2022/11/06 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフリージアさんが現れました。
■フリージア > 最近はすっかり寒くなってきたわね。
こういう時はお風呂に限るとばかりに、九頭竜にやってきた。
今日は露天風呂から見える星空がいつにもまして美しい。
お星さまにあまり興味がないアタシでもすっかり興味をもってしまうくらい。
「と言っても星座とか詳しくないのよね~。
方角を見れる程度は知ってるんだけど。」
今日も割と遅い時間なのでお風呂は空いている。
多分、泳いでも怒られない位…。
どうしよう……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にパンナさんが現れました。
■パンナ > 冒険者の毎日は忙しい。……たまに超絶暇なときもあるけど。
今日もギルドの依頼をこなし、いつもなら酒場で数杯引っ掛けるところだが、閉店していたオチなので仕方なく水浴び場へ直行。
とても広い浴場は時間が時間だからかガラガラ。
「っはぁ~、あったけ~」
木製の洗面器で湯をすくい取り、頭からジャーっと流し、汗と汚れの多い血色のいい褐色の全身を一通り洗い流せば。
「へへ、ガラガラなら構わねぇよな!」
ザバーーーン!! と音を立てて、湯舟に飛び込む体格のいい兎人。
泳ぐと同じかそれ以上にマナーのなっていない暴挙。
ずぶぬれになって、温もりを堪能していると、先客がいた。
「……あれ?アイツって……」
既にのんびり静寂の中入浴を楽しんでた貴方を見れば、黒い兎耳をピンと立てて思い出す。
「……”剛剣のフリージア”!!!」
自身も冒険者稼業はそこそこ長く続けていたが、早くから確かな腕前で実績を積み重ね続ける名うての冒険者その人が、すぐそこにいた。
■フリージア > なんだか元気そうな人がやってきたので何気なく視線を向ける。
うん、馬鹿なことを始める前で良かった。
新たに入ってきた人は声からして女性っぽいのだけど、湯気とかで微妙に見えなかったり。
流石に湯船に入ってくれば姿も良く見えるようになって…。
と言うかあの特徴的な耳って。
「パンナさん!?」
びっくり。 こんな所で冒険者の先輩に会えるなんて。
アタシ同様に割と早い時期に冒険者になった先輩で、目立つ兎の耳が印象的だった。
と言ってもギルドでたまに見かけたり、評判を聞いたりする程度だったのだけど。
「パンナさんは仕事帰りかしら?
こんな所で会えるなんて嬉しい。」
プライベートで冒険者の先輩と会えたので、嬉しくなって近くにと。
それにしても、アタシのこと認識されてたんだ。
嬉しくってついつい顔に出てしまう。
■パンナ > 堂々と人がいる中で同じような事をして派手に驚かれた時と比べれば、しーんとしている。
一人か、つまんね…。 そう思っていた矢先
「あん??」
耳をピコピコと動かし、自身の名を呼ぶ声に気が付けば「よっ!」とはにかんで答える。
貴方の方から近づいてくれば、それはもう嬉しそうだ。
「そーそー。夕方に1つ潰した後、新米がやらかしたって聞いたからちょい助けに行ってたらさ」
陽気に返す声はちっとも疲れた感じには見えなかっただろう。
「お前は調子良さそうじゃねーか!若い連中より難しめのやつもガンガン潰しにいってるみてぇじゃん。へへっ、あっという間に出世するんだろな~~」
馴れ馴れしく、貴方の頭に手を伸ばせば子供扱いするように撫で回し。
■フリージア > 特徴的な耳はサイズも大きいし、良く動くから目印になる。
はにかむのもまた魅力的。
こんなに気さくな人だったんだとまた嬉しくなる。
何せアタシからすると強くて実績もあるベテラン冒険者。
「へ~、さすがパンナさん。
後の方は緊急で行ったのかしら?
