2020/02/09 のログ
イヌ > 「は、はい。もちろんです」

相手に頭を撫でられたことは、過去に何度あったろうか。
その度に、うれしい気持ちが胸の中に宿ったことを。
頭を撫でられ、じんわりと思い出した。

「そ、そう、でしょうか……?
 ん、ぁぁぁ、ぅっ♪
 で、では。失礼して……♪」

そんなものだろうか、と。相手に言いくるめられるような感じではあるが。
求められるのであれば、少女は、締め付けをキツくする。
膨らんだ相手の肉槍のサイズであれば。少し、キツすぎるくらいかもしれないが。

「は、ぁ、あぁぁっ♪ これ、好きぃぃぃ♪
 だ、だって。気持ちいいんですもの……っ♪
 ……は、ひっ!? そ、それ、は……。
 あ、ぁぁぁぁ、ダメ、ダメですぅっ♪
 私には、もう、将来を誓い合った相手が……♪」

相手に身体を抱きしめられ、そのまま密着し、突かれる少女。
相手に、孕ませていいか、などと問われれば困惑するのだが。
子宮口を攻められれば、必死に言葉では抵抗するのだが。
声はとっくに蕩けきっているし、そこで少女は思い出したのだ。
あ、この人。たしか、人妻とか好きだったんじゃなかったっけ? と。

リス > 「ぁ……んんっ…んんっ……はぁ、ぁ、ぁ」

 締め付けられる刺激が強くなる、ぎゅ、ぎゅ、と収縮してくる、彼女の膣は少女の肉棒に食らいつくように絡みついてくるのだ。
 少女はブルり、と身を震わせて、彼女の膣の刺激に息を吐き出して甘く身を震わせてみせた。
 肉棒はびくり、びくり、と、彼女の膣に逆らうように膨らんで、奥まで、入り口まで、しっかりこそげて見せる。

「ああ、そうなの……?
 そういう相手、居るんだ、イヌも、隅に置けないわね?
 ふふ……っ。」

 ちろり、と舌なめずりして見せる。少女は彼女の体をしっかりと抱きしめて、深くまで先端をねじ込んで、子宮の入口をゴリゴリと強くえぐって見せて。
 トロリと蕩けた視線で見上げて、少女はぐんぐん腰を使い、リズミカルに彼女の中を突いて叩いて見せて。
 は、は、と息を吐き出し、乳房を押し付けてこね回す。

「尚更……種付けしたく、なっちゃった。」

 ね?と笑って少女の肉棒は、一回り大きくなり。
 ずぐ、ずぐ、と睾丸が精液を作る音が響くぐらいに蠢いた

イヌ > 「ふ、ぅ、……っ♪
 本当に、お、っきぃ……♪」

締め付けを強くしたからこそ分かる。相手のペニスの逞しさ。
膣内を余すことなく刺激し、奥までを満たすサイズ。
まさしく、犯されているとも言えるし、満たしてもらえているとも言える交わりだ。

「あ、は、いや、その……っ。
 あ、ぁぁぁぁぁっ♪ 奥、ごりごり、やめてぇ♪
 だ、めっ♪ はげし、すぎっ♪」

しまった、失言だったか、と思ったのも束の間。
相手に、激しく、深く刺激されてしまえば。
少女の体が震え始め、声も、余裕がなくなっていく。

「だ、め、だめですっ♪
 まだ、まだ、あの人との子供も、つくってない、の、に♪」

膣内射精までは、まだいい。少女とて、さまざまな相手にされている。
だが、相手の言葉。そこに、何か、決意のようなものを感じ取る少女。
もしかしたら。本当に、この相手の精を受け止めたら、孕んでしまうのでは。
そんな恐怖が、少女の中に、暗い快楽を呼び起こしてしまい。
いつしか、少女は自ら腰を振ってしまっていた。

リス > 「嬉しそうに、してるじゃない……?イヌ。
 こういうセックスが、気持ちいいのでしょう?奥まで、しっかり犯して、激しくしても良いのでしょう?」

 そういう趣向のお宿だものね?こういうプレイだっていいのでしょう、と少女は問いかける。
 彼女の首筋に舌を這わせてぺろぺろと舐めて、余裕のない彼女の胎内をゴリゴリえぐり、子宮口をどすどすと叩くのだ。
 ぐ、と抱きしめて抱き寄せて。吐息掛かるぐらい近い場所で、甘く甘く笑って見せて。

