2020/11/13 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──あ゛ーぃ……」
夜。
一人ふらりと露天風呂に現れた金髪の男は、さっとかけ湯を済ませるとおもむろに
湯の中に身を浸し、湯の熱さが芯に染み渡る感覚に奇妙な声を漏らしていた。
「……フー、今日も素晴らしい湯加減だすばらしい。風呂ってなんでこんな気持ちエエんですかねぇ……」
ワハハハ……とご機嫌そうに笑い声を上げつつ独りごちると、湯船の縁にぐでりと背を預け。
夜空に浮かぶ月など仰ぎ見ながら、湯の中で両足を投げ出し寛ぎモードに移行してゆく。
程なく、ヘタクソな鼻歌なんかもこの場に響かせ始めたりして。
■エレイ > 十分湯に浸かると、やがて男は場をあとに…
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヴァレリー=D=ツインテイルさんが現れました。
■ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……ふぅ、やはり、こういう場所はいいですわね」
人の居ない大浴場。いわば貸切。
これは私にふさわしい状況だ、とばかりに。
一人の女が、湯を堪能していた。
ここは九頭龍の水浴び場。大浴場。
「寒い日には、こういった場所で体を温める。
これこそ贅沢。これこそ極楽ですわぁ」
ふふっ、と笑いつつ。ぽかぽかと温まる感覚を実感する女。
豊満なバストや、美しい肌を惜しげもなく晒す。
もちろん、周りに誰も他の客がいないからこそ、ではあるが。
この女は、例え周りに客がいても。
臆することは無いだろう。
なぜなら、強烈な自負。貴族としての自分の位の高さを。
ある種、武器として、ステイタスとして。
誇示するを是としているのだから。
「……噂では、この宿の大浴場では。
よく、乱交などもあるらしいですが。
まぁ、見てない以上はただの噂ですわね」
気にしない気にしない、と。鼻歌交じりの入浴の女。
ある意味では、その動じなさは。
まさに貴族の振る舞いとも言えるかもしれない。
■ヴァレリー=D=ツインテイル > 女は、そのまま。
誰も来ない大浴場で体を温め。
幸せそうに大浴場を後にした。
「これは、贔屓にしてもいい宿ですわね」
そう言うのも、どこか高飛車なのであった……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヴァレリー=D=ツインテイルさんが去りました。