2015/10/13 のログ
■エルレストベーネ > (部屋に誘われれば、至極当然、という感じで恐縮するでもなく入る
豪華な部屋、豪華な調度品、そして天蓋付きのベッド
己の主の部屋のようなものである
そして隣に招かれると、失礼します、と一礼の上、おずおずと腰掛けるだろう
その所作の一つ一つが美しい
……ただ、同時に可愛らしい、というのが加わる
よくできた人形だ)
……先程も申しましたが、私には嬉しい、ということしかわかりません
特に戦いの折、あまりに昂ぶってしまえば、この身にその刃を受けたくなってしまいます
この白い肌を割かれ、中にその刃が触れる音を聞きたくてたまらなくなります
無論、叩かれようと、嬲られようと、踏まれようと、泥水に突っ込まれようと、嬉しいという感情しかわきません
それが主、もしくは私が認めた相手であれば尚更のこと
(少々気恥ずかしそうに話す
それが通常、常軌を逸している物、という自覚はあるのだ
故に、あの場では話したくないことでもあった
だが、魔族のために作られた人形となれば非常に都合がいいといえる
要はいくら虐げようがこの人形は喜ぶことしか出来ないのだ
むしろ、場合によってはそれを望むことすらありうる
戦闘中に相手を認めてしまえば、刃を受けたいとまで言うのだ
魔族らしい人形と言う他ない)
■魔王アスタルテ > (動作一つ一つが美しいく、そして可愛らしいなぁ。
ベッドに腰掛けるエルの姿を見て、そんな感想を抱く。
美しさに可愛らしさが混ざって、もう最高の魔導人形ちゃんだよ!
製作者に拍手したくなる)
(あはっ♪ あはは♪
やっぱり傷つけられて興奮しちゃう人形ちゃんなんだ~♪
魔族の戯れで人形ちゃんをいじめた時、嬉しくなるように出来ている。
製作者は、よくわかってらっしゃる魔族だよ!)
「その嬉しい感情以外から、幅を広められないんだね。
でも、知識とかでは分かってるんだよね?
そっかぁー」
(こくこくと頷く。
気恥ずかしそうにしている人形ちゃんも、かわいいなぁ♪
あの場では話し辛い事でもあるよねー。
さて、もし本当に嬉しいという感情しかプログラムされてないなら、難儀な話だねー。
他の感情に浸る術を、そもそも持たないという事だもんね。
結局それでは、エルの求める答えにはとどかないという事になるよ)
(それじゃあ、その嬉しいという感情を存分に堪能させちゃおうかなー。
きゃはっ♪
目を輝かせる魔王であった。
アスタルテがエルの手首に指先で触れようとする。
すると、漆黒の手錠が出現し、エルを拘束するだろう。
そして、強くエルをベッドに押し倒した後、魔王は立ちあがってにっこりと笑う)
「なら、その“嬉しい”を今から堪能させたげるよー。
君の望む“答え”に、近づくといいねー」
(アスタルテの右手に邪悪なる闇が収束していく。
それはやがて、不気味な大鎌へと姿を変えていった。
その大鎌を軽く振り落とし、エルの左肩を突き刺そうとする。
魔王が所持する武器だ。その刃の威力は、大きな島をも切り裂く。
が……さすがに、そこは手加減する)
「ねぇ……こうしたら、どんな気持ちになるのかな?」
(アスタルテは少し興奮気味に、質問した)
■エルレストベーネ > はい……知識ではわかっていますが、理解が出来ません……
(だが悲しい、という感情はないはずだ
欲しい、とは思っていてもそう言う感慨を持てないのだから
にも関わらずそう言う表情を見せるあたり、よく出来た人形である
「切ない」は表現できるがわからないのだ
無論、どんな表情をしようとそれもまた愛でるに値する)
……っ!?
(手錠!?
この術の純度と精度から言って、吸収しても持たない、と判断する
魔族でもこのクラスは、貴族級のみである
それを確認してしまえば、拘束されるほかはない
そして押し倒されればベッドに転がる……それが相手の望むことならば仕方ない)
……近づく術を御存知なの……ッ!
っは……んん……ぅっ……!!
