2020/03/30 のログ
ティエンファ > 普段ツンと澄まして大人めいたチェシャが子供っぽく表情を変える様子。
仕事中のチェシャも見かけた事があるだけ、何となく特別な気持ちが嬉しくなる。

「おう、なら決まりだな。……泊まる場所は決まってないんで、一緒に歩きながら、良さそうな宿を探そうや
 行くまでの道、短くてもチェシャとデートがしたい」

笑顔のチェシャにこちらも笑顔で返し、浴びせ返されるキスに目を細める。
少し凹みそうな時にこうしてスッと寄り添うこの少年を抱く手にそっと力を籠め、有難うと耳元に返す。

「ま、殺す為に戦うのと、戦った結果殺すのは大きな違いだからなあ
 そう言う意味で、俺は戦争が嫌いだな
 ……それに、チェシャにそんな顔で心配させるのは俺もヤだしな」

強く抱きしめてくるチェシャの頬をふにっと柔らかくつまんでやり、それから、甘く口付けた。
……じっくりと、お互いの心が落ち着くまでの無言の時間の後、唇を離し。

「おう、そうだな! 忘れる位楽しませてもらうぜ!
 ……それに、暫く人肌はご無沙汰だからな。チェシャにも、色々忘れる位楽しんでもらえると思うぜ」

湯から上がって問いかける少年の頬を撫でて、艶事を知る雄の声でチェシャの耳にささやいてから

「ああ、頼む」

いたずら小僧のような顔で笑ったのだ。

チェシャ=ベルベット > 甘く優しい口づけの間、そんなキスは慣れていないものでちょっとムズムズするが
だんだんとおとなしくなって無心で相手の唇を吸った。
しばしの間何もかも忘れて、相手のぬくもりだけを感じる。

そうしてそっと唇を離した後、雄の声で囁くティエンファに我知らず背筋がぞくぞくと震えた。

「っ……! ティエのえっち……」

自分らしからぬテレ顔を見せて、しかし嬉しそうに寄り添って。
またひときわたくましくなった広い背中を丁寧に流す。
そうして温泉から上がった後は宿を探して仲良くデートをしていくだろう……。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からティエンファさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にダソさんが現れました。
ダソ > 本格的に賑わう前の、真昼間の大浴場。

夜勤明けの仕事人や、夫が帰る前に身を清めに来た子連れの主婦などが訪れて、
その客足も落ち着き、ひとときの無人となった水浴び場…その、床に広がった水たまりがぷるぷると震えて、
徐々に渦巻きながら一箇所に集まり…肌色のスライムの集合体となって立ち上る。

「とぷっ…っ あれが、にんげん、 にんげんの、カラダ、う~んと…うん、しょ、うん、っしょ…っ」

スライム体は、じっくりと観察した人間の身体を真似るように、
一所懸命に粘液を5体へと伸ばし、頭と、足と、腕とを、
最初はヒトデのようなおおざっぱな不格好さで形取り…
徐々に、徐々に、精度を上げて人の形をつくりだしていく。

ダソ > やがて性別の判明が難しい、起伏の少ない130cmほどの幼体に肉体はできあがる。

始めたてに比べれば大分人間そのままのシルエットに近づいたが、
まだひと目見てスライム体が人の形を真似しているだけとわかる半透明具合で…

(もっと、もっと練習、しないと…)

そのまま、青年体に肉体を引き伸ばしたり、女性体を模したりと、
人の気配が感じない内は、湯煙に紛れて見て覚えた様々な年齢・体格の身体に化けていく。

(う~ん… オトナの人の身体より、まだちっちゃい身体のほうが、楽に変身できるのかも)

ひととおりの年齢層と性別を試した結果、今のところは気軽に化けられる幼年体に身体を固定しようと変形して。
誰かが、自らの在り方や姿を望んでくれれば、もっと変身は楽なのだろうと思案しながら、
やがて変身を終えれば、素肌の子供がぽつん、と浴場に佇む光景。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアカサギさんが現れました。
アカサギ > 「はふぅぅぅぅん」

ウワサに聞いていたお宿。九頭龍の水浴び場。
ちょっとリラックスしにお邪魔したんだけど……。

「まさか、この国でちゃんとした湯につかれるとは……」

アタシにとっては馴染み深いお風呂。
しかも、しっかりと宿の形をとって、大浴場。
東の地での修行時代を思い出すなぁ……。
くたっくたになるまで修行して、あったかいお風呂……。

「これがたまんない、ってェヤツだねぇ……。
 思わず小唄の一つも飛び出しちまいそうだ」

まぁ歌なんてロクに覚えちゃいないんだけどさ。
まぁそれはともかく。今入浴中のこの檜風呂!
これだけのものは東でもなかなか見れないってぇのに。
まさか王都でこの香りを味わえるとは……。
あぁぁぁぁ、たまんないっ! 疲れも抜けるわぁ!

