2019/10/31 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」にカインさんが現れました。
■カイン > 月が天頂へと向かう頃合い。
月光に照らされた岩風呂の中を一人貸し切り、
ゆっくりと体を伸ばす男の姿が有る。
一度体を伸ばした後、ゆっくりと力を抜いて目を細め。
「はぁ…こうやって一日の締めくくりに湯に浸かると、何というか生き返るって感じがするな。
最近はあんまり風呂に入るってコト自体が出来ない旅ぐらしだったし、
暫くのんびりと街で過ごすのもいいかもしれないな」
街道をゆく商人たちの護衛やら、
大海をゆく船の護衛やらと、正直な所あまり落ち着ける仕事をしてない昨今である。
ここまでのんびりとした時間を取れるのは久方ぶりだとひとりごちながら肩を叩く。
それなりに長く生きてるせいか、どうにも所作がおっさん臭い。
■カイン > 「そろそろ大きめの仕事をするのもいいかも知れないが、どうするかね。
タナール砦くらいならいいんだが、流石に主戦場の方に行くのは気が引ける。
知り合いなんかと鉢合わせたら目も当てられない」
面倒なことになるのが目に見えてるとぼやきつつに、
大きく体を伸ばすと自然に熱っぽい息が漏れる。
段々と軋むような感覚を覚えるようになった体の節々に、
思わず首を慣らし。
「ここらで一度ちゃんと休むか、
街で暫く過ごすかね。…ま、連れ添いも居ないんじゃ酒飲むくらいしかやることないが」
あまり言ったことのない場所の酒場めぐりでもしようかという算段。
既に発想が完全に飲兵衛のそれである。
■カイン > 「酒…といえば酒造でも回ってみるかね。ここのところ安酒ばっかり飲んでらな」
この宿などで供される酒はそれなりの上物が混ざってはいるが、
やはりちゃんと探さなければ見つからないのが良品というのは何においても変わらない。
それこそ偶然に頼ることもできないではないが、あまり男の好みでもないらしい。
そんなことをつらつら考えて空を見上げると。ふっと自然に息が漏れ。
「やめとこう、酒の事ばっかり考えると飲みたくなる」
かといって仕事の事も問題だなと少し渋い顔になり。
「こうしてみるとあんまり趣味らしい趣味もないな俺…」
自分の無趣味ぶりを自覚して若干げんなりした表情。
■カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
また明日、目が覚めた後に入るとするか」
体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 「ああ~……イイ湯だぜ……――」
ここしばらくは戦場から離れ、隊商護衛の任に就いていた。
日没過ぎ頃にようやく街へ帰還し、早速この九頭龍の水浴び場へとやって来たのである。
長期に渡る仕事を終えた後は、この露天温泉に身を浸すに限る――
「おお~……ふぅ~……――」
全身から疲れという疲れがしみ出ていくような快感――
それは、ある意味では色好みの男が好む「快感」に匹敵するものであった。
とはいえ、混浴の時間帯を狙って入浴するあたり、結局下心は隠そうともしていないわけだが――
■エズラ > 十分に温まった男が湯から上がり――
「ようし、いっちょう出かけるか!」
夜の街へと消えていく――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。