2023/05/14 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

ピーヒョロロと下手っぴな口笛を吹きながら、館内の廊下を一人のんびりと歩く浴衣姿の金髪の男が一人。
着込んだ浴衣は客室に備え付けのものであるが、男の着こなしは何故か妙に様になっていた。

それはそれとして、男は現在旅籠内を探検という名の散歩中である。
この旅籠は知らないうちに道が変わっていたり施設や仕掛けが増えていたりするので
男にとっては適当に歩き回るだけでもなかなかいい暇潰しになるものだった。
知り合いの従業員に聞いたところによると、その妙な特性のおかげで主に女性が迷ってしまう確率が高いらしいが……。

それはさておき、男は途中でふと足を止める。
現在のロケーションは客室の並ぶなんでもない廊下だが、そのうちの一室の扉が薄く開いているのを見つけたからだ。

ふむ、と少し思案した後、男はおもむろにそこに近づき、

「……おじゃましますよ、っと……」

小声で声をかけながら、中に半身滑り込ませてこそりと室内を覗いてみる。

誰かいるのか、それとも単なる空き部屋だったりするのか。
いるとすれば自分と同じ宿泊客か、あるいは作業中の従業員かもしれない。
もちろんいるのが一人だけ、とも限らないが──ともかくささやかな期待に軽くウキウキしながら
覗き込んだ男の視界には、果たして何が飛び込んできたのか……。

エレイ > なにか興味を引くものでも見えたか、男はそのままその室内に入り込み、扉はぱたりと閉ざされ──
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にルーシアさんが現れました。
ルーシア > 王都に向かう時は護衛代わりにして、後は宴やらで楽しんで自分は放置。
今まではそうした事が多かったのだが、今回は違った。
普段生意気な奴隷が従順に従う様を見せ付ける為に、宴の席で散々奉仕をさせられて…今に到る。
今だ続く宴会の場を後に、いいから汚れた体を洗って来いと、この温泉へと向かわせられたのだ。

(外で洗って来いってよりマシだけど、こんな状態で温泉に行かせるなっての…)

頭らから体から、所々を白く汚しながら温泉に向かう際の視線を思い出しながら、心の中で愚痴る。
それはそうだ、温泉は汚れを洗い流す場所だろうが、それだって限度ってものがあるだろう。
魔術で汚れを落とす事も出来るだろうに、それは服のみに限らせて体は温泉で洗わせる。
明らかに、自分のそうした姿を晒させて見世物にしているのが丸分かりだ。

それも、温泉に到着をすれば何とかなるもので。
温泉の指定が無かった為に、少しでも目立たない女風呂を選び入る事は出来た。
さっさと洗い場へと向かえば、体の汚れを洗い落とす為に椅子に腰を下ろす。
勿論更に目立たないような端っこの椅子だ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 「むほっ、くっさ!? なんやこれ、女湯やっちゅうのにこないザーメン臭いってどないなっとんのや!?」

己の汚れ具合を自覚して、わざわざ隅の方へと移動した少女の耳に届けられたのは、誰はばかる事なく響き渡るハスキーボイスの西国訛り。
そちらに目を向けたならしかめっ面の鼻先を摘んで金眼をきょろつかせる褐色の長駆に気付くだろう。

黒髪の頭頂でピクつく獣耳と、むっちりと肉付いた尻肉の上でくねくね動く猫尻尾。
それは王都において奴隷同然の扱いを余儀なくされるミレー族の特徴なれど、臭い臭いと文句を垂れつつその精臭をたどる様に少女に近付いてくるふてぶてしさは、奴隷というよりむしろそうした弱者を一方的に嬲る豪商や貴族といった存在を思わせようか。
タオル一枚巻かぬ堂々たる裸身はたわわに実った爆乳と、しなやかに括れたウエスト、むっちむちの尻太腿といった凶悪なまでのボディラインを誇る見事な物。
なれど、それらを押しのけ強烈な自己主張で視界に入り込んで来るのはやはり、腹筋の連なりを背景に歩みに合わせてぶるんぶるんと上下するふたなり巨根だろう。
太幹に浮き上がる血管やら、どす黒く淫水焼けした亀頭やらの凶悪極まるそれは、初心な乙女であれば一目で卒倒しかねぬ肉凶器。

