2022/01/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

──夜。
ピーヒョロロと下手っぴな口笛を吹きながら、館内の廊下を一人のんびりと歩く浴衣姿の金髪の男が一人。
着込んだ浴衣は客室に備え付けのものであるが、男の着こなしは何故か妙に様になっていた。

それはそれとして、男は現在旅籠内を探検という名の散歩中である。
この旅籠は知らないうちに道が変わっていたり施設や仕掛けが増えていたりするので
男にとっては適当に歩き回るだけでもなかなかいい暇潰しになるものだった。
知り合いの従業員に聞いたところによると、その妙な特性のおかげで主に女性が迷ってしまう確率が高いらしいが……。

それはさておき、やがてT字路に差し掛かると、男は一旦足を止めて。

「──さて……どっちに行くべきですかねぇ」

右か左か。
廊下の中央で仁王立ちしながら、男は顎に手を当てうぬぅ、と唸りながら思案し始め。

「んんーむ……よしここは右だな、右へ行くべきと俺の中の何かが囁いている──おおっと!」

しばらく悩んだ後、そう言って男はおもむろに右側の通路へと踏み出し──その途端に、
ちょうど通りかかった誰かと出くわし、思わず足を止めて上肢をのけぞらせた。

エレイ > 出くわしたのは一般の男性客。互いに軽く謝罪し合うと、男は改めて歩みを進め、何処かへと向かっていって──
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴」にジュンさんが現れました。
ジュン > 「っ…あ~…生き返る~…」
まだまだ寒い冬真っただ中
青年は暖を求めて温泉へと訪れ
冷えた体を湯船に沈めゆったり温めているところだ

「ほんと、こういう時は温泉に限るな」
現在の時刻は混浴
とは言え他に客は今のところおらず貸し切り状態
そんな状況を堪能しているのだった