2020/09/13 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にダソさんが現れました。
■ダソ > 本格的に賑わう前の、大浴場。
夜勤明けの仕事人や、夫が帰る前に身を清めに来た子連れの主婦などが訪れて、
その客足も落ち着き、ひとときの無人となった水浴び場…その、床に広がった水たまりがぷるぷると震えて、
徐々に渦巻きながら一箇所に集まり…肌色のスライムの集合体となって立ち上る。
「とぷっ…っ あれが、にんげん、 にんげんの、カラダ、う~んと…うん、しょ、うん、っしょ…っ」
スライム体は、じっくりと観察した人間の身体を真似るように、
一所懸命に粘液を5体へと伸ばし、頭と、足と、腕とを、
最初はヒトデのようなおおざっぱな不格好さで形取り…
徐々に、徐々に、精度を上げて人の形をつくりだしていく。
■ダソ > やがて性別の判明が難しい、起伏の少ない130cmほどの幼体に肉体はできあがる。
始めたてに比べれば大分人間そのままのシルエットに近づいたが、
まだひと目見てスライム体が人の形を真似しているだけとわかる半透明具合で…
(もっと、もっと練習、しないと…)
そのまま、青年体に肉体を引き伸ばしたり、女性体を模したりと、
人の気配が感じない内は、湯煙に紛れて見て覚えた様々な年齢・体格の身体に化けていく。
(う~ん… オトナの人の身体より、まだちっちゃい身体のほうが、楽に変身できるのかも)
ひととおりの年齢層と性別を試した結果、今のところは気軽に化けられる幼年体に身体を固定しようと変形して。
やがて変身を終えれば、相当注意深く観察しなければ、
肌の質感や色がほとんど本物と遜色ない、素肌の子供がぽつん、と浴場に佇む光景。
「ふふ、ふー♪ おふろ、おふろ。 あついの、きもちいの、きれいきれいにするの。」
と、発声練習も兼ねた独り言の、適当な歌を口ずさみながら、
今は貸切状態に近い浴場をぺたぺた裸足の音を響かせながら探検して。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 「はぁぁぁ……やっとここまで辿り着けました。流石に今回はぐったりです」
なんて独り言を口にしながら早朝の大浴場に現れたのは、しなやかに鍛え上げられた筋肉の上に薄く纏った脂肪層がむっちりとしたボディラインを形作る小麦肌の娘。
その体躯の中でも特に目を引くたわわな肉鞠を抑えつける腕から下げた小さなタオルで裸身を隠してはいるものの、歩みに合わせて揺れる白布は薄っすらと腹筋の浮く腹部や、髪と同じ黄金の稲穂で淡く翳った恥丘をちらりちらりと覗かせる。
恐らくは長期に渡る冒険者仕事を終えたばかりで大門が開くと同時に街に戻って来たのだろう娘の身体からは、本来その身が放っているだろう柑橘系の芳香を塗りつぶす程の汗臭さが漂っている。
一応、冒険の最中にも川を見かければ水浴びをし、水場の無い所以外では毎晩濡れたタオルで身体をぬぐってはいたけれど、未だに夏の熱気の残る野外活動の汚れはその程度で消せる程甘い物ではないのだ。
そんなわけで街に戻るなり恋人である竜娘の待つ我が家に帰る前にしっかりと汚れを落としていこうと公衆浴場へと立ち寄ったのだが……
「―――――ふふっ、可愛い♡ あの子、一人で来てるんでしょうか?」
ふと巡らせた視界の端に、小さな足音を響かせる少年の姿を見つけて表情を綻ばせた。一瞬の油断があっさりと命を奪う"外"での緊張に強まっていた蒼瞳の眼力もいくらか緩むそうした光景こそが、戦士たるゼナが普通の街娘へと戻るためのスイッチとなっているのだろう。
