2021/12/22 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 老舗と名高い宿の、露天風呂。
そこは、平民地区にあるとは思えぬほど風情ゆたかであった。
ひんやりと澄んだ空気と、雲一つ無い空に浮かぶ丸い月。
それと対照的な、身体の芯から温める熱い湯に浸かりながら、ミシェルはそれらが醸し出す非日常感を楽しんでいた。

「はぁ…やっぱり仕事で疲れた時はここに限るね」

漂う湯気をぼんやり眺めながら、ミシェルは湯に肩まで浸かる。
入った時には他に客の姿は無く、今のところは貸し切り状態だ。
それはそれでいいものではあるが、女好きの身には少し寂しいところもある。

「月景色に似合う女の子でもいたらもっと良かったんだろうけどね…」

一夜の出会いを楽しめたら、なお良しだ。