた。
■イア > 俺の、せい? ははっ……うれし。
……壊しそうで、こわいよ。
(ご主人様、そう呼ばれるだけでぞくぞくと背筋が震える。
柔らかな肉襞を押し広げながら、小指が飲み込まれていく。
小さな体躯に反してそこは驚く程柔軟に、蜜を溢れさせながらぐちゅりと奥まで受け入れて。)
すげー熱くて、柔らかいよ。ティネのココ。指一本すんなり入った。
(実況するように言って、ナカで指を軽く曲げる。
少女の感じる場所を探るように、肉壁を撫でていく。
同時に、自身の肉棒をさす、と擦りあげて。
脳内には、非道にもこの小さな少女の小さな襞を割り開いて包まれる妄想が描かれている。
そのイメージは残酷でありながら、この上なく甘美で。吐息が甘く零れる。)
■ティネ > 「はっ、ひっ、……ひ――っ」
口を開きっぱなしにした、絞りだすような声。
抱きかかえられるほどの太さに貫かれ、痛み苦しみと、それにまさる快楽が脳を融かす。
動かさずに挿れられているだけで、ぴり、ぴり、と走る激しい感覚。
ずりゅ、ぐりゅ、ぐにゅ。
指の動きに合わせて、ティネの身体も揺れ動く。まさしく生きた指人形だ。
裡の肉壁は歓待の意を評するように彼の指にしっかりと吸い付く。
どろどろと溢れる、涎と蜜。
「ひぐ……!」
指が胎内で曲げられて、お腹がぽこん、と指先の形に膨らむ。
肉越しにぎゅっとそれを手でおさえる。
「やぶけちゃう……ボクやぶけちゃうぅ……ごしゅじんさまぁ……ごしゅじんさまぁ……」
ついにぽたぽたと涙をこぼし始める。
激痛のあまりか、悦びのあまりか、それは区別がつかない。
指一本をやすやすと飲み込んだ秘所は、未だひくついている。
■イア > あぁ……痛い? ごめんな。けど……すげーかわいい。
(悲鳴にも似た嬌声を奏でる小さな指人形。
その膣内は熱く蕩けながらも、受け入れた指をきゅうきゅうと締め付ける。
中からはっきりと形がわかるほどに膨れた腹を、親指を伸ばして手の上から撫ぜる。)
壊れないで、ティネ。ティネ……。
(耐えかねたように溢れ出す涙に、そっとそっと、舌を伸ばす。
頬を舐め、そして優しげに触れながらも、容赦なく突き入れた指が動き出す。
ずる、ずちゅ。唾液と愛液でとろとろの秘所から、ゆっくり指を抜きはじめ。
ずず、と浅いところまで引けば。ぐちゅっ、と勢いよく奥へ差し入れて。
ひくついて、蜜を溢れさせる肉壺の中身を掻き出すように。)
■ティネ > かわいい、という言葉に、心のなかのなにかがほつれていく。
もっと、そう言って欲しい。
苦しみあえぐその姿がそうだと言うなら、もっと引き裂かんばかりに虐げてほしい。
指が抜かれるかわりに肺に空気が戻る。
頬を舐められ、苦痛がわずかにやわらぐのを感じた。
そうしてもとの呼吸を取り戻しかけたところで、再び激しく突かれる。
肉が、内臓が、骨が、少年の指の形に合わせ、歪んでいく。壊れることは許さずに。
「……! ぎ……あぎっ……ぎぃぃぃ! ひぐぅう!」
濁音の占める割合が多くなる。
激しい上下運動に、空気が全て絞り出される。
全身がばらばらになるような快楽に、身をよじる。
こんなに苦しいのに、激しいのに、優しくて、狂ってしまいそうだった。
「――ぁ、ああ――!」
びくびく、と全身を痙攣させて、一度果てた。
■イア > (思考が矛盾する。かわいくて大事にしてやりたいのに。
乱れ、苦しみ、必死に受け入れる姿を見るほど、壊れるほどにしたくなる。
小さな、非力な、こんなにも儚い少女が、少年の手の中で喘ぐ。
痛めつけて喜ぶ趣味など無かったはずなのに。
今、たまらなく欲情していた。)
は、は……ティネ、かわいい。いとしい。ティネ……
(甘い、甘い声で囁き。激しい指の動きで少女を翻弄し。
そして、彼女は手の上で果てた。痙攣する小さな肢体を、うっとりと見つめる。
彼女が落ち着くまで待ってやる。指を差し入れたままに。)
ティネ……イけた?