■ダソ > 公衆浴場の各浴槽や天然温泉からは、温泉成分の持つ硫黄めいた匂いや、薬湯の香りが混在し、
訪れたものの心身を鎮める効果を有している。
そんな嗅覚の麻痺も起こり得る空間で、人ならざる幼子の小さな鼻がひくん、と鳴る。
これから混み合う前の時間…本来は魔物である少年一人が悠々と姿かたちを変え、散策できるほどの空き具合の浴場に、
汗水たらした後の体臭と、その中に交じるその肢体そのものの女香に反応して、ゆったりとした動作でそちらに振り返る。
ふりふり、とニンゲンの子供がやっていた動作を真似して、手を振ってみる。
ぺたぺたと裸足の音を立てて無防備に歩み寄り、にこり、と表情を作って朗らかに笑う。
「えと、ぇエと、 こんにち、わぁ… おねえちゃん、は
おふろ? に、カラダ…きれいきれいしに、きたノ?」
と、はだかんぼで、小さな男の子の突起を隠す遠慮もなく、
上目遣いに小首をかしげながら尋ねる。
その少年の頬の輪郭は人の形を保っているが、ぷるり、とゼリー状に震えて、
そんじょそこらのもち肌や赤子肌の比ではない柔らかさを思わせる。
その声は少女のように清らかで、言葉遣いはたどたどしいが、
異国情緒のような発音の不思議さと、一生懸命さを含んでの挨拶と質問だった。
■ゼナ > 腐った卵の臭いなどと形容される天然温泉に特有の異臭を、様々な薬効を秘めたハーブの香りで変質させた独特のアロマが、熟練冒険者の身内にずっしりと伸し掛かっていた旅の疲れを解きほぐす。
ほんの半刻程前までは、ふとした気のゆるみが命に係わる大怪我にも繋がりかねない野外活動に勤しんでいたゼナは、抜けて行く緊張感と共に旅の最中に溜め込まれていた淫欲を思い出し、ついつい『――――ん…っ♡ 思わずここでシたくなってしまいました。早く家に戻ってリスに相手してもらわないと……♡』なんて思考と共に内腿を擦り合わせてしまっていた。
そんな卑猥な妄想を頭の片隅に浮かべていたせいなのか、男女の性差さえ判然としない年頃の少年の裸身にさえ、思わず下肢の付け根を確認するような視線を向けてしまっていた。
可愛らしいおちんちんを口に含んでちゅっちゅと吸いつつ、淫猥に蠢く舌を包皮の隙間に潜り込ませてねろねろぬるぬると恥垢を舐め味わいながらじぃ……っと見上げる上目遣いで少年の羞恥を視姦したい♡
「―――――………っ! え、っと、おはよう、かな。この時間ですと。そうですね、身体を洗いに来たんです。あなたは一人でここに?」
直前まで浸っていた淫蕩な妄想をぷるぷると振るった頭部から追い出して、若干ぎこちなさの浮く笑みと共に少年に言葉を返す。その場にしゃがみ込んで少年と視線の位置を合わせる所作こそ優しいお姉さんといった風情なれど、その蒼瞳がちらちらと彼の下半身に向いてしまう辺り、相当に溜まっているのだろう。
彼の肌質は何やら妙にぷにぷにしていて、気を強く保たなければついつい手を伸ばして触れてしまいそう。
変性期もまだ遠い少年の幼さに見合う声質の高さと、懸命さの滲む拙い言葉遣いが何とも可愛らしい。あっという間に大きくなってしまった我が子にはなかった可愛らしさ。
そんな風に二転三転する心の動きを誤魔化すかの様に、問いかけに合わせて周囲に泳いだ双眸が、彼の保護者の姿を探し始める。
もしも彼がひとりで来たというのなら、別にいかがわしい目的があるわけじゃなくてただ単に何となく人目を気にせずゆったりしたかったからという理由と、大人の義務感による児童の保護という名目で少年の手を引き彼を大浴場の奥へと誘おうと試みる。
