2020/06/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ぶえぇーい……」
夜。
月明かりの下、変な声を漏らしながら露天風呂で湯に身を浸して寛いでいる金髪の男が一人。
湯船の縁の岩に背を預け、濡れて張り付いた前髪をかき上げざま、頭に載せたタオルを手に取り
軽く顔を拭っては、ぷぅー、と息を吐き出し。
「……うむ、今日もいい湯だなと関心顔になる。ここの風呂のクオリティの安定感は圧倒的にさすがって感じですなあ……」
ワハハハ……と何が楽しいのか笑い声を上げながら、満悦そうな呟きを漏らしつつタオルを頭に載せ直し。
そのまま湯を堪能しながら、やがて音程の外れた鼻歌なんかも響かせ始める。
一人湯もいいがせっかくだから誰か来ないものか、などと期待を込めた視線を時折ちら、と出入り口の方に向けたりしつつ。