2023/06/14 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアストラさんが現れました。
■アストラ > 「ん~~…さっぱりしたぁ。やっぱり温泉は最高ねぇ」
足繫く通う温泉旅籠内ではあるものの、構造がよく変化するので少し来ないだけでまた謎の通路が出来ていたりする。
それはさておき、今日のアストラは仕事も終えて温泉でゆっくりとした後。
ホカホカと体の芯から温まって火照った肌はほんのり色づいて、浴衣の袷から覗く谷間にもしっとりと水滴を残している。
乾かした蒼銀の波打つ髪を揺らしながら訪れる先はラウンジ。
旅籠に泊まりにきた客たちが温泉上がりにのんびりしたり、お酒や軽食をつまんだりできる場所。
そこの木製で出来たゆったりとした椅子に腰をかけて足を組めば、白くて健康的な美脚が覗く。敢えて覗かせている。
ここで誘い誘われ、一晩の相手を探すという客も少なくはなく。
何を隠そうアストラもそちら側の一人。
精力旺盛な男性と一晩二晩、爛れた夜をすごせたらいいなぁという考えで、グラスに入った氷入りのお茶を飲む。
「さて……誰か来るかしら」
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にグライドさんが現れました。
■グライド > (ふぁ、と欠伸を噛み殺す。
浮かぶ眠気は、眠いと言っても寝起きが故の方
依頼だ遠征だと仕事の影響で、すっかり夜型生活の今
温泉宿でゆっくり、と考えるのはごく自然な事であった
九頭竜のこの場所は、相変わらず気に入りでも在り。)
「―――――……おん?」
(廊下を歩む最中、目に留まった女の素足
自然と其の主を見上げれば、其処に座って居たのは見知る顔
此処に居ると言う事が、どんな目的で在るのか、と言うのは
……何と無く、理解して仕舞える相手でも在った。)
「……よう、釣果は如何だい?」
(少しばかり、戯言めいた問い方をしよう。
浴衣姿、其の傍へと歩み寄り乍ら、よう、と片掌を掲げて見せた)。
■アストラ > 「あら、久しぶり」
のんびり寛いでいたところに通り掛った男性に声を掛けられて顔を向ける。
何度か顔を合わせた人。以前会ったのもこの宿だった筈。
そう思えば、久々の邂逅だ。
歩み寄ってくる相変わらず大きくて立派に鍛えられた体躯を見上げながら、晒していた白く滑らかな足を上げて見せる。
雪駄も脱いでいるその脚は白く長く、美しい脹脛のラインから、掴んで拡げたくなるような膝頭、その奥の肉付きのよい太腿まで彼に見せびらかすように。
もう少し上げてしまえば、浴衣で秘されている箇所までギリギリ見えてしまうかもしれないという位置で止める。
指先まで伸ばして、寝所の上を連想させる素足を軽く回してから、またもう片方の膝の上に降ろす。
「ご覧の通り、貴方が一番乗りよ。
勇ましくてかっこいい雄のグライドは、この脚に釣られてくれるのかしら?」
冗談めかすようにくすくすと笑いながら、足の代わりに今度は手を差し出す。
取ってくれるのなら、今宵一晩、この雌はまた彼のモノだ。
■グライド > 「そうかい、なら、運が良かったって訳だ。」
(一番乗り、と言う事は、巡り合わせなのだろう
もしもう少し遅かったりしたなら、他の男が通りかかったなら
其の時は、目の前の女はもう、此処に座っては居なかったかも知れない
煽情的な仕草はわざとなのだろう、自らの身体の、其の価値を良く理解して居る物
其れが釣り針だと言うのなら、引っ掛かって遣らずに、雄は名乗れまい。)
「そりゃあ、そんな誘い文句をされたらな。
部屋迄来るか、其れとも、そっちの部屋まで案内してくれるか
――まぁ、どっちもあんまり変わらないがなぁ。」
(差し出される手を取り、椅子から引き揚げて遣りながら
向かうは、果たしてどちらの部屋か。 或いは、ひと風呂とでも望まれるか。
何れにしても――今宵の相手は、己が努めよう)。
■アストラ > 「お互いに、ね♡」
彼と過ごした濃密な夜を思い出して、微笑を浮かべる。
淫蕩で性欲旺盛な絶倫気質だから、並大抵の男では満足できないのも事実。
今日ここに来てくれたのが彼で、運が良いとも言えた。
差し出した手の力強さにあっさりと引き上げられて、立ち上がる。
「貴方の部屋がいいわ。
貴方のにおいが染みついた寝具で、あそびましょ」
どちらでも確かに変わらないのは確かにそう。
けれどそれなら、彼のにおいで満ちた部屋の方が興奮するのだと伝えて、笑う。
そのまま二人の姿はラウンジから遠ざかっていって──。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からグライドさんが去りました。
■アストラ > 【移動】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアストラさんが去りました。