「……でも、このお宿。なんかキナ臭いウワサがあるって話だったっけ?
 ま、警戒してりゃあ大丈夫でしょ。
 はぁぁぁぁ、いい湯だな、とぉ」

どんなウワサだったか忘れたけど。
なんか、怪しいお宿って聞いたっけ。
あれ? 誰から聞いたんだっけ? ま、いいや。
気持ちよく入浴してるのに、些事なんて考えない考えない~。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシュネーさんが現れました。
シュネー > 王都にちょっとした商談の帰りに一風呂浴びに泊まりに来た宿、
名を九頭龍の水浴び場という水風呂もあるんじゃないかと思う列記とした噂がちょっと気になる場所。

露天風呂という習慣がない―いや、そもそも風呂がないところに棲んでいたのもあって、
脱衣所に服を脱ぎタオルはまかずにぺたぺたと大浴場へと繰り出す!

「風呂 逆上せそ。」

色々な風呂が見える、スライム風呂とか檜風呂 五右衛門風呂 乳白色のお風呂…。
より取り見取りすぎて迷ってしまうが、いそいそととある風呂へと入りに足を勧め
乳白色のそこそこ広めの風呂に身を浸からせる。

「…あー♡ イケナイ気分になっちゃうわ…」

卑猥に聞こえる甘ったるい声が女から漏れる、程よい湯の温度、
どこかの風呂から聞こえる声がするから誰かしら入っていると気づく。

アカサギ > 「ん……?」

脱衣場から気配。
……あれ? そういえば、ここって。
……いわゆる、男湯と女湯の区別。入り口が分けられていなかったような?

「……もしかしてそういうこと?」

それこそがこの宿のウワサの正体か……?
って気づいても、どうしようもないか……。
まずは入ってくる相手のことを観察して、って……。

「……あれ? もしかしてこの声……」

聞き覚えのある声だ。
アタシは、声の元へと近づいてみる。
もしかしたら、と思った予感は的中。

「……アナタ、たしか……会議の時の」

相手の入っている乳白色のお湯。
その湯の近くで、声をかけてみる。
うん、間違いない。あの会議の時に出会った人だった。

シュネー > 風呂の習慣がない 混浴の水浴びとか性別分けられていない環境で育った女、
脱衣所は性別というか大まかに二つに分けられていたが男湯と女湯の区別はなかった、あったかもしれないが
敢えて見落としていたとしか思えないほどの湯気に分からなかったと聞かれたらそう答えかねない女。

湯に浮かぶ双乳房を持つ褐色肌の女が乳白色の湯につかってまどろんでいた。

湯気の向こうからぺたぺたと現れたのはいつぞやの…名前は度忘れした。
ミレー族で誰かさんの護衛だったとかのスタイルと鍛えた体つきの美味し…げふんげふん。
あのグダグダ会議で一人一人の名前は覚えていないが、顔は覚えている。

「会議は覚えているのだけど どこの護衛ちゃんだっけ?」

おはろーとにこにこと笑いかけてはいたらどお?とぱちゃぱちゃと湯の表面を軽くはたく。
髪の毛は長いので適当にまとめてアップにしたがそれ位で服がないだけに色気は存分に発揮。

アカサギ > 「血盟家の若頭の護衛のミレーですよ。
 ……そちらさんの所属も、あの場では覚えきってないですけどね」

まぁ、あの会議の場では忘れられても仕方ない。
ただし、こっちもお相手さんのことを覚えていないので。
結局おあいこ、ってやつだね。

「改めまして。アカサギです。
 ……お一人ですか」

よいしょ、なんていいつつ。
勝手に相手の近くから入浴。
……ん。これはいいにごり湯……。

「余計なお世話かもしれないですけど。
 ちょっと危ないんじゃないですか?
 アナタみたいな女性が一人で、なんて」

この国では、どこでも危険がいっぱいである。
なんていうのかな……非常に精力旺盛な男性が多いからねぇ。
女性一人でどこかに行く、ってのは。
危険きわまりないと、アタシは思うわけですよ。