(ざっくりと食い込む刃、その白い肌から流れるのは白いマナである
手応えから言って肉の感触もあるが、何より骨はおそらく特製の金属であり、手加減した程度では傷つかない
相当に高価な人形だろう
だが、彼女から漏れるのは絶叫ではなく嬌声
顔を紅潮させて乱れているのだ
むしろ、快楽に耐えている、という方が正しい様子で)
■魔王アスタルテ > 「君の場合は、理解出来なくても仕方がないかもしれないね」
(なにせ、“嬉しい”を除く感情を与えられず生まれたのなら、そりゃ理解しようという方が無理な話だよ。
エルに手っ取り早く“答え”を教える手段として、改造がある。
アスタルテなら、魔導機械を改造する術を持っている。
だけど、エルの所有者に黙って改造するのもあれだよねー。
それにしても表情は、ちゃんと出来てる時があるんだよ、この子。
今は悲しげな表情をしているし、気恥ずかしさとかも見せてるからね。
だけど、感情は沸いてこないんだね)
(エルを手錠で拘束する。
無尽蔵たる魔王の魔力を吸収しようとしてもそれはきりがない話だろう。
吸収しても、封じようとしても、いくらでも魔力が無限に沸き出る。
それが魔王アスタルテの力だ)
「近づくどころか、この魔王アスタルテの手にかかれば、もしかすればその“答え”を用意できるかもしれないね」
(それはもちろん、改造という物理的手段を使わなければいけない話だけどねー。
まあそこは実際に、構造を探ってみないと分からない話ではあるけどね)
「君は、自力でその“答え”に辿り着きたい?
それとも、他の力を頼ってでも、その“答え”を導きだしたい?」
(一応、エルの意思も聞いておく。
聞いておくんだけど……この子、“嬉しい”以外に感情はなかったね。
(嬌声を聞くと、アスタルテはゾクゾクしだす。
きゃはっ♪ 苦痛の声じゃなくて、嬌声を出すんだね)
「とっても、イイ声だね……エルちゃん。
紅潮した君の顔も、すっごく美しいよ……」
(血の代わりに流れるは、白きマナだ。
肉を貫く感触に、骨は特性の金属。
この金属……今の一撃で傷つかないとは、相当硬いね。
まあここがアイオーンに加護された土地で魔族の力が弱まっている事に加えて、相当手加減していたから、仕方がないかな。
今は、無理に骨まで断つ事もないかぁ)
「もっと……その可愛らしい声を聞かせてよ」
(刃の先端で、傷口をぐりぐりと抉ってやる。
最初はゆっくりとした手つき、だがそれがどんどん激しさを増す。
生物を苦しめ、痛めつける術を知る魔王。
わざと痛くなるように、容赦なく抉る。
しばらくの間左肩を抉り終えた後、肉を斬り裂きながら刃の先端を肘に移動させる)
「すっごく気持ちいいんだね、エルちゃん。
腕を傷つけられているのにねー。
あはっ♪ あはは♪」
■エルレストベーネ > 用意……自力、で
知りたい……知りたいの
わかりたい……!
だって、知りたい!
知りたい……知りたい知りたい知りたい知りたい!
知らないことは何でも知りたいの!
知るのは楽しいから……何でも知りたい……
だから知りたいの……じぶんで、わかりたい……
(様子が一変する
まるで自分の気持を吐き出すように、甘えるように懇願する
明らかにベッドの上でお願いするような懇願であり哀願である
コレがこの人形の素なのだろう
感情的で甘えたがりで、まるで恋に恋い焦がれるき娘のようですらある
だというのに倒錯的で美しくもあり、歪さを併せ持っている)
ふ……ぁ、んん、ぅっ、あ……あ、あぁ……!!
だめ、なか、見えちゃ…………ふああああっ!
(傷つけられれば絶叫の代わりに聞こえるのは艶やかな声
腕が裂かれれば仕掛けの水晶の刃が転がり出す
魔法で折りたたまれているのだろうか、構造的に容量以上の刃が飛び出し
その一つ一つがいちいち象嵌が彫り込まれ美しく処理されている
まるで恋人に愛撫されながら下着をゆっくりと脱がされるようですらある様子を晒しながら
ベッドの少女は、腕からその構造を晒しているにもかかわらず、明らかに乱れていた)
■魔王アスタルテ > (エルの様子が分かる。
すっごく感情的になってるよー。
甘える人形ちゃん、すっごく美しくて、愛らしい♥
可愛らしい人形ちゃんにそんなに甘えられたら、どうにかなっちゃいそうだよ。
もう、興奮のあまり悶絶しちゃうね!
そんなに知りたいなら、改造してあげようかなー。
所有者はまあ、文句言ってきたら黙らせればいいだけだからね。
なにせ、こちら大勢の魔物を従える魔王だからね)
「そうだねー。
そんなに知りたいなら、君の望む“答え”を後で用意したげてもいいよー。
最も、条件は出しちゃうけどね。
まあ今は、エルちゃんの“嬉しさ”を存分に堪能しようよー」
(艶やかな声に、アスタルテは目をハートにさせる。
肉を斬り裂かれてるのに、苦しみではなくて、こんな声出しちゃうなんてね!
