2021/05/04 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にレーキさんが現れました。
■レーキ > ここ最近は山で暮らしている青年。
今日は集めてきた薪や薬草、野草等を王都の馴染みの卸問屋に売りに出てきた男。
山中で栄養たっぷりに育った野草や薬草は良い値で売れて懐はほっこり。
今日は王都でゆっくりしてから山に戻ろうと考えつつ、男のアアシは温泉へと向かった。
山の中で毎日体を綺麗にしてはいるが、湯船には浸かりたく、脱衣所で服を脱いだ男、やや窮屈そうに、頭を下げ水浴び場へ現れる。
その巨躯やたっぷりと脂肪の乗った体はそれだけで迫力があるが、何はともあれ男は股間のあたりをタオルで隠しながら進む。
「はぁ 相変わらず広いねぇ…」
ぽつりとのんびりした一声を漏らしながらどのお風呂に入ろうか等と周囲を見渡す。
■レーキ > 何はともあれ、風呂に入る前に山から下りてくる間の埃などを洗い流し、どのお風呂に入ろうかと悩みながら、ゆったりと足を進める巨躯の男。
何となく見かけた白濁した湯。
とろとろとした泉質のそれ、手で温度を確かめてから、中にゆっくりと入っていく。
ざぶ、ざぶと足を進め、端っこに行き腰を下ろせば男の腹のあたりまでが湯に浸かり、甚割と体を温められる感覚に深い吐息を漏らす。
「ふぅぅぅ…」
と、深い吐息を漏らしながら、手に湯を掬い肩や胸にかけ擦り込んでいくが、本人は知らないが媚薬風呂。
其れが徐々に徐々に男の体の中に熱と共に溶け込んでいく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からレーキさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」に飛飛丸さんが現れました。
■飛飛丸 > わしの父上が治めている東国の領地は温泉で有名なのじゃ。なのでわしは温泉が大好きじゃ。
このあたりで一番有名な風呂のある宿屋をねぐらに決めたのも当然といえよう。
「おう、絶景じゃ!」
素っ裸になったわしは手ぬぐいを肩に引っ掛け湯場に入る。温泉のよい香りがした。
わしは故郷より持参した木桶でまず身体を流せば、全力で温泉に飛び込んだ。
「……腹、打った」
着水に失敗して仰向けに温泉に浮くわしなのじゃ。
■飛飛丸 > 温泉の楽しみは湯だけではないぞ。湯に浸かりながらの酒は最高なのじゃ。
我が国では酒のない席はないというほど酒は日常にある。わしも幼い頃より酒は嗜んでおる。
「こっちの酒もなかなか……」
葡萄で作ったワインという酒があるのは知っていたが、飲むのは初めてじゃった。
まるで血のように赤い酒をわしは気に入った。独特の深みとコクがある。
酒器と盃を乗せた木桶を湯に浮かべ、わしは鼻歌を口ずさんだ。故郷の曲だ。
■飛飛丸 > 酒がすぎたわしはそのまま風呂に浸かりながら眠ってしまった。
宿の者が気づかねば溺死していたかもしれなかった。
わしは一人で風呂に入るときはけっして酒は飲まないようにしようと決めたのじゃった
ご案内:「九頭龍の水浴び場」から飛飛丸さんが去りました。