2019/11/04 のログ
カイン > 「酒…といえば酒造でも回ってみるかね。ここのところ安酒ばっかり飲んでらな」

この宿などで供される酒はそれなりの上物が混ざってはいるが、
やはりちゃんと探さなければ見つからないのが良品というのは何においても変わらない。
それこそ偶然に頼ることもできないではないが、あまり男の好みでもないらしい。
そんなことをつらつら考えて空を見上げると。ふっと自然に息が漏れ。

「やめとこう、酒の事ばっかり考えると飲みたくなる」

かといって仕事の事も問題だなと少し渋い顔になり。

「こうしてみるとあんまり趣味らしい趣味もないな俺…」

自分の無趣味ぶりを自覚して若干げんなりした表情。

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/発展浴場」にレミィさんが現れました。
レミィ > んふぅ、と少しのぼせたような息をついて浴室の洗い場の椅子の上で周囲を見渡す。

「例えるなら、ビュッフェ形式ね」

おっかなびっくりに初めての混浴風呂を体験する少年少女やらガッツリと狩る者の視線を向けてくる性豪風の男女。それらに文字通り精気を抜かれてほんやり湯に浸かっている者。

己はその気質と趣味で「筋肉薬湯」の浴槽から「美女の香水湯」浴槽までも巡り一緒に浸かる男女と軽いスキンシップなど交わした後。

「んー、目移りしちゃうような?」

洗い場で湯を被り、サボン泡立てて掌でぬるぬると全身を洗う間も入浴客の吟味に余念ない。

レミィ > 脱衣場との境を潜り、きょろきょろと湯気の中を見渡しながら浴室に姿を現した女性に目を留める。
年の頃は二十歳か、それより少し若いくらいだろうか。
目が合えばちょいちょいと手招きをして

「こっちへいらっしゃい、背中流してあげるわ。
あなた可愛らしいから特別よ?」

ウィンクを飛ばして隣へ招けば白い裸身へ手を伸ばして触れる。
そんなやり取りが其処此処で行われる発展浴場の一夜の光景。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/発展浴場」からレミィさんが去りました。