シュネー > 「…でしたっけ?どこかのお宅の護衛のミレーさん。
 あたしのほうはしがない薬屋の女って覚えておいて。
 港湾都市にあるサンクトゥス薬事財団の女よ一応ね」

ぼんやーりとどこかの組織の護衛だとはおぼろげながら覚えていた。
名前に至るまでが繋がっていなくて、さすがに一時期12人だかに膨れていた会議で覚えているのは難しい。

「ん、あたしはシュネー。一人ね、独りのほうが気楽よ?」

あたしは危ない女だからねけっけっけ、と危ないような愉快な笑い声を発し、
湯に入ってきた彼女を見やる、うん、おいしそう。
どこがとかどのぶぶんがとかは言わない。

「あたしに手を出すおバカはなかなかいないわ、
 危ないから、ね。手を出したら火傷じゃすまないのよ?
 この前も手を出してきた愚か者には天国に旅立ってもらったの。二度と元に戻れなくなるくらいに」

この国は愉快よ、愉悦よ 素敵で楽しいところ。
男には困らないし女にも困らない、性別不明にも事欠かない。
この身に宿る秘密で色々とつまみ食いをして昨日も少年をペロリしたわけで合って。

アカサギ > 「……あぁ、そんなことを聞いたような」

そうだそうだ、お薬関係の人だった、と思い出しつつ。
今度は、しっかり覚えておこうと記憶力全開。
さすがに一対一で覚えなかったら失礼だもんね。

「シュネーさんですね……。
 それはまた、ずいぶんとまぁ」

あ~……でも気楽ってのは分かるなぁ。
時に人は一人でふらふらとのんびりしたい時、あるもんねぇ。
実際、アタシだってそういう感じでここに来たわけだし。

「……へぇ。それはそれは。
 つまり、ある程度自信がある、と。
 ……ま、それならわざわざアタシが守ったりする必要もなさそうですね」

一応、会議で出会った人だし。
何かあったら気分が悪いからちょっと傍で護衛的に入浴しようと思ってたんだけど。
どうにもその必要がないようなので、アタシはただ入浴に集中する。
……しかしまぁ……。いや、別に?
悔しくないですけどね。全然。えぇこれっぽっちも!
アタシはアタシのスタイルに自信がありますし!

シュネー > (まぁ 裏の顔は違うけど)
すまし顔のにこやかな顔の裏は真っ黒な邪悪なものだった。
あくまでもお薬関係の商人です、とにこにこと彼女と対応しつつ湯を楽しむ。
此方も彼女の組織と護衛の事とお名前を覚える。何かの機会に使えるかも知れないのだから。

「一人でいればよってくるものをちょっかいしてもいいじゃない」

どうその後処理するかは口が裂けても言わない。
たいてい相手が後悔するほどに悲惨で素敵で愉快なものに成り果てる。
けらけらと笑っているが、女はアカサギから視線をそらしていない。
あくまでもじっくりねっとりあっちこっち彼女の肢体を舐めるように見てる。

「まぁね、さもにゃか商人だから一人でできる範囲のことはするわよ?」

あの会議に出て居る人殆ど一癖二癖ある人物しかいなかった気がする。
あらあら、そんなに近づくと妙なものが滲み出ちゃうわ、と
猛毒の魔族たるシュネーは意識をして毒を洩らさぬように努める。
…色気が形を作って豊満な胸とそのスタイルを保持している、
流し目をして彼女へと雌豹の仕草で四つん這いに近づこうとするならば 
まさに凄絶に背中を流れる乳白色の湯が艶やかに淫靡に伝う。

「何かお仕事でもお探しなぁのぉ?」

甘ったるい艶声で彼女にじりじりと近づく肉食獣!