「でも、イヌ……貴女、自分から腰を振ってるわよ?
 嬉しそうに奥まで飲み込んで、自分から誘ってるじゃないの。」

 本当に嫌であれば、逃げればいいのである、少女は、確かに腕力はあっても唯の町娘であり、彼女の技量が有れば逃げることは容易い。
 其れなのに、自分から押し付けて、腰を振っている仕草に、少女は甘く笑って抱きしめるのだ。
 耳元に唇を寄せる。

「じゃあ、私で最初の子、孕んじゃえ。」

 嬉しそうに囁いて、少女は彼女の子宮口に先端を押し付けて射精。
 どろどろで濃厚な、こってりしたぷりぷりのザーメンが勢いよく吐き出されていく。
 そして、それで終わりではないとばかりに、交尾は続くのだ。

 孕んだかどうかが判るのは、まだ先であろうけれど―――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からイヌさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 湯浴みの場の一角に【ある仕掛け】をしてほしいと、
ここを管理する某かから依頼を受けた薬師の少年。

―――それは「誰も沈まず、溺れずの浮かぶお湯をつくること」

人体の水分との比重を計算して特殊な薬湯を注いだ水遊場の一角は、
見事に何者も沈まず、溺れずに悠然と浮かび、泳ぎ、漂い続けられる、
不可思議なほど人の体を浮き立たせる水面と化した。

「…っふふー… いいきもち……
このまんま、寝ちゃわないように…しないと…。」


水音や波紋を全身に感じながら、ぷかぁ…と大の字で水面で仰向けに漂う小さな功労者。
さながら水遊場のように広い浴槽は、こういった楽しみができるようにか。

一切、硬さや抵抗を感じない極上のウォーターベッドといえる出来栄えに、心地よさそうに浸りきって、目を伏せる。
仮に、眠ってしまったとしても、溺れる心配すら必要ないわけだが。

タン・フィール > 「…そうだっ」

なにか思い立ったようにパチリと目を開くと、
後頭部、首筋、背、腰、肘と、順にゆっくりと浮かぶ水面の上で半身を起こして…
続いて、下半身も起こして立ち上がろうと試みてみる。

「うっ…っく! …っふ、っは…! む、むずかしい、かも…!」

浮かぶ水面は粘土と柔らかさを保ったまま、決して破けぬ水風船のように幼子の脚を弾ませ、滑らせて…
この上で立ち上がるには、なかなかに体幹の強さが必要の様子。

未だ、少年は素っ裸のまま、四つん這いのままぷるぷると生まれたての子鹿のように両手足を震わせるばかりで、
なかなか思い切って二足歩行に移行することができないでいる。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリムリアさんが現れました。
リムリア > 仕事上がりの帰り道
早番であったから日はまだ高い時間なのだけれど、それでも痺れるほどに冷たい風が吹きつけてくる。
流石にこんな日に街中を散策しようなどとは思えずに、向かった先は湯煙を立てる老舗旅館だった。

泊まるとなればそれなりにお値段もかかってしまうけれど、入浴だけならお手頃。
しかも早い時間なら空いてもいるから、ゆっくりもできるわけで。
黒い噂も聞かないではないけれど、まだ明るい時間なら平気だろうと古めかしい玄関を潜ったのだった。

「えーっと……タン君、だよね? なに、してるの…?」

番頭さん(?)にできたばかりの新しい湯殿のことを聞くと、混浴に備えて湯浴み着に着替えてから、ひょっこりと興味本位で覗いてみたところ。
そこには、ぷるぷると脚を震わせながら、何故がお湯の上に四つん這いになっている顔見知りの姿。
幸いにも後ろからではなく、向かい合った状態だったから、悲鳴は上げずに済んだけれど。
相手が素っ裸なものだから、年下とは言え男の子相手なので少し恥ずかしそうに顔だけ出して声を掛け。

