2020/07/13 のログ
■エレイ > が、流石にそう都合良くは行かないらしい。
このまま待っていても誰かが来る気配もなさそうと判断した男は、とりあえず湯から上がって脱衣所へと向かう。
未だ上を向いたままの息子を見下ろし、ちょっぴり情けない顔をしつつ──。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にラエルノアさんが現れました。
■ラエルノア > 様々な温泉の中でも恐らく最も広い湯場の一つであろう露天の湯。
小雨降る天気の所為か、わざわざ屋根のない湯へと来る客は多くはないようで、人影は疎らだった。
身体を洗い、湯へと浸かる頃には、その疎らの人影さえも屋内の浴場へと引き上げたのか辺りは随分と静かなもの。
或いは湯煙に隠れた死角には他の客もいるのやも知れないが。
「貸し切りとは贅沢ねーぇ?」
機嫌よく独り言ちて広い岩湯の中を進む。
雨天の所為で景色はイマイチではあるけれど、見晴らしの良い一画まで進むとそこでのびのびと湯に浸かり。
■ラエルノア > 一頻り湯を堪能すると、雨脚が強くなった。
空を一度見上げてから肩を竦め。
湯から上がると急ぐでもなく屋内へと消えていく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からラエルノアさんが去りました。