2023/04/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──くーわわわ……」

夜。
大欠伸を漏らしながら広めの露天風呂へと一人やってくる、金髪の男。
カシカシと軽く頭を掻いてから、湯けむり立ち込める周囲を適当に眺め回すも
一見して人の姿はなく。

「……ほむ、今のところ他に誰も居ないらしかったな。まあいい、貸切状態もそれはそれで気分がいいからな」

などと肩すくめて笑って独りごち。
桶を拾って掛け湯をすると、おもむろにゆっくりと足から湯に身を浸してゆく。
湯の熱さが身にしみて、「ア゛ーィ……」とか変な声を漏らしたりしつつ、ぐでりと湯船の縁に背を預けていって。

エレイ > 充分湯を堪能し終えて、男は湯から上がるとふらりとその場を去り──
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都マグメールの平民地区に存在する老舗の旅籠。
その名物は宿の名前の由来にもなっている、遠く九頭龍山脈から
魔導機械を用いてはるばる汲み上げているという温泉である。
宿泊客は勿論、日帰りの入浴客にも解放されている温泉は、
日々の疲れを癒そうとする人々に好評を博している。

「ふぅ、……いい湯だなぁ、っとくらぁ」

そんな宿名物の露天風呂に浸かるのは中年の冒険者。
少々音程の外れた感のある鼻歌を口ずさみながら透明な湯に
肩までを沈め、両手両足をだらしなく水中にて伸ばし切る。
ごつごつとした岩で作り上げられた混浴の露天風呂には、
彼以外の客の姿が見えず、事実上の貸切状態を存分に堪能していた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からトーラスさんが去りました。