フットワーク軽いのは流石ね。」
どちらかと準備をしっかりしないと動けないアタシとは大違い。
おまけに疲れを感じさせない体力だ。
「どうかしら。 どちらかと言うとアタシは準備万端で臨むからね。
パンナさんの実績には遠く及ばないと思うわ。」
頭を撫でられ、両眼を細めてみたり。
あまり子供扱いされることのない年齢だと自分では思ってるのだけど、
先輩にされるがまま。
「パンナさんがフォローにまわった後輩ってのはやっぱり可愛い子だったりするの?」
■パンナ > 隣で談笑する後輩冒険者から受ける羨望と尊敬の眼差しが眩い。
同年代ですぐに天狗になる者や卑屈な者もいるが、彼女の場合はどちらでもないから見ていて気持がいい。
どんどん活躍して、どんどん強くなっていってほしい。
「そうなんだぜ!仕事終えて、酒だ酒!ってとこにさぁ。
ギルドのねーちゃんが『ちょっといい?』って」
そこそこ一大事だったので、速攻で片付けようと思っていれば、
全然「ちょっと」のレベルでは済まなかった。おかげで酒お預け。
「アタシはお前ぐらいの年齢の頃、まだまだ勢いでやってたから上手くいったのと痛い目見たの半々ぐらいかもなぁ~」
頭をポリポリ掻いて、ハハハ と乾いた笑みを浮かべる。
念入りに準備を怠らないからこそ、着実に上り詰めたのだろう。
不意に、後輩たちについて尋ねられれば、目を細めて
「いや~、イキリ散らした野郎だったぜ…。オトコってだけなら別に何も思わんけどな」
げんなりとした顔で答える。
冒険者には色々いる…悪い意味でも。それが当たってしまった。
■フリージア > 「凄いわ~。
それであっさり受けて解決しちゃうのがほんとに凄い。」
やっぱり突発で行って片付けた様だ。
アタシには到底できない芸当だから心底尊敬する。
人って自分にないものに憧れるって言うけど、本当にそう思っちゃう。
「アタシも最初のころに似たようなこと経験したんだけど、
その時に割の合わない依頼ってのを見抜く癖がついちゃって。
パンナさんほど地力がないから準備も大変だし。」
う~~ん、大先輩に褒められちゃうとなんだかむず痒い。
咄嗟の対応力は絶対先輩の方が上だと思うんだよね。
「アハハ、冒険者らしいタイプじゃない。
ひょっとしたら、行く行くはパンナさんみたいな大物になるかもよ?」
肩を落としそうなパンナさんの様子に笑みが浮かぶ。
それとパンナさんが噂通り女の子好きなのもよく分かった。
「それでもちゃんと助けに行くなんて偉いよね。
あ、受付の子が好みだったりして?」
アタシは調子に乗って、にやけながら訪ねてしまう。
怒られたらすぐに謝るつもりだけど。
■パンナ > 「あ~~、今お前に褒めてもらったから頑張った甲斐あったぜ」
せっかく助けた新米は生意気、旧知の仲で引き受けてあげたのにギルド職員からは貸しが色々あれども「遅かったじゃない、お疲れ様」だけ。
皮肉にも当事者ですらない後輩の言葉が一番の見返りとなった。
「あー、やっぱそう思う!?」
割に合わない依頼 と聞けば、だよな! と食い気味に。
「ギルドも経営とか色々難しい事情あるらしいけどさぁ。
命かけてんだからもーちょいくれてもいいよな~?」
現場の人間は、切にそう願っている。
王国軍から緊急招集で出される対魔族との戦闘でも、危険度を考慮すれば降りる手当なんて全然知れている。
「ま~、そーいうとこも必要っちゃ必要だけどな!
……んー、受付のアイツ等も悪くねーけど…」
特に否定もせず、怒りもしないが、首をかしげる。
じー と貴方の顔を見れば、
「いや~、やっぱお前に比べりゃ全然かな!!
