2022/11/16 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ウボァー……」

夜。
湯煙立ち込める露天の岩風呂で、変な声を漏らしながら湯に身を浸している金髪の男が一人。
湯船の縁の岩に背を預け、片方の肘を引っ掛けて。両足は湯の中で前方に投げ出し、すっかりと寛ぎモードで。
身にしみる湯の熱さに、ンフー、とか心地よさ気な鼻息を漏らし。

「うむ……見事な湯加減だと感心するがどこもおかしくはないな。
毎回こういう感想が出てくるクオリティはさすがだという顔になる」

なんて、満足気にウンウンと頷きながら独り言ち。
頭に載せたタオルを手に取り、軽く顔を拭っては息を漏らす。

「ふぃー……まああこうして広い風呂を独り占めというのも贅沢感あっていいのだが、
この良さを共有してくれる誰かがいてくれると尚良いのだが……」

などと言いつつ、ちら、と小さな期待を込めて出入り口の方を見遣ってみたりして。