2023/02/19 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセラ=アルコバレーノさんが現れました。
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セラ=アルコバレーノ > 「...ぁぁあぁ。依頼を受けたとはいえなんにも書くことが無いのは不味い気がしなくもないなぁ。」

室内に侵入した男がまず目にしたのはとっ散らかった紙屑であっただろう。
宿の宿泊案内を作ったので試してレビューして欲しい。
そんな依頼を受け、宿泊費まで支給と言われ物見遊山で来たはいいがレビューと言われても品評ができる程の知識があるわけでもなく、書きなぐってはくしゃくしゃと丸められて棄てられた羊皮紙がところ狭しと散乱していた。

現状の部屋の主はと言うと入り口に背を向ける形で机に向かっており予期せぬ珍客には気付いていない模様。

部屋には石鹸の香りと混ざり彼女自身の甘い香りが漂っておりまるでアロマでも炊いているかの様な空気になっていた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセラ=アルコバレーノさんが現れました。
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ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセラ=アルコバレーノさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセラ=アルコバレーノさんが現れました。
エレイ > 「──む……不思議な香りだのぅ」

部屋を覗いてまず先に、嗅覚に訴えてくる甘い香りに目を瞬かせ。
然る後、視界に広がるのは丸めた紙が散らかる物書きの部屋めいた光景。
その奥でにいる少女らしき小さな背中を見つければキョトンとして、聞こえてきた嘆きの声に
ふ、と小さく眉下げた笑みを浮かべながら、コンコン、と扉をノックして音を立て、己の存在を示した。
彼女が気づいて振り返ったなら、緩い笑みを浮かべた浴衣姿の金髪の男が立っているのが視界に入るだろう。

「──コンバンハ。なにやらお困りのようだが大丈夫ですかねぇ?」

なんて、当然のように声をかけつつ。

セラ=アルコバレーノ > 「......ぇぅ?」

ノックの音、投げ掛けられた声。
目の前の難題でいっぱいいっぱいの彼女がそれを正しく認識するには暫くの時間が掛かった。

「ルームサービスは頼んでないからお部屋間違ってまー......す?」

声の主を従業員か何かだと思った彼女が振り向きながら言葉を返し。予想外の視覚情報にまたフリーズする。

"あれ?ここほんとにわたしの部屋?間違って使ってた?いや、部屋番はあってるはず。と言うかおっきいな。いやそうじゃない、鍵は...掛けてなかったかも?え、この状況どうすんの?あ、あー?"

ひとしきりの脳内自問自答を終えた彼女は...。

「どなたかは存じないけどどうぞ?」

開き直って空いているベッドへ腰掛けるよう勧めるという謎行動に出ていた。

エレイ > 声に気づいて振り向き、男の姿を認めてフリーズする少女の姿を、
悪戯好きの男はニマニマしながら眺めていた。

さて、いつの間にやら見知らぬ男が部屋に侵入している、という突然の状況を脳内で整理した彼女がどういう反応に出るのか。
驚いて声を上げるか、その勢いで出てけと追い出されたりするだろうか。
それとも意外と受け入れて困りごとの相談などしてくるだろうか。

やがて、情報の整理を終えた彼女が取った行動は──後者に近かった。
男としても意外だったか、招きの言葉を向けられて軽くパチクリと瞬きしつつも、追い出されずに済んだので
せっかくだからとそれに応じることにして。

「ウム、それではお邪魔させていただくんだぜ」

そう言って、男は後ろ手に扉を閉じる。
その後のことは、密室となった中の二人だけが知ることで──。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセラ=アルコバレーノさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > まだ寒さの残る――しかしほのかに春の雰囲気のような暖かさも感じる空気。そんな冬と春の間の水浴び場の温泉の一つ

人気はない。元々旅館が並ぶ本道区画から離れた天然の温泉にわざわざくる客などいない。
来るのは獣だったり――ときには人ならざる魔物、魔獣だったり。
ふしぎと温泉の水は無色透明で、土の汚れも獣の毛の一本もない。穢など無い室内の湯のように暖かくきれいだ
そんな、ありふれて人気のない。ゆえにその不思議な神秘性に誰も気づかない温泉に今日は子供が一人入っている

まだ幼い顔立ちの子供だ。すっぱだかの四肢もちみっこく白く柔らかそうで――顔立ちも体つきもまだ少年、というより幼く少女にも少年にもみえるぐらい未発達
人懐っこそうな満足げな微笑みをうかべたまま

「おーんせん♪ おーんせん♪」

と肩をゆらゆらさせている。
ぬるめでゆったり入れる温泉を見つけてはのんびりあたたまるのが好きな少年はこのきれいな湯に引き寄せられるように温泉にはいり、のんびり半身浴をしている

「えへへ、きもちいい♪」

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > ほわ~…と魂の抜けたようなちょっとだらしのない幸せそうな顔。 温めだが温かい湯が芯まで身を温めるとくぁぁ、と眠そうなあくび一つ
ほわほわで眠いけど体温が上がってるので寝れない。夢の中にいるような心地よさが大好き

ふわふわ気分で足をゆらす。長湯はいくらでもできる――できるが、周囲を見渡しつつ

「むー、だーれもいない」

ぷぅ、と頬をすこしふくらませる。ぽかぽかも好きだが人懐っこい少年は誰かがいるのが一番嬉しい。だから、だれかこないかなーと周囲を見渡して

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクレイさんが現れました。
クレイ >  色々とトラブルが多かった。不条理な理由で軟禁されたり、戦場で大暴れしたり。
 だから良いのだ、これくらいは。
 大きな露店風呂に堂々とつかる。少しいいお部屋も取った。たまの贅沢くらいはしても文句は言われまい。
 それにしても冬場の露天風呂というのは特別な気持ちよさがある。温度の差が何とも心地いいのだ。

「あぁ……」

 思わず声も出ようという物。
 風呂から出たら何をしようかと考えている。色々と考えは浮かぶが……どれも定まらない。
 気分でというのが無理なら流れに身を任せるのが1番だろうか。

クレイ >  さてしかし、流れに身を任せる。そうはいう物の。

「……流れも何もねぇよなぁ」

 絶賛1人である。
 悩むのは女か酒かという選択肢だった。とはいえ、今日は少しいい部屋に泊まりたかったので娼婦を買うという気にはなれなかった。
 というわけなのでここで誰かを引っ掛けられるかどうか。それで男の行く末が変わるわけだが。少なくとも視界の中では自分1人である。
 これは酒かなぁなんてボーッと考えている。
 しかし酒は酒で1人酒というのもつまらない。別に嫌いではないが、今日は色々とパッとやりたい気分なのだ。

「どっちにしても相手を見つけるのが先だなこりゃ」

 どっちにしても誰か話し相手くらいは見つけたいなぁ。なんてのんびりとお湯につかりながら考える。

クレイ >  
「ふーむ」

 手を頭の後ろに。
 考えながら空を見る。
 折角だからとこっちにしたが、これはこれで色々と……つまらない。
 やはり自分は良い生活というのが根本的に合っていないらしい。安い酒を飲みながらの酒場でガヤガヤの方が面白いのではないかと考えてしまう。
 とはいえ取ってしまったのは取り消せない。やっぱり誰か相手を見つけたいな。と思うも、やはり人はおらず。

「……どうするかな」

 場所変えるか? とか少し考えたりもしていたりする。
 別に金は戻ってこないが、無駄に使うよりはマシと言えばマシだ。