2019/10/27 のログ
カイン > 「そろそろ大きめの仕事をするのもいいかも知れないが、どうするかね。
 タナール砦くらいならいいんだが、流石に主戦場の方に行くのは気が引ける。
 知り合いなんかと鉢合わせたら目も当てられない」

面倒なことになるのが目に見えてるとぼやきつつに、
大きく体を伸ばすと自然に熱っぽい息が漏れる。
段々と軋むような感覚を覚えるようになった体の節々に、
思わず首を慣らし。

「ここらで一度ちゃんと休むか、
 街で暫く過ごすかね。…ま、連れ添いも居ないんじゃ酒飲むくらいしかやることないが」

あまり言ったことのない場所の酒場めぐりでもしようかという算段。
既に発想が完全に飲兵衛のそれである。

カイン > 「酒…といえば酒造でも回ってみるかね。ここのところ安酒ばっかり飲んでらな」

この宿などで供される酒はそれなりの上物が混ざってはいるが、
やはりちゃんと探さなければ見つからないのが良品というのは何においても変わらない。
それこそ偶然に頼ることもできないではないが、あまり男の好みでもないらしい。
そんなことをつらつら考えて空を見上げると。ふっと自然に息が漏れ。

「やめとこう、酒の事ばっかり考えると飲みたくなる」

かといって仕事の事も問題だなと少し渋い顔になり。

「こうしてみるとあんまり趣味らしい趣味もないな俺…」

自分の無趣味ぶりを自覚して若干げんなりした表情。

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」からカインさんが去りました。