2021/04/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ア゛ーィ……」

まだ日の高い時間帯。
太陽の下、妙な声を漏らしながら露天風呂で湯に身を浸して寛いでいる金髪の男が一人。

湯船の縁の岩に背を預け、濡れて張り付いた前髪をかき揚げざま、頭に載せたタオルを手に取り
軽く顔を拭っては、ぷぅ、と息を吐き出し。

「……うむ、今日もいい湯だなと関心顔になる。ここの風呂のクオリティの安定感は圧倒的にさすがって感じですなあ……」

ハッハッハ、と何が楽しいのか笑い声を上げながら、タオルを頭に載せ直し。
そのまま湯を堪能しながら、やがて音程の外れた鼻歌なんかも響かせ始める。

そんな男の近くでは、なにやら小さな物体がプカプカと浮かび、湯面が波打つのに合わせて揺れている。
それは銀色のボディに赤いつぶらな瞳の、アヒルのおもちゃだった。目的は不明だが、男が持ち込んだものようで。
陽光を照り返すそのアヒルに時々ちらりと視線をやりつつ、男はのんびりと湯を楽しみ続けていて。

エレイ > 充分に湯を楽しむと、男は場を後に──
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 「此処に来るの、久しぶりよね……。」

 かぽーん。と、そんな音が響き渡る大浴場、東洋風に作り上げられた檜のお風呂は、大きくて、長方形をしている。
 薄緑色のお湯が並々と注がれて、ざぶり、ざぶりと音を立てて、檜の床を滑っていく。
 少女はお金を支払い、性行為の出来る浴場へと足を運ぶ―――とは言っても、今回は久しぶり、という所。
 最近は仕事が忙しく、あちらこちらへと奔走していたからか、商会と家を往復することが多くなって居て。
 流石にそれはまずいと、店員たちに追い返される、休みづらくなるでしょう、とか言われては世話がない。
 なので、普段は家に直行するのだけれども―――今日は家に誰もいない気がするので、お風呂に来た。
 九頭龍温泉郷、九頭龍の水浴び場という平民地区にあるリーズナブルなその店は、なんと、エッチな事が出来るお風呂である。

 なので、少女は時折ここにきて、一時の快楽か。
 若しくは、ハーレムに引きずり込む恋人を探すのである。
 人肌寂しい、というのが多くは有るのは、否定しない。

 今日も湯けむりが多く、色々な人が居る模様、既に、エッチな事を始めている人もいる。
 自分も相手を見つけなければ、とちゃぷりちゃぷり、とお湯を掻き分けて歩く少女。