(わかっていて、その答えが聞きたくて尋ねる。
そうして、ちら、と視線を己の下半身に落として、ねだるのだ。)
今度は、俺にして。
■ティネ > ぜえぜえと荒く息をする。
動きこそ止まったままだが、指は中に入ったまま。
愛おしげにそれをお腹や胸越しに撫でた。
「えへへ、もっといって……」
指人形のかっこうのまま、柔らかく綻んだ笑みを浮かべる。
尋ねられ、ねだられれば、こく、こく、と頷く。
「うん、イけたよ……。
……してあげるから、これ、抜いて」
自分に身に余る強靭さと太さを持つ指は、
動きを止めたままですら、甘くゆるやかなしびれを、ティネに与え続けていた。
んしょ、んしょとなんとか脚で指を挟んで自分で抜こうとしてみたが、
余計に気持ちよくなってしまうばかりでうまくいかなかった。
「キミが抜いてくれなかったら、ボク、ずーっとキミの指人形のままだね」
えへ、とどこまで本気なのか、夢見るような口調でそんなことを口走った。
■イア > (小さな身体の中に受け入れた指を慈しむような仕草を見せる少女に、眩しげに目を細めて笑い。
得られた答えに胸が満たされる。)
ずっと……か。それもいいな。
(夢見るような少女の言葉に、思わず同意し。
しかし彼女の小さな身体での愛撫の方が望ましいから。
予告もなしに、ずりゅ、と一息に指を引き抜いた。
蜜にふやけた指先でささやかだが柔らかい胸をくすぐり。)
俺のこと、イアって呼んで。
(ようやく、名乗った。
後に手のひらを差し出して、自身の猛る肉棒へと彼女を運ぶ。
少年らしくまだ赤みがかった肌色をしたソレは、期待に震えるように目の前でびくんと跳ねた。)
■ティネ > 「はうっ……」
抜かれる衝撃に、一度失神しかける。けれどまだ仕事は残っている。
「ん……わかったよ、イア」
下半身に運ばれれば、すんすんと鼻を鳴らして匂いをたしかめる。
しばらく、愛らしいものでも眺めるような視線を注ぐ。
「ふふ、イアのは、こどもだ」
おかしそうに笑ってみせたあと、もどかしいかもしれないよ、と前置きをして、
ぴと、と全身でそれにひっつく。
「はあっ、あっ……んっ」
小さな膨らみを押し付けるように、両腕を回して、ぎゅっと抱きしめる。
小さな手が竿をぺたぺたと這いまわり、擦る。
位置をずらしながらキスを降らせる。
溢れる先走りの粘液に顔を汚しながら、それを少しでも、と、ちろちろと舌で舐め取り、愛撫する。
■イア > うっせー、こどもって言うな。
(くしゃ、と人差し指で頭を撫でて。
彼女が自身に抱きつくと、ソレが一際熱いことがわかるだろう。
そうして身体全体を擦りつけながら、小さな手が這い回り、小さな唇が触れる度。
ぴくん、ぴくん、と肉棒が喜ぶように震え、先端からぷくりと透明な先走りを溢れさせる。
言われた通り、確かにもどかしい。
けれど、手のひらに乗るほど小さな彼女が汚れるのも構わず、全身で与えてくれる愛撫は、なかなかにクるものがある。)
ふ、ぅ……気持ちいいよ、ティネ。
(言いながら、やんわりと彼女の身体ごと肉棒を両手で囲い込んで。
指先がたまらなさそうに、時折動く。
この小さな身体ごと思う存分自身を扱きたい。
そんな欲求と、もうしばらく彼女の献身を受けたい気持ちとで板挟みなのだ。
葛藤する間にも、先走りはどんどん溢れ、肉棒はどくどくと脈打っている。)
■ティネ > 「そう? よかった……。ボクもきもちいい。
イアの、すっごく熱い……ここにいるだけで、とけちゃいそう」
気持ちいい、という言葉に安堵して。
ひどい重労働で、男性自身の熱さも相まって汗だくだ。
「ふふ、元気だなあ」
肉棒の脈動と震えに振り落とされそうになりながらも、
秘部や胸をぐにぐにとこすり付けながら、自分の位置を少しずらす。
竿やカリ首が主だった愛撫が、先端部へと移行しはじめる。
腕と足でぎゅっぎゅっと竿を揉んだり扱いたりしながら、
唇が先走りの火口へと触れる。
「んっ、んく……」
あふれだす珠に直接口をつけてちゅるちゅると啜ったり、
亀頭を舌で愛撫したり、手で直接こすりつけてみたり。
暴れ馬の乗り手さながらに、ティネの身体が揺すれる。
粘ついた透明な液体が、髪を、顔を、胸を、肢を汚し続ける。
けれどひどく楽しそうに。
