2021/01/27 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「~~~~~~っ…そ、それじゃあ…ちょっと他のおフロ、はいってきまぁす……っ…」

九頭龍の水浴び場…その混浴温泉に、少女そのもののような声変わりのない遠慮がちな声と、クスクスそれを肴に嗤う声が響く。

そそくさと湯から上がり、幼児体系の股間部分を隠しながら前かがみに足早に立ち去る小さい薬師の背中を
『はぁ~い』
と呑気に見送るのは、
小さな薬師を少女と勘違いしてくだけたスキンシップをほどこしかけた、
魔物討伐の任を集団で受け終えた女性・両性の混成傭兵団。

貸し切り状態だった浴槽に突然の団体様が、その逞しさとしなやかさのブレンドされた女体を大勢さらしてごみごみと入られては、
さすがに居心地やら股間の生理機能やらに急速な変化もあって…

(うう~~~、どっきどきした…っ…さすがにあんな大勢にみられると、はずかしい…っ)

たまらず逃げるように浴槽から、ふたたび一人でのんびり浸れるお風呂はないものか…と、
なんなら、普段は思わぬことだが、男性客の団体の中にでもまぎれた方が、まだ気持ちは穏やかで。

ぴん、と反応してしまっておさまりのつかない下腹部を隠したままぺたぺた裸足の音を鳴らして、
落ち着いて入浴できる場所はないものか浴場をさまよう。

…良さそうな場所に限って、先客はいるもので、そういう場所に限って女性客だったり…
あるいは、お湯に浸かりながら「おっぱじめている」カップルであったりと、
またまた前かがみにならざるを得ない湯場が多いのは、この水浴び場の常だろうか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリサ・エルバさんが現れました。
リサ・エルバ > 混浴温泉の一角。
たっぷりと湯が張られた木でできた浴槽につかりながら体を休めていれば。
ふと、見覚えのある顔が歩いているのに気が付いて。

「あら、タン君。
 こんなところうろうろでどうしたの?
 また薬を試す相手探し?」

何かを探すように歩く相手に声をかけ。
立ち止まれば体を回してふちに腕をのせる形になれば相手に尋ねてみて。

今は自分が入っている半個室の浴槽は一人であるため、少々声を出しても問題ないだろう。

タン・フィール > 声を湿らせ、反響される混浴温泉に、聞き覚えのある声が耳に届けば、
はた、と裸足が濡れた浴場を歩む音が止まる。

「あっ…リサさんっ!」

どことなく安心した様子で、転ばぬよう気をつけながらやや速歩きで近づき、
浴槽の縁でくつろぐような姿勢の女性を、ほっとした子犬や仔猫めいた動作で見下ろす。

「あはは、いつでもどこでも、お薬試させてくれる人は募集中だけど…

今日はちょっと…むこうのおフロがさわがしかったから、
ちょうど良いとこさがしててー…
…あの、よかったら…いっしょに、いーい?」

と、うっすら頬を赤く染めながら尋ねる。

「リサさんは、きょうはおしごと、おやすみ? これから?」