断末魔とか、可愛い女の子が苦しんじゃう声もそれはそれでステキだよ。
だけど、エルの甘い声はそれすら凌駕しちゃうね!)
「あたしね、エルちゃんの中……見たいなぁ」
(物理法則を無視する程の量の水晶の刃が出てくる。
その一つ一つが、とても美しいものだ。
これが……人形ちゃんの中身なんだね……)
「もっと見せてよー……エルちゃんの中身……。
曝け出してよー……」
(可愛い女の子の秘所をいじるのとはまた似たような、違ったような快感がアスタルテから沸いてくる。
大きな刃をさらに左肘から、左手首に移動させる。
ちゃんと痛みを与えながら、じっくりとじっくりと……。
そして指先まで斬り終えると、そこでやっとエルから大鎌を抜く)
「もっともっと、エルちゃんをいじめちゃうからね♪
(アスタルテが指を鳴らすと、闇がエルの胸の前に収束していき、なんとドリル型の氷柱へと闇が変化する。
その氷柱ドリルは、高速で回転し始めた。
回転する風が周囲に伝わる事だろう。
そして氷柱ドリルは、エルの胸へと迫る。
回転しながら、エルをゆっくりと貫通させようとしていた。
そう……わざとゆっくりしているだ。
じっくり痛みを味わいながら、肉を周囲にぶちまけ、エルの中に進んでいく事だろう)
■エルレストベーネ > ああっ、ふあ……んっ、あああっ! だめ、飛び出ちゃう……!!
(腕を割かれれば面白いように乱れ、快楽に溺れる人形
先程までの冷静な様子が嘘のように感情的に感じている
おそらくはこの人形は、感じることすべてが嬉しいのだ
その上で知ることも何もかも喜びとして感じており、それがまた艶やかで美しく色っぽい
歪んだその感情さえも美しさにしかつながらない
血はマナ、肉は水晶、骨は呪を何重にもかけられた特殊なオリハルコンで出来ている
丁寧に骨には彫刻が施されており、「こういう用途」を初めから予定されているかのようだ
肉を裂けばそれは水晶の刃に変わり、快楽で制御しきれないのかその美しく透明な刃をベッドの上でひくつかせている
飛び出した刃はまるで興奮と勃起を示すかのよう
そうした見えないところまで意匠を施されている人形はおそらくこの精神もそうした意匠なのだろう
敢えて手にはいらない、もしくは求めにくい物を求めさせ、その様子を愛でるには丁度いからだ)
ふああああああっ……あ……、炉は……炉はだめ……ぇ、こわ、こわれちゃ……んんんっ!!
(胸を突かれれば、甘えたような声で嬉しそうに懇願する
炉さえ無事なら時間とともに修復するが、特製の魔力炉が壊れてしまえば人形は壊れてしまう
だが、あからさまにあふれるほど蜜を溢れさせながら嬉しそうに悶える人形の懇願が届くかどうか
それはわからなかった)
■魔王アスタルテ > (人形ちゃん、こんなにも感情的に感じれるんだね♪
傷つけられて、ほんとに快楽に堕ちちゃってるよー)
「エルちゃん、さっきまでとは打って変わるその快楽に溺れる表情……すっごくステキだよ。
そんなに……腕が斬り裂かれるのがよかったの……?
そんなに……嬉しかった?」
(いじめられているのに、色っぽい。
いや、いじめられているからこそ美しい。
どうしようもなく優美、狂おしい程愛おしい。
そんな人形だった。
マナが血で、水晶が肉。
その水晶は、刃となりひくつかせる。
わぁ~、妙なところで人形ちゃんの今の状態を表しているねー)
(エルの懇願は、『だめ』と否定しつつも、すごく嬉しそうでもあった。
あと、その懇願する甘えた声、きゅんとしたよ!
蜜も、いっぱい溢れだしているようだねー。
それはさておき、さすがに魔術炉に氷柱ドリルを当てる事もないかな。
修復不可能になったら、いけないからねー。
アスタルテは氷柱ドリルを一端止めてから、エルに微笑む)
「もっとちゃんとあたしにお願い出来たら、魔術炉を貫くのをやめたげてもいいよー」
(そう提案してみる。
そして、アスタルテがひょいっと動かすと、手錠から強力な電撃がエルの体内を襲う。
これはただの手錠ではなく、拷問用である。
拷問に適した、様々な効力が施されている)
「身体中に電気が流れると思うけど、気にせず懇願を続けてねー」
(さらにアスタルテの手から魔法のステッキなようなものが出現する。
それはまるで、異次元から召喚されたようにも見えるだろう。
そのステッキをエルの股間に押し当てる。
するとなんと、そのステッキからさらに電気が発せられ、エルの秘所を襲った)
■エルレストベーネ > はい、えるは……ゆうしゅうな、にんぎょう……です、から……ぁ
ひっう、あ、ああああああっ!? あ、あ……あ、そんなにした、したら……ひうううううっ!!
