2021/12/26 のログ
■イグナス > もちろんまさか、本当に溶けたりはしないけれども。
いつの間にやらその姿は、風呂場から消えていて――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──あ゛ーぃ……」
夜。
一人ふらりと露天風呂に現れた金髪の男は、さっとかけ湯を済ませるとおもむろに
湯の中に身を浸し、湯の熱さが芯に染み渡る感覚に奇妙な声を漏らしていた。
「……フー、今日も素晴らしい湯加減だすばらしい。風呂ってなんでこんな気持ちエエんですかねぇ……」
ワハハハ……とご機嫌そうに笑い声を上げつつ独りごちると、湯船の縁にぐでりと背を預け。
夜空に浮かぶ月など仰ぎ見ながら、湯の中で両足を投げ出し寛ぎモードに移行してゆく。
程なく、ヘタクソな鼻歌なんかもこの場に響かせ始めたりして。