2022/01/17 のログ
■アイバーニア > 「まぁなにげに魔力消費のコスパ悪いから、わざわざ作るのはやたら暑い日くらいだけど……別に魔法なくても、やろうと思えば外でサウナもできるし」
(そう言っていると、暑さを心配しながらさらに蒸気を巻き起こす男に)
「今フラフラになりそうになった……そろそろ水風呂に……」
(魔法で体を冷やすこともできるけれど、それではあまりに風情に欠けるというものだ。水風呂とサウナを行ったり来たりはすでに何度かしているので、ゆっくりと立ち上がろうとし)
■コルボ > 「やっぱ温度差の大きさは課題かなんだな?
……なんか思ってた以上にハイエルフのフィジカルって強くねえんだな。」
そもそも伝説同然の種、エルフの上位存在、もしくは同じ形状の別種。
人の大半にとって情報は乏しい存在で。
しかし、ふらついてる”女性”を見れば、立ち上がって体を支えて。
「全部魔法で片付けないで楽しむところ、嫌いじゃないぜ」
いいつつ、水風呂まで案内して自分も一緒に漬かるだろう。
「……ぁああああ……」
サウナにはいりようがたりないのですごい寒いけど、我慢。
ニーアの前ではオトコノコ同然なので我慢する情けなさは隠さない。
■アイバーニア > 「単純に冬の山とかならもう少し節約できるんだけど、熱いときに冷やすってのがね……私の筋力とか体力は見ての通りだよ?……魔力の容量とかだと……人間でいえば多めの方かもしれないけど、エルフにしては少ない方だし……」
(だから技工を発達させたタイプの魔法使いなのだ。格闘家なら剣闘士じゃなくて盗賊、みたいな。水風呂にタオルを入れるのは行儀が悪いので傍らに畳んで、普通に裸で入る。まぁ、この男には今更だ)
「寒いならもっと温めてからにすればいいのに……にしても……整う……」
(温めて冷やしてを繰り返すと、なんというか。そう。整ったというやつだ)
■コルボ > 「お、おおおお、整うって流行しってんだだだだな」
歯をガチガチ言わせながら会話に乗ってくる。
「てぇか、なんか親近感、が、沸く気が、してたけど、
工夫して切り開いてきた類か……。」
この男と”致して”いたら内包する魔力は常人をはるかに凌駕することを知っているだろう。
それでも、外部に放つ”出口”が小さいせいで持て余している、実質の物理型。
それを補うように技巧と搦手を極めた男は、ある種の正解に納得したように。
「ま、一人ではいるより二人で入る方が面白い、からな」
そう言いつつ立ち上がって、サウナに戻ろうとして
■アイバーニア > 「……同時に複数の魔法を使うのに種も仕掛けもないわけないからね。……後は単に年の功だよ……それか、好きこそものの上手なれ?……」
(才能言う面で言えば、せいぜい多少器用な方くらいだ。単に長く長く、普通なら気にしないような部分まで理論と工夫と膨大なトライ&エラーを繰り返しただけだという話だ。)
「あと一周くらいかなぁ……」
(コルボがサウナに戻るなら、こちらも水風呂から上がり。バスタオルを巻いて一緒にサウナへと戻る。)
■コルボ > 「……俺はニーアとは真逆だけど、やってることは同じだよ」
好きなわけではない。求めたわけでも、渇望したわけでも。
けれど、変えようとする意志一つで知識を、技術を、変化を欲し、手を伸ばし、掴み取り、誰よりも積み重ねて。
「たいていの奴等は途中で満足しちまうからな。もっと突き詰めりゃもっと楽になるのによ」
タオルを巻く前の裸身を一瞥して
「もうちょっと巻く瞬間も突き詰めろよ? お前が思ってる以上にお前の体、バランスが奇跡的なんだからよ。
ちょっとアイスとってくるわ。味はなんでもいいか?」
言いつつ、また売店に向かってから戻ってくるだろう。
■アイバーニア > 「人間は寿命が短い分、真摯に積み上げるのは好感持てるよね……だから数も増えるんだよきっと……ん~と……カフェ味がいい……」
(下手に寿命が長い分、エルフの方が案外保守的で変革も少ない。だから結局、数が少ないのだという結論。)
「なんでわざわざタオルの巻き方にこだわらなきゃいけないのさ?……」
(さんざんやることやったので隠すのも今更だが、なんとなく気恥ずかしいので両手で胸を隠す仕草をし。)