(電撃を流せば苦しむどころか、快楽に悶え喜ぶ
その美しい肌は電撃で焼けることもなく、代わりに、あまりにも強い電流を流せば
流したところからチーズのようにゆっくりと溶け出すだろうか
その様子もまた倒錯的で艶めかしい
美しく白い肌のその下からは水晶の美しい姿が現れるというのだから、つくづく凝った人形だ
そしてその水晶の腿肉を艶やかに濡らし、透明な花弁をひくつかせる様は、明らかに芸術品である
罪なことを考えるものもいたものだ
だが当の人形はそのさまを喜んでいるというのだから、止めてやる理由もない)
……ふっう、んんっ、あ……ああああっ、炉、炉は……ぁ、やえ、やえてくらさいま……んん、ぅっ!?
ろうかおねあいしぁす……ふゃ、ああああっ、あ、あ…………ぁ
ぁ、っふぁ…………ろ、ろうか……炉らけは……ぁ…………ふあうんっ、あ、ふああああああっ!!!
(そして、懇願するが電撃と快楽でろれつが回らなくなっている
露出した魔力炉の様子や人形の動作からしても、どう考えても機能に支障はないだろうに
わざわざ電撃であるからろれつが動かなくなるさままで、わざと再現してあるのだ
嬉しそうに涙を流しながら快楽に溺れ懇願する様子は、どう考えても人形らしく哀れで滑稽で愛おしく可愛らしいだろうか)
■魔王アスタルテ > 「優秀な人形ちゃんは、いじめられたら喜んじゃうんだねー。
すっごく変態人形ちゃんだよ。
分かるかな?
あたしに左腕を傷つけられて、胸を刺されて、そして電撃を流されて、それでエルちゃんは甘い雌の声を出してるんだよ?
もうどうしようもなく、変態だよね。
あはっ♪ あはは♪
そんな甘い雌の声を出しちゃうものだから、あたしももっといじめたくなっちゃうよー。
そうやって、あたしを誘ってるんだよね?」
(肉体だけではなく、言葉からも攻める。
電撃をどんどん強くすると、肌が焼けるというより、とろんと解け始める。
手錠から電撃が流されているので、手首から溶け出している感じだ。
あと、秘所にも電撃を発するステッキを押し当ててるから、そこからも溶け出している。
わぁ~、溶けちゃってるね~。
美しい身体、溶けちゃってる~。
アスタルテもとろけそうになるよ。
水晶もまた元気にひくつかせて、濡らしている。
その光景もまた、美しいものがあった。
何気に、芸術に心得があるアスタルテはそちらを見ても目を輝かせる)
「水晶も、すっごく綺麗だねー」
(魔力炉を露出させながらも懇願する人形ちゃんは、電撃によりろれつが回らなくなっているようだ。
これがこの子の魔力炉かぁー、と顕わになったそれを見て呑気に思う。
涙を零して、快楽に溺れ、情けなくお願いする。
その光景は、もうゾクゾクするぐらい可愛らしいよー)
「エルちゃん……すっごくすっごく……愛らしい♥
よく懇願出来たねー、えらいえらい♪
しょーがないなぁ。
なら、魔力炉だけは助けたげるよー」
(右手の大鎌を地面に投げ置き、その空いた手でエルの頭を優しく撫でてあげた。
その後、指をひょいっと動かすと氷柱ドリルはパリンと割れて、溶けてなくなる。
だけど、電撃はとまらない)
「だけどこのままだと、電撃で全身溶けていっちゃうよー。
その綺麗な身体が残らないね。
それでも、嬉しいんだねー。
ならもっと、電撃を強めてあげるよ」
(さらに手首と、股間に当てているステッキの電撃の威力を強める。
さらに早いペースで、その身を溶かす事になるだろうか)
■エルレストベーネ > んぅ、ふゃああああっ!