タン・フィール > 「っく、ふんっ… うう、えあっ!?」

もう少しで立ち上がれそうだった矢先に、不意に聞こえた声。
それに思わず顔を上げると、力を入れていた手足がずり、と滑ってしまって、
柔らかいゼリー状のマットに大の字で飛び込んだ如く、沈まぬ湯面にばいん、っと弾みながら突っ伏す。

「あっ…リムリアさん…、その、ちょっと、ここの管理人のヒトに、
面白いオフロを作ってみてって言われたから…。

あのね、塩湖みたく、浮力がつよくって…沈まない温泉なんだ、けど。」

大の字の身体はゆっくりと湯に沈んで、白い背中やお尻は徐々にお湯の底に沈んでいく。
…単純に裸を見られたことよりも、実験がてらはしゃいでいた子供っぽい、
無様な失敗の姿を恥じるようにぶくぶくと口元をお湯に隠しながら、
半身までは湯に沈み、首から上は浮き上がる不思議な温泉。

「え、ええとっ、まだ、いろいろ実験中なんだけど…リムリアさんも、ためしてみる?」

と、湯浴み着姿とはいえ、混浴の状況にどきどきと薄い胸を高鳴らせて。

リムリア > すってーん!と転んだ(?)少年に思わず目を覆ってしまう。
けれども鈍い音もしなければ、湯柱が立つようなこともない。
恐る恐る瞳を向けてみると、大の字でお湯の上に乗っかていた。
性格には少し沈んではいるけれど。

「えと、その大丈夫? また驚かせちゃった…みたい?」

扉の影から身を乗り出して、心配そうに覗き込む。
湯浴み着は身に纏ってはいるけれど、薄い布地から覗くほっそりとした素肌は白いもので。
とは言え、少年のきめ細やかな肌と比べれば、どうかは自信がなくなるところ。
一瞬、そんな関係ないことが頭を過ったけれども、とにかく怪我はなさそうでひと安心。

「面白いお風呂…?
 沈まない…? そうなんだ? せっかくだし、ちょっと試してみようかな…?」

その仕掛けをしたのが見知った少年であれば、変なことにはならないだろうとおずおずと姿を現して。
けれども、視線は少年の方ではなく、少し斜め横を向いていたりするけれど。

タン・フィール > 「ああ、うん、だいじょうぶっ! ―――ふふ、ちょっとびっくりしたけど、感想きかせてくれるんなら、大歓迎。」

と、不機嫌になることもなく、すいすいとお湯を掻き分けて進み、
相手が視線を反らせる理由も、幼さゆえのぷにぷにの肌への相手の想いを察する素振りもなく、
見知った顔の来客者を、嬉しそうに出迎えた。

湯船に入るための階段まで近寄り、湯から上がって招く。
「さぁ、こっちへ、どぉぞ」と、無邪気に両手を広げて、
彼女がこちらへと歩みを進めれば、小さな手をそっと差し出して彼女の手を握って、一緒にお湯に入ろうと歩んでいく。

その間に、少女のように華奢な体型、細い首やくびれのない腰、薄い胸、しかして、少年の証である、
可愛らしく小さな突起がぴょんと股から生えているのも見えているだろうが、
年齢故か、ここが混浴だからか、少年はさして気にしていない様子。

…否、気にしていない素振りをして、内心では、年上の少女との混浴に招く状況にどきどきとしつつも、
一人前の紳士ぶってのエスコート。

彼女が1mそこそこの深めの湯に入れば、普段の湯浴みや水遊びとは異なる、僅かな抵抗を感じるお湯に沈みつつ、
両足をぴょんと弾ませれば、空中浮遊のようにしばらく浮き続ける、
不思議なお湯の感触を楽しめるだろう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にソラムさんが現れました。
ソラム > (お邪魔します!!)
リムリア > 差し出された手を取りつつも、視線はやっぱり斜め横
まだ幼いともいえる少年だから、気にしないようにとは思うけれど、気恥ずかしく思ってしまうのは仕方がない。

「わっ……なんだか、変わった感じ……
 弾力があるっていうか……でも、ちゃんとお湯だし…?」

普通のお湯に比べて浮力が大きいせいか、バランスを崩してしまいそう。
危うく少年の二の舞になりそうになって、ぎゅっと繋いだ手に力を籠める。
どうにか転びはしなかったものの、少年のように浮き続けるというのは難しそうで。