無論、それらの言い訳とは裏腹に、小麦色の豊乳の内側はドキドキ♡ と淫蕩な期待の滲むリズムが鼓動を速めていたりするのだけれど。
■ダソ > 【お部屋を移動いたします。】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からゼナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にラシュフェルさんが現れました。
■ラシュフェル > ちゃぽん―――――
どこからか、水が温泉に垂れ落ちる音がする
九頭龍の旅館の一つの天然温泉
『北』と呼ばれる自分の領土には無い、温泉というものは魔王にとってはとても素晴らしいものだった。時折こうして足をはこんでいるが、飽きることはない
同じ入浴とも違う、自然とこの独特の香りを楽しむ温泉というものはぜひ、自分の領土にも取り入れたいが―――いかんせん、温泉が出るかどうかは不明だし、おそらくはかなりの労働力や技術を要するだろう
「温泉を掘り当てるような魔術は流石にないしね……さて、どうしたものか」
ん、ぅ。と一伸びする。気持ちよさに、くぁ、と大きなあくびをして
■ラシュフェル > ふぅ、と、ため息を吐いて湯から上がる
ゆっくりと、脱衣場の方へと向かい
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からラシュフェルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 広い露天温泉、湯けむりで対岸が見えぬほどには広い露天風呂を一人で独占してる、贅沢な少年がいる
ぷにぷになちっこい少年は、いつもの緊張感のない表情をさらにふにゃふにゃに蕩かして、のんびりと温泉に浸かっている
「温泉♪ 温泉♪
温泉でたら、ごはんと、じゅーす♪」
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアリス/ノワールさんが現れました。
■アリス/ノワール > 少年が入っている露天風呂の湯気の中。
人影が一つ現れた。それは、徐々に少年に近づいていき、やがてはその姿を晒した。
程よく肉のついた、シャルティアより三か四程年の離れた少女。
少女は、シャルティアを見ると、目を瞬かせた。
「あれれ?私ひとりだと思ったんだけどなあ。
それに、きみ……おとこのこ?」
きょとん、とした顔で首を傾げる。
確かに、自分は女湯に入ったはずなのに、と。
――実は、これは魔族と天使が邂逅したという割と物騒なシチュエーションだったりするのだが、当の本人がぽややんとしている為、今の所それに気付いていない。
少年がそれに気付くかどうかは、別としてだが――
■シャルティア > 今日は何を食べようか―――そんな事を考えながら
「おにーく、お魚、焼き魚♪お刺身、ほたて、わさび抜き♪
元気になったらお仕事お仕事♪」
にこにこ、たたそれだけでとっても嬉しそうに歌う。キレイなソプラノボイスが温泉に響いて
「―――ん?」
きょと、とした表情で歌が止まる。湯けむりに影か写り――現れる少女に首を傾げる。魔族――なのだが、ぽやんとした雰囲気なので、緊張した空気にはならない。
少年も、戦天使ではあるものの―――『悪い魔族をやっつけるべき』というこの王国でおそわった間違った躾からか、警戒することもなく、むしろ、じゃばじゃばと、興味をもったかのように近づく
目の前に来ても、少女のような容姿である。肌は真っ白でぷにぷにしてそうな肌、小柄で毛の一本もなさそうな陶磁のような肌だ
「……こんばんはっ♪ ねえね、お姉ちゃん、魔族さん?悪い魔族さん?