は……い………………うれひぃ…………れす…………
(快楽に溺れ、蕩けた顔すらも美しく可愛らしい
そう考えると、もしかすれば熱情、という意味ではある種のそれは持っているのかもしれない
先ほど自分で知りたい、と言っていたこともそうだが、気づいていないだけで設定されたそれは持ち合わせているのかもしれない
もしそうなら、わざと教える隙を残してあるということでもある
魔力炉も意匠が施された美しくも少々魔術的なデザインであり、体の隅々まで美しさで覆われている少女だった
おそらくはその術式を含めすべてが美しくなるようデザインされているのだろう
傷つけられ、嬲られ、電撃で踊らされているにもかかわらず、快楽に溺れ、美しく乱れ悦んでいる人形は
その変態性や倒錯性も極めて魔族好みである
嬲って悦び嬉しそうに愛玩するのであれば、それこそ嗜虐心と保護欲、愛欲を同時に煽り
奇妙な感覚をもたらすだろう
愛でているのに苦しめ傷つけ狂わせているのだから
だというのに哀れな人形はそれを受け入れるどころか悦んでその先を望むのだ
しかもその体はどう嬲っても美しい
そしてその服も、魔力炉に拠る特製の産物のようで、電撃で狂わせ続ければ、肌とともに溶けていき
やがて、オリハルコンの骨と水晶の肉を持った美しいクリスタル人形が出来上がるだろう
無論、その骨は美しい形を損なわないよう、外見上は省かれていたり美しく見えるようデザインされている
もっとも先程の左腕を見る限りでは、きちっとした作りになっているようだ
おそらく骨マニアなどのことも考慮されているのだろう
疑うべくもなく、弄ぶ用途にも完全に対応していた)
■魔王アスタルテ > (あぁ~人形ちゃん、その蕩けた顔もすっごく美麗で可愛くてステキ♪
な~んだぁ、“嬉しい”以外のプログラムも、この子にはちゃんとあるんじゃないの)
「エルちゃん分かるかな?
今、君は“嬉しい”以外の感情を抱いているんだよ。
エルちゃんはね、今“熱情”という感情を抱いているんだよ。
快楽に溺れた事で、“嬉しい”という感情以外もちゃんと感じられてるね」
(この様子だと、感情を一つ一つ、もしかしたら理解していけるのかもしれない。
そうなると物理的な改造とか、結局いらないかもだねー。
出来るならば、少しずつ感情を理解すればいいからね)
「君の求める“答え”の一つを知れたんじゃないかな?
これから、もしかしたらもっともっと“答え”を知る事ができるかもしれないね」
(もしそれが出来るなら、感情という成長の余地を残した人形という事でもある。
魔力炉もまた美しいものであり、というかこの子の全部が美しい。
魔族の戯れを想定して造られたであろう人形は、しっかりと魔族を魅了する。
美しく可愛らしいと思いつつ、それでもいじめたくなって、尚且つ愛おしいとも感じる。
それはアスタルテにとっては奇妙な感覚でもなんでもなく、ある意味で平常運転だった。
可愛い女の子が大好きで、だからこそいじめたくなっちゃう)
(エルの肌と服はどんどん溶けていく。
その可愛らしい身体は、骨と水晶に変貌していく。
いや変貌ではなく、中身が向きだしになっていっているのだ)
「わぁ~、肌がまるでチーズだよー。
ぜ~んぶ、なくなって骨だけになっちゃったね♪
きゃはっ♪」
(エルの全部が美しい。つまり、骨だけの姿もまた美しい。
可愛らしい人形ちゃんの骨だよ! 骨!
特別骨マニアというわけでもないけど、目の前にあるのが可愛らしい女の子の骨なのだからすっごくゾクゾクする♪)
「エルちゃん……肌が溶けた後の姿も……とてもステキだよ♪
普通の可愛い女の子には、もったいなすぎて中々こういう事ができないんだよねー。
最も、身体を弄んで、気持ちよくなっていく女の子を見ているのも快感なんだけどね。
骨だけの状態でも喋れるかな?」
(にこりと笑って、骨と化したエルに話かける。
普通の女の子なら、まず生存していない状態と言える。
でもこの子は魔導機械だからねー。
この骨はオリハルコン製で、しかも特殊な呪文が何重にも施されていて硬いのだから、さすがに傷つようとする気にもならない。
無理に傷つけようと威力強めたら、この屋敷ふっとんじゃうかもしれないからねー。
人形ちゃんに“嬉しい”を味わってもらうのはここまでだろうか)
■エルレストベーネ > ふゃああああっ、あ、あ………………あふ、ひぅんっ…………ふ、あふ…………!!
