2020/05/10 のログ
フォン > (内心でこの露天風呂に疲れるというワクワク感を自ら盛り上げつつ、しっかりと身体の汚れを落とし、
お湯で身体を流していけば、改めて腰にタオルを巻き、岩造りの湯船へと歩み寄っていけば)

「よぉ~し、そんじゃ浸かるかっ!」

(自らに気合を入れるかのように声を発していけば、腰のタオルを取り、出来る限り水面の波紋を立てさせないように
静かに湯船へと入り込み、しっかり肩まで浸かっていけば)

「はああぁぁぁ~~~~~っ!!  やっぱり風呂はいいよなぁ~~。
身体中から力が抜けて、何も考えられなくなるよなぁ~~」

(脱力したかのような表情を浮かべながら、顔を空に向け、心に湧き起こった気持ちを
そのまま吐露するように口から飛び出させていく男)

フォン > (お湯に浸かり、しばらくの間「はああぁぁ~~~」と息を漏らすだけの存在になっていた男は
ゆっくりとお湯の中から立ち上がり、湯船の縁に置いていたタオルを腰に巻いていけば)

「このまま浸かっていると冗談抜きで身も心もお湯と同化してしまいそうになるし、そろそろ上がるか。
湯上りに街中をぶらついて火照った身体を冷ましながら飯でも食える場所でも探すかな」

(これから後の自分の行動を考えつつ、男は脱衣場の中へと姿を消していった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフォンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にポチさんが現れました。
ポチ > ぽやぁっとした表情で半身浴を楽しむ少年。
お尻の割れ目の上から延びる尻尾をゆらゆらと揺らしながら、足を揺らめかし、水を跳ねさせる。
湯が飛散れば、キラキラと光る水の粒に機嫌よく目を細めて。

ポチ > 「ひっとりはつっまらっないー♪ つまらないー♪」

つまらないの歌を自作して即興で歌う少年。
ぱちゃぱちゃ、ゆらゆらと、しなやかな足で水面を叩き音を作っていく。
時折、尻尾でパシンと湯の表面を打ち遊んでいる。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からポチさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 大浴場から十数歩ほど歩んだ先に設置されている、清め湯やシャワー、石鹸や化粧水などが並ぶ洗い場。

暖かなシャワーを浴びながらアーモンドほどの大きさの、琥珀色の宝石のような石鹸を取り出した少年は、
こしゅこしゅと掌でそれをこすりあげる。
またたく間に小さな手のひらからは、もこもこと白く質量感のある泡がたちこめてきて…。

「おおーっ! っふふ、特製の薬用石鹸、だいせいこう!
これくらいちっちゃくって、泡立ちが良ければ…冒険者のヒトも旅の途中、便利だよねー。」

少ない量と水で、身体や食器や衣類を清潔に保てる石鹸を作っていた少年。
その固形量に対する泡の生成量や、殺菌成分、美肌成分、泡の質感の心地よさにうっとりして、
ふわふわと掌に泡を乗せ、少女のように華奢な身体の、胸元やお尻や髪の上にぺたぺたと泡をはりつけて遊ぶ、

「―――あっ、ひつじ! ひつじさんみたい!」

洗い場の鏡に映った自分の姿は、胸元に綿あめのような飾り付けの、短いかぼちゃパンツ状のもこもこの白泡に包まれた、
子羊のミレーのような風貌で、子供っぽく泡で自分の身体や髪をいじりまわす、
最近お気に入りの、少年の一人遊び。

タン・フィール > 「よし、ツノとかもつくってみよっ!」

掌で泡をねりねり、まるでホイップクリームを入念に泡立てて、
形状を変化させ維持させやすくするように馴染ませながら、
そのクリーム状の泡を黒髪にちょこんとのせて、
羊の耳や巻き角を表現していく。

お尻にも、綿あめのようにふわふわの泡を形成して、真っ白の泡パンツと合体させ、羊の尻尾をイメージして。
少年の想定する「ひつじさん」の造形にあわせた仮装の化粧をほどこしていく。

「ん~! このかっこ、気に入っちゃった、こういう服とかって王都で売ってるのかな…。
―――いや、いっそ、ホントに羊さんに変身できるお薬でも、つくっちゃおうか…
…ええと、まず必要なのは、ホンモノのひつじさんの毛と、蒸留酒…
ミレー族の遺伝子情報の、なにか…」

ぶつぶつと、羊のミレー属に一時的に変身できる薬を思い描いて、
それを作るにはどのような素材や調合が必要か、ぶつぶつと呟き始める。

タン・フィール > そのままぶつぶつつぶやきながら、浴場を後にして…
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にダソさんが現れました。
ダソ > 本格的に賑わう前の、真昼間の大浴場。

夜勤明けの仕事人や、夫が帰る前に身を清めに来た子連れの主婦などが訪れて、
その客足も落ち着き、ひとときの無人となった水浴び場…その、床に広がった水たまりがぷるぷると震えて、
徐々に渦巻きながら一箇所に集まり…肌色のスライムの集合体となって立ち上る。

「とぷっ…っ あれが、にんげん、 にんげんの、カラダ、う~んと…うん、しょ、うん、っしょ…っ」

スライム体は、じっくりと観察した人間の身体を真似るように、
一所懸命に粘液を5体へと伸ばし、頭と、足と、腕とを、
最初はヒトデのようなおおざっぱな不格好さで形取り…
徐々に、徐々に、精度を上げて人の形をつくりだしていく。

ダソ > やがて性別の判明が難しい、起伏の少ない130cmほどの幼体に肉体はできあがる。

始めたてに比べれば大分人間そのままのシルエットに近づいたが、
まだひと目見てスライム体が人の形を真似しているだけとわかる半透明具合で…

(もっと、もっと練習、しないと…)

そのまま、青年体に肉体を引き伸ばしたり、女性体を模したりと、
人の気配が感じない内は、湯煙に紛れて見て覚えた様々な年齢・体格の身体に化けていく。

(う~ん… オトナの人の身体より、まだちっちゃい身体のほうが、楽に変身できるのかも)

ひととおりの年齢層と性別を試した結果、今のところは気軽に化けられる幼年体に身体を固定しようと変形して。
誰かが、自らの在り方や姿を望んでくれれば、もっと変身は楽なのだろうと思案しながら、
やがて変身を終えれば、素肌の子供がぽつん、と浴場に佇む光景。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。