「えーっと、こぅ……かな?」

ちょっと不格好だけれど、手を離して犬かきのような恰好
お湯から顔だけ出した状況で、手足を伸ばすとぷっかり浮かび上がり。
お尻のラインがくっきりと浮かんでしまっているのには気づかずに、どうかな、と心配そうに少年の方を見上げてみて。

タン・フィール > 「あはは、ちょっと不思議な感触でしょ?
すごーく気をつけてバランスをとれれば、もしかしたらお湯の上に立てるかも…?って思って、さっき挑戦してみたんだけど…
もうちょっとバランス感覚があったら、いけたのかなぁ。」

と、手を離してから、お湯の感触を楽しむ相手を見守りつつ、
お湯の底に足はつかず、けれども水面にあがりきってしまうこともない、絶妙な浮遊感のお湯。

次いでの、犬かきのような姿勢でぷかぷか浮く様子に、くすくすと笑いながら

「あははっ、うん、じょうずじょうず!
ゆっくり浸かる温泉って言うよりは、泳いでもマナー違反じゃないような、特別な温泉ってことにしたほうが良さそうかな。

お湯はちょっとトロトロしてるから、疲労回復の薬効とか混ぜてもいいかも。」

湯面からのぞきだしそうな、綺麗なラインのお尻の丸みに気づいて、ちょっとだけ照れくさそうに笑ってごまかしつつ、顔はお湯の温度と、相手が薄着であることを意識してしまったほんのり桜色。
ごまかすように少年もふわり、とお湯の中で跳ねて、舞って。

「今日は、お仕事はおやすみ?…それとも、今度はオフロの管理のおしごと?」

くすくすと、先日の邂逅をネタにたずねて。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からソラムさんが去りました。
リムリア > 元々、運動神経が良い方ではない少女としては、多少不格好でもこの程度が関の山
上手く背泳ぎのようにくるりと仰向けになれば、ベッドのように横になることも出来るかもしれないけれど、
それだとちょっと溺れた時に怖いのと、色々見えてしまいそうなので自重しておく。

「立つのはそうだね。私もちょっと無理そうかなぁ…
 うん、ゆっくり浸かるっていうよりは、遊ぶお風呂だね。」

軽くお湯を掻くとすーっと前へと進むのは泳ぐのと同じ感覚。
泳ぐ分ならすぐに慣れて、特段問題はなさそうだけれど、立ち上がるまでいくにはハードルが高い。
大人しくぷかぷかと海月のように浮くだけに留めておき。

「今日のお仕事はもう終わりです。
 お風呂管理まで手を出しちゃったら、それこそお休みがなくなっちゃいますよ。」

下水での害虫駆除なんていう仕事はあったりするけれど、さすがにお風呂の管理は管轄外。
それを言ったら先日のアレも管轄外と言えばそうなのだから、あまり声高に宣言もできない。
連日の仕事の疲れをいやすように、お湯に浮かんだままで、うーんと伸びをする。

「疲労回復のは、欲しいかな。あと冬場は冷え性に効くようなのとかね。」

浮くお風呂でなくとも問題はないのだけれど、そのままお湯に浮かんだままで、欲しい効能を上げてみる。

タン・フィール > 「オトナの人だと、あんまりはしゃいだりしないのかもしれないけど、
ボクなんかは結構わくわくしちゃうな。」

とはいえ、冒険者達も様々な種類がいるもの、中には無邪気にこのお湯ではしゃぎまわる大人げないものもいるだろう。
相手が、今回ここに来たのはあくまで休養のためと知れば

「そう、よかった。 あんまり働き詰めだったら、ちょっと心配になっちゃうもん。

…それじゃ、のーんびり休めるように、なにかお湯に混ぜたげる!」

と、伸びをしながら語る彼女の物言いに、連日様々な仕事をこなしてきた様子を察して、
薬師の本分、癒やしのための温泉薬を調合しようと、
すいすいとお湯を掻き分けて、この浮き温泉を調合していたときに使用していた薬や薬瓶の詰まった鞄へと向かう。