ボクね、シャルティアっていうの、ちゃんと、男の子だよ♪」
ざばっと立ち上がって、ちっちゃなおちんちんを「ほら」と見せる
どうにも人懐っこそうな少年だ。どんどん近づいてくる
近い――少女が後ずさらなければ、指一本ぐらいでくっついちゃうぐらい、近くまでよって、顔を見上げて
にこー
と何が嬉しいのか、すっごい嬉しそうに微笑む
■アリス/ノワール > 無警戒に近づいてきた少年。
少女は、後退りせず、どころか、「はわぁ。かわいい……私よりちっちゃい子だあ」と頬を少し赤くしている。
だが、シャルティアに自己紹介されると、こちらも気付いたように、
「はわ。そうだ、ご挨拶。私は、アリスって言うんだ。
悪い魔族かって言うとー……うーん、人間さんから見ると、悪い魔族さん?なのかな?」
と首をかしげて言う。
実際、少女は相方とともに、幾人もの要人を籠絡した、『悪い』魔族ではある。
とはいえ、嘘をつくのは悪いことだし、何より、
「(うう、この子、すっごく可愛いよぉ♡)」
ぎゅっとしたい。なでなでしたいという衝動が、少しばかりアリスの思考を鈍らせていた。
でも、背中の羽を見る限り、どうやら天使の様であるし、何より此処で男の子を一人で味見したら、後で妹に何を言われるか解らない。
今は我慢が効いているが、シャルティアの行動次第では、我慢が抑えきれなかったりするかもしれず。
■シャルティア > 「おお!?」
少年は、素直に驚いたような顔になる。少年にとって、初めて出会う――『悪い魔族さん』である。この王国では、皆悪い魔族だというのは違うって言われるのでとっても驚いた
「わーいっ♪悪い魔族さんだー♪シャルね、初めて、悪い魔族と会うの、この王国だと悪い魔族さんいないんだよー♪」
じゃっばじゃっばとアリスに水しぶきがかかるぐらいに喜んで見せるシャル。背中のちっちゃな羽根もぴこぴこと、子犬のしっぽみたいに跳ねてる。よほど嬉しいのだろう
「じゃあ―――たおしちゃうね♪」
右手に、何の気配もなく現れる巨大な大剣
刃渡りも、その幅もとんでもない大剣、というよりは巨剣だ
表情もそのままの笑顔で軽々と巨剣を担いだ格好のまま、死刑宣告である。
少年には悪意も、殺意もない。純粋に「悪い魔族さんをやっつける」という使命感だけだ。純粋ゆえに残酷である
「動くと、痛いから動かないほうが良いよー」
と、剣をぬーんと持ち上げて振り上げる。
■アリス/ノワール > 「ふえ?」
まさか、悪い魔族と言われて喜ばれるとは思わなかった。
だが、それは次に現れる巨大な剣に驚きにとって変わる。
普段の"拷問"では、既に満身創痍だったり、相方の方が弱化魔術をかけているので、戦闘をする機会があまりないのだ。
「ふええええ!?」
故に、ばしゃばしゃと水音を立てて逃げる。とにかく逃げる。
背中を、振り下ろされた風圧が撫でる。アリス、此処に来て絶体絶命であった、が。
「うみゅみゅ!こうなったら、こっちはまほう使っちゃうもんね!えーいっ!」
アリスの指先から、ピンク色の光がほとばしる。
それは、一切肉体的ダメージを与えないものであるが、少年の性欲を一時的に急上昇させる魔法だ。
戦闘能力がない代わり、こうした性的な魔術を戦闘に応用するのが、少女の戦い方であるが、果たして効果のほどは……?
