2020/11/07 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシェリーさんが現れました。
■シェリー > 【お約束待機中】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > シェリーに声を出させ、そして力を抜かせる為のくすぐり。
だが、そのくすぐりは、徐々に胸側にその範囲を移動する。
小さな女房が、五本の指でこしょこしょと弄ばれ、撫でられる。
それは、くすぐりと愛撫の狭間の様な責めだ。
「通常、胸への愛撫と言ったらイコール乳首というイメージがあるが……」
そう言って、乳首を指先でこねこねと弄る。
だが、その間も、他の所の愛撫も止めない。
胸とアバラの境目や、胸と脇の境目、乳輪などもこしょこしょと撫で回す。
「こうして、適度にわかりやすい快楽を与えながら、胸全体の性感帯を刺激していけば、徐々にではあるが、乳首に触れずとも快楽が得られるように、身体が開発されていく――幸い、まだたっぷり時間があるのでな。少し、私好みの身体に、開発していくとしよう」
スペンス乳腺、ミルクライン、アンダーバスト。
殆どの場合触られない様な、性感帯。
だが、男はそれをじっくりと撫でなぞる事で、それらを少しずつ開発していこうとする。
指での愛撫を中心に、時には、
「――ぬろぉ……ぴちゃ、ぴちゃ……」
舌で、性感帯をなぞるようにゆっくりと舐め回す。
指とは違い、柔らかく、生暖かい感覚を織り交ぜて、性感に飽きが来ない様に。
唾液をローション代わりにして、指の感触をぬるぬるとしたものに変わり、それがまた別の種類の快楽を感じさせる。
「乳首の刺激無しで絶頂できるような、そんな身体に変えてやろう――一時間ほど、じっくりと使ってな」
■シェリー > 「んっ、くぅっ……何よっ、それぇ……っ!」
今までなら、この様な状況になれば男は遠慮なく体を弄り回し、性器を押し付けるなどしてきた事だろう。
少なくとも少女はそう言う経験に曝されてきた。
今回の擽り責めは完全に予想外。
どう表現していいのか分からない未知の感覚に、口を付いて出る言葉も戸惑いの色を隠せない。
乳首の方に与えられる快楽と、その他の部分に与えられる刺激。
普段触れられることも、自分で意識して触れるようなことも無いような場所を開拓するかのように動く男の指に、否応なく意識が向けられる。
「ふぅ、ぅ……こんな、くすぐったいだけの事で、そんな事……」
まだ余裕はある様子であった。
くすぐったさに体は思わず動くが、口も達者に動いている。
挑発するような、馬鹿にするような、強がるような、そんな言葉。
まだ開発されていない性感帯に手を加えられることに対する恐怖を本能的に感じ取っているのかもしれない。
「ふぁっ……!」
流石に舐められると甘い声が漏れた。
若しくは早くもその部分が性的快楽を受け取る事が出来る様になって来ているのかもしれない。
刺激に慣れさせてくれない男の指の動きに徐々に心と体を翻弄され始めていく。
「これを1時間……のんびりしてて、大丈夫?」
はぁはぁと息を荒げながらも男を挑発する様な言葉を発した。
約束の時間まではまだまだある。
それは自分への鼓舞でもあっただろう。
■ロブーム > 「時間というのは有効に使うものだが……しかし有効とはせかせかと動くことではない。
じっくりと、蛇の様に君を追い詰める――ただそれだけだよ」
と、言ってみせる。
実際、この『のんびりしている様に見せる』というのは、油断を誘う罠として有効に機能する。
油断すればするだけ、快楽を素直に感じてくれるのだから。
逆に――その反応を不気味と思う様なら、それはそれで利用の仕様はある。
「ほれ、今度は道具を使ってやろう。
まあ、道具と言っても、普通に店で売られている程度のものだが」
そう言うと同時、何時の間にか男の手には二本の筆が握られている。
彼女の身体からは、何時の間にか唾液が消えている――その上を乾いた筆が、さわさわと撫で回す。
ただそれだけの責めだが、先程まで開発されていた性感帯に、優しくももどかしい責めを与えて、そこで感じる自分を自覚させる。
先程までは何とも無かった場所で、感じてしまう自分を――
「(乳首と違い、この辺は気持ちいいが、イクのは中々難しい――普通ならそれは弱点だが、焦らし責めには最適という訳だ)」
勿論、まだその思惑は彼女には知らせない。
だが、その前兆は感じているかもしれない。
じんわりとした、快楽の波に包まれながら――しかし、中々その先にはイケないという事に。
■シェリー > 「ふぅん……そう。」
生意気げな笑みを浮かべながら答える。
若干上ずりながらも余裕そうな声色と表情ではあるが、少女の肌に触れる男は気付いているだろう。
彼女の肌に汗が滲んできていることを。
男が何を考えてこんなくすぐり責めとしてもぬるい様な事を続けているのか分からないと言う、どちらかと言えば不安と不気味さに緊張している様子である。
「何それ、筆……ひゃっ、んんんっ……!」
その筆がどこからいつ出てきて、いつの間に体が乾いてしまったのか。
そんな事を疑問に思う暇もなく次の責めが始まった。
普段の彼女にとってなら筆など少々くすぐったいくらい、場合によっては触れているかどうか分からないくらいの刺激だったろう。
だが、今までのくすぐりで敏感さを増した肌には絶妙に心地良かった。
くすぐったさの中に混じる甘く、背筋をぞわぞわさせるような感覚。
ともすれば違和感ですみそうな所に、確かに感じる性感。
「ふぅっ、ぁ……こんなので、なんでぇ……」
時折ぴくんと白い裸身を跳ねさせながら、優しすぎる快楽に耐える少女。
激しい責めで苦しいほどに責められると思い込んでいた彼女は、この時点では思い違いをしていた。
このくらいなら1時間くらい耐えられるかもしれない、と。