■コルボ > 「でもたまに、ニーアみたいな前に踏み込む極上の女がエルフにも出てくるからたまらねえんだよ」
貴女に付き合って体が冷え切ってるというのに、肩を竦めていつもの様子でそう言って見せて。
「決まってるだろ? 隣に”狼”がいたからだよ」
ケタケタ笑いながら売店に向かい、カフェ味のアイスを手に戻ってきて手渡すだろう。
「そういやニーアって前は王都に来たのっていつなんだ?」
ブドウ味のアイスを一口味わいながらふと。
……前の間に起きたブームを加味して、貴女をデートにでも誘って案内でもするつもりなのか。
■アイバーニア > 「……狼……狼ねぇ……はっ……」
(狼という男をまじまじと見て、たっぷり溜めてから、鼻で笑ってやった。慣れてくるとこういうこともする。アイスを食べながらなるほどアリだ、とかつぶやいて)
「………ん~………たぶん……150年前くらいかな?」
(なかなかの久しぶりだった。その頃と今とでは何もかも違っていて、でもたまに、残っているものもあったりするのだ)
「まぁ魔導書の解析も溜まってるし……しばらくはこの辺にいるよ……家と……なんか仕事でも探すかな……」
(ずっと街にいるというよりはたぶん出たり入ったりはするだろうけど、しばらくはマグメールを拠点にするつもりらしい。)
■コルボ > 「ニーアのそういうところよくないと思うぞっ!?」
いい具合に間を置いてからの嘲笑にまだ寒さがしがみつく体で震えながら指をさしてから売店に向かい
「150,なら結構変わってるものもあるし、流行りを見て回るには面白いかもな。
一人で調べものしてるの飽きたぐらいにデート誘うから相手してくれよ」
初対面で肌を重ねた、ましてやこちらの手管を手玉にとった伝説の魔法使い、ハイエルフとなれば歯に布着せずそんなことを言って。
「平民地区の公園、そういや昔は林だったんだっけか、
今ぁすっかり解体されて夜にはカップルがしっぽりやってる公園になってるけど」
歴史を知る者にとってはそこそこの爆弾発言
■アイバーニア > 「その頃に始まってた戦争がまだ続いてるってのは流石にちょっと驚いたけどね……新しいものも増えてたりするけど、そんな良くなってはいないかな……」
(さほど住民と深く関わっていたわけではないが、多少は思い出もある。前に見たマグメール、ちょうど今くらいの治安になり始めた頃。ミレー族が奴隷扱いされ始めた頃という認識だ。)
「あれ?……じゃあ今日は相手してくれないんだ?……」
(食べかけのアイス、一口どうぞとコルボの口に差し出して。自分もそっちを一口くれとばかりに)
「あ~、その公園、途中で見たかも。まぁ王都も精霊の声が少なくなったものだよね……精霊はこんなきな臭い国は嫌いそう。」
(そのへん、人間の政治関係には例外はあるけど不干渉ということにしているので、あまり興味があるわけじゃない。小さい子供が馬鹿やって「おバカさんだなぁ」とか思っている程度の関心)
■コルボ > 「今生きてる側からすれば”昔より悪くなってる”って感じだな。
……戦争は、意図的に続けられてるんだと思う。
戦争っていう一番儲かる簡単な手段を制御できる程度には、
ニーアがいない間に人も発展したんだろうよ。……悪い意味でな」
魔法使いが不在の間にこの国はより腐敗した。
腐敗した国は倫理より利益を求める。それを成し得ている。
奪い奪われを”都合よく”繰り返す”タナール砦など良い例だろう。
「誘っていいのか? 今日は整うのに体力使いきるもんだと思ってたけど。
ニーアからすりゃチャチかもしれないけど魔法光のイルミネーション、カップルには評判いいから見に行くか?」
貴女の口にブドウ味をつっこみつつ、カフェ味を堪能しながら
「……人の時代に移る、てより、傾いてるのかもなこの国も」
人の時代、神代でなく人が選べる時代、個々の能力が、知識が、水準が上がった末に訪れる時を望む情報屋は、
それより前に傾いていくことを”魔法使い”の目にも映っていることにため息一つ
「……なんだったら、ノープランでデートした後、俺の宿に来るか?」
腐敗した国で、爛れた関係を”伝説”にもちかけながら