(水晶の体、金の象嵌を施されたオリハルコンの骨、金剛石の髪、真紅玉の瞳
すべてが贅沢で全てが美しい
城の一つや二つ買えそうなほどの高価な人形だ
いや、値段では取引できないかもしれない、金があれば作れるというものでもない)
ね……つ?
ねつ、ねつねつねつねつ!!!!?
ああああああっ、あ……あふ、あふあああああっ、あ、ああ…………!!
ねつ、ああああああああああ、ねつねつねつねつねつ、もっと、ねつ、ねつ……!!!!!
(明らかに快楽に溺れている最中だというのに、熱情を教えられれば
まるで狂ったように喜んで止まらない
おそらくは体が火照って止まらないほどに狂おしいほどの熱情に焦がされ
その喜びを確認したくて仕方ないというところだろう
なにせ、長年探し続けてやっと見つかった答えである
しかもそれが熱情ともなれば、焦がされるのが気持よくて仕方がない
クリスタルの人形は、その身を焼く熱に浮かされていた)
ふぁ……はい
はなせ……まふ………………
(肌は溶けてしまっても話せるし、もし、水晶の肉を剥がされたとしても会話には支障がない
もともと魔導人形である、それに、そう言う姿で飾りたいものもいるだろう
もっとも、主が望めばその限りではない
主が望む通りに模すのも人形の役目である
電撃が止まるのであれば、ろれつも元に戻るだろう
もともと筋肉の影響でろれつがまわらないわけでもないのだ)
■魔王アスタルテ > (すっごく贅沢なものが使われている人形ちゃんだー。
製作者は、よっぽどこの人形ちゃんに拘りがあったんだね。
城とか買えちゃいそうだけど、この人形ちゃんと引き換えにするのはあまりにもったいない。
水晶の体とかオリハルコンの骨とかもそうだけど、何よりもこんなに可愛い女の子で城を買おうだとかもったいなさすぎるよね!
アスタルテは人形ちゃんの素材というよりも、エルそのものに価値をみいだしていた。
水晶とかオリハルコンはまあ言ってしまえば、すっごく可愛い人間の女の子もタンパク質とかで出来ているよね、というのと似たような感覚。
要するに、エルの全てが狂おしい程愛おしいって事だよ!
もちろん分けて考えれば、水晶やオリハルコン、金剛石、深紅玉も素敵なものではあるんだけどね)
「そうだよー、“熱情”。
あはっ♪ 感情を理解して、すっごく嬉しいんだね♪
未知ののものを知ったんだもんね、その気持ち、すっごく分かるよー。
新たな感情を覚えて、快楽で狂っていくエルちゃんも、すっごく可愛らしいよー。
可愛い女の子が“熱情”を覚えて、そしてその愛らしい身体も熱で溶けていく……。
わぁ~、とってもステキ……♪」
(溶けていくエルに、うっとりしてしまう魔王だった)
(肌が溶けたとなれば、アスタルテは電撃をとめる。
ステッキも股間から放した)
「ちゃんと話せるんだねー、よかったよー。
“嬉しい”以外の感情を理解する事ができたね。
エルちゃんは、えらいねー♪」
(骨と化したエルの頭を撫で撫でしてあげる)
「でもね、感情というのは“嬉しさ”と“熱情”だけではないんだよ。
もっとたくさん、いっぱいあるんだよ。
知識としては、エルちゃんも知っているよね?
だから、君の望む“答え”の全てに、まだ行き届いていないんだよ。
これからもっともっと、君の“答え”を見つけていければいいね」
(そう言って魔王はエルの頬をさすりながら、優しい笑みをエルに向ける。
“熱情”を覚えたきっかけは快楽だから、こうやってなんだかのきっかけてどんどん感情を覚えていくのかな?)
「君の求める“答え”を知れる環境を用意したげるよ。
あたしが率いる魔王軍に入らない?
新たな刺激で、他の感情ももしかしたら覚えていけるかもしれないね。
あたしからもレクチャーしやすくなるよ。
もちろん、君には主人がいるだろうからねー、裏切ようよとまでは言わないよー。
だけど、主人に従いつつ魔王軍に入る事はできるからね。
無理強いはしないし、君が決めればいい事だよ。
例え魔王軍に入ったとしても、気に入らなければ途中で抜けても構わないよ。
魔王軍に入ったからってきつい縛りとかもないから、自由にやっちゃったらいいね
どうかな?」
(無邪気ににっこり、だがどこかカリスマを思わせる笑顔をエルに向ける。
感情を必死に覚えようとするエルを導こうとする気持ち。
魔族より造られた魔導人形。
そしてエルがすっごく可愛らしく美しい女の子。
それらの理由などから、エルを魔王軍にスカウトしてみる。
もちろん、嫌なら嫌で、本人が決める事だから構わない。
だけど入ってくれるなら、エルをこれからも可愛がっちゃおうと思う。
もちろん、入らなくてもエンカウントしたら可愛がっちゃうけどねー♪)
■エルレストベーネ > ふぁ………………ぅ、んん…………!!