フリージアの方が断然可愛い、いい女」
酔ってねーからな と念押ししながら、若い職員の子もいいが、
ちょい堅苦しいからアイツ等 ともっともらしい理由をつけて。
■フリージア > 「パンナさんクラスになると周りの要求レベルも自然と上がっちゃうものね。
その点アタシなんてたまに大物を狩るから勝手に驚いてくれるんだけど。」
アタシの言葉で喜んでくれてる先輩は最早勝って当たり前のレベル。
貸し借りとかもあるって聴いてるけど、腕利きも大変なんだと改めて実感。
「思う思う。 あまり低い報酬だと消耗品の経費で赤字になるのよね。」
うんうんと、首を縦に振って頷いた。
この辺りは同業だから思うことは同じ。
「冒険者もギルドもたくさんいるからね~。
自然と値段の下げ合いになっちゃうんじゃないかしら。」
特に実績の欲しいギルドや冒険者が投げ売り価格で引き受けてきちゃうし。
依頼主の立場とすれば安い方に頼みたくなるだろう。
「あ、アイツじゃなくてアイツ等なんだ。」
お目当ては一人二人じゃないらしい。
それを聞くとなんだか笑えてしまう。
「アタシ!?」
急なご指名に素っ頓狂な声が出ちゃう。
「アタシか~。 嬉しいけど、アタシもパンナさんと似たようなものだからな~。」
冒険の途中に色々あって生えちゃった方。
日頃は公にはしてないけど、お風呂の中だと流石に目に付いちゃう。
■パンナ > 新米や若手なら失敗しても五体満足で帰ってくれば生還を喜ばれ、
中堅やベテランになれば完遂が当然―――
キャリアをそれほど意識はしてないのだが、何だか寂しいな~ と思わなくもない。
「いや、聞いた限りだとお前はマジで凄い事やってるって!!
…あー、でもそろそろ周りが嫉妬して面倒臭くなる頃かもな~」
自分は可愛い後輩の活躍が嬉しい。だが、中には謎の対抗意識や商売仇なんて見方をする者もいるだろう。
ギルド内部の、小さくない悪意に晒される事があれば、その時は守ってやれるのか。
あるいは、この子なら自分で乗り越えるのか。
「よそのギルドじゃなくこっちのが便利で確実だぜ!
ってのを、アタシらが頑張ってアピールしてかねぇとな」
この頼もしい後輩がいるなら、気負い過ぎなくても自然とそうなる。
明るい未来を、後輩を通して自身は見つめていた。
「欲張りさんだろ??……って、あっ」
複数人が狙いである事がしれれば、ぺろりと舌を出して悪そうに微笑む。
だが、その後の貴方の言葉で真剣な顔に戻る。
……両性化の呪い。知らなかった。
「あちゃ~、やられちまったか。解呪の方法色々あるみてーだけど、
安くねぇんだもんなーこれが」
片手を湯舟に浸かった下半身に伸ばし、水面の下の股間を見れば自身のは男性にも劣らぬふっくらとした太い肉棒が。
「なんか、ゴメン!もっと早く知ってりゃアタシも色々調べてどうにか出来たかもしれねぇ。色々大変だよな…」
■フリージア > 「嫉妬されるのは仕方ないんじゃない?
素行が悪い人でも成れるのが冒険者!ってとこあるし。
それにアタシはソロが多いから嫉妬されてもあまり実害ないかも。
勿論、襲ってくるなら返り討ちにするか逃げるかするんだけど。」
パンナさんよりはギルドへの帰属意識も低いアタシは舌をぺろりと出して笑ったり。
都合が悪く成れば最悪他のギルドに鞍替えしちゃえばしまいだし。
パンナさんに守ってもらうのも嬉しいけど、多分アタシよりももっと守ってあげるべき冒険者はいる気がする。
「パンナさんってやっぱり冒険者として立派だわ。
もっとギルドは評価するべきよね。」
腕前だけでなく、ギルドのこともちゃんと考えている。
自分の報酬が増えれば他はどうでもいい、自分勝手な冒険者達とは違う。
…アタシはどっちかと言うと自分勝手な方だからちょっと申し訳ない位。
「うん、それはそう思うわ。」
どうやら噂で聞いてた評判は本当みたい。
確か、ギルドの子に結構手を出してたはず。
だけどアタシのチンポに気づけば真面目な表情。
多分、本質的にまじめな人なんだ。
「パンナさん、心配しなくていいのよ?