そこで手早く、黄色や橙、桃色などの暖色の粉薬や瓶を選ぶと、
それらを掌に適量眩して、お湯に触れさせないようバンザイをしながらリムリアに近づき…

「はい! 冷え性に効いて、カラダもほぐして…今晩はぐっすり眠れる効能の、温泉薬。
効き目はばつぐんなんだからっ!」

そっとリムリアの手前で薬まみれの両手をお湯に鎮めると、じわりと暖色が煙のように湯に溶け出して、
二人の周囲を温かなオレンジ色の白濁湯に変えていく。

その香りは、柚子やハーブと蜂蜜を混ぜたような安らぐ芳香で、
冷えやすい部位はほかほかと血行が通り、頭はぽわぽわと一日の緊張からほぐれて、
お湯を出た跡に適度な食事と休息を摂れば、快眠へとまっしぐらになれそうな心地よさ。

リムリア > 大人が燥ぐといえば、どんな時かなんてことはあまり考えないようにしておく。
目の前の少年が言っているのはそういうことではないはずだから。……多分だけれど。

「心配してくれてありがとうございます。
 でも、それを言ったらタン君も働き詰めじゃない? 大丈夫?」

自分よりも年下なのに、しっかり自立してがんばっているのは凄いと思う。
それもこうやって自分の得意分野を武器にしているのだから。
鞄の中から諸々の薬剤を手に戻ってきた少年を微笑ましく見つめ。

「ほんとにそんなのあるんだ……嬉しい!
 わわ……あっという間に色が変わって……うん、香りも良いねっ」

適当に希望を言ってみただけだから、そのうちのひとつでも叶えられればいいかというくらいのつもり。
けれども、まさか全部の希望を叶えてくれるなんて、まさしく魔法の薬という感じで。
温かな色合いに染まっていくお湯。透明感がなくなれば仰向けに浮かんでも大丈夫かもしれない。
甘く爽やかな香りもとてもリラックスできるもので、四肢の力を抜いてぷかりと浮かんでみる。

「いいね、これ。とっても好きかも。さすが有名薬師さんだねー」

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にソラムさんが現れました。
ソラム > (修正してきました!!)
ソラム > (了解です!)
タン・フィール > その実、少年が請け負ってきた温泉の改造は、媚薬の風呂やローションの風呂など、
彼女が考えを及ばすのを中断した用途のものも含まれてはいた。

「あー…うん、まるまる休むことってそんなにないから、
こんなにのんびり温泉に浸かるのは、ちょっと久しぶりかもー…。

ボクにも効いてるから、やっぱりちょっと疲れてたのかな。
…依頼通りの温泉にはできたし、ボクももう、のんびり休んでこっと」

と、お湯の中で体育座りの姿勢をとれば、ぷかぷかと器用に丸まったまま浮かんで。
仰向けの姿勢に切り替えてお湯の上に寝転んだリムリアと並んで、
暖かなお湯の温度と香りに包まれて、自分も相手も、うっかり眠ってしまわないように気をつけながら。

「ふふ、即席だったけど、ほんとう? うれしい!
…じゃあ、粉薬か何かに調合して、リムリアさんにプレゼントしたげるね。」


一度お湯の中で大勢を変え、仰向けの相手の手をそっと掴んで、
まるでゴムボートを引っ張って遊ぶように、漂う相手をすいーっと引きながら新薬の発想の恩返しにとばかりに提案して。

ソラム > 「少し邪魔するぜ.......って、うおっ!?」

仕事の疲れを癒すために温泉に来たようだ。
二人のいる所から別の風呂に入るが、そこは固まったゼリー状の湯だったため、下半身が埋まり、身動きが取れなくなる。

タン・フィール > 「あれ? ほかにも、おきゃくさま?」

ぷかぷかと、普通の湯よりも反発と浮力のある湯を漂いながら、
ただの温泉と思って意気込んで入れば足を取られるのも無理はない、と、
湯煙の中で声をするほうに注意を向けて。