熱と粘つきで、彼の肉棒と自分が癒着してしまったかのように思える。
握ってもいいよ、とばかりに、頭上に視線を投げかけた。
■イア > (少女の流す汗と、散々溶かした愛液と、こんこんと湧き出る先走りとで、肉棒はぐちゃぐちゃに絖っていた。
愛撫される場所が、より敏感な先端部へと向かえば、受ける快楽もまた鋭くなる。
全身をどろどろに汚しながら、楽しそうに、懸命に与えてくれる快感が脳髄まで溶かしそうだ。
ありえないことだ。種族が違い、サイズが違いすぎる故。
だというのに、まるで一緒に溶け合っているように錯覚してしまう。)
……はっ、は。俺、も……も、溶ける。
(見上げるように向けられた視線は、許しのようで。
もう、耐えられなかった。耐える必要もなかった。
包んでいた両手で、ティネの小さな、べとべとに濡れた身体ごと肉棒を握った。
ごめん、と小さく呟いたのは届いたかどうか。
彼女にとっては乱暴すぎるだろう扱いで、道具のように、肉棒を擦る。
ずちゅ、ぬちゅ、と先走りや汗が混じりあった液体が淫靡な音を奏でて。
彼女の股座にも激しすぎる刺激を与えながら、二人でありながら自慰のような行為は、そう長くは続かなかった。)
っく、イく……っ!
(どぐん。一際強く脈動し、その先端からびゅくん、と勢いよく白濁を放つ。
少女の顔に、身体に、少年の手の中に。
どぷどぷとぶちまけられる精液は、成人男性ほどにはあって。)
■ティネ > 「ん……あっ、くああっ」
全身を強く握られ、押しつぶされそうになる圧力さえも、今のティネには快楽を与える。
いやらしい音を立てて、全身と竿がこすれ合う。
強引に陰茎にキスをさせられた格好で、したたる汁に溺れそうになりながらも、愛欲を貪る。
「ん、あっ、ボクも――」
彼と彼女の絶頂は、ほぼ同時に訪れた。
白濁を浴び、手の中でそれに浸かるようにしながら、へたりこむ。
全身にからみついてべとべとだ。
顔や身体、少年の手に付着した精液を、少しずつ舐め取り、頬張る。
「ふふ、イアの、おいしい」
白濁まみれで淫蕩に微笑んで、
脱力し、出したばかりの陰茎に体重を預けた。
■イア > はぁ、はぁ……は、っ……ティネ。
(強く掴んでいた手を緩め、くったりと陰茎に凭れる少女の背中を、労わるように優しく撫でる。
射精したばかりのそれは、先程より一回りほど縮んだが、まだ硬さを維持して。)
ティネ、やらしい。んな顔してっと、もっぺん犯すぞ。
(精液を舐めて、おいしい、などと微笑んでいる余裕そうな少女に、冗談めかして言いながら。
撫でる手は、言葉と裏腹に宥めて寝かしつけるようでもあって。)
■ティネ > 「あ、まだ元気だー。おもしろーい」
肉柱にぺたぺたとじゃれつくように触れ、
それに付着した白濁にもちゅぱちゅぱと吸い付いて嚥下する。
小鳥がえさをついばむように、という表現は少し清らかすぎるかもしれない。
撫でられればふにゃふにゃと相好を崩す。
「もー、えっちなんだからー。
んー、あったかい……またあそんでねぇ、イア……」
さすがに疲労がかさんだか、ほんのりと熱の残る陰茎にもたれかかったまま、
寝息を立て始めてしまった。
■イア > (少女が肉棒にじゃれつけば、欲望は忠実にぴくんと反応してしまう。
けれど。ふにゃりと笑う彼女の背を、撫で続け。)
……ああ。また、気が向いたらな。
(なんて返して、寝息を立て始めた彼女を起こさぬように胸元へと抱き込み。
自身と彼女を包み込むように毛布を被って丸くなる。)
明日の朝、お湯もらって洗ってやるから。
(慈しむように囁いて、己もゆっくり瞼を落とした。
準備万端の欲望にもついでに目を瞑って。)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からイアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール パン屋さん「ぽぷり」」にリリ・ハッシュヴァインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール パン屋さん「ぽぷり」」からリリ・ハッシュヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール パン屋さん「ぽぷり」」にリリさんが現れました。
