2022/03/25 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 「ふゥ――……やっぱ、風呂は人のいねェ時間帯に限るな」

大柄な男はタオルを肩にかけて、浴場へ姿を表した。
衣服を着ているときは面倒避けのためにコートで隠しがちにしている鰐の尾も、裸になってしまえば隠す手段がない。
浴場を専有するため、人の少ない時間帯に訪れることが多かったが、今日もこの時間は当たりだった。
少なくとも見えている範囲に先客の姿はなく。

「客でごった返してるときじゃ、うかうか酒も飲めねェからな……」

ここが飲食物を持ち込み可能だったか、気に留めていなかったので覚えてもいなかった。
しかし男は蒸留酒をひと瓶、手に提げて持ち込んでおり。
入り口にほど近い湯船に腰まで浸かると、瓶に口をつけてラッパ飲みを始めた。

ラッツィオ > ひとしきり貸し切り状態を堪能すると、他の客が来ないうちに引き上げていった――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からラッツィオさんが去りました。