(水晶さえも熔かす熱に身を委ね、半ば暴走気味に溺れていた人形だが
やがて、オリハルコンだけの身を抱かれ優しく撫でられれば次第に落ち着きを取り戻していく
骨だけで見てもやはり芸術品としか言いようのない出来である
ただ、刃さえも全て削ぎ落とされたその様子を見られるのは少々恥ずかしいようで、
半ば惚けていながらもいじらしいその様子が伝わるだろうか)
ロザリア様の騎士として……部屋を守る役目を、仰せつかって、います
ですので、残念ながらお仕えすることは出来ません
……ですが
一個人として恩ができましたので、その御恩を返す形となるなら
その限りにおいて従うことは構いません
(人形はその点でも優秀だった
要は二心を持たず、所属を変えぬまま個人的な範囲で従うと言っているのだ
事実上、まったく意味は変わらないと言っていい
更に礼を失さない範囲である
それにロザリアは今やアスタルテの配下であり、その点においても
人形とアスタルテの主従関係が正確になるよう示しをつけたといえる
そして、やがて、アスタルテが堪能したころ、骨から水晶へ、水晶から魔族の姿へと
戻っていくだろうか
そこで服を生成しない辺りがまた、よくできている)
……今日のことは感謝してもしきれないように思います
己の熱が制御しきれないなど、初めての体験でした……
(そして改めて深々と臣下の礼を取った)
■魔王アスタルテ > (水晶も溶けて、骨だけになっちゃうエル。
そのオリハルコンの骨の姿たるエルは、芸術にも見えるだろうか?
否!
エルちゃんは、エルちゃんだよ!
骨だけでも、この子はエルちゃんなんだよ!
可愛らしい魔導人形の女の子なんだよ!
ちゃんと、内に秘めた感情のある女の子なんだよ!
それって、芸術なんかよりもずっとずっと価値があるものだよね?
なんか熱くなっているようにも聞こえるが、要するに、
エルちゃんがすっごく可愛らしいって事だね!
内心でゲフンゲフン……)
「今エルちゃん、恥ずかしさで惚けているよね?
それはつまり、“恥ずかしい”って感情を抱いているという事だよ。
分かるかな、エルちゃん……。
今、“恥ずかしい”んだよね?」
(アスタルテは優しく微笑みながら、新たな感情を教える。
こうやって一つずつ、知っていけばいいんだ。
そしてロザリアと聞けば、ぱあっと表情を明るくさせる。
なにせ、吸血姫ちゃんロザリアは、アスタルテに忠誠を誓っている身である。
さらに、さすがというべきかその忠誠心にも感服する)
「ちゃんと、主を敬う気持ちがあってとってもよろしい事だよー。
もぉ~、エルちゃんは可愛らしくて、えらいな~♪」
(骨になったエルをぎゅっと抱きしめて、頭をさらに優しく撫でる)
「それにしても、エルちゃんの所有者ってあの吸血姫ちゃんだったんだねー。
というか、ロザリアちゃんの新しい所有物ってエルちゃんだったんだねー。
あの子、こんなに可愛らしい女の子を傍に置いているなんて、すっごく羨ましいよー。
むしろ、ずるいなぁ~♪ きゃはっ♪
そうは言っても、ロザリアちゃんもすっごくすっごく愛らしいんだけどね!
安心してよエルちゃん、君の主のロザリアちゃんも魔王軍の一員だよ。
それなら話が早いねー、不都合がないわけだよ」
(にこりと笑みを浮かべる。
主人の忠誠を裏切らず、さらに恩も忘れない。
人形ちゃんは、とっても義理固いね。
その点も、すっごく好感が持てる)
「わぁ~、それはすっごく嬉しいよー。
もぉ~そういうところも、エルちゃんはかわいいなぁ~♪」
(ニ心を持たない、そして礼を失くさない。
この義理固さは、魔族の主君として感心するばかりだ。
抱きついていたところ、エルの身体が魔族の姿へと戻っていこうとするものだから一旦離れる。
姿が戻ると、麗しき人形ちゃんが真っ裸だよ!
服は、復元してないよ!
この人形ちゃん、素晴らしすぎる!