アタシはこう見えて、コレをわざと残してるの。
お金と時間をかければ解呪できるのは知ってるけど、
コレでやると本当に気持ちよくて、もう外す気なんてさらさらないから。
と言うか、コレの影響何だろうけど。 前より性欲とか凄くなっちゃって。」
お互い似たようなのがついてる相手なので、アタシは隠すことなく洗いざらい喋った。
その時の表情は普段の世間話と同じくらいの軽いノリだったと思う。
心配して解呪の話を進めてくれた人は他にも居たんだけど、ずっと断っていた。
本当、気持ち良すぎて外す気にならないんだよね。
■パンナ > 「あ、そういやフリージアはソロが大半だったもんな。
あんま人疑う子になって欲しくねー気持ちもあるけど、
やっぱ自分の事自分一人でやれる方が身は守れるもんな!」
自身も、一緒にデビューした親友と死別してからはソロばかり、
助っ人参戦ばっかりである。
気丈に告げる後輩には、その歳で一人で十分に立ち回れたならば
きっと心配いらないか と自然と笑みを浮かべ。
「ガキだった頃のアタシたちにとって、生き方を教えてくれた
人たちだからな。自立しなきゃいけねーけどっ」
幼少期を思い出しながら、確かに自身はギルドへ肩入れしている
方なのかもしれないと。
少なくとも誰かに強制されたり、義務と思っている訳ではない。
国が信じられない中、ギルドの人達とは言葉にしがたい繋がりを感じている。
「そこまで知ってたのか~参ったな~」
あちゃー とわざとらしく顔を隠し。
こんなところまで後輩に知られるべき側面ではない。
流石に恥を覚えたのか、ぺたんと耳まで折れ曲がり力なく垂れ下がる。
「……って、えっ」
後輩の思わぬカミングアウトに、忙しく耳がピンと立つ。
……自分と同類だったとは―――
「お前も望んでチンコ残してるのかよ!!!
色々隠したりしなきゃダメだから辛そうと思ってたら、お前…!」
デリカシーの無い大声が、風呂内へ響き渡る。
本気で心配したが、自分と全く同じ道をたどった後輩には、
「なんてこった…」と力なく笑い。
「ま、それならいっか。……つーかやっぱお前もそうか~~~。
チンコ生えた時、人生終わったな~ と思ったけど、チンコから
勢いよく出す時とか気持ち良すぎてヤベェもんな~~~」
一気に親近感が沸く。
「なぁフリージア、生えたはいいけど、ヤれずじまいだったら
色々辛ぇだろ?最近処理できてんのか?」
下半身事情まで自身に似てしまった後輩には、頭を寄せながら
「にしし」と歯を見せて笑いながら問うて。
■フリージア > 「そうそう、冒険者の仲間も本当は欲しいんだけどね。
冒険者やってるとどうしても疑い深くなっちゃうんじゃない?
そもそもこの国って街の中でも危険あるし、外はもっと危険だし。」
肩を竦めながらぼやくように口にする。
冒険者として少しばかり名前が売れても根本的にソロなのはどうしようもない。
もっとも、無理に相方を作ろうとすれば却ってリスクが生じるだろうし。
「いやいやいや、勇み足の新人のフォローをできる時点で立派に独り立ちできてるでしょ。
パンナさんで自立できてないとなると、大半がひよっこになっちゃうわ。」
良い事を言っているパンナさんだけど、アタシと認識が違い過ぎる。
だから先輩相手に失礼を承知で突っ込んでしまった。
凄いな、こんな眩しい人がいるんだ。
「え、知られてないと思ったの?
さっきの嫉妬の話で言うとパンナさんの方がやばいと思うよ?」
耳まで折れてる先輩の横で笑いながら続ける。
ギルドの可愛い子に手を出してるなら、絶対歯ぎしりしてる冒険者が居るはず。
色恋が絡んでる分、嫉妬の炎は余計に激しくなりそう。
アタシが新人なら絶対そうなってそうだし。
「声大きい大きい。」
アタシも隠してるつもりはないんだけど、そこら中に聞こえそうな声量なので思わず人差し指を立てる。
「いや~~、本当は撤去した方がいいんだとは思うんだけどね。
めちゃくちゃ気持ちいいい以外に実害がとくにないのよね。
それに冒険者なら生えてるからって困ることないし。」
お互い似たような境遇のお仲間らしい。
生えた理由も残してる理由も同じとか、なんだか凄い話。
「あ~~、最近はちょっと困ってるかも。
先輩と違ってそんなにモテないからな~。」
なんだかすっごく意味深な問いかけ。
アタシは戸惑いながらも内心ちょっと期待して居たり。
■パンナ > 「それがもうちょい簡単な世の中になるには、
もっと平和になってかねぇと流石にな~。
