2020/05/06 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

ピーヒョロロとちょっと上手く吹けてない口笛で、外れたメロディを奏でながら
大股でのんびりと露天風呂にやってくる金髪の男が一人。
手慣れた動作で桶を拾って湯舟に近づき、掛け湯を済ませれば湯に足から浸かってゆき──
その近くで、湯に浮かぶ何かが視界に入ると男は軽く瞬きした。

「……ン? なんだ誰かの忘れモンですかねぇ。酒持ち込むのは構わんがちゃんと片付けろという顔になる。
ってゆーか、まだ結構残ってるんだが……」

それは徳利とお猪口の乗ったお盆だった。
眉顰めて文句を言いながら徳利を軽く持ち上げてみれば、まだ半分ぐらい入っているのが
伝わる重みで察することができてはて、と首傾げ。
実はまだ持ち主が近くにいたりするのだろうか、と考えれば軽く周囲を見渡してみて。

エレイ > しかしそれらしき気配も影も周囲にはなく、本格的に忘れ物かと男は大きく肩を竦め。
つまんだ徳利を顔まで近づければ、香りで中身を改めようとすんと鼻を鳴らす。
鼻を刺激する酒精の香りに、寄せた眉のシワがより深くなった。

「……やはり酒だった。いやまあこんなのにジュースとか入っててもビックリだが……」

なんて呟きながら、おもむろにその中身をお猪口に少量、滴らせる程度に注ぐ。
水のごとく無色透明な液体を半目で眺めつつ、徳利を置いて代わりにお猪口を手にすれば、
くい、と呷り。

「………。………」

露骨な顰めっ面で、男はお猪口をお盆の上に戻した。
どうやらやはり、酒は男の口には合わなかった模様。

エレイ > しばらく後、男は湯から上がって温泉を後にした。ちなみに酒は──いろいろ思案した挙げ句、そのままで放置することにしたのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 室内浴場、大理石と御影石で出来た浴室
ぬるい温泉を引いた大浴場だが、時間のせいか人の気配はない
その浴場を独り占めしてるのは小さな少年である
人懐っこそうな幼い少年は、鼻歌まじりに足を伸ばして温泉を楽しむ
じゃばじゃばと、顔をあらってぷはー、として

シャルティア > 「――よし、お外行こう!」

じゃばーっと立ち上がると、そのまま脱衣所に駆けていく
今日はどこで遊ぼうかな、なんて考えつつ大浴場をかけていって

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (あいにくの空模様ではあるけれど、国内外のアレコレが嘘のような、
とてものどかな昼下がり。
岩風呂、しかも広々とした露天風呂、トロリとなめらかな濁り湯の中。
ぷかりぷかりと体躯に不釣り合いな胸の果実を浮かばせつつ、
湯船の縁に後頭部を預け、ぼんやりと空を眺めていたが――――)

は、……はぁ、あ…………。
やっ、ば、……ヤバいなぁ、ぼく………。

(桃の湯とか何とか入り口に記されていた、薄桃色の濁り湯の、
あまぁい香りをたっぷり吸いこんで、その分だけ深いため息を零した。
とてもそうは思えない寛ぎぶりではあるけれど、一応、己なりに、
昨晩の所業を反省中、なのである。)

だめだ、ぼく、やっぱり全然、心入れ替えてないってやつだ……。

(外見がここまで変わっても、ニンゲンではなくなっても。
結局本質的に、ロリコンのオッサンなんだろうか、という、重苦しいため息がもうひとつ。)

リュシー > (だいたい、何がまずいって、やっぱり一番の問題は―――)

………ごはん、に、なっちゃってるっぽいとこだよね。
体調、崩してなきゃ良いけども。

(おなかが空いていたので、ついうっかり、淫魔的お食事をしてしまった、
―――ような、気がするのだ。
その証拠に、己の方は昨日よりずっと快調であったり――――

すべすべと掌で肌のコンディションを確かめ、また、ため息ひとつ。
反省しているのだかしていないのだか、な時間は未だ、しばらく続く―――――。)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアレフさんが現れました。
アレフ > 先日、この大浴場を経験して以来。
少年はすっかり、素晴らしく広いこの風呂場が気に入ってしまったよう。
今夜も少年は立ち寄り湯の利用だ。

きらっきらととどんぐりまなこを輝かし、浴場を見渡してみれば。
今夜も幸い、今はまだあまり利用客も多くない。

…チャンス。

とととと~、と。今夜も少年は勢いよくその大浴場へとジャンプした。

ざっぱぁぁぁぁんんっ、と盛大に水しぶき(お湯しぶき?)を上げて飛び込んでは、すい~とお風呂の中で平泳ぎ。

アレフ > 風呂場で泳ぐんじゃありませんと、おじーちゃんに言われたことは忘れてない。
やはり、これだけ大きなお風呂を見たら、うずうずするのはもう、しょーがない。

すーい、すーい、と誰もいないお風呂を泳いで。
ここに来た時だけ楽しめるイタズラができた、という気分を満喫。

王都に来て以来、マジメに冒険者やっていたのだから、ちょっとくらいハメはずしてもいいよねっ、と。
そんな自分に言い訳をして…。

少年はしばしの水泳を楽しむのだった。

ちなみに、ここが男湯なのか混浴なのか、そんなことを少年はちーとも知らないのであった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアレフさんが去りました。