ルーシア > 「っ…!」

入って来てから洗い場に向かうまでにも、ヒソヒソと囁き声は聞こえていた。
それが自分に向けられるのは、自分の状況を理解していれば当然だろうとも覚悟はしていたのだが…
響き渡る声は、明らかに囁きと同じく自分に向けられたソレ。
余りにあからさまな声にビクッと驚きに肩を跳ねさせてしまった。
ゆっくりと声の方に顔を向けてみる、その視線の先に見えたのは…

(何考えてんの、あのミレー族…!
いや、ちょっと待って、それにあれって…)

ついそう思ってしまうのはしょうがない事だ。
ミレー族といえば自分と同じ…どころか、下手をすれば自分達より下の立場にされてしまう種族だった筈。
そんな相手がなんでそんな発言をしたのか訳も分からず、更には股間にぶら下った同性にある訳がないモノが目に入って少々混乱気味になってしまう。

だからなのだろう、何かいおうとしても考えが纏まらずに何もいえないままで。
普段なら口を開いて文句の一つもいうのだが、ただ視線を彼女から外すように前に向き直りタオルで体を隠すだけに留めるのだった。

キルシュナ > 「――――んお? おぉ? おぉぉおぉおぉおっ♥」

そんな黒猫の気配が背を向けた小躯の後背にて立ち止まる。
軽い驚きから予期せぬ歓喜、そして品のない興奮へとつながる声音の主の金眼が真っ直ぐ見下ろすのは、その白肌のあちこちにべっとりと淫行の残滓をへばりつかせた琥珀髪の乙女の背筋。
身体の前面を手拭いで隠しつつも、長髪の掛かる背筋と風呂椅子に座すお尻は無防備に晒したままの後姿に魔根が大きく跳ねた。

「にゃあるにゃるにゃる、そーゆー事やったんかぁ♥ ならばしゃーないな! うんっ。こない可愛子ちゃん、ザーメン塗れにしたなるんはしゃーない!♥」

じろじろと不躾に白濁コーティングの施された小躯を見下ろして、鼻の下をだらしなく伸ばしたしたり顔がうんうんと納得の頷きを数度繰り返す。
頑なに背を向けた少女にもそんな動きを察する事の出来る濃厚な気配。先の宴会場で少女がたっぷりと浴びせられただろう視姦の怖気。

「いやぁ、誰の物とも知れんザーメンも、可愛子ちゃんの身体に付いとるとあんま気にならんくなるねぇ♥」

そして唐突に、むにぅ~っと豊満な褐色乳が少女の背筋に押し付けられる。
続いて腋下からにゅるりと回した双手がふにゅりふにゅりと控えめな乳房を揉み解す。
とんでもない手技である。
白肌が纏うザーメンをローションめいて活用し、淡い膨らみの外側から中心に向かって絶妙な力加減の圧迫を加える乳揉み愛撫は、意図せぬ甘声が漏れかねない官能を胸奥に染み込ませてくる。

ルーシア > (コイツッ…!)

今の自分は注目されるような状態だ、それはしょうがない。
興味本位で近付きたくなる、そんな考えを持つのだって理解はする。
しかし、そのミレー族はそれらとはまったく異なっていた。
近付くだけに留まらず、声を上げて自分の事を晒し者にするような発言。
それが耳に届けば再び彼女へと振り返り、キッと睨み付けてしまえば。

「何勝手に納得して、勝手な事いってんの!?
しょうがなくないから!
っていうか、こんな場所で何を…ひゃぁっ!?」

と、うっかり口を滑らせ吐き出されるのは彼女への文句の言葉。
だが、そんな言葉も無視して彼女は体を押し付けてくるのだろう。
不意打ちのように背中に押し付けられる柔らかくも豊かな感触。
それに続くように今度は自分の小振りな乳房が彼女の手によって弄られれば、言葉途中で素っ頓狂な声があがってしまって。

「ま、待っ…ん、くっ…だ、だから、止めろ…って…!」

そのまま弄られ続けてしまえば、快楽に慣れた体は否応無しに感じてしまう。
それを振り払うように、体を捩じらせて抗う動きは見せるのだが…きっと何の抵抗にもならないのだろう。

キルシュナ > 【部屋移動します】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からルーシアさんが去りました。