■シャルティア > 振り上げる巨剣は、まさに、断頭台のギロチンのうように鈍く光ってる。まっすぐ持ち上げた剣に、少年は重さを感じないかのようにまっすぐ立っていて
「えーと、かみさまのなのもとに……なんだっけ?まあいいや、あーめんっ―――お??あーっ、逃げたー!!」
指を指す少年。片手で持った巨剣はまっすぐ立ったままである。
こうなると、目の前の魔族を狩るモードだ。追いかけつつ、剣をぶーんと振り回すが、寸前でアリスが加速するのでギリギリでかわされる。
いくつもの、盛大な水柱があがるショーのように温泉は大騒ぎになる。まあ、ここでアリスが捕まれば、確実にグログロな肉塊ショーになるのだが
アリスの指先から飛ぶピンクの催淫魔法
少年はぺい、と其のピンクの光を、剣で簡単に弾き飛ばす
普段なら、なんの抵抗もなく簡単に受け入れるであろう相手の魔法も、今は『反射的に』剣で弾き飛ばしてしまう
「おとなしくやられなさーい! 悪い魔族さんは貴重なんだからー!」
戦おうとしない少女を追いかけ回す少年。楽しそう、というよりはただただ、一生懸命に少女を追いかける
追いかけ、追いかけ、追いかけて
温泉を言ったり来たりしてる。ざっぶんざっぶんと水をかきわけ逃げる少女、追いかける少年
少女にとって救いだったのは――冷静に岩場に逃げなかった事である。少年は戦天使故に戦闘力は非常に高い。普段戦いなれてる地上であれば間合いも違えず、一振りでしとめていたことであろう
そして――
「……おおっ!? なんかくらっとする!」
少年はずっと温泉に浸かっていて、急に運動したのだ
もちろん、湯あたりもする、時々、頭がくらくらするのを我慢して、少女をおいかける。微笑ましい鬼ごっこだが、少女にとっては命がけ、ではあるが
■アリス/ノワール > 「ふえーん!この子、こわいー!」
自信のあった催淫魔法も、まるで埃とでも言わんばかりにふっとばされ、すっかり自信喪失していた。
とはいえ、そこは腐っても魔族というべきか。身体能力自体はただの14歳よりかは上であり、それ故にか彼の剣を紙一重で避ける事ができていた。
「お風呂から上がっちゃえば……ううん、そうしたらこの子、物とか壊しちゃうかもだし。えっと、えっと」
風呂の中で剣を振り回す天使。壊される備品を心配する魔族。
善悪が交錯している感じもあるのだが、しかしこの場合アリス自身が悪い魔族である。
ある意味因果応報というか、年貢の納め時といった感じだった。
しかし、そこで年貢を収めては、本当に死んでしまう。
「こうなったら……えいえい、えーいっ!」
走りながらも、催淫魔法を連射するアリス。
せめて一回ぐらい当たれば良い、みたいな考えであったが、勿論シャルティアには効かないだろう。
但し、客観的に見ると悪手とも言えない。何故なら、剣で弾き飛ばすという事は、それだけ身体を余分に動かすということだからだ。
それで湯あたりが悪化し、倒れる可能性もなくはないのだ――
■シャルティア > 「むん」
ぺい、と再び催淫魔法を弾く。普段なら魔法と分かってても2秒で信用してしまう少年は其の魔法を素直に受け入れるというのに
性格に、そして巨剣を操ってるとは思えないぐらいに軽々と、催淫魔法を弾く。本来なら上位魔族の攻撃魔法も弾く神剣である。そうそうには通らない
そして、少年の体力は『力尽きるまで』無尽蔵だ。子供の如くずっと稼働し続ける。戦闘中にへばったことは無い、へばったときは――やはり子供の電池切れのごとく、突然眠るが
だが――ここで重要なのは、少年は戦天使ではあるが、人造ゆえに『温泉に長時間温まる戦闘』というのは全く想定してない。
つまり―――簡単に湯あたりするのだ。子供のように
「むぅ、くらくら、するー!―――あふっ!?」
くらっと来た瞬間、少女の催淫魔法が奇跡的にヒットする。
続けざまに放った連射は全部ヒットして
「おおっ!?おー……なんかぽわぽわして、おちんちん、きもちいい……」
