2021/05/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──あ゛ーぃ……」
夜。
一人ふらりと露天風呂に現れた金髪の男は、さっとかけ湯を済ませるとおもむろに
湯の中に身を浸し、湯の熱さが芯に染み渡る感覚に奇妙な声を漏らしていた。
「……フー、今日も素晴らしい湯加減だすばらしい。風呂ってなんでこんな気持ちエエんですかねぇ……」
ワハハハ……とご機嫌そうに笑い声を上げつつ独りごちると、湯船の縁にぐでりと背を預け。
夜空に浮かぶ月など仰ぎ見ながら、湯の中で両足を投げ出し寛ぎモードに移行してゆく。
程なく、ヘタクソな鼻歌なんかもこの場に響かせ始めたりして。
■エレイ > 「ンフー……極楽極楽。──後は、ステキな女の子の一人でも入ってきてくれりゃー言うことねぇーんだがのぅ……」
のんびりと風呂を堪能して満悦そうな息を漏らすと同時に、へらりと笑ってそんな欲望など口にしたりつつ
ちらりと出入り口の方に視線をやる。
しかし丁度タイミングよく女性がやってくる、などということもなければ、眉下げて笑いながら肩を竦め。
「……ってこうしてあっちに意識を向けてたら急に空から女の子が! とか……ないか、ないな。……ホントにないのか?」
それから、バッと上空に目を向けつつそんな突拍子もない状況を想像したりして。
──そんな事態が完全にありえない、とも言い切れないのがアレではあるが。
ともかく、男は暇だった。
■エレイ > そうして何事もなく時間は過ぎ、やがて男は湯から上がって場を後に……
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。