ハァ……ハァ……。
と、さすがに空気を読んで高鳴る気持ちを表に出したりはしない)
「あたしは魔王として当然の事をやっただけだよー。
だけど、新たな感情、君の求めてる“答え”の一端が理解できてよかったね!
初めての体験は貴重だからねー」
(臣下の礼を取るエルの肩に、軽く手をのせる)
「そうとなれば、みんなにエルちゃんの事を紹介しちゃうね!」
■エルレストベーネ > ……これ、が?
はず、かしい………………?
(ただし、恥ずかしいではあっても「嬉しい」の一部である
恥ずかしいことと嬉しいことは矛盾しない
恥ずかしいが、嫌ではないのだ
ただ、そう指摘されれば改めて意識し、自覚する
恥ずかしいのだと
自身の中身を晒し、ありのままを晒し感情を剥き出しにして快楽とともに
ただただ喜んでいた様を見られるのは恥ずかしいと)
はい……ですが、ロザリア様が魔王軍であることと
私が魔王軍になることは意味が違います
ですので、現状そうであっても、私が魔王軍として所属することはまた違います
故に、特に規律がない、というのであれば、そうしたことに対しても規律がないものとして考えます
(つまりあくまでも主はロザリアであり、主君はアスタルテではないとの主張だ
魔王軍として自身が所属を表明することは、主君をアスタルテとして認定するに当たる
ということなのだろう
であるからこそ、個人的な御恩に対して奉公する、ということに他ならなかった)
……はい、この御恩、忘れません!
(歓びに涙を浮かべつつ、感謝の念を禁じ得ない
そして頭に手を載せられるだけで安心する
紹介されると聞けば、特に指定がなければ、一糸まとわぬ裸のままそれに従った)
■魔王アスタルテ > 「そうだよー。
とってもね、ステキな感情。
それは場合によっては、“嬉しい”のかもしれない。
時に不快かもしれない。
そんな感情だよ」
(エルは、とても微笑ましいなぁ。
指摘されれば、自覚もどんどんしてくるかもしれない。
快楽を覚えれば、それをきっかけにもっと色んな感情を覚えるかもね)
「確かに意味は違ってくるね、ごめんね。
そこは、あたしの失言だったよ」
(忠誠心が高く義理堅い、エルのそういう点は誇れるし、尊重するべきものだ。
まあ、エルの主はロザリアだからね。
アスタルテ率いる魔王軍の所属は表明し辛い立場だろう。
故に、アスタルテの言葉は失言であり、そこは謝る)
(涙を浮かべるエルに、ハンカチを差し出した。
これもまたどこからもなく、現れたものだが、普通のハンカチだ)
「これからよろしくねー、エルちゃん。
それでは行くよー」
(アスタルテは、エルの右手首を掴んだ)
「……その前に、服をなんとかしないとねー」
(まあ、裸で紹介しても『アスタルテ様だからー』と配下達は興奮しつつも納得するだろうが、さすがにそれもどーかなと思う。
だから、服を用意してあげよう)
「さっきの服でいいかな?」
(特に否定がなければ、先程の服を魔術で用意するだろう。
服の指定があれな、それを用意するだろう。
服を用意する事を拒否すれば、裸で配下の魔族に紹介するだろう)
■エルレストベーネ > ……不快、ですか?
(エルレストベーネには、不快や不満は存在しない
困ることはあるだろうが、それでも困るだけである
それは今の彼女にはわからない感情だった
……もしかするとそう言う感情は不要なのかもしれない、そう思えなくもない部分ではある
不快、不満ということは満足度を比較してしまうということだ
それはつまり、感情による序列を付ける行為でもある
この人形には本当にそれが必要だろうか?)
謝られることはありません
断ったのはこちらですし、また、そうしたことでお手を煩わせたくないだけですので
(所有が明確であればそれで揉めることはない
少なくとも主人の意思なしにそれを勝手にやったとなれば
問題が起きて困るのはむしろ主であり、アスタルテである
それを危惧しているのだった)
いえ、服は用意できますので問題ありません
ともすれば、羞恥を利用なさるかと思いましたので、差し出がましい旨、すいません
(敢えて、服を用意してなかっただけだ
紹介が正式なものとなれば、自力で服を生成する
人形は服や装備を含めひとセットであることを踏まえた仕様である
要はアスタルテが羞恥を利用し、からかい半分に紹介したがるのではないかと、
そう思ったがゆえのことである
気を回し過ぎたことを詫びつつあとに従った)
ご案内:「貴族のお屋敷」からエルレストベーネさんが去りました。
ご案内:「貴族のお屋敷」から魔王アスタルテさんが去りました。