剣を握って、ふ~らふ~らしながら、走る速度も段々遅くなっていく。でも、アリスの前にきたら、剣を下ろす。
「おねーちゃ、にげるなー……くらくらぁ……」
■アリス/ノワール > 「あ、あたった!」
一度当たってしまえば、アリスの魔法は強力なものだ。
そう簡単にはレジストできない。
……のだが、それでも尚、シャルティアは走るのをやめない。
というか、催淫魔法とは別に、普通に体調が悪そうでもあった。
「シャルティアくん、だいじょぶかな……?」
走る速度自体は、その気になればずっと逃げ続けられる程度には緩んでいるのだが。
とはいえ、万一にも剣に当たったら危ないし、何よりあの様な状態で剣を振るって万が一自分に当たってもまずい。
「しょ、しょーがないなー」
そう言うと、全力で走って靄の中に隠れる。
幸い、シャルティアは走っているので、大凡の場所は解る。
アリスは、水音を立てないよう靄の中をゆっくり歩いて、シャルティアの後ろに周り、
「えーいっ!」
と、後ろからハグするように捕まえようとする。
身長の関係で、頭が胸に埋もれ、余計に頭が温まるかもしれないが、少女は現状そんな事全く気にしている余裕はないのだった。
■シャルティア > 頭がクラクラするし、のぼせてぼーっとする
其の上に、催淫魔法でピンク色にもなってる
とりあえず、ぶーん、ぶーん!と剣を振って走り回ってはいるが、さっきまでの正確性はない。とりあえず振り回せば当たるだろう的ないい加減な振り方である。
走る速度も段々遅くなって、もう無理な速度になっても、一生懸命に足を前にすすめる
「がんばる……がんばる……悪い魔族さんやっつけて……お迎え、して、もらわなきゃ……」
と、ふわり、と後ろから抱かれた。とっても温かいぬくもりに、ざぶん!と大きな音を立てて温泉に剣が落ちる。それと同時に剣は虚空にかき消えて
「ふえ?……お姉ちゃん?」
ぽーっとした表情のまま少女を見上げる少年
疲れ切ったのか、少女に体重を預けてるのだが、人形みたいに軽い
少年は、ぷーーーと一杯に頬を膨らませた
「あー!お姉ちゃん嘘ついたー!悪い魔族さんって言ったのにー!」
意味のわからない事を言う
少年は、ハグは大好き。だから、ハグしてくれる相手は男女問わず皆「いい人」なのだ。
ぷんすかと突然怒り出す少年。でも、よほど心地良いのか、少女に体を預ける事はやめない
■アリス/ノワール > 「ええっ!?」
こうして捕まえてしまえば、今のシャルティアなら制圧できる。
そう思って後ろから抱きかかえたのだが、そうしたら、何故か嘘つき呼ばわりされてしまった。
とはいえ、悪い人呼ばわりはまあともかく、嘘つき呼ばわりは嫌である。
何せ、拷問官は捕虜との取引をする役割もある。それが、嘘つきなどと呼ばれては、信用に関わる。
「う、嘘じゃないもん。アリス、魔族軍のごーもんかんだもん!」
実際、それは本当である。ただ、その拷問が砂糖みたいに甘い責めで相手から情報や協力を引き出す、謂わば"幸福による拷問"であるだけで。
まあ、その立場をあっさりバラしてしまう辺り、適正があるかは怪しいところでもあるが。
「むぅ……あんまり言うなら、いっそシャルティアくんの事もごーもんしちゃうよ?」
そう言いつつ、お気に入りのヌイグルミの様に抱きしめる少女。
抱き心地と声、それに可愛い性格も。それ自体はアリスの好みで、手放し難いのであった。
■シャルティア > 「だって、アリスお姉ちゃん、だっこしてくれるもん。抱っこしてくれるから、アリスお姉ちゃんはいい人だよ?」
少年は非常に幼い。頭もよろしくない、というよりも危ういほどに幼いのだ。元々、戦場に放り投げこまれて『魔族をやっつける』という命令で暴れるだけだったのでそれでも全く問題がないだけであって、会話の余地がある相手にはそもそも戦闘にならない
「ごーもんかん?なにそれ?難しい言葉わかんない。
あ、でもねでもね、アリスおねーちゃんが、とってもとっても優しくて、良い魔族さんなのはわかるよー♪」