アカサギ > どうにも、この人からは……。
ちょっと奇妙な雰囲気を感じるんだよなぁ。
なんていうのかな。あまりにもフレンドリーすぎるというか。

「そういうことしてると、いつか酷いしっぺ返しを喰らいますよ」

あ、しっぺ返しってこっちで通じるのかな?
まぁいいか。多分意図とか意味は通じるでしょ。

「そうですか。ま、だったらお邪魔はしませんよ」

なんたって風呂はリラックスの場。
あんまりうざったく絡んでもご迷惑だろうし?
こういう時はほどほどの距離感こそいいのである。うんうん。

「……いえ。特には。
 まぁ最近は仕事はぼちぼちですし。
 そもそもアタシ、若頭への護衛とか、貰った任務もありますしね。
 ……そちらこそ。何かをお探しで?」

なんとも、変な気配で接近してくる相手。
なんでしょうか。アタシの直感が危険を訴えているけれども。
ここでいきなり逃げ出したりしたら失礼だろうから……。
まずは、会話して、相手のことを知っていこうそうしよう。

シュネー > 彼女がなんと思っていようが女はニヨニヨ笑ってる。
ちぐはぐな感じがしているけど普段からこんな感じの胡散臭い商人。
どことなーく親密感を出そうとして何かに気づくと あらやだ失礼、とすりすりと戻っていく。

「あたしにそんなことが出来るおバカがいたら会ってみたいけど
 その前にあたしはトンずらしているわね、近寄ってくるおバカは別だけど♡」

ぺろりと舌滑をする艶やかな女。
彼女から警告じみた忠告は受けるも受けているのかいないのか分からない態度を取っている。

ほどほどに距離を詰めようとしたがすぐに引っ込んでいく女の動き。
こうやろうとしたが今は此処で致すのも、と邪な気分が萎びたらしく距離をざっくりとる。

「ふーん。
 あたしは特にないんだけど 財団の運送護衛が足りないのよね。
 こう財団の要人の短時間の護衛さんとか、ね。

 …ここで話せない高額なお仕事もあるわよ?」

薬事財団はお薬の事なら風邪薬から劇薬毒薬農薬まで様々扱っている。
此処では言えないお仕事のこともほのめかして様子を窺ってみる胡散臭い商人。

アカサギ > 「いるんじゃないですか? ほら、この国って……。
 命知らずの無鉄砲な男には事欠かないじゃないですか」

これに関しては、思わず本音が漏れてしまう。
なんでしょうね。この国の男性はもうちょっと命を大事にした方がいいです。
エロの為に命を捨てるのはアホのやることですよ~。

「ん……。
 ふむふむ……なるほど。
 まぁ、個人的な依頼も、冒険者ギルドに名指しで出してくれれば請け負いますよ。一応冒険者もやってるんで。
 ……高額なお仕事、ですか。
 ……ぶっちゃけ、どんなお仕事なんです?」

うん? 仕事の依頼をしたいってことかな?
……ふむぅ。まぁ本業に差し支えないくらいなら、引き受けてもいいんだけど。
アタシとしては最後の言葉が気になる。
何を狙ってるのか分からない相手とは組めないしねぇ。
なので、アタシは少し相手に向かって前かがみになるような姿勢で。
……なんだ。慎ましい胸をちらと見せつつ反応をチェック。
アタシをどうこうしたいのか。アタシを商品としたいのか。
そこが分かれば、おのずと対応もできるというものである。

シュネー > 「男よりも男の子が好き。美少年美少女なら尚よい!
 男の子の無垢なあの表情 溜まらん…!」

本音は男よりも男の子 それも美少年美少女で男の子ならもう喜んで召し上がりたいつまみ食いしたい。
昨日もちょっとつまみ食いをしてしまった女。
暫く買うとか抱くのは我慢できるとはいえ寄ってくる物には目がない。
本音はかなり危険で前回の寄ってきた男の子はストライクゾーンだったのは黙っておこう。

「冒険者ギルド…商業ギルドにしか籍がないわね、あたし。
 扱うお薬にもよるけど たいてい高いわ M位になるもの。
 色々なお薬を運ぶお仕事、時間制限のあるお仕事 妨害お仕事…。
 二人っきりでないといえないお仕事もあるけどこれは此処じゃ言えないカナ♡」

要は薬を運ぶお仕事の人が足りていない。
貴族から平民まで顧客はいるし媚薬とか買いに来る人も夜な夜ないる。
彼女のスタイルとつつましお胸に手が出しそうになるもぎりぎり身を引こうとする。
なぜかあれほど先ほど肉食獣だったのに雑食獣になりつつある。