……平和なるとアタシら暇になるけどなっ!!」
冒険者の悲しい性を自虐混じりに笑い飛ばし。
腕が立つだけではない、彼女が此処まで順調にこなしてきたのは、
下手な大人顔負けの現実を見据える力あってのものだろう。
「あっ、ホントだわ。思いっきり自立してるどころか、親の
介護とか世話してるレベルじゃねーか!なーんだっ!!」
後輩のフォローに気を良くしたのか、大きな声で笑いながら自信満々に胸を張る。
彼女の悪癖をこっそり後始末してくれてる知人が聞けば、
きっとつまらないお説教が飛んでくるかもしれないが。
「実際何度かあったんだよなぁ……」
風呂に浸かっているだけでは、かかないような滝の汗を浮かべて
暗に認めるリアクション。
女の子を孕ませてしまったり…それは分かりやすい自己責任だ。
だが、思いのほか体の相性がよくて女の子が自身に鞍替えしてしまう。
そのケースは解決するまで大変ややこしかった覚えがある。
「あ、ごめっ」
人少ないとはいえ、巨大な声量で叫ぶ話じゃなかったと流石に反省。
続けて話を聞いてみれば、気持ちいい なんて言葉が飛んでくるあたり既に味を占めてるのは間違いない。
可愛い顔して、大した後輩ちゃんだと感心した。
「……チンコ生える前まではな」
後輩の謙遜には、冗談が一切含まれないシリアスな声調できっぱり告げると、じー と貴方の身体を眺め。
「ふーん、じゃあ先輩冒険者が一肌…と言うか全部脱いでやるか!
フリージア、どっか泊まって二人で朝までアタシとヤりまくろうぜ~。」
まるでこれから二人でちょっと飲みに行くような感覚で、あっけからんとした様子のまま先輩のアレなお誘い。
「女ここにいるだろ??」と自分を指差し、後輩を可愛がりつつ可愛がってもらう なんて考えて。
■フリージア > 「その時は別の仕事見つけるしかないんじゃない?
都市なら意外と他の収入源もすぐに見つかると思うし。」
なーんて思っちゃうのはアタシがそれほど冒険者の仕事に拘ってないからだろうか。
仕事としては魅力的なんだけど、がっつり報酬を下げされてくると多分直ぐに辞めちゃうと思う。
パンナさんはどうだろ…話してる感じだと冒険者の仕事そのものが凄く好きそうに見えるけど。
「そうそう、どちらかと言うとお手本レベルなんじゃないかしら。」
胸を張るパンナさんの横で、濡れた手で小さく拍手をしてみたり。
色々と話も聞くけど、それも含めて冒険者だと認識している。
「でしょうね。
文字通り刃傷沙汰だと思うわ。」
なんて言うか、ギルドの広い場所で武器を手にした相手に詰められてる様子が想像できちゃう。
腕っ節もあるしどうにかこうにか切り抜けてるのだとは思うけど。
いや~、聴いてた通りだったわ。
「ま、この時間は他に人居ないみたいだから大丈夫かもしれないけど。」
反省してるパンナさんの前でクスっと笑ってみたり。
仮に聞こえちゃっても仕方ないけどね。
だって本当に気持ちいんだし。
「あ、やっぱり不自由するようになっちゃうんだ。」
なんだか触れてはいけない所を触れた見たい。
思わず視線を逸らしてしまった。
「え、いいの!?
…ごほん。 それじゃ、お言葉に甘えちゃおうかしら。」
今度はアタシが大きな声を出してしまう。
咳払いをして誤魔化すも、声と表情から喜んでるのが丸わかりだと思う。
だって、パンナさんの身体って魅力的だもの。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフリージアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からパンナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にローウェルさんが現れました。
■ローウェル > 「あっれ~…おっかしいな。
今日は混浴デーって聞いたから、人がたくさんいると思ったんだけどな。
これじゃオレの独り占めじゃないか」
催し物の宣伝に釣られて、宿へ帰ろうとしていたところを水浴び場へ寄ることになった青年。
その不埒な目的を嘲笑うかのように、温泉は静まり返っていた。
扉を開けるなり眼福な光景が飛び込んでくることを期待していただけに、がっくりと肩を落とし。
「……ま、まぁ、恥ずかしがり屋さんが隠れてるかもしれないし、客が来ないと決まったわけでもないしな!」
支払った代金のこともあり、自分へ言い聞かせるようにすると、腰に巻いていたタオルを取って一番大きな湯船に半身を沈めた。