■アイバーニア > 「平和を求めるから腐敗もするし戦争もする、それで戦争が終わってどんどん平和になって数が増えて、またその平和が原因で戦争がはじまる……平和も混乱も戦争も滅びも、凋落も這い上がるのも、生物が生きるなら必ず起こることだからね……それぞれ楽しめばいいんじゃないかな?」
(国の腐敗を憂いているとかそういう気持ちはないようだ。ただそのまま見ているだけというような。一口ぶどう味のアイスを食べたあとに、両手を組んでンーっと背伸びをして言葉を止めて)
「私達が生きている世界なんてどうせいつかはまとめて滅びる定め……健康で楽しく、与えられた条件下の中でなるべく快適に生活するだけでいい……。」
(とここまで言ってから。何やらデートプランを語られると何やら頬を膨らませて、少しだけ残って、溶けてしまったアイスをわざと鎖骨から胸の辺りに零して、タオルをアイスの色がほんのり染めた)
「コルボには、もう少し可愛げが必要だと思うな……」
(立ち上がって、座るコルボの前に立ち、両肩に手を載せて)
「ねぇオオカミさん?……汚れちゃったから……きれいにしてくれない?」
(狼というか、飼い犬のように首をかしげて微笑んで見せる。ここでちょっと危ないことしようぜ。と)
■コルボ > 「そうは言うが、自分が生きてる時に”百年戦争”なんて起きたら溜まったもんじゃないと思うぜ?」
1000年単位だからそういう事を言っちゃうんだろうなと思いつつ、
実際自分は鉄火場に慣れてそれさえも利用できるようになった。
だからこそ、それに呑まれていく側も目の当たりにするようになった。
「年長者がペシミストってな、後から歩いてくる側からすりゃあ溜まったもんじゃないぜ?
ニーアが思ってる以上に、今を何の気なしに生きてるように見えてる奴等が足に力込めて踏ん張って生きてるもんさ。
とは言いつつ、両肩に乗った手を見て
「これでも俺、女騎士団長とか女キャリアとか、そういうの手玉に取ってるのに、
可愛げとか求めるのニーアぐらいなもんだぞ。」
言いつつ、誘いをかけてくるとため息一つ、しかし、貴女のタオルを剥ぎ取って薄い胸板にしゃぶりついて乳首に甘く歯を立てて。
「綺麗に? 残さず食い散らかすの間違いだろう?」
ニィ、と笑いながら尻を抱き寄せて、腰を引き寄せて自分の股の上に跨らせて
「のぼせたら下手に連れ込んで朝まで”交尾”してやるからな」
■アイバーニア > 「悲観論じゃないんだけどなこれ、そう聞こえるなら……それこそが今この国にある全ての不幸の原因だよ……ま、どうしても無理なら国を出ればいい…それで自分が住みやすい国に行ったり、ないならまずは村でも作ればいい…弱かったら無理だけどね。……強くないと自由だと生きていけないし、守ってくれる社会は牢獄……その点だと、コルボはちゃんとしてそうだけど。」
「……っぁ♡……そうそう、そういうがっついてるくらいが、可愛いゾ?」
(獣のようにむしゃぶりつかれて、抱きかかえられて。ちょっとだけ、微笑んだ。変に紳士気取られるのが、どうも好きじゃないようだ。そのあと、結局のぼせて運ばれたんだろう。)
■コルボ > 「……そういうわけにもいかねえさ。この国は嫌いだし、いっそヤルダに駆け込めば好きに生きられるけど、それでも、
俺は人間だからな。不幸だろうとなんだろうと俺の人生なんだよ。
でも、そんなもん理由に逃げたくねえから、全部叩き潰して、
俺の思うように生きて、最期には思うように生きてやったぜって笑って逝きてえからな。
諦めるぐらいなら、俺を見た奴等が誰も心に抱えてる矛盾に我慢できなくなるような火種になってやるさ」
守ってくれる社会は牢獄。だからこそそれを良しとせず、生きて、立って羽ばたいて。
死ぬ瞬間まで前に進む”人間”はそう言いながら伝説を冠する”女”に食らいついて
のぼせれば、自分の宿に運び込んで、涼んだ後に、また、餌食にするのだろう
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアイバーニアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からコルボさんが去りました。