「あたしに密着しすぎるとぉ 危ないことになるわよ??アカサギさぁん??」

迫るのは強くても迫まれるのは逆に戸惑ったりするらしい…。

アカサギ > 「……」

思わずうわぁ、って言いそうになったのを堪えたアタシ、偉いぞ。
いやぁまぁ気持ちは分からなくもないんだけど。
要するに個人の性癖の部分の話しだし。
まぁなんだね。触れない方がいいと思う。

「依頼出すだけなら、ギルドでちゃちゃっと出せますよ。
 ……ふぅん。なるほど。
 でもあれですよ。アタシ、そこまで強くないですよ」

ウソは言っていない。だってアタシそもそも忍者だし。
戦闘だのなんだのは基本的に管轄外ですから。
闘うよりも見つかるな、見つかる前に殺せもしくは逃げろの人ですから。

「……ふむ。どうにも。
 まぁ、なんとなく事情は察しますけど。
 要するにアレです? アタシとセックスしたい感じです?」

押せば引き、退けば圧す感じ。
だったらもう直球で聞いたれ、と。
アタシは、すっ、と身体を引いて、相手にそう尋ねてみた。

シュネー > 俗にそれをとある世の中の言葉でいうと ショタコンというのだ。
相当ヤバい性癖であるが、これはどうしようもない目覚めてしまったのだ。
暫く男の子の初々しい事とか喘ぎ声がたまらんはぁはぁとか言っていたがハッとしてワザとらしくせき込む。

「ふーん、ん。強さよりもいかに逃げられるか、
 見つからないで顧客に運べるか、だから。逃げて逃げて目的を果たしてくれる人募集」

彼女の正体を知らない、前回の姿はマント姿だったおぼろげな記憶。
なんか身軽な格好だったのは思い出せるが間違っていそうで何とも自信はない。

「…女の子はちょっと…
 こう色々と知っていそうな女の子だと萎びちゃう。
 せ、せっくすぅ! 交尾…いや、今はいいかな満たされてるし」

ぶれてない 根っからのショタコン気味な女、
直球過ぎの迫りに 女の子がそんなことを言っちゃだめよ、とどっちもどっちな発言をしだす。

アカサギ > 「……」

なんでしょうか、目の前の人がはぁはぁ言ってますけど。
これはアレかな? 病気かな? お風呂に入ってちょっと体調崩したかな?
うん、そう思っておこう。そうじゃないとちょっと怖い。

「……そういうことならまぁ。
 冒険者ギルドでアタシ宛に依頼くださいよ」

そういうお仕事はまぁ得意だけど。
一応冒険者のアタシとしては、ギルドを通して仕事をもらいたい。
その分ギルドに金も回るので、覚えもよくなるのだ。

「あら、そうですか。
 まぁ、そういうなら無理強いしませんけど」

おや、女性はいけないのか。それとも食傷気味なのかな?
まぁまぁ、アタシとしては、お仕事以外でそういったことをする趣味はないので。実益はあれど。
……とはいえ、気持ちはわかるなぁ。
なんだろうね、あの。女慣れしてる男の。
『ひひひ、俺のでよがらせてやるぜ』感。

シュネー > 「ちょっと逆上せてきたのもあるし、あたしはもう上がるわ。」

いかん ショタコン大好きなのがもう露呈したわ!
隠していた性癖だったのに誘導される様に言ってしまった。
逆上せてきたのもあるし そろそろ出ないと違う何かが出そうで怖い。

「忘れていなかったら 依頼するわね」
「じゃあ、あたしはもう帰るわ またね♡」

投げキッスをするとざばざばっと湯船から出て脱衣場へ去っていた…。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシュネーさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアカサギさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ヌフー……」

夜。
湯煙が立ち上る露天の温泉で、熱い湯に身を浸し満悦そうな吐息を漏らしつつ寛ぐ
金髪の男が一人。
湯船の縁に背をぐでりと預け、両足は湯の中で前方に投げ出しすっかり寛ぎモードで。
時折頭の上に載せたタオルを手にしては、軽く顔を拭ってぷぅ、と息を吐き出し。

「んんーむ……今日も見事な湯加減だと感心するがどこもおかしくはないな。
あとは、誰かご一緒してくれるステキなコでもいりゃあ言うことはないのだが……」

ポンとタオルを頭に載せ直しながら、そんな独り言を漏らしつつちら、と
出入り口の方にささやかな期待を込めた視線を向けてみたりして。