2022/11/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 「あー……」

濁点がつきそうな声をあげながら、銀髪の男は湯船に肩まで浸かっていた。
浴槽の壁や床から放たれる泡交じりの水流が固まった筋肉を揉み解す。

この時間帯は混浴と書いてあったが、そもそも人が少ない上に湯船も洗い場も広々としている。
時折従業員と思しき服を纏った人が石鹸や設備の清掃・整頓をしているが、一人で温泉を楽しむには十分な広さだ。
もちろん同じ利用客に声をかけて、短い一時を誰かと楽しもうという人もいる。

男の周囲にも人影は見えたが、彼等がどういう人達なのかは男にはわからなかった。

ヴァン > 「あっという間に時間が経つなぁ……」

数日後には故郷に向かうため王都を発つ。
友人との会話から帰郷を考え始めてから半月、仕事に忙殺されながらも己が不在でも大丈夫な状況を作り出した。
出発までは荷物のチェック、仕事場や関係者との調整などを残すのみとなり、それらも順調に進んでいる。
ここ数日の仕事の疲れは部屋のシャワーだけでは拭い去れず、温泉へと足を運んだ次第。

「昨日あの子にここの話をしたのも、俺自身湯船に浸かりたかったからかもしれんな」

昨晩貧民地区でした会話を思い出す。湯を手で掬って、ぱしゃりと顔にかけた。

ヴァン > 心ゆくまで堪能し、満足そうに湯船から出る。次はどの風呂に入ろうかと考えながら、湯船の周囲を巡っていく――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアラナさんが現れました。
アラナ > 指先で圧しても、僅かにへこむだけの、私の乳房。

指先で圧しても、全く弾力という物がない、私の臀部。

自分でも、鏡で己れの裸身を見ると、情けなくなる。

それに。

「……」

自分の秘部を触ると、何か、私の脳裏に。

「……おぞましい」

そう、謎のおぞましさが、頭に疾る。

特に、この。

「……」

スッ、ウ……

ようやく、黒い陰毛がその「頭」を出し始めた秘部、そこに触れると、その傾向が強い。

最初は。

――それは、お主が穢れを知っている、清らかな魂の持ち主であるからじゃ、まさに聖職者になるために、産まれた娘――

と、司教様に言われた通りなのかも知れないと思ったが。

「……違う」

何か、もっと、本能的な物だ。

だいたい、それに。

――なんじゃ、お主は純潔をすでに、失っておるのか――

と、私に手を出した老人、司教様が言っても、説得力はない。

「……これは」

もしかすると、私に「経験」が無いにも関わらず、処女の証が破損しているのが、原因かもしれない。

「……まあ、いいわ」

取り合えず、先の下劣な男に触れられた、私の尻肉だけは、念入りに洗っておこう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアラナさんが去りました。