■リリ > 夕暮れに染まる空、
夕日が窓の外から差込み店内を黄金色に染める。
レジのカウンター越しにいた私はちょっと店内へと足を運び、
きれいな外の景色を光が差し込む窓から覗く。
眼を細めて淡く微笑を浮べて・・・。
「綺麗・・・。」
平凡な毎日で平凡な生活。
不満なんて何も無かった、
しいて言えば店が終わってしまった後一人でいる時間が寂しかったりする。
ふぅっと一息零してクルリと旋回し窓を背に向けると、
店内時計に眼が向いてあと少しで閉店ということに気がつく。
「もう、今日のお客さんもこないかな・・・?」
《そろそろ片付けようかな・・・》
言葉と同時にそんなことを思いながら、
暫く考えるように口元に手を沿えて店内を眺め・・・。
ご案内:「王都マグメール パン屋さん「ぽぷり」」にケイシー(少年)さんが現れました。
■ケイシー(少年) > ほんのりただよう甘い香りに釣られてみれば、こんな所にパン屋。
とはいえもう日は沈みかかる頃、まだ開いているだろうか。
入り口からこっそりと覗き込んでみると、まだCLOSEの札はかかっていない様子。
ドアをそっと押し開けて、中に入り込む。
キョロ、キョロと落ち着かなげに店内を見回す仕草は、見知らぬ通りに迷い込んだ猫のようでもある。
「…まだ、いける?」
普段使っているパン屋より、ちょっと高級そう。恐る恐る、尋ねてみる。
■リリ > 《カラン・・・。》
お店の扉がゆっくりと開けば、
来店を知らせるベルも抑え気味に小さくなった。
その些細な音に気がついて・・・。
「いらっしゃいませーっ・・・、あれ?」
トレーに乗ったパンの置いてある机の先にある扉の方を見ても姿が見えない、
きょとん、と眼を丸くして首を傾げる。
自然に開くわけもないしとその扉の方へとゆっくり歩み寄れば、
机と同じぐらいの背丈になる少年が眼に留まる、
なるほど、隠れちゃってたのかと脳内で理解して、
「いらっしゃいませ、うん、まだ大丈夫だよ?えーっと、パンを買いに来たのかな・・・?」
落ち着かない様子の少年の目線に会うように少ししゃがんで、
優しい微笑み浮かべながら言葉を返してみる。
■ケイシー(少年) > 「お、おう えーと…チーズのついたのと…なんか、日持ちするやつ、あるかい」
どことなくおっかなビックリな口調。
視線を合わされるのが照れくさいのか、脱いでいた三角帽子を目深に被り視線を塞いでしまう。
低い背丈にブカブカのシャツ。三角帽子に黒いマント。まるで魔法使いの扮装だ。
「ここ、一人でやってんのか?危なく…はねぇか、このあたりだと治安もいいだろうし…」
自分で言っておきながら、勝手に納得していたが。
「あっ、なぁ、この魚の形のパン、なんだ?」
ちょっとうわずった、嬉しそうな声で聞いてきた。
■リリ > 「チーズついたのと、日持ちするのはえーっと、菓子パンがあまだあるかな?・・・あはは、そんなに緊張しなくてもだいじょーぶだよ、ちょっとまっててね?」
防止で隠すその仕草がちょっとだけ可愛いとか思ったりして、
少年の容姿は魔法使いのようでなんだろう、何処の子かなー?とか考えつつ注文されたチーズ入りのパンと菓子パンを選んであげる。
「そうでうしょ?一人でやってるんです。えーっと、そうだね、治安もいいし特にそこまで気にすることも無かったり・・・、あ、それですか?・・・えへへ、私の作ったちょっとした創作パンです。お魚の形してるけど、中にチョコレート入ってるお菓子みたいなパンなんですっ。」
なんとも嬉しそうに紹介してみる、
売れ行きは別としてなんとなくお気に入りの様子で。
■ケイシー(少年) > 「そ、そっか、魚入ってる訳じゃないんだ…
あっ、いやでも!うぐいすパン?だって、うぐいす入ってる訳じゃないもんな。
うん、じゃあこのチョコ入り魚パンも。」
ごそごそと、被った帽子の中からがま口の財布を取り出す。
気前の良い貴族に支払いをしてもらった帰りだ。
多少贅沢しても構わないだろう。
「ええと、いくらになる?」
さすがに帽子のつばを上げて、眼を見て聞く。
店内は暖かい。
熱気が有るとはいえ、時々すきま風の入ってくるどこぞの酒場より快適だ。
どうせ猫になって潜り込むなら、この店の方が随分落ち着くだろう。