にこー♪と最初の笑顔を見せる少年。腕の中で、もごもごと動く。背中からだかれていたのを、正面から向き合うカッコになって、アリスに抱かれて
「えへへ♪ アリスおねーちゃん、大好き♥」
むぎゅ♪と自分からも抱きつく。先程までの命がけの鬼ごっこはどこへやら、ぎゅーっと抱きつく少年はもう、アリスのことを信用しきってるようで。
勿論催淫魔法はかかったままなので、太ももに、大きくなったおちんちんが当たる。とってもそれが、気持ちいい
■アリス/ノワール > 「むー。本当に悪い魔族なのにー」
と言いつつ、好きと言われると、胸がきゅーんとなってしまって、より抱きつきを深くしてしまう。
そこで強く振り払ったりできないから、良い魔族と思われてしまうのだが、少年ほどではないにせよ基本頭が軽いアリスは気づかない。
「あ、そだ。そういえば、さっき、むらむらするまほう、一杯当たっちゃったよね」
と、そこで太腿に当たる少年のおちんちんを思い出す。
どれぐらい効き目があるかは、相手が天使なのもあって解らないが、それでも相当辛いはずだとアリスは思い、
「エッチならぶらぶ、しちゃう?」
と誘ってみるのだった。
■シャルティア > 「こら、そーやってまた嘘つくー! め、だよ?」
右手の人指し指を、アリスの前に向けて、め!とする
其の指も、ぷにぷにで本当にちっちゃい
いずれにいせよ、すっかりなついた様子の少年は、むぎゅ、と抱かれるほどに幸せそうな表情で、すっかり蕩けてる
気持ちいい、気持ちいい
とっても幸せ
こんなに幸せな気持ちにしてくれるアリスおねーちゃんは、大好き
「ふにゃ?――うん!アリスおねーちゃん、大好きだからね、いっぱい、えっちしたい!
大好きな人とはいっぱいエッチするんだって教えてもらった♪」
嬉しそうで、とっても素直
アリスの太ももに乗っかるように股で挟んで、おちんぽを太ももに押し当てる。まるで、アリスの太ももを使ってオナニーしちゃうみたいに、夢中で腰を太ももに押し当てながら
「あんっ♥あ、あ♥」
と、アリスにしがみついたまま、小さな喘ぎ声を、もう、漏らしちゃって
■アリス/ノワール > すっかり蕩けた顔で抱きつく少年を見て、アリスの母性愛は最高潮に達していた。
素直で、甘えたがり。そういうタイプは、普段の仕事では中々見ないタイプだ。
だから、太腿に押し付けられた欲望を、今直ぐ可愛がりたい欲が出てくるが、
「だーめっ」
そう言うと、アリスはくるりとシャルティアを回して、背中から抱き上げた。
本当は、今直ぐにでも甘やかしたい。
しかし、お風呂の中では、シャルティアの湯当たりはひどくなる一方である。
だから、お風呂から上がって、取ってある部屋の中でじっくり楽しもうと。
「お姉ちゃんが、後で絶対気持ちよくしてあげるから。我慢できる、よね?」
とにこっと笑って、少年を着替えさせて、連れて行くのだ。
■シャルティア > 『以後継続』
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアリス/ノワールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「~♪」
ピーヒョロロとイマイチ上手く吹けてない口笛で、外れたメロディを奏でながら
大股でのんびりと露天風呂にやってくる金髪の男が一人。
手慣れた動作で桶を拾って湯舟に近づき、掛け湯を済ませれば湯に足から浸かってゆき──
その近くで、湯に浮かぶ何かが視界に入ると男は軽く瞬きした。
「……ン? なんだ誰かの忘れモンですかねぇ。酒持ち込むのは構わんがちゃんと片付けろという顔になる。
ってゆーか、まだ結構残ってるんだが……」
それは徳利とお猪口の乗ったお盆だった。
眉顰めて文句を言いながら徳利を軽く持ち上げてみれば、ちゃぷ、と鳴る水音。
まだ半分ぐらい入っているのも手に伝わる重みで察することができてはて、と首傾げ。
実はまだ持ち主が近くにいたりするのだろうか、と考えれば軽く周囲を見渡してみて。