「ああ、ここ、今チョット、新しい薬湯の開発中で…
普通のお湯よりも、浮かんだりトロトロしたるする特別製なのっ、 きをつけてくださいねーっ」

と、塩湖のような浮力のお湯の中、 混浴していた少女と器用に浮かびながら仕事帰りの来客者に挨拶をして。

ソラム > 「お、おう!わかった!情報感謝!!」

身動きを取ろうと動きながら感謝の言葉を述べる。
しかし、動こうにも動けず、どうしたものかと模索する。

リムリア > 少年のお仕事の詳しい内容までは知らないけれど、
先ほど少し物騒な単語も混じっていたことを思い返せば、この街ではかなり忙しくはしているのかもしれない。
少年も少しでもゆっくりできるのであれば、それはそれで喜ばしいもので。

「これ、気持ちいいけど……気を付けないと逆上せちゃうかもね。」

ぷかぷかと仰向けに浮かびながら、手を引かれるとお湯の中で漂って。
緩く流れるお湯が心地いい。このまま寝てしまいそうになるからちょっとばかり危険ではあるけれど。

「でもそれって売り物なんでしょ? だったらダメだよ。ちゃんとお金は払うね?」

せっかくのご厚意だけれど、そこはきちんとしないといけない。
ほんの少しお姉さんぶっておく。
あと実のところは下宿にこんな湯舟がないという切実な問題もあったりするのは口にせず。

「あ、他のお客さんも来たみたい。
 そろそろ私は上がるね。タン君も逆上せないように気を付けてね?」

よっと小さく掛け声を付けて、くるりと反転する。
どうにか溺れずに立ち上がれると、小さく手を振って脱衣場の方へと戻っていき―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリムリアさんが去りました。
タン・フィール > 「はぁい、それじゃあ、これもギルドに売り込んじゃおうかな?」

と、本気か冗談か、すくなくとも幼さに対して商魂たくましい一面を見せながら、
先に温泉を上がる彼女を見送って…

次いで、なにやら沈まぬ湯で悪戦苦闘している次の来客者の元へ。

「あれ?おっかしーな…そんなに、うごけなくなるくらい固まっちゃってる?
…ちょっと調合、間違えたかな…」

と、思いの外、浮力や反発が強まってしまったのかも知れないと心配になりつつ、
半身の身動きが取れない相手に近づいて…

「えっと、じゃあ、ひっぱるね…  いよい、っしょ…っと!」

そこがもしゼリー状に固まっているのだとしたら、
まだお湯同然にさらさらとした中央の温泉の範囲まで引っ張ってあげようと、手を引いて。

ソラム > 「んっ!!....どわぁ!!」

思い切り手を引っ張られ湯船から飛び出すと情けなく倒れる。脱出しようと尻尾を出していたが、引っ張られたことによって少年から尻尾が丸見えになる

タン・フィール > 「わわっ、…ええと、だいじょうぶ?」

と、盛大にお湯にうつ伏せで倒れ込み、突っ伏した相手を心配そうに見下ろして…
薬師の少年よりは発達した四肢の少年のお尻からしっぽがぴょんと生えているのを見て

「あ、おにいさん、獣人なの?
うう~ん…獣人のヒトには、ちょっと相性がよくなかったのかな…?」

と、薬師の興味として首を捻って。

「このオフロよりも、あっちのほうが、普通の温泉たのしめるかもだよっ
方向、わかる?」

と、少年もそろそろ湯から上がろうとしていたので、
このままこの湯を楽しむのか、少年おすすめの温泉に移動するか、相手に尋ねて。

ソラム > 「あぁ.....移動させて....もらうおうかな?」

疲労困憊の声色で苦笑気味にそう言う

タン・フィール > 「はぁい、それじゃ、こっちの方…っと。」

そのまま相手を湯面でひきずりながら、浴槽から出して…
湯煙の舞う広大な温泉浴場の内部、簡素な地図のある広間の方へ移動して、地図を指差しながら

「ええと、現在地がここで、さっきの薬湯が、これ。
おにーさんには、このあたりの大浴場がおすすめかな。

ボクはもう上がるから、じっくりたのしんでね。」

ひらひらと手を振って、少年は脱衣所の方へと歩んでいく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ソラム > 「ありがとな!少年!感謝するぞ!」

既に脱衣所に戻ってしまった少年に感謝の意を示すと、教えられた大浴場に入り、一息つく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からソラムさんが去りました。