■リリ > 「お魚が入ったパン・・・、ちょっと面白そうかも?・・ふふ、試してみようかな。」
創作が好きなようでいいアイデアを貰ったとちょっと嬉しそう、味は別として・・・。
「あっ、買ってくれるんだねっ!えへへ、嬉しいなぁ、じゃあこれも一緒の袋に入れておくね?」
丁寧に一つずつパンを紙に包んで包装し、まとめて大きめな袋に入れる。
可愛いこの少年にちょっと可愛い結び目で袋に封をしてあげて・・・。
「うんと、はい、お金はこちらになります、お店の終わり間近だったから、時間も少したってるし、お安くしておきましたよ?」
ちょっと安めに計算されたメモ紙を少年に見えるように提示する。
少年の眼にあうように見つめ返して・・・。
でも、この時間にこんな小さい子が何処から来たのかなと少しいになったりしてジーっとみつめて・・・。
■ケイシー(少年) > 「ん、揚げた白身魚とか、酢漬けの小魚とか、パンに挟んで喰うと美味いんだぜ。
って、こっちの方で売るとなると面倒かも、だけど…」
商品が包装されていく様子を、珍しそうに観察する。
普段の店なら、買い物用のカゴに放り込んで貰うか、適当な布で包んで帰るかだ。
飾り結びまでこしらえて、まるでプレゼントのよう。
「ん、お、あ…あんがと。」
思いの他安く付いた提示金額を見て、心の中でホッとする。
がま口からコインを取り出して、(自分よりも背は高いのだが)小さな店主に支払いを済ませようとし、視線に気づく。
金緑色の瞳は、やや縦長の虹彩。
これがもし昼間ならば、上下に細長い猫の眼だった事だろうが、
それでも少し変わった眼だと気づくかもしれないし、気づかないかもしれない。
「よ よせやい、その…
そばかすとか残ってっから、あんまり見られても…
あれだ、キレイなモンじゃねーかんな」
■ケイシー(少年) > 妙に見つめられると、歳柄にもなく恥ずかしくなり。
「んじゃ、また魚入ったパン出来たら覗きに来るわ」
代金を支払いパンの入った包みを受けとると、少年はそそくさと出入り口から日暮れの街へと消えて行った。
ご案内:「王都マグメール パン屋さん「ぽぷり」」からケイシー(少年)さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 真夜中の裏通り」にオーギュストさんが現れました。
■オーギュスト > 夜中の裏通り。
オーギュストは大変不機嫌だった。
一つは予算の件。
大幅なカットのおかげで竜騎士団の予算申請は通らなかったが、その後匿名で師団に寄付が来た。
これにより、竜を従える「封魔の首輪」の量産はメドがつきそうであった。
だが、問題は誰からの寄付か、である。
「気にいらねえな」
おそらくは、どこかの豪商か王族。
まぁ、国を憂いて、という事でもあるまい。大方第七師団を手駒にして権力争いを有利にしようとする、どこかの王族の差し金であろう。
とはいえ、献金を貰わない理由は無い。一応出所を探らせつつ(といっても第七師団はあまりそういう事に向かないので、第九師団に頼んだ)、ありがたく受け取っておく事にした。
しかし、予算が通らなかったのは事実。これがまず面白くない。
二つ目は、先ほどまでしけこんでいた娼館の娼婦にまったく満足できなかった事。
王都一の美女と評判だったが、あの少女――666番に比べれば月とスッポンであった。比べる対象が悪い? ごもっとも。
「――逃がした魚はでけぇなぁ」
■オーギュスト > 結局娼館で女も抱かずに自棄酒をかっくらっていたおかげで、普通に利用するより高くついた。
まぁそれはツケにしておいたからいいのだが、お供の連中は当然、朝までシケこむらしい。
酒を飲みながら部下の喘ぎ声を聞く趣味もないので、オーギュストはこうして一人、師団兵舎への道を歩いているわけだ。
「――どっかで飲みなおすかねぇ」
一人で呟く。
裏路地の闇は深く、少し先は見えない程だ。
■オーギュスト > くしゃみをひとつしてオーギュストは第七兵舎に帰還する。
ちなみに帰った途端に緊急報告を聞き、彼は更に不機嫌になった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 真夜中の裏通り」からオーギュストさんが去りました。